アイエッ！？朝ニンジャ！？

>No.1254976454
【このIRCスレッドは】
「普段は夜の時間帯にダイス機能を使ってニンジャスレイヤーのイフ次元をシミュレートしているのね」
「偶然にもニンジャの日常やイクサの模様を電子的に再現したいところだったので決断的に電子タイプレスポンスだ！」
「奥ゆかしくしましょうね！」

>No.1254976723
◆それは集合知！◆
https://wikiwiki.jp/threadgrep/
https://ux.getuploader.com/nanrakanonanika/
https://drive.google.com/drive/folders/1RaQ1jXPWbAnxsc1QRy3hAwAM_vuWPy0i
◆不足してるログがあれば保管メントします◆

>No.1254976750
◆連続IRC小説「マルカントニオズ・アドヴェンチュア」◆

>No.1254976780
エヴァンドロの姿は消えた。おれ達は……ハメられていたのか？　だがおれはすぐに我に返った。そして玉座を駆け下り、リシエンンナルに駆け寄る。彼女は意識を失っていた。仲間とやらはまだ途中だろうか？　姿形は知らないが、見過ごすわけにはいかない。

dice1D6=3 (3)
1　来た道をまっすぐ戻る
2　どこかに脱出出来そうなルートはないか探す
3　彼女を助け起こしたその瞬間、大地が裂けて奈落の底へ……
4　丁度そのタイミングでエルフの仲間が駆けつける
5　リシエンナルが最後の力で転移呪文を使う
6　駆け寄ろうとしたその時、瓦礫が！

朝ニンジャ！？

早い昼飯後のダイススレこれが好き

>No.1254977135
「リシエンナル！」おれは彼女の名を呼び、助け起こした。幸い彼女は生きていた。エヴァンドロが手加減したのかはわからないが、命に別状はなさそうだ。「チャンピオン……」「すぐに仲間が来るはずだ。気を確かに……」おれの声を破砕音が遮った。おれ達はなすすべもなく、闇の底へ呑まれていった！

◆続く◆

ウィーピピー！朝ニンジャ！

>No.1254977276
「イヤーッ！」クロスガード腕に飛び蹴りが刺さる。猛烈な衝撃が全身を襲い、両足を踏みしめて出来るだけ堪らえようとした。「グワーッ！」だが彼はバランスを崩し、ゴロゴロと後ろへ転がる。「ゴメン！」彼女は悲痛な表情で叫び、慌てて駆け寄った。「グワーッ！」彼は後頭部を壁にぶつけた。

ワッザ…

>No.1254978024
「ダイジョブ？　あの、手加減しないでいいって言われたから……」「いや、いいんだ。遥かに良い」彼は気遣う少女の前髪を、ぎこちなく手でよけて微笑み返した。「おかげでキアイが入った。やっぱり今の俺に、ニンジャのカラテは難しいな」「仕方ないよ。だって……」少女は触れた。黒い手の甲に。

ルヴァポリャーッ！

>No.1254978272
それはジェットブラックめいて漆黒のサイバネ……否、限りなくシンプルな義肢に近い医療用サイバネだ。本来はもっと味気ない灰色である。だが彼の肉体に接続されたサイバネは全てこうなるのだ。そして、本来の機能を十全に発揮できなくなる。「見せてみな」いつの間にか少女の向かいに男がいた。

サイバネの不具合ってこういうことか…

スミワノかな？

>No.1254978575
男はサイバネ腕を手に取り、難しい表情で前腕のラインをなぞった。そして上腕部を握りしめ、目を眇める。「動かしてみろ」ルヴァロリゼは肘を曲げ、伸ばした。拳を握りしめ、開き、今度は小指から親指に順に閉じ、逆の順序で開いていく。「奇妙なモンだな。動きゃするがカラテは通らねェ、ッてわけだ」

