・オアシス団嘱託研究員BO-4653  通称・しがらみ博士(Dr. tangled)  CV.高橋幸治 デジタルワールドの研究に勤しむあまり、娘を一人にさせがちであったため、研究対象のデジモンを閉じ込めた自作の玩具を与えたところ、 娘は一人でデジタルワールドをエンジョイし、仲間と師を得て今ではデジ捜研のデジタル捜査員として働いている。 …博士は研究に没頭するあまり年月の経過も忘れてしまった結果、自身が手をかけるまでもなく勝手に大人になって立派に育ってしまった娘を見て 自分の手で教育する野望がぽっかりと欠落してしまった。 彼は娘と共に冒険したデジモン(パートナーではないNPC)の一匹を見つけ出すことに成功、 デジモンが観て経験した娘の冒険の一端を元に、そのデジモンを仮想の娘に見立てて今度こそ立派な教育を施すと誓うが、 研究とデジモンの育成の両立には先立つものが必要だ。 彼は金のためには客を選ばなかった。 メキシコマフィアからは「人間の言う事を聞くデジモンを作れ」とのオーダーを受け、 デジモンを意のままに操作できるイービルリングを提示したところ 「それは人間の言う事を聞くデジモンを作れというオーダー内容とは違う」と指摘され しぶしぶながらナノモンを素体にチョイスし、トゲモンのテクスチャデータを掛け合わせて「スパイクナノモン」を作成。 もともとハッカーが自由に操るために生み出したナノモンとトゲモンの見た目を気に入ったマフィア構成員は歓喜し大金を博士に支払ったが、 後日、量産されたスパイクナノモンがデジシコへと届けられたが、現実世界での活動においてスパイクナノモンはあまりにも小さかったことが判明。 マフィアは完全体の攻撃力を有した大量のスパイクナノモンを見失ってしまったことにより、博士はメキシコマフィアから追われる身となる。 そんな時、追っ手からの追跡を阻みつつ研究とデジモン育成のための費用を同時に面倒を見てくれたのがオアシス団だった。 しがらみ博士は組織のしがらみに屈することなく、団員たちから日夜飛んでくる様々な面倒ごとを解決しながらも 自身の研究とデジモンの育成に勤しんでいるのだ。 博士の研究テーマは「人間の育成デバイスの影響を受け進化に指向性を持たされたデジモンに再び無限の可能性を与える」だ。 博士はデジヴァイスなどの育成デバイスを一種の枷として見ている節があり、 デジバイスからデジモンを解放し進化の自由を与えるため日夜研究を重ねているのだ。 ・研究室内のボイスログ Q.博士、このでかいの何です?博士のデジモンですか? A.娘… Q.え、デジタルワールドの物ですか? A.娘です Q.……デジモンですよね? A.娘だよ Q.いやいや、普通の娘はこんなラフレシアみたいな顔から蔓生やしたりしませんよ~ A.娘なんだってばしつこいなーっ!!! ピピコピピコピピコピピコ…FIGHT! …不用意に博士のブロッサモンについて尋ねたり勝手に触れたりすると博士は突然周りが見えなくなって襲い掛かってくるので注意が必要だ。 ・ブロッサモン  BO-4653 博士の娘がデジタルワールドで連れ歩いたデジモンの内の一匹だったアルラウモンが博士の教育によって進化したもの。 博士の娘との旅の日々で娘の髪の毛をもしゃもしゃ齧る程度の普通のNPCデジモンだったが、 デジモン研究者だったしがらみ博士に捕獲されてしまい、娘との思い出を延々と語らされることに疲れてしまい自我が若干薄い。 自我の薄まって催眠状態に近いアルラウモンに対し博士は延々と教育を施した結果、 短期間に成長期では受け止めきれない膨大なデータを蓄積してしまいヒュドラモンへとワープ進化を果たした。 ちょうどその時、メキシコマフィアが報復のために博士の研究所へと忍び込んでいたが、 マフィア構成員たちはことごとくヒュドラモンの触手に襲われ、研究所の外にある湖へと放り捨てられてしまった。 しかしそこはメキシカンマフィア、タダではヤラレなかった。 懐に隠していたドラモンキラーの爪を取り出すと、自らの脚を縛り引き摺りまわすヒュドランテの触手へあてがう。 ドラモンキラーの効力はヒュドランテにも通用したようだ、バターを切る…というよりは角砂糖を砕くような感覚で爪の切っ先に触れた触手が崩れていく。 だが、マフィア構成員が間一髪自由を取り戻したかと思ったときには彼の身はすでに宙を飛んでおり、触手の切れ端と共に湖の水面へと消えていった。 一通り暴れたことで力とストレスを適度に放出したヒュドラモンはブロッサモンへと姿を変え、ようやく自我を取り戻したのだった。 その事件の一端を見ていたオアシス団スカウトマンは「あの力と博士の頭脳があればすごいことができそうだ」と 博士とブロッサモンをオアシス団へと勧誘、誘いにほいほい乗ってきた博士とブロッサモンを待っていたのは楽しい隠れ家生活だった。 現在、ブロッサモンは研究室でダンシングフラワーの如く踊りながら自信を博士の娘として自覚を強く持ち、 博士に無理難題を吹っかける団員を排除したり、博士の教育の賜物たる頭脳を用いて博士の仕事を手伝ったりしているぞ。 なおブロッサモンには博士の研究成果の一部がプラグインとして入力されており、 本来のブロッサモンでは考えられない進化を果たす可能性が秘められている……とか、いないとか……。 よくわからないが、そんな危険な切れ端を手に入れたメキシコマフィアの今後が心配だ。 …二人の幸せな現在の生活にオチなんて必要か?