「」っしー…そんな装備で大丈夫？
なんてね！

大丈夫だ！問題無い！
>家に取りに行くとかになったら大変なんだからね！
一応俺の地元に帰るわけだからな…ううむ
激烈に遠くは無いがすぐ往復できる距離でも無いからな

あたしはもうバッチリ！（サムズアップさやか！）
必要な物も着替えも！消火器も！ほむらから借りた爆弾とかもちゃんと持ったからね！

迷わないように地図ヨシ！
お供えヨシ！

ううむ…後半のはまぁジョークとして…ジョークだよな？
まぁいいか！行くぞ！

「」っしー用のおなまえシールだってほら！(血走った目)

いえーす！あたしも「」っしーのご実家さんの敷居をまたぐのは久しぶりだから
ちょっと緊張してるけど〜…

御線香はこっちにあるから！爆弾はやめてくだち！
そういうわけで出発だ

>「」っしー用のおなまえシールだってほら！(血走った目)
お、おおそうだな！もちものに名前を書くのは実際大事だ…
…なんか俺に貼ろうとしてないかさやか？ここはもう駅だぞー！？

まぁまぁまぁ「」っしー
まぁまぁまぁまぁ…いやー、持ち物に貼るよりやっぱり首筋に直接…！

アァーッ！女がいる！
うちの人を狙っているにちがいないのだ！(ぐるぐる)

見滝原駅から電車に乗り込む二人！小旅行はこれからだ！

あら、「」さんに美樹さん！（駅の入り口にて出迎えるマミさんだ）
そう…行ってしまうのね…オヒガンに導かれて…

はうっ！マミさん！？（がうっがうっ）
まさかマミさんが刺客って…コト！？（がうっがうっ）

<前回のあらすじ>
あの後、さやかちゃんはいろはちゃんにアームロック喰らわされて、危うく肩に脱臼癖が付く所でした
インガオホー！

し、刺客って…？（小首をかしげるマミ）
…コホン、まぁそれはいいとして…「」さん！
美樹さんのこと！よろしくおねがいしますね！行ってらっしゃい♪

>必要な物も着替えも！
うむ！
>消火器も！ほむらから借りた爆弾とかもちゃんと持ったからね！
そこから先はナンデ！？
って言いたい所だが･･･多分里帰りしても魔女に襲われそうだもんな･･･俺

（マミさんからもなんかお土産をもらってしまった…）

>はうっ！マミさん！？（がうっがうっ）
>まさかマミさんが刺客って…コト！？（がうっがうっ）
＜落ち着きなさい美樹おろか･･･
＜･･･事情は環いろはから聞いた･･･と言うか無理やり聞かされたわ･･･
＜貴女万年発情期にも程があるのよ･･･

…っと、そうだわ美樹さん？織莉子から今回の帰省について伝言があるの(じっ)
これからおそらく、あなた達にとって思いがけない出会いが待っている…そういう光景が朧げに見えたそうよ

顧問である「」さんのご両親…そして、天国のお爺さま達に会いに行くのよね？
なら、マ連の総司令官としてお土産のひとつも持たせてあげないといけないもの！
お墓参りはとても大切よ、しっかりね…！

思いがけない出会い？「」っしーの地元で…？（ぱちくり）
「」っしーってもしかして地元に残してきた幼なじみとかそういうのが居たりする？まさかでしょ！

もしかして俺が滅多に墓参りしないから怒って化けて出るとかじゃないだろうな？！

>「」っしーってもしかして地元に残してきた幼なじみとかそういうのが居たりする？まさかでしょ！
そんなのは居ない…いないのだ…
そんな、はじまりの街にずっといる花屋の娘みたいなのはいない…！

>もしかして俺が滅多に墓参りしないから怒って化けて出るとかじゃないだろうな？！
…くすっ、そうかもね？（イタズラっぽく微笑むマミ）
だとすると「」さんが少し羨ましいかもしれないのよね
…私だって、パパやママと会いたいって思うときあるのだもの

そっか！良かった〜！！
（「」の灰色の人生ではある…）

ふふん♪そっかそっかー…「」っしーに幼なじみの娘はいなーいっ♪
まぁ、マミさんとほむらに見送られてお土産まで増えちゃって…
>見滝原駅から電車に乗り込む二人！小旅行はこれからだ！
あっ！見てよ「」っしー！あの二人が手を振ってるのが見えるよ！おーい！

そして地元のお墓のある駅へ！
なんだかんだで関東県内だったのでそこまでの遠出ではないのである！

わおー…（電車の車窓を流れる景色を見つめるさやか…どんどんビルが減って緑が深くなっていく）

>そっか！良かった〜！！
>（「」の灰色の人生ではある…）
>ふふん♪そっかそっかー…「」っしーに幼なじみの娘はいなーいっ♪
傍から見れば割と酷い話の流れではあった！

>あっ！見てよ「」っしー！あの二人が手を振ってるのが見えるよ！おーい！
本当だ…お、おーい…！
…あっという間に見えなくなってしまって…なんだかんだで俺にとって
見滝原が大事な場所でそこを離れるってのは寂しいって思えるようになっちまったんだなぁ…

