LCCはまあ…なんというか…正直に言えば評価に困る感じでした
というのも前提が前提なだけに、このヒロインズとの物語が妄想の上に成り立っているってのが頭にチラついて入り込みづらかったって部分があったからです
本編が都合のいい妄想を否定し現実を生きるって流れを辿った以上こうなることは予想できましたが…キャラとのイチャイチャ・くっつくまでのドキドキを見せるFDとしての性質とオチが致命的に噛み合ってなかったと思います
前作のLCCと違うのはその先にヒロインたちと現実を生きるけど隣にはいないとこですね…この当たり前の事実が一番ダメージ入った気がします
飾らず言うなら、この作品があの結末の再確認以上の意味を持てなかった、ということでしょうか
これは決して悪い意味だけのものではなくて、本編のテーマと終わりを絶対のものとする芯がある、とも捉えられます
ただ各ヒロインEND→久野里さんパートって構成は読後感が薄れてちと失敗だった気がする…

久野里さんの話で思い出しましたが彼女のキャラも「君は本当に久野里さんか…？」と神城さんみたいになったのが記憶に残りました
声の変更はまあ仕方ないのですが、やはり種田さんの柔らかくも芯のある声がまだ耳に残ってるうちに真田さんの声へ切り替えるのには結構苦労しましたね…
それも踏まえてFD特有のキャラを過剰に盛るソレとはまた違うようなイメージで…
本編後とはいえ感情に依って動く場面が多いからですかね？激情家な部分は元々ですが甘々すぎてこれは彼女が心を開いたと取るには劇的な変化過ぎてちょっと面食らいました
そんなに設定の粗とかは気にしない方なのですが、ラストのワクワクさんとのチャンバラはちょっと待って！？とも思いましたね
なんというか盛り上がりを作る為に色々とスルーしてしまった気がします
設定・地の文とCGの不整合とか地の文が全画面表示時になったことでオートUIで文字が隠れるとか細かいところが気になってしまうのもネックかも
設定の不整合に関しては本編と小説の間の話として矛盾点多かったのも…むう…

とまあここまで文句ばっかり書いてきているのですが、プレイ後の感想としては（妄想とはいえ）新聞部の面子が楽しそうにしているのはそれだけで「中々楽しいものを見せてもらった」という彼の所感をそのまま借り受ける形になります
あの終わりの上での蛇足と考えれば確かにこの感想に落ち着くのが自然なのかもしれません
それに個々のキャラを可愛く見せるって点でも満足は出来ました
特に雛絵ちゃんルートのクライマックスは言葉選びが上手かったと思います
有村雛絵というヒロインだからこその結末を見せていただけました
うきちゃんはルート無いの！？と当初思ったものですが、あの娘の望みを考えると代わりに結衣・結人ルートが存在することに意味がある気がします
それとエロ要素を思ったよりぶっこんできたのにもびっくりしましたね…コンシューマあそこまでやれるんすね…下品に両足突っ込んでるけど嫌いではないです松岡さんの演技がすごい

あいつ

転じて小説版はメインライターさんでなければ中々に踏み込みずらいであろう所を真正面から描いてきたなと思いました
この手のスピンオフで主人公は出てこず言及されるだけ、というのはよくあることです
ですが本作の場合、彼が出てこないこと自体に大きな意義があり、且つその影響だけを各キャラの変化で示しているのが上手かったんじゃないかと
各キャラの内面と直面する現実、そして彼の決断を受けて変わったことを示しつつ、エピソード間を綺麗に連ねて時系列順に並べていたのも読みやすかったですね
手紙という形で章を跨ぐ構成も、彼がいない中でも時間が進んでいることをダイレクトに伝えて来て切なくなりました
でも告白とダブルデートはびっくりして心の中のエレンが嫌だああああ！って叫んでました…弱いオタク
件の彼自身も悩みながら周りを見ている良いやつなのはわかりますけどね…元々ノベルゲーム畑（ひいてはギャルゲエロゲ畑）の方ではないことが影響してるのかも？

妄想を否定したり妄想に背中を押されたりと色々な非現実の描き方をしてきた妄想科学シリーズですが、この小説って一度も妄想をするシーンが無いんですよね
うきちゃんは家族に踏み込む勇気を出し、華ちゃんはこれまで飲み込んでいた言葉で相手に気持ちを伝え、雛ちゃんは理解と不理解について向き合い考えていました
やりたいことをやりたいようにやっていました
普通と見なされない彼らが考え悩む時間・現実を生きる時間の中で、都合のいい優しい妄想に浸っている暇などないのでしょう
見たいものを見て、見たくないものから目を逸らしていた彼らがそうやって生きていく様は心を打たれるものだったと思います
対照的に終章の彼女はそれ単体では普通なもので、成長を示すわけでもありませんでした
かつての仲間たちとすれ違っただけというなんてことないエピソードでしたが、そのなんてことないことがこの上なく幸福だということはここまで追ってきた人だけが分かる特権かもしれませんね

