大丈夫だ
確かに以前はとんでもない目にあったがもう戦いは終わったのだからね！

やることはあくまでも墓参りだ…普通の墓参り
…花も買ったし、いくとするか

良いかさやかよ…こちらも武装解除したような感じで行くのだぞ？

＜おーい！待たせたね二人とも！！

あっ、涼子さん！こっちでーす！いやー…時間ぴったりですよ！

涼子さーん！やーっほ！待ってたよ
そんじゃ…行きますか！

（私服でスポーツバッグを肩にかけたスタイルでやってくる涼子だ）

なんか…アタシの都合に付き合わせちまったようで本当に悪い！このとーり！（合掌してｵｼﾞｷﾞだ！）

悪いね、あたしのワガママに付き合わせちまって
まァ、正直…門前払いを食らってもしかたねぇと思っちゃいるが

いいんだ、墓参りは大事だ…ううむ
オボンに帰省しなかった俺が言っても説得力はないかもしれないが！

>なんか…アタシの都合に付き合わせちまったようで本当に悪い！このとーり！（合掌してｵｼﾞｷﾞだ！）
ドーモ…涼子ちゃん（応じてアイサツを返す成人男性）
まあ気負わずに行こうよ、そのときはそのときだ

（そして電車に乗り二木へ向かう一行…果たして鬼が出るか蛇が出るか…あの街には両方いるのである）

（電車に乗り込み…一行は一路、二木市へ…）

ﾃｰﾚｰﾚｰ（時女のマーク→ミスドのマーク）

…何が起きても全部あたしの責めだ
美樹サンたちはあたしが何してたかを見ててくれればいいのさ

…ニヒッ（にっ）
待ってたっつーの…時間ピッタリとか真面目だよなーお前ら

二木駅（ﾃﾞ〜ﾝ!）

>…ニヒッ（にっ）
>待ってたっつーの…時間ピッタリとか真面目だよなーお前ら
まさか竜が出るとは…ドーモ大庭サン
お墓参りに来ました…（ﾍﾟｺﾘ…）

（先んじて奥ゆかしくアイサツを繰り出す成人男性！タツジン！）

アオ達から聞いてる…アタシは案内するだけさ
安心しな、野暮な真似はさせやしねえよ

よう！ウチのアホどもには話を通してやったぜ、アポは実際大事だからな…
ちと視線を感じるだろうが…なぁに、わんこかなんかと思っててくれや(ｽﾀｽﾀ)

おう！（いつにもまして穏やかな様子の樹里である）
姉さんとアオ、それに馬とらんかはもうカタコンベに来てるっつーの
…他の奴らもな？

どーも…（さやかもぺこりと頭を下げる）
やっぱ…いるんだね？涼子さんがここに来るのが面白くないって子が…

……一つ約束してくれないか？
美樹さんたちはただの付き添いだ、よろしく頼む

ありがてぇ……っ（身を固くする涼子）
>ちと視線を感じるだろうが…なぁに、わんこかなんかと思っててくれや(ｽﾀｽﾀ)
……確かにそう、みてぇだな…

>やっぱ…いるんだね？涼子さんがここに来るのが面白くないって子が…
陸上部のやつに世話になったっていう虎屋町のやつらは特にそうかもなー？（ｽﾀｽﾀ…）

（振り向かずに答える樹里…）

まあこうなっちまった以上しょうがねえ…
本来ならこんな喧嘩みてえな空気のとこに来る予定じゃなかったろうよ

>やっぱ…いるんだね？涼子さんがここに来るのが面白くないって子が…
まァー…そこんとこばっかはなぁー？
青魚で言えば、おっさんにトドメくれた奴が畏って花束片手に墓前に来るようなモンだろ…許してやってくれや

>青魚で言えば、おっさんにトドメくれた奴が畏って花束片手に墓前に来るようなモンだろ…許してやってくれや
っ……（ショックを受けた表情のさやかである…想像してしまったようだ）

美樹サンあたしのバッグ預かっててくれないか？
重ね重ね悪い

しかし…(ｽﾀｽﾀ)オマエも大概ふてぇヤツだよな？
ウチとしてはもうちっと色々落ち着いてからでも歓迎だったが…そこまで真面目にならんでもアイツも許してくれるだろーに