ガクテンソク！ガクテンソク！戻ってきて！

>No.1254978918
男はサイバネの専門家ではない。だがこの変色は明らかに、ルヴァロリゼの肉体に由来した超自然的な変化だ。普通であれば、むしろサイバネは彼の肉体に馴染むように変化する……そうした例を見たことがあるし、アカラに代表される古代のニンジャクランには、そうした異形化を経たものも多いと座学で習った。

ドラゴン・インストラクションな

なんかが邪魔してるか
カラテがどっかに行ってるか…

>No.1254979135
だがむしろ、このケースは逆だ。サイバネは異物として拒絶されている。メカニズムだけを見れば、むしろ尋常なサイバネとエテルの不適合に近いが……「感触としちゃどうなんだ？」彼は問いかけた。「そうだな……しっくりこない。自分のものじゃない、そんなアトモスフィアだ」「どう思う」彼は見上げた。

>No.1254979537
「キアイが足りないんです」少年めいた男は腕を組み、見下ろした。「カラテとは、すなわちエゴ。あなたのアティチュード、心構え、そういったものがなってないから……」「センセイ、ひどいよ！」「エッ」ゲキリンは少女に睨まれ、臆した。「ルヴァロリゼ＝サンは、頑張ってるのに」「いや、その……」「アホか」彼は呆れた。

ハシも非エメツサイバネ付けたら不整合起こす…のかな？

娘に弱いのだ！

強情になっている場合ではないぞ師範代！

しかしもしかするとキアイが足りないのは当たらずとも遠からずかも…？

炭化までした腕を治せるチャドーとエテル親和性すげぇ…

>No.1254979737
「……ジョークはともかく」ゲキリンは咳払いし、片膝を突いた。「そうですね。話を聞く限り、あなたの両腕は本来ジツによって補われていた。なんらかの理由でそのジツを喪失した結果、サイバネで代替することが出来なくなっている……つまり、サイバネでは形が合っていないのでしょう」「形？」ポーリャは訝しんだ。

ジョーク抜きだと本質に近い部分に迫っている…のだろうか…？

>No.1254980262
「ほら、玩具であるでしょう。四角い穴には四角いブロックを、丸い穴には丸いブロックを嵌め込むという、アレです」ゲキリンは左手で緩く輪っかを作り、握った右拳を嵌め込んだ。「あなたの肉体には、サイバネよりも相応しい形がある。サイバネは四角い穴に三角のブロックを嵌め込むようなものかと」

>No.1254980652
「……つまり、カラテカの夢は叶わないってことかい」ルヴァロリゼは拳を握り、開いた。「残念だな、世界大会に出場したかったのに」「そんな弱気じゃダメだよ。方法はあるはず」ポーリャはその手を両手で包んだ。「反応が奇妙では？　あれもジョークですよね」「知るかよ」スミワノは呆れ、聞き流した。

腕が真っ当に補完できればカラテも込められると

>No.1254980986
「ね、センセイ。そうでしょ？」「……ええ、まあ」ゲキリンは不承不承頷いた。「時間をかけて再び失ったジツを鍛え直すだとか……」「そんなのじゃ何年かかるかわかんないよ！」ポーリャは縋り付いた。「もっと他にないの？」「いや、しかし」「……ある意味丁度いいかもしれねェな」「丁度いい？」

おや？良い案が？

スミハシは知っているけどあんまりやりたくない方法？

>No.1254981661
「ルヴァロリゼ＝サン。テメェにその気があンなら、俺らの事情に付き合う形になるが……方法が見つかるかもしれない場所があるぜ」「……まさか、スミワノ＝サン？　それは……」「テメェが話に混ざると埒が明かねェ、黙ってろ兄弟子＝サン」ゲキリンは口を開きかけたまま止まった。「それは何処なんだ？」「キョート城だよ」

>No.1254982188
【アンダー・ザ・アムナス・ツリー】

風雲キョート城…！

>No.1254982429
ザザ……ザリザリザザ……「ラオモト＝サンは死んでいない！　古事記に記されし56億年後の救い主とは実際ラオモト＝サンでザザッ、タイムイズマネーの信念に従いザザッ2043年に降臨……これは実際マヤ暦の予言にも合致ザザピー……」「どこの違法電波だよ」スミワノは運転しながらダイヤルをチューニングした。

