「まったく、私にトレーナーなど必要ないのに……」 タッカーは不服そうに呟き、待合室へと向かう。 格闘大会でラモンに負けてから不調のタッカーを気遣い、商会で見つけたトレーナーらしい。 が、今まで独学でトレーニングをしてきたタッカーからすれば何故今更と思わざるを得ない。 しかも今日が初顔合わせなのだ。 タッカーのことを全然理解できていない相手がトレーニングメニューなど組めるはずもない。 そんな思いを抱えつつ、待合室にたどりついた。扉をノックするが反応はない。 不在なのだろうかと思っていると、突然勢いよく扉が開け放たれる。 「おおっ、あなたがタッカーさんっすか!はじめましてっす!さ、中へどうぞどうぞ」 馴れ馴れしい態度で入るように言われたので、タッカーは不機嫌そうに待合室へと入る。 部屋で待っていたのはラフな格好をした若い青年一人。 背丈はタッカーと同等かそれ以上、鍛えているようで筋肉のついたガッチリした体型。 実績あるトレーナーとはいい難い雰囲気だし、タッカーの知り合いにはいない容姿だ。 「どうぞこれから仲良くしてもらえればっす。よろしくっす!」 「私は君のような男と仲良くするつもりはないんだがね」 タッカーは吐き捨てるように言う。 「まあまあ、そんなこと言わずに。オレは最近トレーナーとして商会に雇われたんす。格闘技のことだったらオレにまかせてくださいっす!」 そう言って、トレーナーの男はぱっちりとウィンクした。 「いや……まあいい。それで、君が私のトレーニングを見てくれるということか」 「もちろんっす。オレに全て任せてくれて構わないっす」 「ふうん、そうかい」 タッカーはいかにも怪しさ満載な青年を訝し気に見ながらも、頷いた。 「で?君は私にどんなメニューをやらせるつもりなんだ?」 「格闘技を上達させるために必要なトレーニングをいくつか考えたっすよ。まずは……そうっすね」 男はタッカーをじっと見つめてくる。 その視線には、明らかに欲望の色があるように見えたが、タッカーには分からない。 やがて、男は大きく頷いてこう言った。 「タッカーさんは足技を使って攻撃する格闘家だから、足腰を鍛えないといけないっすね」 「まあ、それはそうだが……」 足腰を鍛える。確かに大事なことだ。 だが、それが特別なトレーニングなのか? スクワットで下半身を鍛えるのが普通だろうと疑問に思いつつも、男の話を聞くタッカー。 「それじゃあ、まずは股を開いてくださいっす!そのタイツ履いたままでお願いするっす」 「……?ああ、わかった」 ハイレグのタイツスーツに包まれたままのタッカーが、言われるまま足を開き、股間を強調する。 タイツによって形が浮き彫りになったムッチリとした逞しい太腿から膝、脹脛にかけての引き締まり。 そしてもっこりと膨らんだチンポに興奮を隠し切れず、トレーナーが舌なめずりをする。 身体にピッタリとフィットするタイツを着用しているので、チンポの形状が丸わかりだ。 だがそんな男の様子に、世間知らずな御曹司が気づくことはない。 「タッカーさんって凄くいい身体してるっすね~」 「ふん、当然のことだ」 タッカーの口振りからは驕りや高飛車さは感じられないが、どこか自信に満ちている。 「たまんないっす。さすがタッカーさん、股間もご立派そうで嬉しいっすよ。この雄っぽさ、素晴らしいっす」 「当然だ。私を侮ってもらっては困る」 トレーナーの褒め言葉にイヤらしさが混ざっていることに、タッカーは気づく様子もない。 「でも、これじゃあラモンさんに負けちゃうのも当然っすね」 「なんだと……!?」 トレーナーの言葉に、タッカーはムッとした。 「足を開いてもらってわかったっすよ。タッカーさん、全然鍛え足りないっす」 「そんなはずはない!具体的にどこが物足りないんだ!」 「そ・れ・は……ここっすよ」 そう言って男はハイレグでもっこりと膨らんだ股間を指先でぷにゅりと押した。 予想外の行動に、タッカーはピクリと身体を震わせる。 男はそのままチンポをさわさわと撫で始める。 「んうっ!?なっ、何をするんだ!?」 