二次元裏@ふたば

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708290 B24/12/18(水)21:17:23No.1263961870そうだねx5 22:22頃消えます
デジモンイモゲンチャー三次創作書きました
スーナヤです
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この人たちもお借りしました
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このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/12/18(水)21:17:52No.1263962066そうだねx1
「で…アタシらを喫茶店に呼んだって事は何かあったんだろ」
喫煙席の煙を羨ましそうに見ながら貴緒は言った。
「見るからにおかしいもんね…今日のナヤム…」

喫茶店に三人いや、三傑が集まっていた。
普段は接点も無いのでスマホの連絡程度だがよっぽどの相談がある場合は集まる事が多い。

「…スーザンにクリスマス断られたんですけど何が悪かったんですかね?」
そしてナヤムが呼び出す時は大体、恋愛の相談についてだった。

時は少し遡る。
224/12/18(水)21:18:18No.1263962267そうだねx1
「もう年末かぁ…」
12月のカレンダーを見ながらナヤムは呟く。
スーザンとは去年から知り合った仲で付き合ったのは今年。初めてのクリスマスとあっては意識せざるを得ない。
「なんか…早いデスねえ…」
金髪碧眼の少女は暖かい緑茶を浴衣姿で飲む。
この姿を知ってる少ない一人であるという事実を実感する度に、ナヤムは胸を暖かくなる感覚を覚える。
「なあ…ク、クリスマスだけど…!」
「あ、そうデスね!早く言わないといけないんでした」
ここでナヤムは違和感を覚える。
「クリスマス予定埋まってるのでダメデス」

ショックでその話題をすぐに切り替えて、その後の事はまるで覚えていない。
とにかくナヤムに残ったのは、クリスマスを彼女に断られたという事実だけだった。
324/12/18(水)21:18:52No.1263962512そうだねx1
そして今に戻る。
「なんか…よく思うけど、ベタベタなスーちゃんがこういう時ドライで、ナヤムが弱いの意外だよね」
口元が寂しいのかストローを咥えながら貴緒は言う。
「でもわかるかなあ…俺もオキグルモンと…」
「ハイすとーっぷ。そのまま話したら話題ズレるの目に見えてるんだぞ新郎」
「わかりますよね!蓮也先輩!」
「共感しちゃうか〜こいつら〜」
唯一の女性にして酒が飲める人間は天を仰ぎ頭を抱える。

「そもそも理由なんで聞かなかったのさ!頭抱える前にそこじゃん!」
男性陣二人はそこでようやく冷静になり気が付いた。
424/12/18(水)21:19:13No.1263962685そうだねx1
「…で、こっちに来たでござるか」
路地裏でナヤムはスーザンのパートナーであるコウガモンを呼んで理由を聞く事にした。
「直接本人に聞くのは忍びなくて…」
「怖くての間違いじゃないでござるか?」
「そ、そんな事は今どうでもいいだろうが!」
目の前の忍者栗がため息をつく。
「まあ、いいでござろう。本人が隠してるわけでもないでござるからな」

スーザンは父方の祖父とアメリカ式の家族で過ごすクリスマスを毎年恒例としていた。
母方の家が保守の家風ならば、父方の家風も保守の家系だったのだ。
そんな昔ながらのクリスマスの過ごし方と言うと…

「クリスマス当日から年始まで家族で過ごす…!?」
「もちろんその準備段階からプチ祝日だと言ってたでござるなあ」
ナヤムは頭を抱える。言われてみると思い当たる節が一つあったからだ。
524/12/18(水)21:19:47No.1263962921そうだねx1
去年の12月…
「クリスマスイチャイチャしやがってよぉ…」
カップルになった別のクラスの人間を横目で見ながらナヤムは愚痴る。
「私もちょっとアレは…って感じデスね、クリスマスはカップルデーじゃないデスから…」
その先を続けそうになった所にナヤムは割って入り持論を続ける。
「だよな!たーだイチャイチャしてるだけで…」
苦笑いしながらスーザンは同意していた。今思い返せば、あの時話したからナヤムは知ってると考えてもおかしくはない。
624/12/18(水)21:20:20No.1263963175そうだねx1
「…って事があったからもしかして」
「そこから先は本人と直接一対一でやるでござる」
「ひどい!パートナーがどうなってもいいのか!」
「何時ナヤムと結んだか記憶にないでござるがぁ!?」

「なんの喧嘩デスか?」
二人は声のした方向に振り向く。そこには塾帰りのスーザンがいた。
724/12/18(水)21:20:39No.1263963309そうだねx1
「なるほど…それで」
一連の話を整理したスーザンはどうしたものかという顔になる。

「グランパとの時間は毎年恒例でしたし…そもそも冬休みの予定を考える機会が無かったデスから…」
バツが悪そうにスーザンは目線を下げる。今の学校に来る前は孤立していて、その分家族で過ごしたから今の彼女がある
「僕も思い込みで暴走して本当にごめんっ!」
ナヤムは勢いよく頭を下げる。
「うーん…1か0かみたいなのじゃなくて、二人で予定話し合ったらいいんじゃないでござろうか」
一番二人と距離が近く、かつ部外者でもあるコウガモンは冷静に判断出来た。
824/12/18(水)21:21:00No.1263963431そうだねx1
次の日、こたつで肩を並べながら二人は予定を決めていく。
「じゃあ…クリスマスイブが私たちのクリスマス…でいいデスか?」
「それと、初詣は僕と天音の二人で…と」
ナヤムは彼女と二人きりでのみ使う名前を使うと、少女から肩へ頭を寄せてくる。
「ナヤム……また来年もしましょうね」
924/12/18(水)21:22:53No.1263964284そうだねx1
おわり
グランパは多分テキサスでショットガン撃ってるような奴だと勝手に思ってる
母方のおじい様は名家で親父が婿入りしたっぽいなあとも思ってる
1024/12/18(水)21:29:35No.1263967336そうだねx2
ナヤムはクリスマスに去年は文句言ってそうだし今年は意識しすぎそうだなってなるし彼女出来て内心一番浮かれまくってて欲しい
なんかこいつ可愛いな…?そのままフェアリモンのコスプレしてもいいんじゃないか?
1124/12/18(水)21:31:00No.1263967995そうだねx1
忍者栗になんか吹いた
1224/12/18(水)21:37:54No.1263971309+
実質いちゃつきの出汁にされたコウガモン…
1324/12/18(水)21:42:57No.1263973839+
>実質いちゃつきの出汁にされたコウガモン…
「もう慣れたので変に拗らせないように色恋沙汰に関しては二人のケツを蹴り上げるぐらいにするでござる」
ってなってそうだなってのは書いてて思った
1424/12/18(水)21:48:51No.1263976759+
そういやッチー登録忘れてたなっておもったらされてた
シーホモンありがとう
1524/12/18(水)22:04:54No.1263983946+
イチャイチャしやがって…いいぞ…


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