｜わかった……聞いてみるね、さやか｜（目を閉じる桜子）
｜この子はいつからこうなって…うん……うん…｜

こんな昼間にかよ、ヴォイ…？
（辺りを見回す杏子）
まだ人もけっこういんぞ…

｜ひと月前…そこから急にこの子の元気がなくなっていったって｜

｜……えっ？｜（ぱちくり）
｜私が可愛い？そうかな…ありがとう…｜
｜えっ…どこ生え？何分咲きくらいが好み？花粉飛ばすためにミツバチたくさん呼ぶ方法知ってる？…って｜
｜私、今そういうこと聞いてるんじゃないから…あの…｜

桜子ちゃん？まさか…なんか周りの桜からナンパされてないか？
そんなことが…わからん！植物界隈はわからん！

って杏子までいつの間にかいるし！？まあ丁度良かったわ！
なんかどうも危険な匂いがするのよ！

てか…佐倉サンも公園に来てたとはねぇ？
そうなるとルミナスが丘って確かにここらの魔法少女がたむろしてる場所ではあるってわけか…

もしかしたら地面の中に魔女がいるのかもしれねえな？かといって掘り返すわけにもいかないだろうね
（地面を睨みつける涼子！）

地面の中を移動する魔女がいないなんて言いきれないわよね…参ったわね今お昼時よ？！

>って杏子までいつの間にかいるし！？まあ丁度良かったわ！
>なんかどうも危険な匂いがするのよ！
下手したらウチの教会に来るかも知れねえからちょっと気にしてたんだよ！
そしたらまあ、こんなとこに出くわしてさあ〜…！

魔女が理由なら…魔力は…そうだ、魔力は？！
さやかに杏子ちゃんに涼子さんもどうだ？地下から魔力を感じるとかそういうのは

うむ・・・この公園に遊びに来ている人たちもいるな？
何かあるのなら巻き込みはできるだけ抑えたい！
そして俺は間違いなく巻き込まれるからあきらめている！

｜急激に枯れるのはやっぱりおかしい…｜
｜それに…ここから先の木々も元気がない…草花もない…｜

>魔女が理由なら…魔力は…そうだ、魔力は？！
>さやかに杏子ちゃんに涼子さんもどうだ？地下から魔力を感じるとかそういうのは
んにゃ、今は感じられねぇよ…だが、もしもだ
>地面の中を移動する魔女
だったとしたなら、今は移動しちまって別のところにいるってだけかも知れねぇ

｜待って？魔女が地下を移動してるって…それなら｜
｜まさかこの公園の地下には、人知れず魔女が掘ったトンネルがあるかもしれない…ってこと？｜

｜･･･私が調べてみる｜（被害にあった木に手を当てる桜子）

魔女って奴は常識が通じねえ
結界なんてどんなとこでも通れるもんだぜ？地面の中動いてもおかしくなないさ

>｜待って？魔女が地下を移動してるって…それなら｜
>｜まさかこの公園の地下には、人知れず魔女が掘ったトンネルがあるかもしれない…ってこと？｜
（頷く杏子）地下に結界を張ってるのかも知れねえな
今のところ周りの奴らも魅入られたりはしてねえみたいだし

（地中深くへと意識を向ける桜子…すでに枯れた根の先へ…）

>｜まさかこの公園の地下には、人知れず魔女が掘ったトンネルがあるかもしれない…ってこと？｜
穢れがたまってこの辺りの土が汚染されてしまってるのかもしれん
植物にはスピリチュアルな一面もあると言うし…人間では感じられなくても
地に根を下ろして養分を得てる木ならなおさら

人を狙う魔女じゃないのか…？
気をつけろよ桜子ちゃん…

｜あぐっ！｜（急にがくんと引っ張られるような形になる桜子！）

ｳﾞｫｲ!戻れ！引っ込めろ！！！

>植物にはスピリチュアルな一面もあると言うし…人間では感じられなくても
>地に根を下ろして養分を得てる木ならなおさら
まぁ確かに動物霊が憑いたおかげで動き続ける枝とかさ
そういう話は今もあるにゃァあるが……待て？
>人を狙う魔女じゃないのか…？
そうだ、地下に篭ってたって地下には人は来ねぇ…じゃあ何から養分得てんだって話だが
まさか植物から養分を……って、いけねぇ！？

