確か…今は紅晴センパイんちの庭に植えてあったよね、ひかる？
こないだあんた、なにか思いついた感じだったけど…

ちょっと早いお彼岸になってしまった気はするが…
それはそれで良しとしよう

桜…桜がどうかしたのかしらぁ…？

…終わったようっすね（カタコンベから引き上げてきた一同を出迎えるひかるだ）
>確か…今は紅晴センパイんちの庭に植えてあったよね、ひかる？
>こないだあんた、なにか思いついた感じだったけど…
それなんすけど……結菜さんがもう少し持ち直してからでもひかるは…

（ﾇｯｯと現れる結菜であった）

>桜…桜がどうかしたのかしらぁ…？
いえーす…ひっこし先、考えてるんでしょ？

>桜…桜がどうかしたのかしらぁ…？
う、うわぁ？！結菜さん？！びっくりさせないでほしいっす！

…そうね…あなた達にも見て欲しいのよぉ
うちにある苗木を…

ま、今んとこセンシティブなモンだな(ﾆﾋｯ)
なんせただでさえ市レベルの結界だったのが、こないだの騒動でほぼリセットだ…姉さんち周りならまだしも、ウチや蛇の宮じゃなぁ？
口の悪い言い方をすりゃ、命の特権が出来ちまった…まだ良い子ちゃんだらけだから何も起こってねーだけっつーか

ありがとな、美樹サンに「」サン……（にっと微笑み歩を止める涼子だ）
じゃ、あたしはこれでお暇することにするよ
うららのやつを泣かせちまった……そこんとこは、旭にきちんと説教されなくちゃならねぇ

そうかい、美樹サン達にはこれから用があるんだな？
あたしは用も済んだしこれで失礼させてもらうとするさ…まだあまり長居するのも良くねえ…

そうか、涼子ちゃんの目的はもう済んだんだったな？

えぇ、南津さん……他ならぬあなたにこんなことを言うのは妙かも知れないけれど
さくやに会いに来てくれて、ありがとう……また、会いましょぅ

涼子さん…えっとあたし達が役に立てたならうれしいです
あんまり大したことはできなかったけども…これ
預かってたバッグです！

…ひかるからはあんたに、ここでは何も言わないっす（目を閉じるひかる）
結菜さんが言ってくれたっすからね

じゃ、こっからはあたしが駅まで送るから（やってきたらんかである）

>…ひかるからはあんたに、ここでは何も言わないっす（目を閉じるひかる）
>結菜さんが言ってくれたっすからね
恩にきる！（合掌する涼子）

ふむ…じゃあおじさん達はこっちで預かるね〜？(ﾍﾟﾛｯ)
姉さまパパは出張中だから積もるお話も安心してできるよ〜

らんか・・・頼んだわよぉ・・・
それじゃ、私たちは行きましょうか・・・

>預かってたバッグです！
ありがとよ、美樹サン…すげぇ助かった！（にっ…！）
>じゃ、こっからはあたしが駅まで送るから（やってきたらんかである）
重ね重ね、世話になっちまってるな……んじゃ（カタコンベの戸を見つめる涼子）

……あばよ、ダチ公…！

（そして紅葉邸へ到着するさやかと「」ご一行だ）

行ってしまったっすね……それじゃ、ひかるたちも向かうっすよ！（ﾋﾞｼｯと敬礼！）
向かうは結菜さんの家っす！

…中へどうぞぉ…（顔認証で開く扉である）

>…中へどうぞぉ…（顔認証で開く扉である）
金持ちの家のセキュリティ…！

オルガさんたちを迎えに行ったときもきたけど
やっぱり大きい家なのだ…

当たり前っす！結菜さんの家は超豪華っす！

>（そして紅葉邸へ到着するさやかと「」ご一行だ）
いつぞやもお邪魔したが……（ザ・豪邸といったたたずまいのを見上げる成人男性だ）
でかい！お高い！そして良い匂い！これがカチグミか…！

そうねぇ…オルガが買って飲まないまま置いていったプレミアムな缶とかもあるから、よかったら持って帰ってちょうだぃ…

それは…まぁ、ありがたいが…！（広すぎる庭に出る一行である）
うおお……異世界転生したファンタジー世界のお屋敷にある庭園みたいだ

>そうねぇ…オルガが買って飲まないまま置いていったプレミアムな缶とかもあるから、よかったら持って帰ってちょうだぃ…
そ、そうなんだ…というか結構な暮らししてたのかなあの子達は！
豪快というかなんというか…