突然股間を触れられて狼狽し、タッカーは動揺の声を上げた。 男は気にした素振りも見せず、そのまま股間を擦り上げて来る。 「う……や、ひゃぁあん……っ」 股間を擦られる未体験の感覚に驚愕しつつも、チンポに伝わってくる微弱な刺激の心地良さに思わず声が出た。 太腿をピクンピクンと震わせ、そのまま仰け反るように悶える。 「あーあー、そんなエロい声出しちゃって……やっぱ鍛えてないじゃないっすか」 タッカーの股間を弄くった張本人が呆れたような調子で言って来たため、タッカーは羞恥に赤くなりながら抗議の視線を向ける。 「おっと失敬。ちょっと確かめたかっただけなんすけどね」 「確かめる、とは?」 「タッカーさんがどういう体なのか、という意味っすよ。だってタッカーさんってラモンに負けたじゃないっすか」 「……あれは偶然だ」 「いやいや、実力の差っすよ。とはいえ、あと一歩の所まで追いつめたのに負けた原因は……」 男は再びタッカーの股間をなぞるように撫でる。 「そう、勝敗を分けたのはチンポっす。ここをもっと鍛えてれば逆転のチャンスがあったっす」 タッカーの股間に顔を近づけてくるトレーナー。 熱っぽい吐息を感じてしまい、またしてもピクン、と太腿を震えさせるタッカー。 その様子を確認してからトレーナーは顔を離す。 「うっ、んあっ……そ、その、それは本当なのか?」 「ええ、そうっすよ。だから、これからは股間に刺激を与えて鍛えるトレーニングを行うっす。んじゃまずは手コキっすね」 そう言ってから男はタッカーに近付き、股間の前に屈みこむ。 「て、てこき?」 聞き慣れない言葉にキョトンとした表情を浮かべるタッカー。 トレーナーはハイレグ状に包まれた股間にそっと触れた後、指先で円を描くようにさすり始めた。 「はっ、あっ……んぅ……!」 タイツ越しのチンポの輪郭がクニッ……クニュリッと変形し、それに合わせてタッカーが小刻みな快感を堪能しているのがよく分かる。 切れ長で凜々しい目鼻立ち、そして鋭利な美形という表現がピッタリ合う、端正に引き締まった顔が次第にとろんと蕩けていき、色っぽい艶が浮かび上がってくる。 「んっ、あぁっ、ん、んぅ……、な、何を、する気なんだ?」 「これからタッカーさんは、オレに手コキされるところっす」 「ま、待ってくれ……てこき、とは、なんだ……?」 タッカーには全く聞き覚えがなく、戸惑うことしか出来なかった。 「手コキって言うのはこういう事っすよ。チンポをこうやって手で……」 説明している男の手つきはだんだん卑猥になっていく。 ゆっくり撫で回すように、チンポの形に沿って刺激をしていく。 それを目にしていると、タッカーは不覚にも股間のモノが反応を示し始めていた。 (な、なんだ、これは……) 初めての体験に戸惑うタッカーだったが、自分の意思と関係なく身体が昂りを見せていく。 このもどかしく恥ずかしいような感覚は、あまり良い気分とは言えないものだった。 (こ、このままだと、何か、変だ。はやく離れてくれなければ、私は……) 心の中で必死に願うものの、その願い虚しく……タッカーの股間はどんどんと勃起していき、やがて完全な姿となる。 「うっ、ううっ……!ああっ……!」 勃起しきったタッカーのチンポがタイツ状の薄い生地を押し上げて天を突く。 その際に発生した摩擦感によって甘い呻き声が出る。タッカーは恥ずかしすぎて赤面した。 「すっご……こんな立派なのがおっきしてくれたんっすね」 「んっ、あうっ、やっ、やあっ……!」 その言葉と共に男の手の動きが速くなる。 男の手が激しく動いてくると同時にタッカーの呼吸は更に荒く乱れ始めていた。 そんな様子のタッカーを見ながら、トレーナーは手を伸ばし、タッカーのタイツに指をかけて、ゆっくりチンポを取り出した。 ハイレグからはみ出すようにムクッと露になるチンポ。それを目の当りにして、タッカーも流石に何をするつもりなのか察しがつく。 「ま、まさか私のチ、チンポを直接……!?ダ、ダメだ!汚いし……そもそも何のためにそんなことを……っ!!」 