ある日の昼下がり、ハクマイのおにぎり屋台でのこと、一人のウマ娘がおにぎりにぱくついていた。 「ハクマイさん、おにぎりおいしいです!」 「ゆっくり食べなよヴェルラム」 「だって、おいしいんですよ」 ハクマイ特性おにぎりを両手に持って食べているヴェルラムは、短距離マイルのウマ娘。 飛び級で入ってきたので、育ち盛りの食べ盛りである。 「お代わりもらっていいですか?」 「その前にお茶飲んで」 「ありがとうございます!」 ごきゅぎゅとお茶を飲むヴェルラム、食べ盛りなのはいいがおなかが少し出てきていた。 「ねぇヴェルラム、この後僕が並走してあげるけど」 「いいんですか?」 「もちろん」 「ありがとうございます!」 ヴェルラムは襲来有望な若手、同じ路線の有名ウマ娘であるハクマイとの並走に、目を輝かせるのであった。