いえーす…「」っしーはもう見滝原の人なのよ
神浜にもこの地元にもあげないんだからね…！

……っと！とうちゃーくっ！！（降り立つさやか！イワシ復活！）
やっぱ最初は…ゴアイサツに行かなくちゃだよね？「」っしーんちにさ

そうだなー…まず実家に顔を出そう
麦茶でも飲んで休んだら…さやかもそれでいいか？

この流れで察せない方は流石に居ないと思うが
美樹さやかと言う女は独占欲の塊かつ男を自分の手元に置くためなら手段を選ばないのである！
その笑みは似たような声をしたサイボーグテコンドーカラテ使いめいて残虐であった！コワイ！

―某県某所、「」の実家「 宅―

うう…なんか帰るの久しぶりで気恥ずかしい！
気恥ずかしい！

>麦茶でも飲んで休んだら…さやかもそれでいいか？
おっけーおっけー！あたしはもう覚悟できたって言うか
心の準備いつでもおっけーっていうか！だから！

……うう…！（インターホンを鳴らそうとして…指が止まる成人男性だ）

……♪（にっ）
えいっ（さやかの指が押してしまう！ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ！）

ｱｯｺﾗｰｯ！まだ心の準備が！

なーに躊躇ってるのよ「」っしー…べつに勘当なんかされてるとかじゃ無いんだから！
堂々と帰れば良いでしょ！自分の家なんだから！

＜はーい！どちら様ですか…って、なんだ「」だね？
＜お父さんお父さん！「」が帰ってきたわよ！さやかちゃんも一緒！

うお…この声はｶｰﾁｬﾝ…というか、お袋…！
元気そうで何よりだが久々に声を聞いたな…

た…ただ今帰りました！

（窓越しに小柄な人影が見える…来客を目視で確認したようだ）
（ﾊﾟﾀﾊﾟﾀと走る音が玄関まで響き、ドアが開け放たれる）

あらら…奇遇よねアンタも！
ちょうどアンタ目当てのお客さんが来ててね…ウチを出てってからどこに行ったかとか知らないってんで

まぁまぁ！お帰り「」…こうして顔を見るのはなんだか久しぶりだねあんた！
そんでさやかちゃんも！大丈夫かい？うちの子にカテキョしてもらってるそうだけれど
この子の頭で見滝原中学の勉強、見れているといいけど…

俺に客？というかここで俺を待つ人間なんて父ちゃん母ちゃんくらいかと…

>この子の頭で見滝原中学の勉強、見れているといいけど…
そこはもうちょっと忖度してくれお袋ー！！（がーん）
>ちょうどアンタ目当てのお客さんが来ててね…ウチを出てってからどこに行ったかとか知らないってんで
んん？俺への客…？そんな因果があるような人っていたっけか…？

>そんでさやかちゃんも！大丈夫かい？うちの子にカテキョしてもらってるそうだけれど
>この子の頭で見滝原中学の勉強、見れているといいけど…
まったまたーおばさま！あたしの勉強なんて所詮中学レベルですから！
いつも「」さんにはおせわになってまっす！

(見ると土間にはパンプスが一足並んでいる…ｶｰﾁｬﾝのものにしては趣味が若すぎるものだ)

って……「」っし…じゃなくて「」さんに来客！？

ど…どういうことよ「」っしー…？（つんつんつんつん…そして小声だ）
地元に待たせてる花屋の娘みたいな相手は居ないって話だったじゃないのよ？

いや…俺にも心当たりが無くて…
>(見ると土間にはパンプスが一足並んでいる…ｶｰﾁｬﾝのものにしては趣味が若すぎるものだ)
あの、これ…この靴、お袋の…じゃないよな？

＜な…なんだってーーー！？（リビングから年配男性の素っ頓狂な声が響く！）

本当に…誰だ…？！

親父の声！？
ちょっとおふくろ！？い、いったい誰が来てるんだ名前を名乗ったかその人！？

（「」っしー気をつけて？時々とんでもないとこから狙われるし！）

まぁまぁ…実際会えばわかるわよ！(ｸﾞｲｸﾞｲ)
しかしお母さんびっくりだわ…まさか息子が旦那に似ず女たらしだったなんて、さやかちゃんも大変よ

ゴゴゴゴゴゴゴ…！（玄関に置かれたパンプスから漂うスゴあじ…）

>（「」っしー気をつけて？時々とんでもないとこから狙われるし！）
スタンド能力者かなんかみたいに言わないでいただいてー！
>しかしお母さんびっくりだわ…まさか息子が旦那に似ず女たらしだったなんて、さやかちゃんも大変よ
違うんだｶｰﾁｬﾝ聞いてくれ！