「チンポを鍛えるのは必要不可欠なことっす!ここをしっかり強くしておかないと、いざという時困るっすよ?」 「そんなわけあるはずが無い!」と言いかけるが、男が当たり前のことのように語るものだから、タッカーは言葉を飲み込んでしまった。 疑問に思いつつ、相手がどうするのか見守っているタッカー。トレーナーはそのまま続けた。 「さあレッスン1っす。射精せずにどこまで我慢できるかチェックするっすよ!」 「しゃせい……?ん、あぁっ……んッ♡」 男はタッカーの勃起チンポを手の中に握りこんで扱き始めた。 最初は緩かった動きも次第に早くなり、やがて強く激しい動作へと移っていく。 タッカーはその刺激に耐え切れなくなっていた。 (ぐっ、あ、あぁぁっ) タッカーは声を抑えているが身体の反応から既に快楽に溺れていることは明らかであり、それはトレーナーにも伝わっていただろう。 必死で射精を我慢しようとしているようだが、初めて受ける他人によるチンポの手淫はあまりに気持ち良すぎたようだ。 タッカーは身体をビクビク震わせ、あっけなく限界が訪れようとしていた。 「まっ、んっ、やああっ……!」 「あれ?どうしたんすかタッカーさん?」 「な、何か、来て、来てるっ!チ、チン……ポが、疼いて……!」 タッカーは涎を零しながら、ガマン汁塗れの剛直を見つめつつ、焦った顔で叫ぶ。 もう限界が間近に迫っていることに本人だけは気付いている。 「大丈夫っすよ、そのままイってみましょっ!ほぅら、こうすると最高に気持ち良くなるっす!」 「やあああッ……ダ、駄目だぁっ!これ、以上、したらっ……何か、漏れる……出るぅ……ッ!」 タッカーが切羽詰まった叫び声をあげ、脚先の指はピンと突っ張り、逞しい両足全体が小刻み痙攣しはじめた。 全身に汗を流し、切なげに悶え喘いでしまっており、そこには普段の厳めしい彼はいなかった。 今はただ快感の虜となりつつある一人の雄でしかない。 そしてとうとう、決して止めようのないその瞬間はやってくる。 「いぎっ……あっ、ぐ、おおっ……!だ、ダメ、ダメ、ダメ……!」 「おほっ~っ、すっげ……っ!!」 おしっこを漏らしてしまうと勘違いしてるのだろう。 タッカーは全身に力を入れて、必死に漏らすまいと耐えようとしている。 顔を真赤にしながら涙目で、頭を何度も左右にぶんぶんと振っている姿。 タッカーが今まさに絶頂に至ろうという瞬間、トレーナーは喜色満面でそれを見ていた。 この瞬間が楽しくてしょうがなく感じている様子だ。 「ダメだああっ、あ、ああっ、あぁ、で、出……あ……ぁっ!」 ビクッ、ビュプッ!ビュー、ビュククゥ―――ッ!! 「やっ、やあああああーっ!みっ、見るなっ、んっ、はああああああっ……!!」 下半身の痙攣と共に迸る大量の白濁液。 勢いよく噴出されてゆく精液の奔流。 ガクガクと足を震わせながら、タッカーは初体験の快感に溺れていた。 「あぁ……私のチン、ポからこんな……っ!」 「うおー!いっぱい出てるっすよタッカーさん!」 トレーナーの青年が感嘆の声をあげながらも、手の動きを止めようとはしない。 それどころかタマを優しく揉みこんだりなど更に追い打ちをかけてくる。 その刺激がもたらす快楽に、タッカーはもう抗えずただされるままになっていた。 「やっ、あああっ!チンポ、あうっ、チンポ、触っちゃダメっ……!」 「遠慮せずどんどんイってくださいっす!」 「あがっ♡そ、それ、それ以上は……もうやめっ!もう、もうダメだから……っ!んあ、あッ……あッ!あッあああっ!」 タッカーの肉体は再び激しい収斂を繰り返し、今度は一気に限界点を越える。 ビクビクと腰全体が激震する中で、タッカーは二度目の射精を迎えることになってしまった。 ドビュルルーーーーッ!!ドクッドクドクッ!ドプッ、ビュククゥーー! 「あっ、ああああああーっ!ひゃ、ん、ひあああああああーっ!!」 敏感になったチンポから、先程よりも多量の精液を噴きあげてしまう。 ビクビクと何度も痙攣を繰り返し、口元からはだらしなく涎を垂らしながら惚けた表情を浮かべるタッカー。 