… | 1324/10/26(土)10:40:47No.1246690026+チャイナドレスがくる。モデルの仕事もくる。主に10代程のアクトレス達は色めき立っていた。良い服も着られて、しかも金まで貰えるのだ。 なんだか高タンパク低糖質な社食をモソモソと食べながら、私こと隊長はその微笑ましい様子を眺めていた。スリットの入ったチャイナ服、チラリと覗くセクスィーな太もも、それは…。 「スキャットですね?」 国民服姿の安藤が言う。彼女は、大きめの少女であったので、わかっていた。我々にとって、スリットはスキャットを意味する。ある時は次元にスキャットを開けて何でも盗み、またある時は快速の駆け足で去って行く、伝説の女怪盗。始まる。 「裂けてー!」 30歳近辺の、大きめな少女達は、そのことをわかっていたので、大きめな人たちの権利として、小さめの少女よりも早めにスキャットを手に入れていた。口元を扇子で隠し、目を見開けば、彼女らの目元はキラキラ光るではないか。 「すり、すり、スリットォ!」 アオイに、京に、司に、薫子に、スキャットから太ももを見せつけながら、中空に向かって扇子で線を描いているではないか。何やってんの、良い歳して。そんな小さめの少女達の視線は、すりっとすり抜けていくではないか。 |