おや車か

ラオモティストは表でも元気なのようで…

アンダーザブラックサン的エピだとすると何が起こるか分からんぞ…！

>No.1254983293
ザザピーザリザリ。ザリザリガガガ。まともに音を拾えるラジオはなさそうだった。スミワノは仕方なくスイッチを切る。カヨウキョクのカセットテープなんて洒落たものは持ち合わせていない。「まだあちこち滅茶苦茶だね」ポーリャはゴトゴトと揺れる起伏の激しい道路を、窓越しに見下ろす。

忍殺世界だとカセットが現役なのか…

>No.1254983580
「そりゃ当然だ。なにせ国家は崩壊、社会インフラを提供する暗黒メガコーポはハゲタカじみてあちこちで戦争を起こしてる」ルヴァロリゼは握っては開いていた黒い手を再び開き、肩を竦めた。「奴らにとって価値のないエリアは、きっと10年先でもそのままだ」「でも、ネオサイタマはそんなものですよ」と少年。

弥勒菩薩扱いのラオモトでダメだった

>No.1254983980
「だとしても、アマクダリが崩壊する以前よりも荒廃が広がったのは事実ですね」助手席のゲキリンが言った。「そして暗黒メガコーポと同じぐらいに元気なのが、ヤクザです。ソウカイヤの滅びは、むしろ自由を与えたようで……」「……でも、それもネオサイタマですし、そんなものでは？」少年はなおも主張した。

グリッチ＝サンか？

開き直りが著しくなったなグリッチャン！

グリッチなのか…シーノーキューブなのか…

変異体だしここの自分に偽装するのも訳ないと思えてしまうのがコワイね

>No.1254984432
「それだけならそうかもだがな。世界規模となりゃ話は別だろ」スミワノは未だ遠い中国地方の景色に目を向けた。「聞いた話じゃ、ヤマの方にバカデカい壁が建ち始めてるらしいじゃねェか。カイジュウでも出てきたのかね。まさしくマッポーカリプスだぜ」「そんなことが起きてるんですか？」と少年は驚いた。

>No.1254985170
「ま、何もかも今更さ。こうなってなきゃ、今頃暗黒管理社会が成立してたか、さもなきゃヤクザが頂点を取ってたわけだろう」ルヴァロリゼは少年の肩を叩いた。「だからそう責任を感じることはないぜ、イディル＝サン」「いえ、わたしはそんなに責任とかは……」「相変わらずタフだな」彼は笑った。

>No.1254985434
「そういえば、今日はイダテン＝サンとヌバタマ＝サンは一緒じゃないんだね」ポーリャが右隣に座り直した。「はい。お二人はトコロザワ・ピラーでのダメージがまだ大きく……今回はお留守番です」グリッチは少し寂しそうに笑った。これから赴くのは安全な場所ではなく、二人のカラテがあれば心強いのは確かだ。

ンー…どうなってるんだろうか…

アンフィーリング案件がいつだったのか…

>No.1254985694
しかし万が一山脈内で遭難したり、キョート城近傍からの脱出が困難であった場合、未だ調整が完璧でない二人の機能を完全に回復できるかが解らない。「それにようやく、わたしの夢が叶いそうなんです。代わりにそのための準備を進めてもらうようお願いしてきました」「例のカイシャかい？」「ハイ！」

>No.1254986040
「僕よりも年下なのに、本気でカイシャを設立しようだなんて驚きですね」ハシは軽く振り返り、微笑んだ。「しかもこんな混乱の中で」「こんな時だからこそ、です」グリッチは目を輝かせた。「暗黒メガコーポが争い合う今だから、わたしのような若僧でも小さなパイを掠め取れるんです。このチャンスは逃せません」