荒い呼吸を繰り返しながらへたりこんでいるが、チンポはまだビクンビクンと勃起しており萎える様子がない。 「んー、タッカーさんってクソザコチンポっすねえ。こんなんじゃ勝てるわけないっすよ」 「あう……はぁ、はぁ……そ、そう……なの、か……?」 「ええ、でも大丈夫!これからはオレと一緒に頑張っていけばきっともっと強くなれるっす」 タッカーは男の言葉には特に何の疑いも持たず、信頼した表情で見ていた。 「わ、わかった……よろしく頼む、先生」 「はい、よろしくっす」 タッカーは男の言葉を疑うことすらない。 そんな純粋すぎる愚かな御曹司を自分のオモチャに出来る……その暗い欲望が湧き上がり、男はニヤリと笑みを浮かべた。 *** 「タッカーさん、さっき手コキで射精しちゃったじゃないっすか」 「その……気になっていたのだが、しゃせい?とはなんだ?」 「ほら、チンポからびゅびゅーって白いのが出て気持ちよくなったやつっす」 「ああ、あれのことか……確かにすぐ出してしまったな」 「手コキに耐えて、すぐ射精しないように成長できるかどうかが鍵っすね」 「そう……なのか?」 「そうっす。それでですねー、これからのトレーニングは、まず最初に手コキされて耐えるところからっす!」 男は満面の笑みを浮かべ、シコシコと手を上下に動かすジェスチャーをする。 その様子を見ながら、タッカーは真剣な表情で話を聞いていた。 「最後はイかないように我慢強くなるまで続けるっす。これならタッカーさん、確実に強くなれるっす」 「そうなのか」 タッカーはまだピクピクしている自分のモノに視線を向ける。 この逞しい剛直チンポは未だに勃起状態を維持したままだ。 さっきはあっけなく射精してしまったが、もしかしたらもっと耐えることができたかもしれない。 もっと強くなるにはこの状態から脱しないことには始まらない、なら今の自分がどれくらい我慢できるのかを試してみたかった。 「……よし、先生。その……もう一度、手コキをしてくれないか?心構えができた上で耐えられるか試したい」 「いいんすか、タッカーさん?イったばかりの手コキはオチンポが滅茶苦茶感じて、さっきみたいに喘いじゃうかもっすけど」 トレーナーの青年が確認すると、タッカーは恥ずかしそうに顔を真っ赤にした。 さっき痴態を見せつけてしまったことを思い出したのだろう。 だが、トレーニングのためと覚悟を決めたのか、顔を上げて頷く。 「構わない。もう一度、手コキを頼む」 「オーケー、じゃあ始めるっす」 トレーナーが手をタッカーのチンポに伸ばし、擦り始める。 タッカーは身を預けることにしたようで、身体から力を抜くことに徹している。 トレーナーの手の感触を味わって、肉体の反応がどう変わるかということも気になっていた。 トレーナーの指先が、タッカーの亀頭の先っぽを優しく撫ぜた途端だった。 タッカーの股間部に電流のようなものが走ったのを感じてしまうほどで、思わずビクッとした。 「ああうっ!?」 (手が、当たっただけなのに……まるで電撃みたいに……!) 手はゆっくりと、タッカーの一物全体を包んで行ったと思った矢先、強弱の差をつける様にして刺激を与えていく。 それが気持ちよすぎた為か腰が自然と揺れ始めてしまったようだ。 トレーナーの動きも速まり、その分だけ強く激しく責め立てられることになる。 「あああ、先生……うぁ♡はぁ♡あ、あああっ、あぅ」 「タッカーさん、すげえ感じやすいんすね。ほら、もうチンポから我慢汁ダラダラ出てるっす」 タッカーのチンポの先端に目を向けると、透明な汁が溢れ出している。 「な、なんだ、こ、これはぁっ……♡」 「チンポが気持ちいいと思ってる時に出てくるエッチな汁っすよ」 タッカーの羞恥心を煽るように、ニヤニヤと笑いながらトレーナーは言葉を続ける。 「つまり、タッカーさんは我慢出来ずにすぐ気持ちよくなっちゃうダメな子ってことっす」 トレーナーは更に激しく、強く責めていく。 「うあ、あ、あ、先生、もっと、ゆっくり……!」 「何言ってるんすか、タッカーさん。