ただーいま……んん！？
何事だいきなりー！？（バッ！）

何事もヘチマもない！「」さん！
昨日はうちのかずみがムチャクチャをしたそうじゃないか！

妹がやらかしたなら頭を下げるのは『姉』の役目…！

あー……昨日のあれか！
ビルの上から見おろす夜景のド迫力が見滝原からあすなろ市にさしかかるあたりから記憶がおぼろげだが！

(やれと言われたら全裸ドゲザすらやりかねない勢いである)

それが姉妹だからだ…！！

姉妹だからって…も、もうわかったから顔を上げてよサキさん！（わたわたわた）
「」っしーからもほら！なんか言ってあげて欲しいのよ！

えっと…かずみちゃんのスゴイのを見れたのはいいけどああいうのは立花さん相手にすべきであって…？

まあ君がそこまで言うのなら…その誠意を酌んでみようじゃないか！
顔を上げなさい…確かにかなりやりすぎたのはあるからね？

よしわかった！
これはここまででいい事にしよう！な？

それにさ…かずみが暴走しちゃったのはあたしのせいでもあるのよ
確かにレパ・マチュカよりも万々歳やレコンパンスにばっかり足運んでたしさー…

>えっと…かずみちゃんのスゴイのを見れたのはいいけどああいうのは立花さん相手にすべきであって…？
…あ゛？（怖い顔のサキだ！コワイ！）
か、かずみのすごいものとは…一体、何を見たと言うんだ「」さん！？（ずいっ！）

>…あ゛？（怖い顔のサキだ！コワイ！）
>か、かずみのすごいものとは…一体、何を見たと言うんだ「」さん！？（ずいっ！）
お……おーこわ…！（ニコめいて震え上がる「」である）

>それにさ…かずみが暴走しちゃったのはあたしのせいでもあるのよ
>確かにレパ・マチュカよりも万々歳やレコンパンスにばっかり足運んでたしさー…
いや…君たちも一人のお客様でもあるんだ！
首根っこを捕まえてこちらに向かせるような真似はしてはいけないんだ！（ｶﾞｼｯ）

>よしわかった！
>これはここまででいい事にしよう！な？
それに、あの後かずみにもバッチリ約束は取り付けたからね！（Vサインを決めるさやか！）
約束通りに時女一族さんにスイーツのアドバイスしてもらうって！

昨夜、気を失ったかずみと「」さんとが海香の家にいきなり運び込まれた時は
一体なにごとが起きたのかと焦ったものだ……（目を閉じ確かめるサキ）

ともかくわかった！わかったから！
落ち着いてサキさん！！！（振り回されている）

とりあえず庭で騒ぐわけには…そぉい！(ﾋｮｲ)
いるかどうかも定かではないご近所さんに聞かれる前に決断的に家の中にエントリーださやか！

それに、かずみもちょっとやり過ぎちゃっただけでさ？
もしあの追いかけっこにあたしたちが負けちゃってても
時女さんたちにもあたしにも損にならないようにしてくれてたし…

>首根っこを捕まえてこちらに向かせるような真似はしてはいけないんだ！（ｶﾞｼｯ）
ううっ…どこかの鶴乃さんにぜひ聞かせてあげたい言葉なような〜…！

サキさんよ…君の姉妹愛…深く感じ入った！
だからもうそれで十分なんだ！いいね？

>とりあえず庭で騒ぐわけには…そぉい！(ﾋｮｲ)
>いるかどうかも定かではないご近所さんに聞かれる前に決断的に家の中にエントリーださやか！
いえっさーっ！（ﾋｮｲｯとサキを担ぐ！）
おおほいほい！おおほいほい！

姉妹愛…いい響きねぇ…（ゆら〜…）

本当か！許してくれるのか…「」さん…！
私がネオマギウスに行ったときもそうだったな…

ご近所さんではないが聞かれていたー！？

そのぬぼーっとした佇まいは！？

紅葉結菜
（ﾄﾞｰﾝ）

>サキさんよ…君の姉妹愛…深く感じ入った！
>だからもうそれで十分なんだ！いいね？
「」さん…ありがとう…！ありがとう！
今度ぜひあらためてレパ・マチュカやあすなろに足を運んでくれ
せっかく見滝原に戻ってきたんだ、聖団のみんなも会いたがって…
>姉妹愛…いい響きねぇ…（ゆら〜…）
お、お前は…！

マ連のプレイアデス聖団の姉妹愛…いいものを見せて貰ったわぁ…（くすっ…）
そしてあなたが長女の浅海サキ…

かつてキモチの石の争いにおいて、マ連をも相手取ることになった時ぃ…（ゆら…）
マ連構成チームの中でもっとも警戒していたのが、あなたたちプレイアデス聖団だったのよねぇ…