あくまでこの次元のイディルではあるっぽいな…
シーノーキューブがちょっと混ざったのか？

>No.1254986348
「ンで、並行してテメェのカラテもどうにかしたいッてワケか」「それもありますが、一番の理由はカネです！」グリッチは力強く断言した。「キョート城には大量のコーベインがまだ残されているはず。あの時回収できなかったレリックを少しでも取り戻せれば……！」「ほんとに相変わらずだ」ポーリャは笑った。

カネの亡者なのはもはや周知の事実な？

アッハイ
グリッチ＝サンに間違いない

>No.1254986794
「……センセイ、どうしたの？　ぽかんとして」「あ、いえ」ハシは咳払いした。「その……言いにくいのですが、本格的な探索は今回はしませんよ」「えっ、そうなんですか？」グリッチは表情を曇らせた。「わたしのコーベイン……」「……あくまで目的は、スヤ＝サンやマニカ＝サンとの合流ですので」

！？

先発隊な？

先に行っているのか

狂気がまだ付いてるはずはずなのに普段のグリッチ＝サンと変わらない！

>No.1254987235
「ま、あいつらなら大した心配は要らねェだろ。テメェらはいわばリザーバーみてェなモンだ、むしろテメェらの心配したほうがいいぜ」スミワノは笑った。「そこのカラテバカはヤルキだからよ。テメェも大概なくせして、センセイ気分でいやがる」「ぼ、僕はそんな驕っては……！」ハシは食って掛かった。

信頼！！！！！

アアアアアーッ！

>No.1254987571
ハシの両手はバンテージで覆われている。その下は未だ治療中で、往時のカラテの大半は失われた形だ。ソウカイヤが滅び再びの天変地異が落ち着いてから数ヶ月、ドージョーを立て直しながらの日々の中、ハシはサツバツナイトやスミワノと繰り返しスパーリングを続けてきた。だが成果は微々たるもの。

一度失ったものを取り戻すというのは大変なのだなぁ…

ムカデのノロイやブラド公のドレイン食らった直後のフジキドみたいな状態な

>No.1254988170
しかし課題はそれだけではなかった。最大のものとしては、大半のネオサイタマ市民……その中には彼らと同じニンジャも含まれる……が認識していない、ペガサス山脈に根ざすキョート城の現状把握。懸念に落ち着かぬドージョー・マスターのため、スヤ・マニカ・ジュリエットの三人が偵察を自薦し、旅立った。

一人だけ超自然の大業やっちまったばかりに…

フジオ率いる新生ザイバツもいるんだよなぁ…

>No.1254988476
ユカノはネオサイタマにいない。彼女は今、エンシェント・ドージョーが天変地異で受けた影響を確かめるために岡山県に取って返している。キョートの現状を気にするヘビーレインが途中まで同行しているので、旅路の心配はしていなかった。ネオサイタマの分館を守るのは師範代であるハシたちの役目だ。

認識していない…アンダー・ザ・ブラックサンみたいな？

YCNANと一緒に黄金立方体止めました！ってコトダマ系ニンジャやハッカーカルトが聞いたらびっくりしそうなことですね？

サキチャンはそっちか

>フジオ率いる新生ザイバツもいるんだよなぁ…
中で何かしてる何かに対して水際で食い止めてる感じだから大変そうだ

>No.1254988957
サツバツナイト、あるいはフジキド・ケンジは探偵として自活するためネオサイタマで奔走している頃だろう。今はまだ分館はニチョームに存在しているが、アンコクトンの汚染が激しいあの地は、いずれ旅立たねばなるまい。しかし世界は激変を続けている。一つ事にとらわれているようでは、置き去りになってしまうのが関の山だ。

慌ただしいのだ

ブラックサンタのアレかー

>No.1254989430
ニアデスやナツル、あるいはニチョーム自治会の面々……慣れ親しんだニンジャたちもそれぞれの事情に手一杯である。そんな中、ユカノとIRCで綿密なミーティングを繰り返したグリッチが今回の探索行を知り、自ら名乗りを上げた。彼の説明通り、イダテンとヌバタマはネオサイタマで作業に追われている。

