二次元裏@ふたば

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194412 B24/12/22(日)23:40:19No.1265359834そうだねx1 01:07頃消えます
デジモンテイマーのえっちな怪文書書きました
うちの子のプレゼント渡した後です
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うちのこ 399シュヴァルツ
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よそのこ 393黒沢葵(オブシディアナ・アルケア)
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アルケア公式マジでごめんなさい
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/12/22(日)23:41:51No.1265360445+
女の子の部屋は良い匂いがするらしい。
師匠はたまに笑いを取るつもりでラインを下振れした発言をすることがある。と当時のシュヴァルツは軽蔑の目を向けた。
大方、漫画か何かのミームだろう。実体験だったとしてもそれはそういった用途の店の香料だったのではないか。
今時漫画でもそんな表現は見たことがない……彼の読むレパートリーが若干偏っていることは否定できないが、ともあれ人間の匂いは匂い、それ以上でも以下でもない。
224/12/22(日)23:42:02No.1265360519+
「……あの」
「あっ!じゃじゃじゃじゃあ私お茶淹れて来るね……!」
「あっはい」
実際のところは?
緊張して何もわからない。
324/12/22(日)23:42:23No.1265360656+
時はクリスマスイブ。何度かの失敗を経てシュヴァルツがクリスマスプレゼントを葵に渡したのがつい先程。葵の家に両親のケーキを届ける用事も完遂し、
後はリアルワールドのBVの拠点でクリスマスを祝う?とお開きムードになっていたのだが。
『あの、もう遅いし入ってく……?』
との一言。なるほど確かに今夜は寒い、身体を冷やすのは良くないし丁度真後ろの家は暖房完備だろう。
しかし、仮にも異性を自分の家……既に部屋に招くことを、葵はこの時点で全く警戒していなかった。そしてシュヴァルツも。
一室に明かりが付いて、一般的な女子中学生らしい、少し机回りのパソコンが背伸びしていて本棚回りに趣味性の強い漫画とアニメのBDが詰め込まれた部屋に招かれ、二人同時に勘付いた。
これは所謂、踏み込み過ぎた状況なのではないか、と。
424/12/22(日)23:42:37No.1265360735+
「お待たせ、お砂糖好きに使っていいよ」
「あ、ありがとう」
とりあえず一杯戴いたら帰ろう。高度な戦術判断を下したシュヴァルツは葵から紅茶の片方を受け取る。普段はコーヒーの香りが鼻に馴染んでいるが、紅茶のそれもけして嫌いではない。
角砂糖を二つ投入し、スプーンでかき混ぜる。同じく葵も砂糖を一つ入れた。
寒空の中を移動していた身に、内側からの熱気が芯から温まる。はぁ、と一息ついて。気分を落ち着けたシュヴァルツは改めて部屋を見渡してみた。
524/12/22(日)23:43:02No.1265360902+
「ごめんなさい、あんまり片付いてなくて……」
「アスタモンの執務室よりはマシだよ、あそこ図書館みたいに滅茶苦茶古いデータが山積みになってるし。これ何の話?」
「あ、それは『天上の刻』、昔のファンタジーで―――」
事前に招くのであれば、せめて最低限の整理整頓はするべきだった。と葵は恥じいる。学業とBVの任務、デジタルワールドの人助けに奔走する中で、帰ってきた自室の整理も満足に行えていなかった。
しかしデリカシーがないのかあるのか、シュヴァルツは脇目も振らず本棚にあった見知らぬノベルに興味を示したようだ。聞かれたら答えねば無作法というもの、葵は早速その作品の解説に頭が切り替わってしまう。
624/12/22(日)23:43:20No.1265361024+
「どうだった?」
「ここで悪友出してくるのはダメでしょ……めっちゃ泣く……ぐすっ」
「じゃあ最終巻行ってみよっか!」
「待ってごめん……いったん落ち着かせて……ずずーっ」
お茶を一杯と言ったが、これで三杯目である。兄妹愛を軸に天界を巻き込む戦いを描いたファンタジー大作にあっさりハマり、意義のありすぎる仲間の退場に感情を抑えられなくなっていた。
「くすん……本当に色々持ってるんだね葵。ボクも何かこっちで買おうかな」
「そういえば、前発表されてたゲーム、アレはやるの?」
「そうだね、システムがすごく変わるって―――葵はどうするの?」
724/12/22(日)23:43:37No.1265361133+
「私は……もう少しデジタルワールドにいるから、後にしておこうかな」
話が新作に移ったあたりで、葵の空気の流れが僅かに停滞したのをシュヴァルツは感じ取った。
「デジタルワールド?―――年末年始は休んだ方がいいってボスも言ってたよ。ただでさえ何かあったら緊急出動だし」
「でも、困ってる人がいるのはいつも変わらないでしょう?」
……なんとなく、そんな感じはしていた。学業に、BVの任務に、それから、人助け。
824/12/22(日)23:43:57No.1265361273+
まだ強敵を相手取って斬った張ったできるほどではないが、デジタルワールドを廻っては細やかな困難にある人やデジモンに手助けして回っている。あまり自室に戻らないほどに。
今のところメディカルチェックに異常はない。プレイリモンとアルカディモンが付き添っての行動でもあるし、百合からのメンタルケアも継続している。別に無理はしていない、していないのだが。
「…………」
「んっ、……?」
半ば無意識、だったと思う。シュヴァルツが葵の肩を抱いて、身体をぎゅっと寄せたのは。
「シュヴァルツ……?」
「偉いね、葵は……でも、あまり無理はしないで」
間違ってるかもしれない。でも、そう言いたくて仕方なかった。ボスなら人間のコンディションの観点から諭したかもしれない、アスタモンなら何かしら煙に巻いて自分で仕事を片付けるだろうか。
他の知り合いは……むしろ彼らの方が自分を犠牲にして行動したり、関係ある人全部に手を伸ばそうとしてしまうから反面教師にしかならないか。ただシュヴァルツには、他に口にできる言葉は無かった。
924/12/22(日)23:44:13No.1265361372+
その代わり、角がなくなって丸みを帯びた彼女の頭をゆっくりと掌で撫でた。
「……ごめんなさい、ありがとう」
深く屈んで、自分より小さな胸板に頭を預ける形になった葵がそっと目を細める。そのまま微睡むようにふぅ、と息をついた。
1024/12/22(日)23:44:50No.1265361605+
続きはtxtで
本当にすみませんでしたアルケア公式 いっぱいがんばった
1124/12/22(日)23:47:22No.1265362622+
避妊できてえらい!
1224/12/22(日)23:48:12No.1265362990+
お前の努力をずっと見ていたぞ
本当によく頑張ったな
1324/12/22(日)23:50:18No.1265363782+
エッチなことしたんですね!?
1424/12/23(月)00:39:43No.1265381772+
エッチな事したんですね!!


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