お邪魔したかしらぁ？
今日は報告とお礼を兼ねてきたのよぉ…桜と墓地の一件ではお世話になったからぁ…

結菜ちゃん…ネコミミモードいる？
前回のお詫びとして里美ちゃんから有無を言わせずもらったしっぽとセットのやつがあるのだが…

（包みを持っている結菜である…これでも上流階級、礼儀を知るものなのである）

>マ連構成チームの中でもっとも警戒していたのが、あなたたちプレイアデス聖団だったのよねぇ…
う、それは……大方、私たちにまつわる噂を聞きつけたと言ったところだろう…？
『魔法少女殺しのプレイアデス』…（ソウルジェムを集めていた頃のことを思い出すサキである）

おお、いけない！
ともかく二人とも上がって上がって！！！
さやか！まろ茶の用意をしなさい！！

そうねぇ…それにうちの若い子たちの魔法少女観に悪影響が出るデザインが多かったものぉ…(くっくっ)

（そういうわけでいつものように「」宅の居間である）

>さやか！まろ茶の用意をしなさい！！
あいよっ！がってんだ！！（ﾄﾞﾀﾀﾀ…）

プレイアデス聖団は、血も涙もない殺人集団…
…そういう形で想定していたことも、正直に言うとかつてあったけれどねぇ…
けれど実際に会って、見てみると…実体はずいぶん違っていて驚いたものよぉ…

ムッハハ！俺たちも初めて君らと出会ったころはそう思ってたっけなサキさん

>そうねぇ…それにうちの若い子たちの魔法少女観に悪影響が出るデザインが多かったものぉ…(くっくっ)
あたしもかずみと初めて会った頃はさ…あはは
いやー、魔法少女衣装の肌色率が一気に上がっちゃったなって…

わ、私は聖団で唯一ふしだらなデザインをしていないお姉ちゃんだぞ！なあ「」さん！(ｶﾞｯｼ)

そうだな、聖団の中でも衣装が慎ましいのは私くらいのものかもしれん
シスター風の海香も、実はあれで布地は薄いからな……って、そうじゃない！

そうだったわぁ…こちらをどうぞぉ…
（スッと包みをちゃぶ台の上に置き勧めてくる）

あらぁ…仲がいいのねぇ

お茶が入ったわよ「」っしー（ｽｽｽ…と正座にてチャを供するさやかだ）
粗茶ですが…（結菜へｽｲ…）
粗茶ですが…（サキへｽｲ…）

ほんのつまらないものよぉ…（ｽｲ）

>ほんのつまらないものよぉ…（ｽｲ）
ッ…！！（居住まいを正す「」！）

いえ結構です
悪いです

いえ✋結構です…悪いです…

いえ✋
結構です、悪いです

（相手は上流階級…これは奥ゆかしさが試されているのだ！）

（三カメを使い、奥ゆかしく断る成人男性…！）

そう仰らずにぃ……（くすっ…）

…それでは
ありがたく…（奥ゆかしく受け取る「」である）

ご、ゴウランガ！結菜は成人男性の鍛えられたサラリマン奥ゆかしさに舌を巻いた！
この男は初手から三回断って見せることで充分な奥ゆかしさを自ずと付与したのだ！

それでは…（ｽｲと受け取る「」）

ふふ、さすがねぇ……「」さん…（にっ…）

（さやか…私にはわからんが…ああいうものなのか？）

む、むう…（嘆息するサキ）
これが奥ゆかしさというものか

（サキさん！そのまま一気に受け取ったらヨクバリに思われちゃうのだ！！）

そ、そうか…！（クイッと眼鏡を直すサキ）
そういえば私が幼い頃、お父様がビジネスの場でこのようなやりとりをしていたのを見たことがあるが…！

>（サキさん！そのまま一気に受け取ったらヨクバリに思われちゃうのだ！！）
な、なるほど…？

さて…では本題に入るわぁ
確か浅海さんのデザインが本当に慎ましいものかどうかだったかしらぁ…？(ｸｯｸｯ)

複雑だな…織莉子なら詳しいのだろうが、むむむ

報告をさせてもらうわぁ…桜は無事に根付いた…
今は虎屋以外からもあの桜の元へやってくるようになったわぁ…

>確か浅海さんのデザインが本当に慎ましいものかどうかだったかしらぁ…？(ｸｯｸｯ)
紅晴結菜、あなたまで〜…！！（ぐぬぬ…）

>報告をさせてもらうわぁ…桜は無事に根付いた…
>今は虎屋以外からもあの桜の元へやってくるようになったわぁ…
おおっ！やったね紅晴パイセン！
ということは…二木市でももう、魔女化はしないってこと！だよね！？