胡乱なストリートニンジャが多すぎる！

>ユカノとIRCで綿密なミーティングを繰り返したグリッチ
迫るドラゴン・ドージョー破産の足音

イダヌバに経営の大半任せた方が…財政的には…

>No.1254990267
それはグリッチの目標であるカイシャの登記作業だけではない。オールド・オーボンのあの日、ストリートで目撃された自我のあるオイランドロイド……すなわちウキヨの目撃情報を集め、じきに訪れるであろうその日……ウキヨの本格的な社会的露出に備えた動きも少しずつ進めている。

今は死の汚泥の溜まり場だが10年経てば緑が増えてそうな旧ニチョーム

（アップを始めるサザンクラウドとダメージド）

>No.1254990698
グリッチはウキヨという存在を管理するつもりも、自分の手元に集めて「保護」するつもりもさらさらない。彼に出来るのはあくまで、いずれ必ず訪れる不可避のその瞬間、社会とウキヨの摩擦を少しでも小さくするために備えることだけだ。そして、そのためには、協力者は少しでも多いほうがよい。

会社が本格始動する前に内なる狂気をどうにかしたいところだが…
これに勘づいてる存在が少ないのだなぁ…

>No.1254991005
ウキヨの存在は単なる都市伝説の一つから、国家崩壊を機に急速に真実味ある噂として存在感を強めつつある。つまりあの日を境に、自我を得たオイランドロイドの出現が加速しているということなのだろう。彼らはまだ知らないが、それはニンジャソウル憑依者のさらなる出現と同期していた。

ケイトーとカエルスとやらの謀略なんだろうか

ケイトーじゃねぇカエルスと組んでるのはオモイだ

>No.1254991372
磁気嵐が晴れたことで誰よりも早くガイシ・メガコーポがネオサイタマに乗り込んだ。その通り道はさながらオホーツクの流氷めいて世界と日本を繋ぎ、さらなる流入、あるいは流出を繰り返している。世界全体が大きな変革を遂げつつある証だ。必然的に不穏な噂も耳にされるようになった。

>No.1254991873
「様子のおかしな」オイランドロイドを大量に買い集め、夜な夜な儀式めいた退廃的行為に耽る堕落コレクター……あるいはオイランドロイドをファックアンドサヨナラして回る危険なニンジャ殺人鬼……地下に潜伏した過激NERDS派閥とその周辺で次々に姿を消す人々……一つ一つの真偽を精査しているようでは遅すぎる。

>No.1254992380
加速を続ける世界の変化に少しでも食らいつくには、失われた超自然的IRC接続能力を取り戻すことが必要不可欠。グリッチはそのように結論付け、自身が最大の能力を発揮できたキョート城に手がかりを求めた。カラテ・トレーニングはその一環だ。「頑張りましょうね、ルヴァロリゼ＝サン」「ああ」二人は意気込んだ。

>あるいはオイランドロイドをファックアンドサヨナラして回る危険なニンジャ殺人鬼
困ったことにこの次元だと容疑者が二人いて多分どちらの犯行でもあるのだ…

>No.1254992634
----------

そのうちの一つはバニチャン達が解決したことですね？
何でも屋の屋号も考えとかないとな

>>あるいはオイランドロイドをファックアンドサヨナラして回る危険なニンジャ殺人鬼
>困ったことにこの次元だと容疑者が二人いて多分どちらの犯行でもあるのだ…
サザンクラウドの方はファックはしない…筈

フジキドとスミワノとのスパーリングであの時のように何度も転がされては立ち上がる彼が見えることだ

>No.1254992685
「イヤーッ！」「グワーッ！」ゼツランのめくるめくコンビネーションを浴び、フェイスレスは爆発四散した。だがその時、別のフェイスレスが歪なワータヌキ黒電話をトライアングルリープし頭上へ！「イヤーッ！」「アバーッ！」斜めに飛んだソニックカラテカマイタチ衝撃波がフェイスレスを両断！