ﾆﾋｯ!
でもあいつらのおかげでこの街の奴らにも気合が入ったのさ！
アタシは嫌いじゃなかったぜ？

>うおお……異世界転生したファンタジー世界のお屋敷にある庭園みたいだ
んー…わたしはお庭で花とかチョウチョとかを愛でるよりもさ？
エアコンの効いた快適すぎる室内でゲームざんまいするのが好きなんだけどな〜♪（んべっ♡）

こっちよぉ…
（庭の片隅の小さな木の前に案内される…「」の家の庭にあったものと似た大きさだ）

姉ちゃんとガンヒルトは気が合ってたみたいだもんね〜？

>んー…わたしはお庭で花とかチョウチョとかを愛でるよりもさ？
>エアコンの効いた快適すぎる室内でゲームざんまいするのが好きなんだけどな〜♪（んべっ♡）
ひかるも賛成っす！（敬礼しつつ追従するひかるだ！）

>こっちよぉ…
>（庭の片隅の小さな木の前に案内される…「」の家の庭にあったものと似た大きさだ）
うーん…あんまり育ってない感じ？
でも元気がないって感じじゃないよね

長い間のピコピコはよくないわよぉ…
それはともかく…今の桜の育ち具合はこんな感じねぇ…
率直に言って植えた日から進展がない…そしてその事に街の子達も気づき始めている…

うーん…日当たりが悪いという感じではないよね？
でもここからは移したいって理由は？

俺の庭に植えた子は、単純に場所の広さというか日当たりの悪さというか
そういうのも問題だったみたいだからな…ううむ

>うーん…日当たりが悪いという感じではないよね？
>でもここからは移したいって理由は？
見てのとおりよぉ…この家に入らなければ水を上げる事も魔力を供える事も出来ない…
そうなればどんな反応が起こるかはわかるわよねぇ？

あ？そりゃアレよ
こいつをここに…虎屋町のナワバリに起きっぱにしてたら、独占してるみてーじゃねーか
大袈裟な言い方すりゃ、血の惨劇パート2もありうるっつーの…めんどいけどな

「虎屋が樹を独占してる」
そうみられても仕方ねえだろこりゃ…そろそろ潮時って奴だ

ひかる達もそんな事はしていないって言ってるんすけど…
やっぱりこの結菜さんちにビビっちゃう子も多いみたいで…

蛇の宮の子たちもさ、姉さまのお家に遊びに来るのはちょっと遠慮しちゃってるんだよね〜…
わたしなんかは率先して来てるけど、みんなにとっては姉さまってやっぱり年上だし…お金持ちだし…

そういうところはあたし達も気にしてたとこだよ
だから大きな公園の桜の木のとこに移したんだ

うちはマ連の子たちが入り浸るからいろんな子の魔力を供給できていたけど
なるほど…ここだと偏りも出ちゃうし絶対量も足りなくなるのかもね

この私が囲いを作っている状態は良くないわぁ…だから…
移転するにあたってあなた達の経験の知りたいのよぉ

>蛇の宮の子たちもさ、姉さまのお家に遊びに来るのはちょっと遠慮しちゃってるんだよね〜…
あたしだって実家はマンションだもん、ビビっちゃうのは小市民としてトーゼンだってば！
>わたしなんかは率先して来てるけど、みんなにとっては姉さまってやっぱり年上だし…お金持ちだし…
アオ……あんた、ただゲームやりに来てるだけに見えてそんな深い考えが…？！

桜子いるでしょ？あの子はさ、この木でもあるんだよ
だから本人が気に入るとこを見せてあげるのがいいと思うんだけども…
どこか候補になっているとこってあったりします？

>うちはマ連の子たちが入り浸るからいろんな子の魔力を供給できていたけど
>なるほど…ここだと偏りも出ちゃうし絶対量も足りなくなるのかもね
そこなんだよなぁー…あー！めんどくせぇ！
竜ヶ崎の奴らなんて、樹里サマと一緒じゃなくちゃとてもとてもここには来れねぇとか腑抜けたこと言いやがって〜！