カオチャLCCはなーまあなーちょっといろいろ言いたくなるのはわかるよ
明らかにリバイブと連携取れてないもんな

>あいつ
妄想の世界に囚われてるよな

これで一通りの履修が済んだ（もう一方の小説忘れてた…）のですが、久々につい派生作品まで追ってしまうような魂のこもった作品でした
他の心に残る作品群と趣が違うのは、幸せになって欲しいという気持ちとあの結末を大事にして欲しいという気持ちがどちらもとても強い状態で同居していることですね
また、本筋があり、絶対的な真実とヒロインみたいなのがあり、そこからヒロインたちが産まれていったような造りなのもあってどうしても個々のルートより本編に話が持って行かれるなとも感じました
ですが嘘と真実というテーマで統一され描かれたメインキャラたちは誰が欠けても片手落ちになるんじゃないかと個人的には思います
それらを踏まえてのラスト
情強という概念に拘り、真実を追い求めていた彼の「知らない」という優しい嘘で下ろされる幕
余すことなく楽しんだ果てに、あの終わりが今更になって沁み込んできました
この作品に魅了された人が多いのも頷けます
表面だけ知って10年近く放置していた情弱でなければ色んな感想がもっと見れたのかなと思うとちょっと残念ですが、これもまた現実ということで…

感想は以上になりますお目汚し失礼いたしました
スレはご自由にお使いください
どうか悔いのない一年を

>カオチャLCCはなーまあなーちょっといろいろ言いたくなるのはわかるよ
明らかにリバイブと連携取れてないもんな
すごい正直に言うならシンプルにキャッキャウフフしたかった…
本編の後って明確にしてるからその後のヒロインたちも妄想で済ますしかないし

>本編の後って明確にしてるからその後のヒロインたちも妄想で済ますしかないし
そこは対になってるカオヘがそういう作りだからそれに倣ったんだろうとしか…

なんかお姉ちゃんが1番可愛かった記憶しか残ってない
どっちのお姉ちゃんも可愛い

雛ちゃんルートは如実に出来良い気がするよねLCC

>すごい正直に言うならシンプルにキャッキャウフフしたかった…
おふざけとしての尾上ルートが事実上ないの哀しい
あとはまあ消えたうきルートの件とか

カオチャのうきルート好きだったからLCCルートなしは当時飲み込めなかったな…

LCCで全員妄想から醒めた時に羞恥でみんな顔真っ赤だったけど
あの妄想って他人のルートも他の人から見えてたんだっけ　だいぶ前だから忘れてしまった

大衆に向けたエンタメ作品としてはシュタゲの方が間違いなく完成度高いとは思う
けどカオチャはその分あの結末を受け入れられる人はすげえ心に刺さって抜けなくなる代物だと思う

色んなADVやってきたけどラストシーン周りに関しては個人的に3本の指に入る
情強から始まり真実追い求めて嘘で終わるのに成長したって言えるのが構成練られまくってるなって

silent wind bellいいよね…
というかカーテンコール→スタッフロール→あのラストの流れがもうズルいよね…

LCCで絶好の機会を活かせず討ち漏らした久野里お前…ってなった

>LCCで絶好の機会を活かせず討ち漏らした久野里お前…ってなった
ただ人殺しになるのもちょっと違うかなって…

後日談小説としても各ヒロインのエピローグとしてもシンプルに出来がいいと思う小説版

本当にどうしようもない終わり方だからこそ尊いんだ絆が深まらないんだ

能力がキャラ造形に関わってるのがいいよねカオチャ
ニアギガロマがカオヘほど万能では無いけどそれが逆にストーリーや戦いに幅持たせてるからけっこう好き

なんかくのさとさんが知らん間に結人くんとおねショタしてる！

おっけいさんいいよね

>うきちゃんはルート無いの！？と当初思ったものですが、あの娘の望みを考えると代わりに結衣・結人ルートが存在することに意味がある気がします
妄想の世界で姉が生きてるのを見せられた結人くん…
まあ強い子だから前向きに捉えるだろうが