>あるいはオイランドロイドをファックアンドサヨナラして回る危険なニンジャ殺人鬼
「すどうふ」

>No.1254993618
回し蹴りを繰り出しながら入れ替わりに上空アドバンテージを得たキャンドルは、空中で身を捻りコマめいて回転する。「イイーヤヤヤヤ！」ランダムに放たれたソニックカラテカマイタチ衝撃波がタタミを、バイオ水仙を、年代物の色褪せたトーテムポールを切断！「「「イヤーッ！」」」新手が連続バック転で出現！

2人はキョート城内部かな？

>>>あるいはオイランドロイドをファックアンドサヨナラして回る危険なニンジャ殺人鬼
>>困ったことにこの次元だと容疑者が二人いて多分どちらの犯行でもあるのだ…
>サザンクラウドの方はファックはしない…筈
ただ他に在野のウキヨ専門のファックアンドサヨナラ殺人鬼ニンジャやサヨナラアンドファック殺人鬼ニンジャが居ないかって言われたら多分居るのがネオサイタマだからな…

>No.1254993973
「イイーヤヤヤヤ！」「「グワーッ！」」降り注ぐソニックカラテカマイタチ衝撃波がその一部に命中、爆発四散せしめる。だが生き残りは少なくない！「イヤーッ！」「グワーッ！」「イヤーッ！」「グワーッ！」敵が側転から空中踵落としに入るコンマ1秒前、ソードフラッシュのイアイがインターラプトをかけた！

ソードフラッシュ＝サンの油断なきインターラプト
これが好き

>No.1254994264
キャンドルは両足を抱え回転着地、その左右をゼツランとソードフラッシュが守り、三人は背中合わせに三角形の陣を構えた。「これで何体ヤッたァ？」「十からは数えてないわね」ゼツランは汗を拭った。「このあたりのエリアは特に数が多いみたいです。それに……」ソードフラッシュは視線を奥へ投げかける。

>「様子のおかしな」オイランドロイドを大量に買い集め、夜な夜な儀式めいた退廃的行為に耽る堕落コレクター
オイランドロイド戦争…

ウォーッ！？敵は一体なんだ！？

>No.1254994717
無限じみて続くタタミ通路には、切断されたトーテムポールやワータヌキ電話、ローリングストーンズのポスターが貼られた家壁の残骸、あるいは爆発したと思しき焦げたUNIX破片が散らばる。板張りの天井からはフジツボまみれの錆びた船首が斜めに突き出していた。「「「イヤーッ！」」」闇の中から新たな手勢。

なんだこの空間は

>No.1254995331
スターン！　さらにタタミ通路に面した左右のフスマが開かれた。側転で飛び出したのもやはりフェイスレス。ソードフラッシュが見た右フスマの向こうは湿った鍾乳洞だ。「フスマの先は洞窟です！」「こっちは多分ソクシンブツオフィスね」ゼツランは左フスマの向こう、独房じみた狭い空間を一瞥する。

オンセンによくあるトレジャー・ヤカタめいた節操のないラインナップだ

不思議のダンジョンなのだ…！

>No.1254995863
だが、今さら三人に驚きはない。キョート城に足を踏み入れてから、こうした奇怪なオブジェクトや空間的に有り得ない繋がりを目撃するのは今に始まったことではないからだ。洋館のダンスホールめいた空間に突如裂け目が生じ、キャンドルが落下しかけたことに比べればむしろ安全とすら言える。

ランダムダンジョンになってるよお

あっぶね！

落とし穴トラップ！

>No.1254996304
「これさァ、やっぱオヒガンのせいだよねェ？」キャンドルはフットワークを刻みながら背中越しに言った。「でも前に来たときよりひどくなってない？　あンときは……なんか、アマクダリのせいで不安定になってたって話じゃなかったの？」「わかりません。ただ、悪化してるのは確実ですね」ソードフラッシュは刃にカトンの熱を走らせた。