ま…一歩間違えれば樹里サマがその役になってたかも知れなかったからさ（振り向く樹里）
…おっと、怖え顔すんなって

（樹里の後を何も持たずに徒手空拳で付いてゆく涼子）

カタコンベ…あたしもどんな場所かはわからないんだけど…
教えてちゃってもいいの？

>美樹サンあたしのバッグ預かっててくれないか？
>重ね重ね悪い
おっけー…あたしがちょっと持ってあげるよ
そういう約束だもんね

>カタコンベ…あたしもどんな場所かはわからないんだけど…
>教えてちゃってもいいの？
見届け人なら仕方ねえだろ…それにあんたらがなんかするってのか？違うだろ？

（遠目に橋と土手が見えてくる）

（「」っしー！あたし達見られてるよ…あちこちから！）

人気のいない道の真ん中に立っている小柄な少女…
彼女こそはこの街の頭目、紅葉結菜！

来たっすね…（傍らで敬礼するひかる）
結菜さん、いいんすかこれ

>（「」っしー！あたし達見られてるよ…あちこちから！）
ああ、さやか…こんな俺でもひしひしと感じる…！

約束の時間通りねぇ…南津涼子…
そして…あなたたち二人が見届け人という事なのねぇ？

うわ…滅茶苦茶様子見に来てるっすよ
（苦い顔をするひかる）
大事にすんなって言ったつもりっすけどね…

遅れずに済んでよかった、紅葉サンだな
こうして真っ向から話をする機会をくれて恩に着る！

おじさんもどーも〜（ひらひらと手を振るアオ）
ついでにさやかちゃんもね〜？テヘッ

どーしてあたしはついでなんだか〜？…まぁ良いわよ
今日はお墓参りに来たんだ、ケンカとかは無し無し！

・・・ここからは私だけでいいわあ・・・
もともとそういう約束だったものねぇ？

だ、そうだ！
お前ら！帰った帰った！
ウチの姉さんがこいつと話をするって事になってんだ！文句はねえよなぁ？（周囲を見渡して一喝する樹里）

『『『　…………　』』』

>遅れずに済んでよかった、紅葉サンだな
>こうして真っ向から話をする機会をくれて恩に着る！
結末は、どうあれど……さくやは本気であなたのことを
親友だと思っていたわぁ…（目を伏せる結菜）
そんなあなたたち二人に今生での再会の機会を二度と与えないほど、修羅に落ちたつもりは無いもの…

こんな大事になってしまったのは私の責でもあるわぁ…だからこそ約束は守らないといけないでしょぅ？

ひかる達がここにいるっすから！結菜さんは約束を果たしてきてほしいっす！

>ウチの姉さんがこいつと話をするって事になってんだ！文句はねえよなぁ？（周囲を見渡して一喝する樹里）
はい、文句は無い……でも、言いたいことはある…（スッと一歩前に出るモブが一人）

姉様はわたしたちのリーダーだよね？それははっきりするつもり…！
（アオもまたその場で周囲を見回す！）

っ…！（ぱちくり）
おお！じゃあ言ってみろ！（頷く樹里）

涼子さん…（不安げに見るさやか）

じゃあ、いってやる…言ってやるんだ（モブの手も脚もわずかに震えている）
じ、樹里さん…昔のあなたは私たちにとっては恐怖の象徴みたいなものでした
でも、今はもう違う！…だから、だからひとつだけそいつに言いたいんだ