結人は急に家族いっぱい消えてるからおねショタくらいしても許される

自称情強と真実を暴くって要素をああいう風に結実させるのすげえよ

伊藤くんと直接会話して和解というか赦せたのはすごいよかったよね

川原くんとかいうヘイトと哀憫の感情を一手に引き受ける道化

最初はカオヘ踏襲したグロメインなサイコホラーかな…と思ってたからこそ目まぐるしい展開と真相に揺さぶられた

科学シリーズのいいとこ取りな気はするなカオチャ
サイコホラーもサスペンスも学生生活もシナリオに組み込んでるし

アニメだけ見て原作積んでるの勿体ないかなぁ
と思いつつやる時間と元気が出ない…

元気がないときにやるゲームではない

>おっけいさんいいよね
いいけどよくない…
私情モリモリじゃないですかやだー！

黒幕がわかった時のタクの慟哭いいよね…
こいつおもしれ…

シンギュラリティネタバレ歌詞の中で一番好き

お姉ちゃんは個別でこれまでの姿を取っ払って戦いに臨むってのがビジュアルで決意を見せる表現としてバチっとハマるよね
というかtrueもそうだったけど美少女ゲームだとまず踏み越えられないとこ突っ込んでくるなこのゲーム…

和久井はなんなの…

>本当にどうしようもない終わり方だからこそ尊いんだ絆が深まらないんだ
残されたもの同士での絆も人間性も深まったし…
約2名はそれに含まれないことそのものが幸せなことだし…

>そんなに設定の粗とかは気にしない方なのですが、ラストのワクワクさんとのチャンバラはちょっと待って！？とも思いましたね
この辺りは特にノリで書いてるな…って感じ強かったな…
本編が無法だった分余計に

主人公とヒロインたちが離別して終わり続編でも現実はそのまま続く
ってのはギャルゲー要素に浸ってる人ほどダメージ受けると思う

貴重っぽい大人のギガロマニアクスはいいのか悪いのか

症候群治ったからといって差別は消えないよねは当然だけど踏み込んでくるとは思わなかった

LCCのおっけいさんはもうちょっと…こう…無かったのか！？って部分はあるわ
ある意味であの二人らしくはあるんだけど白と黒じゃなくて白の皮被った黒が本編なのでは…？

個人的にはシンプルに結人と結衣が可哀想すぎて抜けない

これまでのシリーズ通してギガロマには基本的にギガロマ以外対抗出来てなかったからLCCで対策してた久野里さんには割と驚いたよ
絶対的な力じゃなくなった以上委員会がギガロマ研究打ち切るのもそりゃそうだよなって

ぶっちゃけ当時からずっと後日談小説の方が正史だと思ってるマンだからスレ「」くぅんとは意見が合いそうだ

>アニメだけ見て原作積んでるの勿体ないかなぁ
と思いつつやる時間と元気が出ない…
カットされた部分もかなり多いし作品全体通してのテーマである情強について触れてないから原作をオススメしたい
個別もそれぞれテーマに沿って分量もあるから面白いよ
おかげで総プレイ時間が長いのだけがネックだが

そもそもギガロマって個人に依存しすぎだしね
ノアは壊されたし…

>これまでのシリーズ通してギガロマには基本的にギガロマ以外対抗出来てなかったからLCCで対策してた久野里さんには割と驚いたよ
カオヘのこずぴぃルートとか普通に重火器で殺してなかったか

>個人的にはシンプルに結人と結衣が可哀想すぎて抜けない
幸せな妄想で抜こう！

好む好まないに関わらず時間と元気がないと多分完走できないゲームではある

ノアって副作用特に無いんだっけ
まああんなデカい機械背負ってもな

>LCCで絶好の機会を活かせず討ち漏らした久野里お前…ってなった
撃退できた時点で大金星だろ！

>好む好まないに関わらず時間と元気がないと多分完走できないゲームではある
途中で一旦止まったらそこで手が止まって終わる恐怖はあるよねこのゲーム
だから1週目終わったら一気にオーラスまで駆け抜けるべきゲームだとは思う

主人公の成長物語としてすげえ完成度高い
おかげでプレイヤーの心はボロボロだ

初見の1周目が滅茶苦茶面白かった記憶
くそったれなゲームがくそったれなゲームすぎる…

見返したらプレイ時間50hでそんなに…ってなった

>主人公の成長物語としてすげえ完成度高い
>おかげでプレイヤーの心はボロボロだ
山あり谷ありどころか谷あり谷あり谷あり谷ありくらいなのがな

>見返したらプレイ時間50hでそんなに…ってなった
シュタゲの1.5倍だかテキストあるからな…

カオヘ シュタゲ ロボノ カオチャ オカルナをまとめて一気にやったのでだいぶメンタルに来た

事件を追いかけてたタクが逆に追い詰められてからのスリルはいいんだが後味がどうしてもな

タク（旧）に全く罪は無いんだが結果的にあの事件が起きたこと知ったら本人はどう思うだろうなあ

>くそったれなゲームがくそったれなゲームすぎる…
自業自得なのが酷い
巻き込まれた連中はたまったもんじゃないが

元々他人を見下すタイプだった拓瑠が誰かを想って優しい嘘をつくって終わりがね…

間違いなく面白いんだけど人に勧めるのはちょっと躊躇う作品

>ノアって副作用特に無いんだっけ
>まああんなデカい機械背負ってもな
普通のギガロマはリアルブートする時についでに反物質も生成して溜め込んじゃうから副作用があるって感じだったけどノア2とかリュック型のはどうなんだろうね

