むむ……今度はずいぶんと低めですね？いささか不安ですよわたしは
でも88で縁起が良いゾロ目もありますし……きっと大丈夫です！
というわけで、あらすじいきましょう！！

遺伝子の謎が解き明かされたこの世界、そこで『生体脳コンピューター』という禁忌に手を伸ばして大きな代償を支払ったわたしこと観測者ちゃん。そうして幽閉されたわたしを、それでもほむらちゃんは『大切だから必要だ』『好きだから欲しい』『手を取ってくれたから自分も手を取る』と励まし、救い出してくれました
そうしてその場を抜け出した私こと暁美ほむらは、以前Syn-893と名乗っていたらしいニセモノのいた拠点でゲノムオーグメンタⅢ用の新しい薬液を作り、移動手段として電動バイクを見つけました。消耗品の補充も含めて準備を終えた私たち二人は、ついにニセモノの本拠地……見滝原山へと向かいます

・ステータス
　ほむらちゃん/私:暴力30/知識50/賢さ60/ループの経験者(基礎暴力値+25,暴力値補正+25%)/時間停止の魔法[習熟](重要な戦闘で暴力値補正+25%,奮闘度+1d25)/洗練された脳(賢さ+20%)/頑健な臓器(暴力値+15%,GS消費-5%)/多産(ふたなり,コミュ力+10%)/生体順応性(GS消費量-5%)/知的(賢さ+10%)/社交フェロモン(コミュ力+5%)/限定的再生能力(暴力値+5%)/強靭(暴力値+10%)/超能力者(賢さ+15%,コミュ力+10%,暴力値+5%)/遺伝子強化戦士(基礎暴力値+10,暴力値補正+5%)/発芽性生体鉱物装甲(GS消費量-5%,基礎暴力値+10)/宇宙怪獣(基礎暴力値+15,暴力値補正+10%,GS消費量-25%,対放射線完全耐性)
　観測者ちゃん/わたし:暴力-(ソウルジェムのみ)/知識37/賢さ69/コミュ力36

・アイテム
魔力追跡装置(充電式携帯可搬型対象指定仕様)
ゲノムオーグメンタⅢ
新型薬液
高速電動バイク

・全体補正
ポータブルガンランチャー:暴力値+50%
クリスタル武具:基礎暴力値+15,GS消費-5%/ガンマ線レーザー砲:基礎暴力値+15
龍鱗装甲:GS消費-30%/PSIシールド:GS消費-15%,基礎GS消費-0.1,基礎暴力値+5(超能力者のみ)
亜空間ドライブ:暴力値+10%,GS消費量-5%/跳躍戦闘:奮闘度がゾロ目、かつ50以上のとき空間跳躍を活かして一時的に基礎暴力値が1.5倍
シナプス反復訓練Ⅰ:基礎暴力値+1,暴力値補正+1%
スカージミサイル:基礎暴力値+25,暴力値補正+25%

わたしの生み出した『わたしたち』の手によって全てを手放した幸福に幽閉されていたわたしでしたが、そこから助け出してくれたほむらちゃんのおかげで再び前を向くことが出来ました。そのまま幽閉されていた拠点を抜け出し、かつてSyn-893を名乗っていた逸脱個体の使っていた拠点へと向かうと……

そこには誰もいませんでした。怪しみながらも拠点の中を探索して『ゲノムオーグメンタ』用の新しい薬液を作り、整備が済んでいた電動バイクで観測者ちゃんとのツーリングを楽しむ私でしたが、ずっとそうしているわけにもいきません。覚悟を決めた私たちは、中腹まで見滝原山を登るルートを進みます！

というところで、前回は終わりました。今回はこの続き、見滝原山中腹の旧採石場跡に到着したところから再開です！！

はじまった

「はぁ、はぁ、ここまで来るのも、一苦労だったね……」
可能な限りバイクで走ってきたのですが、やはりこの山は異物を歓迎しないようです。途中なんども野生動物のような何かに襲われながらも、どうにかここ、旧採石場跡まで来ることが出来ました
『わたしにも身体があれば、せめて交代で背負って走るくらいのことは出来たのですが……ともあれ、あそこに見えるのが入り口です』
観測者ちゃんの示す先、切り立った崖のちょうど根元に、船にある水密扉を幅広くしたような構造物が見えます。鍵がかかっているかもしれませんが、私たち魔法少女なら破れないということもないでしょう

そこへ向かおうとして……
1〜6.「「「待て！！！」」」
7.!?
dice1d7=3 (3)

三人…？

崖の上から、何やら声が聞こえます
「……っと、これは失礼、ほむらちゃんでしたか」
「全くもう、言ってくれたら迎えに伺いましたよ？」
「さぁ、一緒に帰りましょう？ほむらちゃんのための部屋もしっかりありますから」
間違いようもなく、観測者ちゃんと同じ声。その顔もまたほぼ観測者ちゃんと同じで、だからこそ、私は怒りを募らせます