>アオ……あんた、ただゲームやりに来てるだけに見えてそんな深い考えが…？！
わたしはひかると違って考えてるから〜！

候補地……あるわよぉ…
でも、それに巻き込んでいいものか…と

ﾑﾑ!候補地があるとな？
もしかしてその候補地とは…あのカタコンベ近くかい？

まぁ…アオがうちの大きなテレビでゲームしに来るのに
蛇ノ宮の子たちへの配慮が本当にあったかどうかはともかくとして…（ｺﾎﾝ…）

>まぁ…アオがうちの大きなテレビでゲームしに来るのに
>蛇ノ宮の子たちへの配慮が本当にあったかどうかはともかくとして…（ｺﾎﾝ…）
あ〜ん！ほ、ほんとだってば姉さま〜！？（わたわたわたわた）
おじさ〜ん！姉さまがいじめてくるよ〜！

ふふ…（慈しみのまなざしでアオを見つめる結菜である）

>もしかしてその候補地とは…あのカタコンベ近くかい？
っす！…でもあそこ私有地っすから、勝手に木とか植えたらヤバいんすよね
…というわけでひかるのプランBっす、万年桜さんはじめウワサって魔女みたく結界を張れるって聞いてるっす

>もしかしてその候補地とは…あのカタコンベ近くかい？
そうなのよねぇ…けれど、あの土地はザックリ言ってしまうとねぇ
二木市の持ち物なのよぉ…いつまた、私たちにとって都合が悪くなる開発計画が持ち上がってしまうかわからなぃ…

あの場所は…二木市のモノよぉ…だから何かの工事があった時には…

あーそっか…あたし達もそういうとこで悩んだんだよね？
でも市の公園の桜並木の仲間の一つに加えてもらえればって事になったんだけども

でも…象徴とするならば…
皆がこの街で起きた事を忘れずにあの樹に寄り添うのならば…
あの場所が最適ではあるのよねぇ…

ほら…なんたったっけ？ちっと前にクルマ屋が街路樹全部取っ払ったアレ
アレの逆をするっつーことになるからなー…

>…というわけでひかるのプランBっす、万年桜さんはじめウワサって魔女みたく結界を張れるって聞いてるっす
結界か…まぁ確かに神浜にある本家の万年桜のウワサはというと
北養区の山の中にある結界の中にある…だからこそ一年中咲き誇っていても疑われるようなことは無い

>ほら…なんたったっけ？ちっと前にクルマ屋が街路樹全部取っ払ったアレ
>アレの逆をするっつーことになるからなー…
実際…あるらしいのよねぇ、市立公園の花壇に近所のおじいさんが勝手に花を植えたりとか
腐っても市長の娘としては迷惑はかけたくないのだけどぉ…

でも今の桜子はどっちかというと普通の桜の樹に近い体なんだよね？

気になったんだけども、あのカタコンベっていつごろからあるやつなんだい？
公用廃止になった治水施設と聞いたが

>気になったんだけども、あのカタコンベっていつごろからあるやつなんだい？
>公用廃止になった治水施設と聞いたが
私の先輩より前からあった…そう聞いたわぁ…

アタシもよくわかんねーが、結構昔からあったって話は聞いてるぜ？
まあ良く見つからなかったもんだ

ちょっと前にも開発計画…みたいのが持ち上がったことがあったっす！
いつの間にか立ち消えになったっすけど

その、廃止になった治水施設を転用して魔法少女の墓にしたのがその先輩だっつーの（頷く樹里）
まぁ世話焼きで、どこまでも利他的で…樹里サマとはトコトン合わねぇ奴だったが
そんなやつの弟子の姉さんと今こうして上手くやれてんだ、世の中わかんねーもんだよな…ニヒッ

やっぱりその二つの候補地が第一希望だったりするの？
みんなの意見としてさ？

>でも今の桜子はどっちかというと普通の桜の樹に近い体なんだよね？
『桜子さんから生まれた実から育った個体ほどそうらしい』とは
神浜で花屋をやってる人から聞いたっす
でも桜子さんが直接作ったこの苗木たちは特別…だとひかるは踏んでいるんすけども
この苗木が結界を作れるか…は正直未知数なんすよね…

私は…あの地にかけてみたい気持ちがあるのよぉ…
それには根拠がある…でも、確信には至れない…

そこでなんすけど……二木市にももちろん、市営の霊園があるんすよ
そこには結構な桜並木が植わってたはずっす…まぁ場所が場所っすから
一応、桜の名所と言っても花見でドンチャン騒ぎとかされることはないんす

