二次元裏@ふたば

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121111 B24/09/29(日)21:41:15No.1237969072そうだねx1 22:57頃消えます
依頼後のお話を書きました

うちの子
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全文
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このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/09/29(日)21:41:40No.1237969250+
デジタルワールド、アレスター地方のとある高山地帯。
とある里の手前に二つの影。
「着いたな……」
「ひーっ、疲れた……!」
神田颯乃とゴブリモン。各々の理由であらゆるプログラムが集まる場所『マグメル』を探す2人は、とある理由でここを訪れていた。

「へぇ、ニンゲンがここまで来るなんて珍しいな」
「ゴヴニュの里で間違いないだろうか?腕の立つ職人が多数いると聞いたのだが」
「おう間違いねえぜ!面と向かって褒められると照れるがな!」
目的を説明するために袋に入っていた鉱石を見せると、職人達の目が輝く。
224/09/29(日)21:41:52No.1237969348+
「おおっブルーデジゾイドだ!何が欲しいんだ姉ちゃん?」
「連れの武器を強化してみねえか?!長物なら任せな!」
「防具に使うのもいいぜ、是非俺に作らせてくれ!」
「丈夫で軽い道具なんかもオススメよ!家具だって!」
職人魂に火がついたのか、我も我もと提案が飛び交う。
「なぁビキニアーマー作れたりしねえか!?肌面積出来る限り多めで!」
ロクでもない提案をするゴブリモンをシバきつつ颯乃は目的を告げる。
「刀を作って欲しいのだが、腕の立つ刀匠はいるだろうか」
「カタナかあ、村長が作れるけど今は売り込みに出かけててしばらく帰ってこねえな……他は」
「グロットモンに頼めばいいんじゃない?」
「確かに腕はいいけど……気難しいから大人しく請け負ってくれるかなあ」
わやわやと住人達が相談している。漏れ聞こえる話からするとどうやら気難しい相手らしい。
「とりあえず行ってみたらいいんじゃねえか?断られたら村長を待てばいいし」
「そうだな、場所を教えてくれるだろうか?」
ゴブリモンの提案を受けて、まずは住んでいる場所に向かうことにした。
324/09/29(日)21:42:09No.1237969468+
***

件の場所に向かうと、里から少し離れた場所にポツンと工房家屋があった。群れるのが苦手な頑固な気質と聞いたが、確かにそれらしい。
「ごめんください、グロットモンはいるだろうか?」
はーい、という軽やかな声と共に顔を覗かせたのは
「ボクはティンカーモン!ここで弟子……というかお世話役をやってます。お師匠は今作業中なので中で待っててね」
案内されるがまま家屋側の方へ。客間のようなスペースに入ると、所狭しと『作品』が並んでいた。
「おお、この刀剣類は……素晴らしいな」
「オレはよくわかんねーけど、そんなすげえのか?」
「ああ、確かな腕前だ……特にこの刀は凄いぞ、かつて父に連れられて見に行った『童子切安綱』にも劣らぬ逸品だ!」
「そうでしょうそうでしょう!そのナントカって武器は知りませんが、お師匠はカタナの腕前ではここの村長さんも凌ぐデジタルワールド有数の隠れた刀匠なのです!」
ゴブリモンにはついていけない刀剣トークに花を咲かせる2人。すると……
「うるせえぞティンカーモン」
奥の戸から作業がひと段落したらしいグロットモンが顔を出し、珍しい来訪客をギロリと睨む。
「何の用だ、ニンゲン」
424/09/29(日)21:42:44No.1237969710+
視線を真っ向から受けた颯乃は怯むでもなく、背負っていた袋の中身を机に出しながら目的を話す。
「このブルーデジゾイドで作って欲しいものがある」
「わあ、かなり純度高いですよ!これならお師匠が言ってた刀もあいてっ!」
余計なこと言うんじゃねえ、と弟子を小突くグロットモン。
「成長期の武器にクロンデジゾイドなんざ勿体無え、その棍棒で十分……」
「いや、私のための刀を作って欲しい」
「ええっ!ニンゲンさんの武器だったんですか!?」
大声を上げたティンカーモンほどではないが、師匠もその返答は予想外だったようで少し驚いていた。
「まあびっくりするよなあ……」
「ふむ、鉄塚先輩筆頭に生身で戦う人間も周囲に多いから私としてはそんなに違和感は感じないのだが……」
「改めて言っとくけど少数派のハズだからね!?どうなってんのさリアルワールド!!」
524/09/29(日)21:43:04No.1237969855+
値踏みするように颯乃を見ていたグロットモンが口を開く。
「……なら尚更だ、貧弱な小娘に作る武器はねえ」
そう言ってにべもなく部屋を出ていってしまった。
「断られちまったかー。しゃあねえ、村長が戻ってくるまで待ってそっちに頼もうぜ」
「いや、ここにある刀剣類の出来に惚れ込んだ……やはり彼に頼みたい」
「でもでも、お師匠は頑固ですよお?口で説得できるかどうか……」
不安そうなティンカーモンに自信満々に振り向くと、
「なら、私が貧弱でないことを証明しよう!」

続きはtxtから!
624/09/29(日)21:44:20No.1237970402そうだねx7
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61852 B
改めて依頼No.9で手伝ってくれた方々ありがとうございました!
724/09/29(日)21:51:49No.1237973501+
やったーかっこいい!いずれに備えての2本目…いい
824/09/29(日)21:53:29No.1237974158+
おおタツミのイラストまでありがたい…雪奈ちゃんも颯乃ちゃんもステップアップしていって素晴らしいね
924/09/29(日)21:54:56No.1237974730+
強化めでたい
1024/09/29(日)22:02:08No.1237977739そうだねx2
イラストまでありがとうございます!
颯乃ちゃんかっこいい!
雪奈も一緒に戦えるように今頑張ってます!
1124/09/29(日)22:16:32No.1237983431+
おっ図書館フラグ…
1224/09/29(日)22:27:15No.1237987605+
>おっ図書館フラグ…
まあ行くよね図書館…


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