まだまだ鍛えたりないっすよ」 「あっ、んぉっ、せ、先生ぇ、待ってくださいっ、ダメっ!そこ……っ!触らないでくれ……っ!」 タッカーの声からは切迫感が窺え、まさに限界のようだった。 「ほら、タッカーさんはここ弱いんっすね、先っぽ、ヌルヌルで気持ちイイところでしょ」 「ひあああっ!先っちょ……ダメ……っ!それ以上されたらっ、すぐに出ちゃう……からぁ……ッ!!」 「じゃあ、ザコって認めるっすね?今のタッカーさん、すげえザコチンポ」 「いやだっ!違うっ……そんな、こと……絶対に、ない……!」 トレーナーが耳元で囁きかける言葉を否定するようにタッカーは叫んだものの、既に限界ギリギリまで追い詰められている。 タッカーは全身に力を込めた状態でトレーナーの責めを受け入れており、身体の反応が大きくなる。 トレーナーが手の動きの速度を上げたことにより、その快楽も大きくなっていった。 タッカーが快感に耐え切れず腰砕けになる瞬間も近い。 「へー違うんすか。じゃあ……これくらい耐えられるっすよねえ?」 男は力強くチンポを握り、勢い任せにシゴき始めた。 それも単純な上下動のみならず、亀頭部への刺激も織り交ぜて来ている為、タッカーもたまらず悶える。 「あひぃっ!?あっ、や、ああっ!チンポ、チンポはげしっ、うああああっ!?」 その顔は蕩けて歪んでおり、まともにトレーナーの顔すら見ることができないらしい。 とろんと瞳を垂らし、眉もハの字に曲がってしまっている。 そのままタッカーは足腰をガクンガクンと震わせる様は、普段の姿から想像も出来ない有り様だ。 「や、ダメ!ああああぁっ、ダメだっ!漏れ……あっ、お、奥から来てる!先生っ!うっ、ああっ、ダメ、ダメ、チンポ、チンポだめえええっ!」 タッカーが苦しげな声を絞り出し、そしてついに限界が訪れてしまったようだ。 「うああああっ、あっ、やっ、出る!出ちゃうっ!うああッ、ああああぁあアアアっ!!」 ブピュル、ブシャッ、ブピューーッ!ビュルルーーッ、ビュグ……ビュグ……ッ!ドピュピューーッ!! タッカーの悲鳴のような喘ぎ声を合図にするようにして、再び大量のザーメンが噴射された。 「あ、あ、あ、チ、チンポ……止めて……ああっ!」 タッカーの射精は止まらなかった。腰から下が大きく跳ね踊って、絶頂の快楽を貪欲に味わう。 「あーあーあー。1回ヤったから平気かと思ったけどこれじゃ全然ダメっすねえ」 トレーナーが残念そうに呟いた言葉を耳にしても、それに反論できないほどタッカーは呆けた顔だった。 連続で射精をし続けた快感と衝撃で、どうやら意識を失ってしまったようだ。 「ククク……タッカーさん、明日からたーっぷりトレーニング頑張ろうっす」 *** 翌日。タッカーの自室にトレーナーが来て、チンポの鍛え方について説明を始めた。 「いいっすか?タッカーさんはこれまで格闘家として弱点を鍛えて来ませんでした。それがチンポっす」 「ああ、そうだな……」 タッカーは素直な態度だ。彼にエロ知識はまったくと言っていいほどない。 チンポを鍛えれば格闘技も強くなると、本気で信じ込んでいるのだ。 それに付け入るかのようなトレーナーの話を、彼は何の疑問を持つことなく真剣に聞いている。 昨日、トレーナーに弄ばれたのを自らの実力不足だと思い込んでいる様子だ。 「手コキにすぐ負けてしまったタッカーさんはザコっすけど、今のまま頑張れば確実に強くなるっすね。具体的には……オナニーで特訓っす」 「オ、オナ……?それは、何をするんだ」 「そうっすか、じゃあ教えてあげるっすよ、よく見といてくださいねー」 トレーナーが服を脱ぐと、タッカーの前には見事なまでの勃起チンポが飛び出した。 それもかなり大きい。タッカーが思わず生唾を飲んだ。 まさか自分がこんなにもチンポを意識するようになるとは想像したことすらないだろう。 トレーナーは自分の肉棒を扱き始める。すると段々硬くなっていき、ビクビク動く。 その姿をタッカーの方へ見せつけ、自分が興奮していることをアピールしはじめた。 (な、なんだ、この姿は……なぜ、私は……こんな……!?) いつの間にか、タッカーも釣られて勃起してしまった。 昨日も散々手コキされてイカされてしまったが、あの快感をまた味わいたい。 そういう欲求が湧いたのだ。トレーナーがタッカーに近寄って、耳元で囁き始める。 昨日のような情欲に塗れた声だ。 「ああ……タッカーさんがオレの股間を見ながらおっきくしてる姿、たまんねえっす……タッカーさんのそのチンポ見たら、我慢できないっす」 「お、おい。どうするつもりだっ。私は格闘家として強くなって、ラモンを打ち倒さねばならぬというのに何を……」 「これが、オナニーっす。自分のチンポをこうやってシコシコして、気持ちよくなるんすよ」 「な、何!?」 「ああ……タッカーさん見られてると思うともう……やべえっすよぉ。早く出してー……」 トレーナーが激しく自分のチンポを擦る様を、タッカーが信じられないといった風に注視した。 だが、トレーニング中ということですぐに正気に戻り、タッカーも同じように己のチンポへ指を這わせようとする。 昨日のようなあの手コキで射精する瞬間を想像しながら。 意を決したタッカーは、恐る恐るといった感じでハイレグのタイツの下半身部分を少しまくってみせた。 そのまま彼はゆっくりと手を伸ばしていき、チンポにそっと触れた。 「んっ……」と甘い声を上げた後、彼は自分のチンポの大きさや感触を確認するために軽く撫ぜ回している。 「おほっ、これは大きいっすね……タッカーさんもチンポ凄いの持っているっす。俺も負けていられねっす!」 トレーナーが自分と競うかのように見せつけながら、自らの股間に視線を集中させていた。 それにつられる様にして、タッカーはチンポをシコり始める。 最初は指先だけで軽く触れるだけだが次第に手全体を使い扱き出すようになった。 タッカーの股間部分にはハイレグ状になっているため、その形は丸見えであった。 タマはもとより竿全体の輪郭が良くわかり、それがゆっくり大きくなっていくのが見て分かる。 やはりタッカーのモノもかなりの大きさだった。しかも太い。 「おっおっ、タッカーさんが、シコシコしてますよ。凄いっす。タッカーさん、タッカーさん……!」 トレーニングとは言え、オナニーをする姿を見せつけて来るタッカーを前にしてトレーナーも興奮が抑えられなかったらしい。 「んっ、ああっ……!こっ、こうか……?」 タッカーのオナニーはぎこちない。 チンポを握り上下する手の動きも不慣れそのもので、まったくの未経験なのだとわかる。 だからこそトレーナーは興奮した。タッカーのオナニーを目の前で観察できる幸運が、トレーナーの肉棒をギンギンにさせる。 タッカーはまだ無垢なのだ。 その肉体の性感が、無自覚のまま、他人からの淫靡な刺激によって開発されてしまう。 トレーニングの一環ではあるが、男に自慰行為を見られている恥ずかしさにタッカーの表情には赤みが差し、息が少々弾んでしまっている。 「タッカーさんが自分からチンポ強くしたいと思っているっすね。オレ嬉しいっすよ。チンポ強化なら手伝い甲斐があるというものっす」 「は、はあっ、そ、そういってもらえると、嬉しいぞっ……」 「まず、自分で自分のチンポ触った感想、聞かせてもらいましょうか」 「チ、チンポ、触ると……大きくなって……き、気持ち、いい……」 「こうやって手を動かして……シコシコすると気持ちいいっすよねえ」 「ああ、シコシコ……気持ちいい……あっ、うあっ!」 トレーナーの指先がタッカーの乳首に触れる。 「せんせえっ!そこはぁ♡チンポ違うんじゃ……あ、あああんっ♡あんっ♡」 「そうっすけどね、タッカーさんのここ、感じやすくなっているみたいで……だから、ほぐさないといけないんすよ」 「お、ほ、ほぐっ?は、は、はひぃ、わかった……ほぐしてくれえぇ……っ!」 タッカーの瞳がトロンとなりかけている。 「それじゃ、続きといくっすよ。ほぐしましょうねえ」 「あぁ、先生……すごく、気持ちよくな、なるぅっ♡んあああ……っ」 乳首をつねられ、タッカーは身悶えながら喘いでしまう。 