いいえ…魔女化が無くなったわけではないわぁ…それはアナタ達の街と同じ…
あの桜はまだ幼い…だから負荷がかかればすぐに枯れてしまうわよぉ…？

本家ほどの力はまだないという事か…今は育てる時期…か

サキさんの魔法少女衣装はこう、シュッと纏まっててカッコいいんだよねぇ…あはは
あたしたちのマミさんやほむらなんかも肌色は少ない方だけど！

街の穢れの蓄積を常に防いでくれているのだから…ぜいたくを言ってはいけないのだけれどもねぇ…

>本家ほどの力はまだないという事か…今は育てる時期…か
そう……一人や二人なら、穢れを回収して産まれるはずだった魔女をドッペルに変換してくれるはず
けれどもし、立て続けに…多く見積もっても十人ほどのジェムが限界を迎えてしまったなら…

ふむ…ただ受け取るだけではいかんという事だな？
此方からも桜に恩返しをしていかねばならん！
ちなみに私はこちらに来るときにちょっと寄付をしてきたが！

そこで提案があるのよぉ…聖団の浅海さんが居合わせたことはまさにチョージョーねぇ…(じっ)
現在、桜を介してのワープシステムが構築されつつあるわぁ…そのワープ先の一つとしてあなた達の所有するとあるシステムを組み込んでほしぃ

サキさんや、あすなろの分け身はどうだい？

じゃあ…みんなでみんなを支えるみたいな感じ…かな？
>ちなみに私はこちらに来るときにちょっと寄付をしてきたが！
うわっ！サキさんエライ！！！

自分たちで育てる浄化システム…ってことだもんねぇ？
>ちなみに私はこちらに来るときにちょっと寄付をしてきたが！
あたしたちも毎日魔力を上げてる！杏子の教会にあった菜園みたいに枯らしちゃったりでもしたら大変だよ

ええ…私もこの街の桜には"挨拶"をしてきたわよぉ…

>うわっ！サキさんエライ！！！
偉くはないさ…姉だからな！！！

アイサツは実際大事だからな…
古事記にもそう書かれている

>うわっ！サキさんエライ！！！
そ、そんな褒めることじゃない…弟よ……と、当然のことをしたまでだ…！（ﾑﾌｰ…！）
>サキさんや、あすなろの分け身はどうだい？
それならば、かずみたちの学校にある桜に紛れ込ませることに成功したぞ…！

(「」さん…「」さん…)
(サキちゃんを褒める時はアゴの下をカリカリしてあげるのよ…ウフフ…)

それに…こうすることで覚えておいて欲しい事もあるのよぉ…
多くの者たちが血を流して倒れた上にあるという事を…

お墓の方はどうだい、静かなままで行けそうなのかい？

>それならば、かずみたちの学校にある桜に紛れ込ませることに成功したぞ…！
なんと……ムフフそれは良かった
そこは魔法の研究に対して一日の長があるプレイアデス聖団だ、さすがの手際だといえる…

>お墓の方はどうだい、静かなままで行けそうなのかい？
三人の願いで守られている場所だもの、しばらくは安泰だと
……言える、のだけれどぉ…（やや歯切れの悪い結菜である）

>お墓の方はどうだい、静かなままで行けそうなのかい？
ええ…あれから念のために色々調べたけれど…
やはり祈りによって守られているわぁ…

二木のカタコンベか…（サキの表情がやや翳る）
思えば、聖団にも似たような場所があった…みらいの願いで作ったテディベア博物館
『アンジェリカ・ベア』の地下にある…レイトウコ…

まあ一筋縄じゃ行かないところだろうけども…もしもまた何か困ったことがあったら相談しに来るといい
もう他人というわけでもないのだから

>まあ一筋縄じゃ行かないところだろうけども…もしもまた何か困ったことがあったら相談しに来るといい
>もう他人というわけでもないのだから
そうそう！って…いつもこんな感じよねあたし達は！！？

>(「」さん…「」さん…)
>(サキちゃんを褒める時はアゴの下をカリカリしてあげるのよ…ウフフ…)
ううっ…さ…里美ちゃんセンセイのインストラクションが…！
（ニューロン内で微笑む里美ちゃんの豊満がデカパイだ）

>『アンジェリカ・ベア』の地下にある…レイトウコ…
そぅ…そのレイトウコについてよぉ(じーっ)
アレは本来、ジェムが限界を迎えそうな魔法少女の避難所だったそうねぇ…再稼働はできるぅ？
いえ…そう遠くないうちに必要になるかもしれないわぁ