（らんかさん！うららさんは見つかったっすか？）

>涼子さん…（不安げに見るさやか）
いや、良いのさ…（前に出たモブの子に正面から向き直る涼子）
あたしは逃げも、誰かの背に隠れもしねぇ…ぶつけてみろ！

>あたしは逃げも、誰かの背に隠れもしねぇ…ぶつけてみろ！
ッ…南津、涼子…！！！！（つかつかと詰め寄る二木モブ）
（胸ぐらをつかみ、至近距離からメンチビーム！）

ッ…！！

>（らんかさん！うららさんは見つかったっすか？）
（レス無し！もしかしたらもうこの街に来てるかも？ちょっと探してみる！）

っ……行ってこい（しかし…ﾊﾟｯ、と胸ぐらを離す）
さくやさんと、話したいんだろ…？

っ…？（目を開ける涼子）
おい、お前さん…？

失礼したわねぇ…行きましょぅ…
（振り返らずに歩みを進める結菜…土手を降りて歩みを進め…公用が廃止されたであろうどこかへの門扉を開く）

私には、お前をぶっ飛ばす資格なんて無いんだ……いや、ここにいる奴らは皆、そうだ
私たちは、みんな血の惨劇を生き延びてきた魔法少女なんだ
みんながみんな、誰かにとっての仇になってる…（うつむくモブの娘）

>みんながみんな、誰かにとっての仇になってる…（うつむくモブの娘）
「「「「…………」」」」（周りを取り巻く二木魔法少女が全員、沈痛な面持ちに）

血の惨劇を生き延びた奴らはみんな、友達だった子を殺したことが無いやつなんていない
お前もそうだ、そうなっちまった…だから…行ってこい…
う、うぅ……うぅぅ…（へたり込み、むせび泣く…）

>失礼したわねぇ…行きましょぅ…
>（振り返らずに歩みを進める結菜…土手を降りて歩みを進め…公用が廃止されたであろうどこかへの門扉を開く）
ここは市の施設か？到底君たちが何とかできるものじゃないだろう

………（打ちのめされたような表情で一部始終を見つめるさやかである）

>ここは市の施設か？到底君たちが何とかできるものじゃないだろう
そうなのよねぇ…だからこそ、いつかどうにかしなくてはいけなぃ
これは私に残された、先輩からの宿題なのよぉ…

旧い洪水防止施設よぉ…
今となっては川の水位も下がって…しかも広かった川幅も埋め立てられてしまった…

なるほど…今のところ手が付けられていない立ち入り禁止の区域か

（あの二木の子たちは、あたしだったかもしれない）
（ひとつボタンが掛け違えばあたしも…あの子達みたいになってたかもしれなかったんだ…）

老朽化していつ崩落するかもわからないところだから気を付けなさぁい…
もっとも、気を付けた所でわかるものではないでしょうねぇ…

（偽装された扉のようなものを開け、そこから続く通路を行く…）
（そして…香のような匂いが漂ってくる）

舗装もされていない地下への道をスマホのライトだけを頼りに進む一行…
外の街はまだ真夏の延長戦のような暑さがうだる厳しさだというのに
暗闇へひとつ、歩みを進めるたびに気温が一度下がっていくように冷えていく

>なるほど…今のところ手が付けられていない立ち入り禁止の区域か
1度手が入りそうになったことがあったわぁ…
でもいつの間にか有耶無耶になったみたいで…

>（偽装された扉のようなものを開け、そこから続く通路を行く…）
>（そして…香のような匂いが漂ってくる）
ここから先は仏サンの領域だ
あたしにはわかる…

強引に作られたのだろうかふいに土がむき出しになる通路…その先には！

…！（目を見開くさやか）
あれ全部がこの街の魔法少女のお墓…！

地下墓地…！もしかして君がこれを？

……（誰かが眠っているだろう墓の前に立つ紫髪の少女がひとり）

ここは私がこの街での戦いが終わった時に作ったものよぉ…
もう決して表には出られない者たちの墓場…そして私の…罪そのもの（

>地下墓地…！もしかして君がこれを？
ここを最初に立ち上げたのは、私の先輩よぉ…
けれども彼女が亡くなってから、引き継いで運営してきたのは私たち…

>……（誰かが眠っているだろう墓の前に立つ紫髪の少女がひとり）
貴女は…！

・・・今更何の用があるというんよ

っ…（案内も無しにひとりでに歩を進める涼子）
>……（誰かが眠っているだろう墓の前に立つ紫髪の少女がひとり）
ここが、アイツの…さくやの墓だな
そんでお前さんは…

えっ…うららさん！？うららさんがどうしてここに？！

うらら…姿が見えないと思っていたけれど
やはりここに来ていたのねぇ…

ｼｭｯ!（涼子の頬をヨーヨーが掠める！）