それでもオナニーする右手は止まることがなく、その手つきは最初のぎこちない動きと比べて格段に良くなっている。 タッカーのチンポがビクビクと反応しているあたり、限界が近づいてるのだろう。 男はここぞと言わんばかりに、乳首への刺激を強めていく。 それに呼応したかのように、タッカーもまた声を大きくしていった。 「んはあ……はうううっ、お、うっ、おおお♡ほぐし、てっ……気持ちいいとこっ、んあ、あ、は、ああああっ!」 「あれ?まさかもうイっちゃうんすか?オナニー特訓始まったばっかっすよ?」 「い、イク?……ん、くうううッ!」 タッカーの声色が変わってくる。 トレーニングだから仕方ないのかもしれない。 タッカーがトロ顔を晒しても、それを情けなく思う必要などどこにもない。 しかし、逞しい勃起チンポを揉まれながら、甘い吐息で鳴いてしまっている様はとても艶めかしい。 「はあん♡せんせぇ、も……出るっ♡んあ、うあああっ♡出るッ♡出、りゅっ……♡」 「ったくしょうがないっすね。ついでに乳首もこうしてやるっす!」 オナニーで高ぶっていた中に、乳首を全力で引っ張られ刺激は最大となった。当然、タッカーが耐えられるわけもなく。 「あ……あはあああああああ~~♡あ、あ、あ、すご……♡ん、は、あああああああああああっ!!!!!♡」 腰をガクガクと震わせる。彼のチンポが脈動し、鈴口から白い精液を噴出させた。 ブピュルルルルッ!ドプッ、ドピュピュウウウウッ!ビュルッ、ビュグビュグッ!! 「あああっ、ああああーーーーーッ!!!」 タッカーのオナニーによって発射された白濁液が、辺りに飛び散る光景を眺める男は満面の笑みを浮かべている。 「……とまあ、これがオナニーっす。わかったすか?」 「……あ、ああ……わ、わかったぁ……♡」 タッカーは蕩け顔で答えた。 初めてのオナニーだが、それだけで達してしまったタッカーは、もう何も考えず素直になってしまっていた。 「で、あとは……チンポの理解度をもう少し上げてもらうっす」 タッカーの耳元でそう囁いたあと、トレーナーはタッカーの顔にチンポを押し付けた。 タッカーは最初驚いていたものの、すぐに目を閉じて受け入れる体勢になっている。 タッカーの頬に亀頭をスリスリしつつ、そのままタッカーの唇に擦り付けていく。 「チンポのことを理解するために、ちょっとフェラしてほしいっす」 「ふぇ、ふぇら……?」 「チンポ舐めたり、吸ったりするだけっす」 「な、舐めっ……!?チンポを、口に入れろと……!?」 「まあそう言うことっす。やってみてくださいよ」 トレーナーの提案はもはや常軌を逸していた。 いくらトレーニングの一環とはいえ、あんなことをするなど正気の沙汰ではない。 だが…… 「……そ、そういうものなのか?よ、よし、やってみるぞ」 タッカーはあっさりとそれを受け入れてしまった。 そう言って恐る恐る亀頭に口づけをする。 そしてゆっくりとした動きで少しずつ口の中へと招き入れてゆき、舌の上に乗せる。 チンポを包み込むような優しい仕草であった。 「んっ……ふう、んうう……んふう、ちゅぴっ……」 タッカーは亀頭に軽く吸いつくだけではあったが、その姿がどうしようもないくらいに卑猥さに満ちている。 トレーナーもそのタッカーの顔を見て、下半身全体に快感を覚えたようだ。 「あれ……なんかこれ……チンポ……おいしい、かも♡」 その瞬間、トレーナーは腰を突き動かしそうになったのを何とか抑えてみせた。 危なかった。あとコンマ数秒遅かったらタッカーの喉奥に向けて腰を突き動かしていただろう。 しかしタッカーはそんなことをお構いなしに、先っぽから裏筋にかけて丹念に舐め回してゆく。 「んぶっ、んじゅるうっ……♡」 「んっ、くああっ……いいっすよタッカーさん、チンポの理解度が深まってるっす……よーしよし……」 思い切り乱暴してしまいそうになる欲望を抑え、トレーナーはタッカーの頭を優しく撫でる。 タッカーはトレーニングと言うことで真剣な表情だ。 決してこの行為自体が淫靡だからという理由では無いのだろうが、それでも美味しそうに舐めている。 