桜子？！ちょっと…どうしたのさ！？すぐ戻って！

｜今戻る！凄い力…触ってもいないのに…間違いない｜
｜あれは魔女…！｜

いやいや…植物の生命力はバカにならないからな
草食専門がいてもおかしくは…って桜子ちゃん？！

（ﾊﾟｯ…と枯れた桜から手を離す桜子）
（顔色がイッキに悪くなり冷や汗まみれだ）

こりゃー移転どころじゃなくなってきたみてえだな？
確かに今とんでもない穢れを感じた…！（涼子も汗ばんでいる！）

（地面の草がまるで魔女が移動する通り道のように枯れてゆく）

>いやいや…植物の生命力はバカにならないからな
>草食専門がいてもおかしくは…って桜子ちゃん？！
｜急いで戻ってきた…でも、「」と涼子の推察はおそらく正解…!｜
｜私は植物……そしてあの魔女に、見られた…狙われてる…！｜

>（地面の草がまるで魔女が移動する通り道のように枯れてゆく）
こいつはマジでどっかのシシ神よりもヤバいな･･･確実に！

それはおそらく俺がたまによく感じてる感覚だぞ！
魔女にタゲられるあの感覚！コワイ！
>（地面の草がまるで魔女が移動する通り道のように枯れてゆく）
桜子ちゃんを探してるのか…！？

おいおい…ちょっと待ってくれよ…んだよこの反応は！
妙にでけえぞ？かなりの大物と見たね！！

こっちの魔女には詳しくねえが…育つまで地下で力を溜める料簡なのかも知れねえな？
（訝しむ涼子）
成長したら地上に出て結界を張りゃ、公園に来る人らはいい獲物だ

おい…待ちなよ、ここにいる桜子はあれだ…厳密には本体じゃねぇはずだろ？
こいつの本体で、もっとも近くにある苗木は…おっさんちのやつだ…！

そうだ！桜子…あたしがあんたを肩車する！！！！

>おいおい…ちょっと待ってくれよ…んだよこの反応は！
>妙にでけえぞ？かなりの大物と見たね！！
マジ？マミさんにも報告しなきゃ…！

>おい…待ちなよ、ここにいる桜子はあれだ…厳密には本体じゃねぇはずだろ？
>こいつの本体で、もっとも近くにある苗木は…おっさんちのやつだ…！
杏子ちゃん！怖いこと言わないでいただいてー！
そうなると苗木を枯らしにいつかそのうち近いうちに、俺んちに来るってことか！？

>そうだ！桜子…あたしがあんたを肩車する！！！！
｜意味あるのかわからないけども…それが最良と考えるのなら｜

おお落ち着けさやか！

>そうなると苗木を枯らしにいつかそのうち近いうちに、俺んちに来るってことか！？
はっ！どっちにせよ、地下にいるモグラみてぇな魔女とぶつかるのは避けられないよオッサン
なら答えは簡単、やられる前にこっちからやっちまえばいいのさ！