舞台上でラストバトルするシチュは綺麗だから好き

>事件を追いかけてたタクが逆に追い詰められてからのスリルはいいんだが後味がどうしてもな
個別ルートすら大体後味よろしくないから華ルートが個人的には結構好きだった
ああこれ絶対妄想オチだな…と察したルートでもあるが

物心ついた時から情報の海にアクセスしてたのがネット出来なくなったらどうなるだろうな？
みたいなエピローグの久野里さんのセリフがなんか印象に残ってる

おぎゃー！ってなる度にPCの画面から目を離してた
おもしれえだろ？

>物心ついた時から情報の海にアクセスしてたのがネット出来なくなったらどうなるだろうな？
どんどん健康になっていく！！

>舞台上でラストバトルするシチュは綺麗だから好き
うおおおおお！熱い展開だけどこれ勝っても絶対なんも解決しないぞどうなるんだ！
解決しねえ！死ねクソ親父！

>舞台上でラストバトルするシチュは綺麗だから好き
ゲームメイカーによって舞台に上がり討ち倒す
→ゲームメイカーを壇上に上げその役目を終わらせる
→普通の女の子が客席(舞台から降りた場所)で涙する
って流れがね…

ラストのセリフがね…
いいよね…

ギャルゲー的ヒロイン要素を一手に引き受ける雛絵ちゃん
LCCのその先見せてくださいよ！

知ってる人？

>ギャルゲー的ヒロイン要素を一手に引き受ける雛絵ちゃん
>LCCのその先見せてくださいよ！
ギャルゲー的展開やってからの個別ルートのオチは反則スよね
LCCは平和でよかった
まあ妄想だけど…

>伊藤くんと直接会話して和解というか赦せたのはすごいよかったよね
あの齢で人生の苦難に遭いすぎだよ結人…
それでいてあの言葉出せるのはもうすげえよ…

>途中で一旦止まったらそこで手が止まって終わる恐怖はあるよねこのゲーム
>だから1週目終わったら一気にオーラスまで駆け抜けるべきゲームだとは思う
1周目やってそれなりのダメージ喰らってしばらく積んでたから分かる
再開したあとは完走するまでノンストップだったけど

超！強い！

>解決しねえ！死ねクソ親父！
ここできっちり殺しちゃってるからタクは普通に殺人犯なのが割と救えない要素ではある
連続殺人の汚名晴らしたとしても

>知ってる人？
──ううん。知らない人

少なくとも年末に遊んだら後味悪い正月迎えそうなもんだがよく遊んだな

プレイし終えて神城さんシリーズ屈指の良い人だわと気づく

タクミしゃんの方はテレビでお騒がせしたエスパー少年って扱いなんだよね世間では

華ちゃんルートが清涼剤と言われるのもわかる本編の精神的ダメージ率
まああのルートも途中までキツいけど力士シールマンでもうどうにでもなーれ！ってなれるから好き

シンギュラリティの歌詞がよすぎて非実在青少年のフレーズ繰り返しで歌詞埋まってるのがつまらなく感じる

もう一個の小説読むと音漏れたんにあやせが狙われてるから気をつけろよって警告してるシーンがあるんだけどいつもの言い回しのせいで伝わってなくてジワる

>少なくとも年末に遊んだら後味悪い正月迎えそうなもんだがよく遊んだな
本編だけならまずそうなる
CRまで読んだらちょっとだけ前向きになれるそんな塩梅

2週目有村ルート推奨っぽいけど最初の個別であれ見せるの割とやる気減退トラップな気がするんだよな
次の週で華ルート見たからギリ許すが…

CC症候群は美少女コンテンツだと禁じ手だよね

委員会関係者以外のメイン大人は良識的だ…

有村ルートちょこちょこおかしいしね

良いですよね久野里さんが当然の様に物干し竿魔改造してディソードもどきな使い方してて...重そう
序盤の新聞部の紹介でこいつの特技は思考盗撮！ってされるおっけいさん
妄想の世界とは言え特技が思考盗撮だぜー！は字面は明るいノリだけど字面が物騒過ぎる...！

シュタゲ→スレ画ルート辿ると脳が粉々になると思う

ううん、知らない人…
でもう涙止まらなかったんだよ…

離別で終わるのいいよね

>川原くんとかいうヘイトと哀憫の感情を一手に引き受ける道化
「頑張れという部外者」
の存在が辛いと言って拓留に大きな共感を与えたのは彼だったという裏設定は大事にしたい
あと単純に序盤の拓留が陰キャの問題生徒すぎて川原くんがノノ関連の嫉妬込みでも眉しかめるのはわからなくない

>離別で終わるのいいよね
お前ほどの当事者が言うなら…