な、レイトウコを…再稼働だと…？（驚愕の表情で結菜を見つめるサキ）

あれは…あまり良いものではないのだ…
だから我々はあれを封印した…

結菜さんや…勘弁してやってほしい
噂話で聞いたんだと思うけど、あれは駄目だ
ニコちゃんも悲しむ

それにだ…遠からず必要になるとはどういうことだ？（じっ…）
あの設備には、私たち聖団にとって二つの思いがあるんだ
一つは後悔、もう一つは戒めだ…それを再稼働させることの意味をわからないあなたではあるまい

うん…確かにあれは…結構危ないものなんだよね
あたしたちもあのレイトウコで昔サキさん達と戦った事があるんだから

>それにだ…遠からず必要になるとはどういうことだ？（じっ…）
もし…鏡の魔女がやったように悪意をもって魔法少女の魔女化を促進する事態が起きたらぁ？
もっといえば、桜の処理能力を超える穢れが街中に溢れ出すような事態が起きたらぁ…？
私たちにはその対策を取る備えがないのよぉ…

>それにだ…遠からず必要になるとはどういうことだ？（じっ…）
そぅ……差し迫って、どうという事態では無かったのだけれど
あくまでももしもの時の備えとしての頼みだったのよぉ……でも
>あの設備には、私たち聖団にとって二つの思いがあるんだ
>一つは後悔、もう一つは戒めだ…それを再稼働させることの意味をわからないあなたではあるまい
決意は固いようねぇ……

あなた達にとっての負の遺産という事ねぇ…
ごめんなさい…触れるべきところではなかった…

>もし…鏡の魔女がやったように悪意をもって魔法少女の魔女化を促進する事態が起きたらぁ？
>もっといえば、桜の処理能力を超える穢れが街中に溢れ出すような事態が起きたらぁ…？
>私たちにはその対策を取る備えがないのよぉ…
もしもそうなった時、私たちの…レイトウコが、今度こそ役に立つ…のか？
本当の意味で命を守るために…
……………（目を閉じ思案するサキ…）

なるほど…もしもの事を考えてという事か
でも…あれはやはり、わが姉妹にとっても戒めであるんだ…特にニコにとってはな…

>あなた達にとっての負の遺産という事ねぇ…
>ごめんなさい…触れるべきところではなかった…
……いや、そちらの意見も一理あるのは確かだ
だが、内容が内容だ…私だけでは決定を下せない

サキさん…（不安げにサキを見るさやか）

紅晴結菜、あなたからのその相談は一度あすなろ市へ持ち帰らせてもらう
聖団のメンバー全員と相談させて欲しい…だが、色よい返事は期待しないでくれ

サキさん…無理するな
思い出すだけで辛いだろう、ソウルジェムとかなんかに悪い

我らがプレイアデス聖団である限り、このことから逃れられないのは当然だろうな…他にここまでした者たちはいない(ｸｲｯ…)
キミたちのカタコンベが前に進んだのだ、我々もビクついてはいられまい…時間だけいただきたい

>紅晴結菜、あなたからのその相談は一度あすなろ市へ持ち帰らせてもらう
>聖団のメンバー全員と相談させて欲しい…だが、色よい返事は期待しないでくれ
ええ、ありがとぅ……（ﾍﾟｺﾘ…）
私も…貴女たちにとってのレイトウコへの思いというものを改めて再認識したわよぉ…

…そしてあなた達の心の傷に触れてしまった事に謝罪するわぁ…（ぺこり）

…いただくわねぇ（椀を手に取り…儀式めいて三回、手の中で回す結菜）

ちょっと奥ゆかしさが重点ではなかったな？結菜さん…

>…いただくわねぇ（椀を手に取り…儀式めいて三回、手の中で回す結菜）
あっ……そうだった、私もいただこう（若干ぎこちないが見よう見まねチャを飲むサキ）
すっかり冷めてしまったが、美味しいな…さやか、いつの間にか緑茶を淹れるの上手くなってないか？

あはは……そうかな？♪
マミさんの淹れた紅茶にもいつか勝てそうだったり？

うむ…私も…マミのお茶会に出席すべきなのだろうか…？
どうも苦手で…

>ちょっと奥ゆかしさが重点ではなかったな？結菜さん…
そのようねぇ…今後の戒めとしなくてはいけないわぁ
一度、大人を経験していたとしても…まだまだ大人になるための道は長く険しいようねぇ…

いや、問題ない…いつか誰かに言われると覚悟していたから(ｽﾞｽﾞ…)
ただ…あとでしばらくボールを転がしたりして我を忘れる時間がほしいとは…