ﾊﾞｰﾝ!!（肩車しているさやか！されている桜子！）

おお…！さやか！
それで、どうするつもりだ！？

>おお…！さやか！
>それで、どうするつもりだ！？
これなら地面から桜子を探知される事もないと思ったのだ！！！！（とくいげ）

ﾋﾟﾀｯ…（周りの芝生がしおれていくのが…肩車と同時に止まった）

｜ホントに止まった…さやか、すごい｜

ふふーん！どうよー！（ふんす！）
まさか足元にいるやつって、地面に根っこ降ろしてる木じゃないと
気配わかんないとか…？

と、とにかくでかしたな美樹サン（あせっ）
次はこっちからどうやって仕掛けるか…？

｜杏子の言う事にも一理ある…きっとあの桜は美味しいものって思われてしまうから｜

少々危険だが…おびき寄せて片を付ける方がいいかもなぁ？
あの桜はどうにも魔女にとっちゃ好物に見えてしょうがねえ！

少々危険だがここで叩くというやつか！そして俺も巻き込まれるのは必至だがそれどころではない！
のかな？！

｜みんな変身して…！囮になるから…！｜

その通りさ……ヴォイ！この魔女は見滝原でケリをつけるぞ、しゃやかにオッサン！
桜子をこのまま神浜に帰せば、おそらく魔女も桜子を追いかけて別の街に行っちまうのかもしれねぇが
それは避けたいからね、ここであたしら日和ったから苗木が枯れただろ、とかって難癖つけられるのはごめんさ

>｜みんな変身して…！囮になるから…！｜
で、でもまだ人がいるぞ桜子ちゃん！

>桜子をこのまま神浜に帰せば、おそらく魔女も桜子を追いかけて別の街に行っちまうのかもしれねぇが
>それは避けたいからね、ここであたしら日和ったから苗木が枯れただろ、とかって難癖つけられるのはごめんさ
あたしも同感！
あと…なーんか斜めに構えちゃってさ杏子！ホントはあんただって
桜子が魔女なんかに食べられちゃうのがイヤなんでしょーが！

言ってろしゃやか！こんなやつが理由で苗木を荒らされるのもシャクだし
第一！よその街にせっかくの獲物をくれてやる理由もないね！

>>｜みんな変身して…！囮になるから…！｜
>で、でもまだ人がいるぞ桜子ちゃん！
だいじょーぶっ！！（先んじて変身するさやかがマントをﾊﾞｻｧｯ！と拡大し、一同を包むように広げる！）

多分人間よりこいつが目当てなんだろうさ…偏食魔女め！

｜っと……｜（着地する桜子…そして）
｜さぁ、来て…私は逃げも隠れもしない…植物のみんなの敵、許さないから…！｜

>だいじょーぶっ！！（先んじて変身するさやかがマントをﾊﾞｻｧｯ！と拡大し、一同を包むように広げる！）
お、こりゃーいいや！あんがとな美樹サン！（変身する涼子だ）
少なくとも変身した姿は隠せる！

（円形に一体を包み込むように現れる結界！）
（そして現れるのは…さながら蛇のような姿の何かだ！）

｜っ…！｜（桜子もまた戦闘フォームへ変身し腕から桜色のエナジーブレードを展開する！）
｜私の足元に来た瞬間…そこを狙う…！｜

ｴｰｴｰｴｰｴｰ
　　ｴｰｴｰｴｰｴｰ（BGM「magia」）

さあ、戦いだ！各魔法少女に装備したメモリアのチェックは万全でおられようか？
平安時代の名作マギアレコードめいて3×3マスに魔法少女と成人男性を的確に配置し
戦いを有利に導こう！

>（そして現れるのは…さながら蛇のような姿の何かだ！）
おい！おいでなすったぞ…って、やべぇ！桜子！！
>｜私の足元に来た瞬間…そこを狙う…！｜
顔を上げて周りを見ろ！もうここは魔女の結界の中だ！！

（地面の下から丸のみにするかのような勢いで突っ込んでくる！）
（結界内は地面も天井もへったくれもないのだが！）

だから俺は設置しないで！

まるで蟒蛇だな？
にしても穢れの量が半端ねえ！！！
尻尾がどこにあるのかわからねえほどになデカいぞこいつぁ！

『ウネ＆％＆＃木）（＆＄％＃』
（大蛇めいた姿の魔女が鎌首をもたげ反応の遅れた桜子に狙いを定める）
『……ｸｱｱｱ！！！』（大口を開け…ひと飲みにしようと迫る！早い！）

させないわよ！（大剣召還…そのまま乗っかって突っ込む！）

>（地面の下から丸のみにするかのような勢いで突っ込んでくる！）
>（結界内は地面も天井もへったくれもないのだが！）
｜っ、なんて大きさ……でも、私はあくまでも囮｜
｜あなたは私というエサにつられて、姿を現してしまった｜