「あなたたちは、観測者ちゃんじゃない！私は、私たちはあなたのたちの親玉を止めるために来たんです。邪魔を、しないでください」
そう答えて、いつでも戦えるよう身構えます
「ほむらちゃん……っ！なるほど、そういうことでしたか」
「どうやってかは知りませんが、あそこから抜け出しましたね？『オリジナル』！」
「ほむらちゃんを唆して巻き込むとは……いくらオリジナルとはいえ許しがたい！」

三角関係？勃発

「そう、ですか。であれば私は戦います。観測者ちゃんを傷つけるのなら、誰であろうと、許しません！」
嬉しいことを言ってくれるほむらちゃんですが……残念ながら、それで引き下がる『わたしたち』ではないでしょう
「……本意ではありませんが、仕方ない」
「後で埋め合わせはします。恨んでいただいても結構」
「痛かったらすみません……全力で、行かせてもらいます」

そうして、崖の上から戦闘に特化した『わたしたち』が降りて来ました
その数、実に
1.6体
2.(1d11体で再判定)
dice1d2=2 (2)

dice1d11=9 (9)

結構多い

降りてきたのは、実に9体もの個体。そのどれもが、戦闘に特化した個体
おまけに、その腰には初期型のゲノムオーグメンタを簡略化したような装置が巻き付いていて……

『Spider's ability!』『Bat'ｓ ability!』『Hornet's ability!』『『『『『Migratory Locust's ability!!!!!!』』』』』
「選択的エピジェネティック変異機構簡易ゲノムオーグメンタ量産型です。では……「「チェンジ！！！！！！」」」
『『『Augmentation!!!』』』

既に装填されていたらしい……あるいは、元から内蔵されていたのでしょうか？薬液が流し込まれ、あの個体たちの姿を改変します
『相変異型戦闘個体、ここで来ましたか……』
「知ってるの？観測者ちゃん！」
『えぇ、ゲノムオーグメンタの使用を前提とした、最強の戦闘個体です。11体しか作れていなかったはずですが、まさかここに9体もやってくるとは……』

これ勝てるのか？

「そんな、あの全員が、ゲノムオーグメンタを使った私と同じくらい……？」
『いいえ、アレらは元の肉体の時点で戦闘に特化しています。ほむらちゃんが使うより、もっと強いと考えられます』
「それが……9体も？」
『ええ。正直に言って、真正面から戦って勝てる相手ではありません。ですが……わたしたち二人の目的は、何もあれらの殲滅ではありません』
それに、わたしはさておきほむらちゃんを相手に本気の本気をぶつけて来るとは……流石に考えにくいです
「そっか、じゃあ……」『適当に戦って、隙を突いて扉の向こうへ飛び込む。それがわたしたち二人の勝利条件です！』

それに、こちらに有利な条件は、もう一つあります

あれは栄光の9人観測者ちゃん…

固有魔法か

ほむらちゃんが魔法少女の姿になり、向かって来る『わたしたち』を迎え討とうと火器を向けて
『わたしたち』がその射線を避けながら迫り、しかし致命的結果を招きうる武器は使えず……

ほむらちゃん("時間停止の魔法[習熟]":重要な戦闘で暴力値補正+25%,奮闘度+1d25)/相変異型戦闘個体×9("非殺傷":基礎暴力値1/2,奮闘度4/5)
・暴力値
388/405×9=3645
・奮闘度
dice3d100=30 39 36 (105) (3つ目の出目の1/4をほむらちゃんの奮闘度に合算)
・特殊勝利条件
ほむらちゃん:"戦域の突破"計算後の戦力値が相手の1/2以上であれば勝利

なんか作画が悪い戦い

ほむらちゃん:15132
相変異型戦闘個体×9:25272

片や非力ながらも全力を出せて、しかも魔法少女なほむらちゃん
片やただでさえあまり傷つけたくない相手な上に数が多すぎて却って戦いにくい、戦闘特化とはいえ魔法少女ではない相変異型戦闘個体たち
小手調べめいた牽制の応酬が数度ありつつも、ほむらちゃんはなんとか食い下がり続け……
「むむ……流石はほむらちゃん、しぶといですね」
「ですが、魔力は使えば使うほど消耗します。流石に死にたくはないでしょうし、どこかで切り上げて降参s」

ｶﾞﾁｬｯ

『ナイスタイミングですほむらちゃん！今のうちに……！』
「このまま、通り抜けて……！」

ギリッ

「えっ？」『うん？』
何か糸のようなものが、ほむらちゃんの身体に引っ掛かって

対策済みか

・訂正(基礎暴力値1/2と×9の部分)
相変異型戦闘個体×9:113724

「ご存知でしたか？蜘蛛の糸ってとても強靭なんですよ」
どうにか、全身を巻き取られることだけは避けたのですが

「こうして触れている間は、その魔法で止まらない……ですよね？」
Spiderの薬液を使っている個体からは、逃げ切れないようです

ここでクモかあ

というところで、赤字なので続きは次のスレで！
どうなるわたし！どうなるほむらちゃん！(続きます)

おっ続いた