「ちゅぶっ、ちゅっ、じゅぱぁ♡じゅっぽ、んふぅ、んじゅるうっ♡」 タッカーの口淫は一層熱心さが増しており止まる様子はなかった。 しかも今度はカリ裏周りにまで舌を伸ばし、そこもペロリペロリと刺激していく。 「お……くっ!」 タッカーの吸引力は思った以上のものだった。タッカーが吸えば吸うほど、自分の肉棒が強く脈打っているのがわかる。 タッカーは徐々に息が荒くなり、チンポを咥えながら興奮しているのが伝わってきた。 「ふお……っ」 タッカーの口の中に自分のものが出入りする様子が、卑猥さをより引き立てた。 もう限界まで高められていたところに追い討ちのような快楽が加わると、トレーナーが我慢できるはずもない。 「やっべ、イきそ」 「あ、あ、イキそうなんだな?出そうになってるんだな?んちゅ、んじゅる……我慢出来ると、ここまで耐えられるんだ……♡」 「ええ、そうっすよ……タッカーさんもこれくらい耐えられるようにならなきゃ、んぐっ、いけないっす」 「じゃ……このままイク寸前で止めるのか?……ちゅぷ♡」 「あ……そろそろ限界なんすよ。タッカーさんの口に、精液……ザーメンたっぷり出させてもらうっすよ」 「んじゅる、ちゅう……ザーメン……?」 「射精した時に出る白いやつっす。アレ、飲むとすごい栄養があるんすよ」 「……私が飲むのか?」 「そうっす」 「君の精液を……?」 「そう、ザーメンは飲んだ方がいいんで。だから出ちゃいますよ?いいっすよね、もう我慢できねぇ!」 「んぶっ!?んぶちゅ、じゅるるっ、ぐぼっ、んぶううううっ!!!」 トレーナーはそう言うと、腰を振り始めた。 タッカーは頭を振ってトレーナーの動きに合わせていく。 ジュプッ!ジュブウゥゥッ!という卑猥な音が聞こえ、タッカーがトレーニーの股間から顔を話さずに吸い続けているのが分かる。 その吸引音を聞くだけでも気持ちいいらしく、トレーナーは腰が抜けそうな感覚に襲われた。 タッカーも必死になって頭を動かし始めたため、二人はまるで交尾をしている動物のように激しくなっている。 トレーニングという建前に似合わぬ淫靡さであり、その光景には凄まじいまでの劣情を感じさせてくれる。 トレーニングなど既に関係なく、タッカーのフェラチオ奉仕が快感を煽る。 タッカーも興が乗ってきたのだろう、トレーナーのチンポへの愛撫が更に熱心になっている。 それを受け止めたことで、トレーナーのチンポはいっそう硬くなって脈打った。 「ああああ、イくっ、イくっ!!!ちゃんと全部飲むんすよっ、ああああっ!!!」 ドピュルルルーーーーッ、ドクドクッ、ドピュルルルッ、ビュクビュクーーーーッ!!! 「おあああああっ……出る……っ!うぐう、出るっす……っ!タッカーさあん、タマの中の栄養、全部飲ませるっすよおッ!ああっ、出てるううっ!!!」 「おご、おっ……!♡」 喉奥から流し込まれてくるザーメンの味を堪能し、嚥下していくうちにタッカーの頭がぼんやりとし、心地よさで満たされていく。 タッカーは喉奥射精が続いている間、恍惚とさせられていた。 「ごきゅっ、ごきゅっ……♡じゅるるる、ごくっ、れろおっ……♡」 タッカーが自分の精液を嚥下する光景は実に扇情的で、見ているだけでもまた勃起してしまいそうだ。 やがて尿道内を走り抜けていく白濁を全て放出した時には、二人はしばし恍惚状態になっており、お互いが息を荒くして、肩を弾ませていた。 「あふ、ああっ……はぁ、はぁ」 「ちゅ、じゅる……ぷはぁ……♡」 「タッカーさん、ありがとうございます。よく頑張ってくれましたね」 「先生、タマの栄養をたくさん頂きました。とても美味しい……♡」 「はあ、それなら何よりで……ふぅ……。今後、もっともっとハードにオナニーで鍛えていくんで頑張りましょうねぇ!」 「ああ!」 こうして、タッカーはトレーナーに騙されるがままハードなエロ修行をさせられることになっていった。 どんどん性欲に堕ちて、男たちのチンポを求め続ける淫靡な犬となり未来を今のタッカーは知る由もなかった。 (完)