>｜っ、なんて大きさ……でも、私はあくまでも囮｜
>｜あなたは私というエサにつられて、姿を現してしまった｜
ああ！そうだな！！（鎖槍をブン回し、動こうとしない桜子へ放つ杏子！）
囮をガチでやってくれるってんなら、おっさんと違ってあんたは頑丈そうだからね！

（桜子の体に杏子の鎖槍がグルグルと巻き付き…その場からひょいっと持ち上げる！）
（間一髪！魔女の大アゴによる丸呑み攻撃は桜子を食らうこと無く空を切る）

天誅！（警策で頭を渾身の力でぶっ叩く！）

そんなに腹ペコなら…こいつでも食らってろってーの！！！
（特大剣を蛇の口の中に蹴り込む！）

『ギャ％＆＃’”＃＃＃＃＃＃＃＃＃！！！！！？？？』
（警策の一撃に長い巨体が呻き、のたうつ！ﾋﾞｯﾀﾝﾋﾞｯﾀﾝ！）

ｼｬｰｰ!!!（蛇型？の魔女の頭部についている複数の目らしきものがぎょろりと周囲を見回す）

ﾌﾞｵｵﾝ！！！（暴れる魔女の尻尾が成人男性のいる方向に振り下ろされる！）

アイエエエ！？

>そんなに腹ペコなら…こいつでも食らってろってーの！！！
>（特大剣を蛇の口の中に蹴り込む！）
ｺﾞｸﾝｯ(剣を…丸呑み！)
ｹﾞｪｰｯﾌﾟ…♪

させないわよっ！（魔女の動体を蹴り空中反転！）
「」っしー！！！（そのまま「」へ飛ぶさやか！）

>ｺﾞｸﾝｯ(剣を…丸呑み！)
>ｹﾞｪｰｯﾌﾟ…♪
飲んだわね？砕けろッ！（パチンと指を鳴らす！）

>ﾌﾞｵｵﾝ！！！（暴れる魔女の尻尾が成人男性のいる方向に振り下ろされる！）
おいおいおい、ウソだろ！？（おののく涼子！）
「」サン！！
>させないわよっ！（魔女の動体を蹴り空中反転！）
>「」っしー！！！（そのまま「」へ飛ぶさやか！）
っ！？　なんだ、今の青い閃光みてぇなの…美樹サンか！？
あたしの目でも追えねぇとは…！

「」っしーー！！！
きゃーーーーっち！！！！（ｶﾞﾊﾞﾁｮ！！…むっっっにゅううううう♡♡♡♡）

ｳﾜｰｯ！？（マッハさやかちゃんに抱きつかれヘビ尻尾の落下地点から飛んでいく「」！）

>飲んだわね？砕けろッ！（パチンと指を鳴らす！）
＜…ｶｯ！！！（青く光る大蛇の腹…そして）

>飲んだわね？砕けろッ！（パチンと指を鳴らす！）
バリーーン！
『ｶﾞｱｱｱｱ!!?####%&&&』

ド　ワ　オ　！

おっしゃあ怯んだ！しゃやか！刃物寄こせ！！

『グル＄＃＆＃’＃’＃＃』（鎌首をもたげ、杏子にブン回されている桜子を狙う魔女…しかし）
『…グ』

『ガアアアアアアアア…！』

>おっしゃあ怯んだ！しゃやか！刃物寄こせ！！
アンタに任せた！（青い剣の光が杏子に投げ渡される！）

いえーすっ！「」っしー！大丈夫！？（ﾊﾞｯ）
……あっ
（胸当てがマッハ移動でずり落ち…生さやっぱい〜ん♡に顔を埋めさせてしまっている形である）

ふがふが……（サムズアップ成人男性！）
アーイイ…遥かに…！

ふふふむふがふが！ふがふがふが！
ふむむがむぐむぐっぐむ！（ﾌﾟﾊｯ）…さやか！
（急制動がかかってちょっと首が折れたかと思ったが！）
（おかげで助かったぞ…さやか！）

蛇なんて頭落としゃお陀仏だろうが！
大人しく逝っとけ！（穂先が両刃剣になった杏子の槍！）