原作では遊矢を試す為に行われた決闘だけど自作では赤馬にとっては試すのもあるが遊矢へ の負い目により生まれたわだかまりを解消する為でもあり遊矢にとっては自分の先を征くライバ ルに今までの決闘で培ってきた全てをぶつける闘いでもあった 赤馬操る異次元の王に遊矢は融合ペンデュラムドラゴン達や儀式融合シンクロエクシーズの知 らないオッドアイズ達を従え立ち向う そして決闘も最高潮を迎え始まるのは原作通りの覇王黒竜vsカリユガの一騎打ち ミスディレクションの翼で相手フィールドのカード全てを封じスノーマン・エフェクトで知らないオッド アイズ達の攻撃力を覇王黒竜へと結集させ 、最後の一撃を放つ──── しかし、赤馬はトランザクション・ロールバックを発動し自身の墓地にある巨神封じの矢をコピーし て覇王黒竜の攻撃力を0にしカリユガで返り討ちにする 玉座に座る異次元の王に反逆せんとした覇王の牙は喉元に届く直前に叩き折られてしまい、榊 遊矢は赤馬零児に2度目の敗北を喫す──── 「おやおや〜?そんなトコで佇んでどーしたのかな、悩める少年よ!」 「千束さん……」 「いやー、強かったねぇ社長!まさかトランザクションロール・バックを使って逆転するとは……私 との決闘での意趣返しのつもりかあんにゃろ〜!」 「えっ!?千束さんも零児と決闘したの!?」 「前に一回だけね。ま、結果は引き分けだったんだけどさ!流石にあん時は肝が冷えたわ〜」 「そっ、か……」 「……どうだった?」 「え?」 「もう一回決闘してみてどう感じた?」 「……改めてスゴいって思った。プレイングも、戦略も、戦術も、何もかもレベルが違ってて───強 さの奥底が全然見えないんだ」 「今の自分が持てる全力も出し切れたし、後悔はないよ。でも……やっぱり、勝ちたかった…… っ!」 「────よく頑張ったね」 「うっ、ううぅ……っ!」 「だいじょーぶ、大丈夫だよ。今ここには私しかいないさね、だから思いっきり泣いちゃえ」