し、信じてー！！俺は何も知らない！
ともかく誰なのぉ！？

＜それは本当か…いやしかし、あの「」が…うちの「」がそんなことを…（親父の声は困惑を帯びている）

すでに親父と面会中！？
一体…いったい、誰と話しているんだ！？

（障子越しに見えるのは一人の女性のシルエット）

＜本当も本当です……ふふふ、そしてわたしのことをあの人は
＜『妹』だと、そう呼んでくれて…

>（障子越しに見えるのは一人の女性のシルエット
あれは…お、女…！（ぐぬぬ）
やっぱり女…攻撃を受けているよ「」っしー！気をつけて！（ｶﾞﾙﾙﾙﾙﾙ）
>＜『妹』だと、そう呼んでくれて…
んん？いもうと〜…？

んん？！この声はー？

ガラッ！

（その女性のシルエットの背は…高い…）
（影だというのにはっきりとわかる豊満さだ）

ただいま親父！そして！
織莉子ちゃんだな！？

まぁ……お兄様！（んべっ♡）
やっと会えた…！

お…おかえり「」……しかしお前、お前には〜…！
…ちょっと話がある！そこに座りなさいそこに！

お帰りなさい(ｵﾘｰｰｰﾝ)

マジでおりりんだった…！
じゃぁなによおりりん〜！あんたマミさんに予知が見えたとか言ってたあれは仕込みだったってことだね？！

ちょ…おりりんじゃないのさーー？！！！
ってこの子あたしの知り合いでもありますおとーさんっ！！

な…なぜ妹なのだ、息子よ！(ﾋｿﾋｿ)
あの子見たところハタチは越してるだろう…確かにおかしくない差かもしれないが、しかし…！

>お…おかえり「」……しかしお前、お前には〜…！
>…ちょっと話がある！そこに座りなさいそこに！
親父！なんか誤解していないか！？
誤解なんだ！誤解でこれは…その！あの…ですね…！

>じゃぁなによおりりん〜！あんたマミさんに予知が見えたとか言ってたあれは仕込みだったってことだね？！
あら、さやかさんだって言ってたじゃありませんか（くすっ）
「大きな妹が出来たことを報告しなくちゃいけない」と…！

>な…なぜ妹なのだ、息子よ！(ﾋｿﾋｿ)
>あの子見たところハタチは越してるだろう…確かにおかしくない差かもしれないが、しかし…！
それは…その…！
どう説明したんだ織莉子ちゃんんんん！

>あの子見たところハタチは越してるだろう…確かにおかしくない差かもしれないが、しかし…！
二十歳は越してませんからおとーさん！
この子あたしのイッコ上だからこれでもまだ15歳ですってば！

15歳…？！
ひ、人は見た目に寄らないとは言うが…うむ…！？
「」！やはりそこに座りなさい話がある！母さん！まろ茶をここに！

しかしだな…こんな中学生にそんな呼ばせ方をさせるのは通報されるぞお前！！

>どう説明したんだ織莉子ちゃんんんん！
ごめんなさい、少し方便を交えて説明してしまいました
…わたしはここの世界の出身の人間ではありませんから

>…わたしはここの世界の出身の人間ではありませんから
むむ……確かに並行世界云々とか、魔法少女のことなんかは
ウカツには話せやしないか…

>しかしだな…こんな中学生にそんな呼ばせ方をさせるのは通報されるぞお前！！
とんでもない誤解が生まれている…！！！

「」さんが地元を離れる前に、まだ幼かったわたしもここを訪れていて
その時に、保護者とはぐれてしまって泣いていたわたしの面倒を見てくれて
『寂しいなら妹にしてあげるから泣かないで』と言ってくれたと…

あら…15だったの！てっきり大学の後輩かなんかだと思ったわ
息子と仲良くてトシの近い女の子なんてレアすぎて、色々話そうと思ってたけど…(上等なワインを後ろ手に隠す母であった)

>あら、さやかさんだって言ってたじゃありませんか（くすっ）
>「大きな妹が出来たことを報告しなくちゃいけない」と…！
う……だ、だからっておりりんあんたねぇ〜…！
行動力の化身〜…ッ！

>「」さんが地元を離れる前に、まだ幼かったわたしもここを訪れていて
>その時に、保護者とはぐれてしまって泣いていたわたしの面倒を見てくれて
>『寂しいなら妹にしてあげるから泣かないで』と言ってくれたと…
そ、そうか……！（冷や汗まみれの成人男性だ！）

…というわけなんだ！これで納得してもらえたか親父！おふくろ！

（おりりん？なんか理想の出会い設定してない？！！）

>>「」さんが地元を離れる前に、まだ幼かったわたしもここを訪れていて
>>その時に、保護者とはぐれてしまって泣いていたわたしの面倒を見てくれて
>>『寂しいなら妹にしてあげるから泣かないで』と言ってくれたと…
>そ、そうか……！（冷や汗まみれの成人男性だ！）
(刹那、さやかの顔色がカブキめいて白くなった気がした)
ｲﾖｫ･･･

あれからわたしも「」さんのことをずっと探していましたが…くすっ♪
ここで待っていれば確実に会えると待っていました…
会いたかった！お兄様…！

(ｷﾞｭｯ…たぷんっ)

ｲﾖｫ･･･！(ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