何かあったの？姉様…私達も初耳だよ〜

市営の霊園？というと……いわゆる普通の墓場ってことかい？
そここそ市の土地だし、管理の手も入ってるだろうから勝手に植えたりしたら…

今から私が迷っている理由を話すわぁ…此方について来てくれるかしらぁ？

>市営の霊園？というと……いわゆる普通の墓場ってことかい？
>そここそ市の土地だし、管理の手も入ってるだろうから勝手に植えたりしたら…
っす
そこでウワサの結界の出番というわけっす！

ルミナスが丘も県営公園なんだけどね…あはは…

なんだァ？アタシらも知らねえことでもあんのかよ？

ウワサの結界の中で育てる…でも維持にも結構な魔力がかかると思うのだが大丈夫なのかい？

（案内される結菜ルーム！ここもそれ相応にでかい部屋だ！）

結菜さん、何かを掴んでたんすか？
でも光るにも一言くらい教えてくれても良かったっすよ〜

>ウワサの結界の中で育てる…でも維持にも結構な魔力がかかると思うのだが大丈夫なのかい？
けれども、市のやってる市民に解放された霊園だからこそ
結菜さんちよりアクセスは格段に良くなるはずっす…
それに……霊園なら静かだし、周りの桜のおかげで受粉にだって困らないはずっす…！

これを見てくれるかしらぁ…
（机の上から何やら紙束の資料を運んでくる結菜）
あまり良い事ではないのだけども…これは市の事業計画の資料よぉ…

>あまり良い事ではないのだけども…これは市の事業計画の資料よぉ…
おおぅ？！かなり危ない橋を渡っておられる―！！！！
いや俺たちも戦闘機の設計書やらちょっとｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ…だけども！！！

うげっ…！？
姉さま、けっこう危ない橋渡るねぇ〜…！

そういえば姉様は…お家パワー爆発って奴かな〜？

親の仕事の極秘資料を漏らすっつーのは確かにやべぇが…ニヒッ
姉さんのおかげで樹里サマ達もちっとはマシな作戦を立てることができるっつーの…！

ここを見てくれるかしら「」さん…あなたならこういった文書を理解できる頭だと思っているわぁ…
この年の事業計画…あの廃止された施設のもの…
この年も、この年も…なぜか立ち消えになっているの
（横線で抹消されている記録が見える）

おっと！撮影は禁止っす！
撮影は禁止っすからね〜！（ボディーガードめいて両手を広げるひかるだ）

ひかる達は橋も落としたっすからねぇ…

>この年の事業計画…あの廃止された施設のもの…
>この年も、この年も…なぜか立ち消えになっているの
>（横線で抹消されている記録が見える）
ま、まさか！！！？あれか？あの場所を手出しできないようにした…"願い"があると！？

「」っしー…！それって神浜の建設放棄地と同じことが起きてるって事？！
でも誰が？！

でも確信には至れないのよぉ…もしやと思っても
それは偶然かもしれないし、予算や他の事情で手が止まっているだけかもしれない…

私たちが象徴の魔女との戦いで拠点としたあの建設放棄地のマンション計画
白紙になったのよねぇ？魔法少女の願いによって…

王手がねえからどうにも踏ん切りがつかねえ
でもあそこに植えてえと…ははーん…それでうじうじやってたってのかよ？

まぁそこだな、願いによるものなのかの確証が無い
確認しようにも……

「「「　うう〜ん……　」」」

誰かが願ったのか…今となってはその先輩の事はわからないけれども…
先輩でなかったとしても魔法少女の何者かが願ったと

これは悩むっすねぇ…完全に理想のとこっぽいけど確信できないっていう

私はそう踏んでいるわぁ…その仮説が万が一、真実だったとして
その人が生きているかどうかは怪しいものよぉ…

…待てよ？確認することだけならもしかすると（PONと手を打つ「」だ）
『願いを叶えて回ってる本人』に直接インタビューすれば…？

>…待てよ？確認することだけならもしかすると（顔を上げる誠意人男性）
>それこそ『願いを叶えて回ってる本人』に直接インタビューすれば…もしかしたら
「」っしー！！ナイスアイディア！！！