エンチャントファイア！

ランダム生成ダンジョン(フロアごとにマップ環境もランダム化)
はジーコとかでもたまに見かけるアレな

ソードフラッシュ＝サンには早くカトンエンハ欲しい！

>No.1254996824
「それに、ここに来るまでまだフェイスレス以外のニンジャの姿を見てないわ」とゼツラン。「ザイバツにはまだ生き残りのニンジャが大勢いたはず。ダークニンジャ＝サンが率いてた奴らは何処に行ったのかしら」「オヒガンにブッ飛んでったとかァ……」「ザイバツではありませんが、ここにいますよ」

テッシンか？

誰！？

何奴！

まあ他の勢力も戦力投入してる可能性は高いか

>No.1254997351
三人は声を警戒した。「「「アバーッ！」」」同時に包囲しつつあったフェイスレスがほとんど同時に真っ二つになり、爆発四散する。「この声は……！」「ドーモ。お久しぶりです」水に溶けたショドー墨めいた01煙の向こう、異様な刃渡りのカタナを手にしたシルエット。「テッシンです」ニンジャがアイサツした。

ついに出てしまった…

ドンブリポン！

新生ザイバツには合流してなかったか…
あくまで単騎

テッシン！
以前とは真逆に弱体化したハシ＝サンと当たるのは非常にまずいのだ

フェイスレス特効の男！

>No.1254998858
「テッシン？」ゼツランは呟いた。だがまずはアイサツを返さねばならない。「……ドーモ、テッシン＝サン。ドラゴン・ドージョーのゼツランです」「キャンドルです」「ソードフラッシュです」テッシンを名乗るニンジャは目を細めた。「コイツ、もっとガキじゃなかった？」キャンドルは彼を見上げ、訝しんだ。

アイツの下でどう育ったのだろうか

ひょっとして内部時空だいぶ歪んでる？

>新生ザイバツには合流してなかったか…
>あくまで単騎
そもそもまだクソジジイから修行受けてキョート城に突っ込めと言われた身なので
そこらへん終えないでほっぽり出してザイバツ合流も難しいと思える

成長してる？
時間軸も滅茶苦茶になってるとかか？

オヒガンに飛び込んで別の時間軸を生きていたのか

>No.1254999573
然り。キャンドルの知るテッシンは、ハシ……すなわちゲキリンとさして変わらぬ背丈の少年であったはず。だがダイ・カタナを背負ったその背丈は、少なくとも一回りは上だ。「こちらも色々とあったので」テッシンは無表情で言った。その声音にはいかなる感情も乗せられていない。

なんならクソジジイの元に数時間もいたか怪しいぞテッシン

ショタが……成長している！

抜き身の刀か…

虚無が進行している…

でかくなってる…

それはキリステてしまったからな…ハゲ…

>No.1255000058
三人が警戒したのは、その虚無的なアトモスフィアよりも彼が漂わせる乾いたキリングオーラだった。アイサツだけでカラテ段位の一端が伝わった。「……変わったのは見た目だけではないみたいですね」ソードフラッシュのこめかみを汗が伝う。この場での遭遇は……些かまずいかもしれない。

時間経ちすぎてサップーケイ入りしたみたいになってないか？

何をするかわからんという意味では大変怖いぞ…

>No.1255000658
対するテッシンは、やはりなんの感情も見せない。漂わせるキリングオーラはいわば染み付いた匂いのようなものであって、特別三人に向けて意図して放射したものというわけでもなさそうだった。「私とイクサを構えるつもりですか？」ダイ・カタナが重みを増した。ゼツランは首を締め上げられるような息苦しさを覚える。

平然に殺意が同居してるやつが一番ヤバい

原作と逆にキョート城側の時間が加速したとか

修羅になっておる

>No.1255001345
「……いいえ、私たちはこのキョート城の現状を調べに来ただけ」ゼツランは油断なくカラテを構え、アンブッシュ警戒を保ちながら答えた。「あなたにそのつもりがないなら、私たちもその気はない。でもゲキリン＝サンは……」「ゲキリン」テッシンの声に感情が宿る。キャンドルは飛び蹴り態勢に入った。

この場でやりあえるのはキャンドルのみ…！

>原作と逆にキョート城側の時間が加速したとか
あーすごい有りそうな予感
となるとザイバツヤングチームとか生きてたらえらいベテランになってそうだな…

ハシ＝サンへの殺意は未だ健在
というかそれ以外を削ぎ落としたか

>No.1255002003
「待ってください」危ういところでソードフラッシュが留めた。そうしなければ、キャンドルは即座にブラスト・トビゲリを繰り出して……おそらく片足、悪ければ胴体を真っ二つにされていたやもしれぬ。「……彼は今ここにはいません」「そうですか」テッシンのアトモスフィアは元に戻った。

ウムム…

いまだにアキハバラ使ってるのかヘビ・ノダチ(仮称)でもローンで買わされたのか

神凪パワー取り戻して仲間と戦わないと極めてまずい…

>No.1255002444
「特にこちらから問いかけたことでもありませんが、であればあなた達にも一つ情報提供をしておきましょう」テッシンは鍾乳洞めいた空間に続くフスマの前に立ち、肩越しに振り返った。「ここから離れたほうがいいですよ。じきにムクロジが湧きます」「ムクロジ？」彼は答えず敷居を跨いだ。「オイ！」キャンドルが叫び、駆け出す。

少なくともカラテは高めているようだな

ムクロジ…例のやつか

ムクロジ…
最近聞いたな…？

ヤバイ級ヘラルドみたいになってるよお…

ニンジャか？
化け物か？

骸似…？

>神凪パワー取り戻して仲間と戦わないと極めてまずい…
むしろ今なら遭遇してもヌケガラのアナタを殺しても仕方ないみたいな感じで勝負あずけてくれたり…しないかなあ…

問い返しの作法

>No.1255003017
キャンドルは閉じられたフスマを開け放った。そこは板張りの廊下に続いている。「……ンだよォ、もォー！」彼女は地団駄を踏んだ。「いきなり出てきてガンつけてさァー！　この城はわけわかんないしィー！　もォーッ！」「落ち着いて……」「アーッ！」ソードフラッシュは苦笑して背中を叩き、なだめる。

ムクロジが…湧く？
湧く？

>ムクロジが…湧く？
>湧く？
ポップ

>骸似…？
爆発四散したニンジャたちの残留思念的な…？

マニカ＝サン！駄々をこねない！

死んだニンジャの残留思念ならポータル兄弟が湧いたらヤバい…

>No.1255003461
「待って」和らぎかけた二人のアトモスフィアを、ゼツランの緊迫した声が引き戻す。二人は視線を追い、そして身構えた。天井から突き出したフジツボまみれの船首から、ポタポタとタールめいた黒い液体が垂れ落ちる。「何あれ」キャンドルは元の位置へ飛び退いた。それは滴の量と無関係にタタミに広がっていく。

アンコクトン…？

ウワッ！アンコクトン！

生きてても死んでても碌なことしねえなデスド

>No.1255004303
0111010101……煮え立つ黒い液体のあぶくは01の飛沫を飛ばす。やがて沸騰は重力に逆らって柱となり、3Dプリントアウト工程を逆回しするかの如く、足から頭部に向かって人体を形成していった。一体。二体。三体。いずれもニンジャ。ただし全身が黒く、シルエットには01ノイズが生じる。

ヌゥーッ

再生怪人ならぬ再生ニンジャ…！

不思議のダンジョンにある一つのエリアに留まり続けたら出てくるペナルティみたいなやつ！

三体も…！

シャドウサーヴァントじみたアレな？

アンコクトン（死肉の成れの果て）で受肉したフェイスレス？