二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1724852865288.jpg-(349887 B)
349887 B24/08/28(水)22:47:45No.1226971780そうだねx4 00:14頃消えます
一緒にホテルに泊まって妙に慣れてそうに振る舞うクラちゃんを見て脳破壊されて欲しいと思っている
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/08/28(水)22:49:02No.1226972283+
そうですか次の方
224/08/28(水)22:49:12No.1226972367+
逆にシュヴァルが手慣れてて呆気に取られるクラちゃんも見たい
324/08/28(水)22:50:27No.1226972864+
姉さんやヴィブロスと泊まったことあるから…
424/08/28(水)22:51:57No.1226973425そうだねx4
あっ…ここのホテルアメニティ充実してて結構良かったよ
って言われたクラちゃんの顔が見たい
524/08/28(水)22:53:16No.1226973906+
(二人で泊まりの旅行する時に使う普通のサトノリゾートホテル)
624/08/28(水)23:05:39No.1226978464そうだねx6
「えっと…今日泊まるホテル…昔、家族旅行で泊まったことがあって」
おずおずとシュヴァルがそう言ったのは、ホテルの前についてからだった。
「あら、そうだったの?」
そんな素振りは全く見せなかったのに。予約をしていたシーサイドホテルは所謂インフィニティバス、海と一体化して見える露天風呂のあるお部屋だった。
「う、うん……。ごめん、クラウンさん。言い出せなくて」
確かに、言われてみればこんな非日常的な風景はシュヴァルの妹のヴィブロスも好みそうだ。なかなかどうして気づかないものである。それよりも気になるのは……。
「ところで、クラウンさんも詳しかったけど……もしかして行ったことあった、かな……?」
「Hmm……エスコートしたかったから、調べたらだけよ。シュヴァルの方が詳しかったなんて」
恥ずかしいわ、と言おうとしたけれど、その言葉を遮るようにシュヴァルは手を握る。真っ直ぐに目を合わせて、言葉の先を奪った。
「えへへ……嬉しいな……。僕も、旅行、楽しみだったから」
「お客様そちら送迎バスが止まりますので……」
「あっすいません……」
724/08/28(水)23:19:43No.1226983434+
なんで当然のように一緒に旅行してるの…?
824/08/28(水)23:24:38No.1226985210そうだねx3
ホテルのレストランで軽く昼食を取った後、海沿いを散歩することにした。平日とは言え夏休みだということもあってか、ビーチには人影もちらほら見える。ビーチサンダルが白砂を踏むたびにきゅっきゅと小気味の良い音を立てた。
「わぁ……ここの港、釣りをしてる人もいるんだ……」
「今の時期は何が釣れるのかしら?」
「えっと……この辺だとアジとかイワシかな……?サビキ釣りをして……」
「サビキ?」
「あ、サビキは……ってごめん……。僕ばっかり話して……」
シュヴァルはそう言うと目深に帽子を被り、そっぽを向いた。こうなった時は大抵、真っ赤な顔を隠しているに違いない。
「聞かせて、シュヴァル。あなたの好きなもののことを知りたいの」
偽りのない本心だった。本当は聡明で、忍耐強く、とっても優しい。たくさん素敵な部分があるのに、その心の指が伸びた先を知れないのは少し悔しいのかもしれない。
「はわわ……」
「晩御飯まで時間もあるわ。良かったら、私にも釣りを教えてくれるかしら?静かに過ごす時間を大事に過ごすのも、旅行の醍醐味だもの!」
一本の釣り竿を二人で握ることになるとは、この時は思いもしなかった。
924/08/28(水)23:29:12No.1226986886+
釣りの名人様…
1024/08/28(水)23:36:32No.1226989362+
普段と逆にリードされるクラウンさんも良い
1124/08/28(水)23:37:54No.1226989844そうだねx3
手に触れるくらいなら、多少なりとも慣れてきた。シュヴァルの方から手を握ってくれるようになるまでには結構な時間がかかったけれど、それでも、精一杯のスキンシップとして彼女はしてくれる。だから、そう、当たり前、に限りなく近づいているはずだけれど。折り畳みの釣り竿を握る手。それに、シュヴァルの手が重なる。
「うん……構えはそんな感じ……。クラウンさん、姿勢がいいから様になる、ね」
「そ、そうかしら……?」
釣りのことになると、シュヴァルの言葉はいつもよりもしゃんとしているように聞こえた。自分に自信のないことの多い彼女だけれど、これには一家言あるということだろう。
「うん……! ……でも、釣りは釣れないことも多いから……退屈させちゃうかも」
「私はシュヴァルと一緒なら楽しいわよ、シュヴァルはどうかしら?」
静かな水面に垂れた釣り糸も風に揺られるくらい。会話と、波の音と、遠くではしゃぐ人々の声との合間を縫う会話に、シュヴァルは目を丸めた。
「あ……!え、えっと……僕も、楽しいです……」
それに、一本釣りなら少しだけ自信があるのよ、なんて思ったりもした。
1224/08/28(水)23:42:36No.1226991352+
(ラブホ入ったらクラウンのスマホがwifiに接続してみたいなスレではないようだな)
1324/08/28(水)23:52:25No.1226994741そうだねx2
ホテルに戻るとシュヴァルの独壇場。部屋はここで、鍵の開け方はこうで、ここから露天風呂に繋がっていて……。見ればわかることまで一生懸命語っていたんだもの。
「お風呂、先に入る? 結構汗かいちゃったよね……」
「そうしようかしら? こんな絶景だと、明るい時間に入るのが楽しみよね」
インフィニティバス、とは言っても実際にはお風呂と海との間には距離がある。ただ海と重なって見えるように作られているだけだ。そうだとわかっていても、実際に湯舟から見るパノラマの水平線は言葉を失うほどに美しく見えた。
「懐かしいなぁ……昔、こんな風に家族みんなで夕焼けを見て……すっごく綺麗で、クラウンさんにも見て欲しくて……」
ちゃぷ、と音を立ててシュヴァルが隣に腰掛ける。視界一杯に広がる空と海の交点は先ほどまでぼやけていたが、今は西日が薔薇のように赤い光を落としていた。
「大丈夫よ、ちゃんと見てる」
「うん……」
シュヴァルは防水カバーに入れたスマホを取り出した。
「ま、待って。シュヴァル、流石にそれは、心の準備が……」
「えっ……風景撮るの、ダメ、かな……?」
……そうよね、お風呂でツーショットなわけないわよね。
1424/08/28(水)23:52:29No.1226994761+
いいですね…
1524/08/28(水)23:56:35No.1226996148+
一緒の布団で寝ろ
1624/08/28(水)23:56:45No.1226996189そうだねx1
付き合ってるどころか結婚してる?
1724/08/29(木)00:01:17No.1226997611+
早とちりクラちゃんまで読んだ
1824/08/29(木)00:05:03No.1226998803+
>(ラブホ入ったらクラウンのスマホがwifiに接続してみたいなスレではないようだな)
シュヴァクラのクラウンがwifi繋げられる場合は経営者側の可能性のが高い
1924/08/29(木)00:06:09No.1226999140+
堂々としてるように見えてなクラちゃんいいよね
2024/08/29(木)00:06:17No.1226999183+
風呂では撮らんくても上がってからずっとハメ撮り意識しすぎてソワソワするんやろ!?
2124/08/29(木)00:08:12No.1226999774そうだねx3
>一緒の布団で寝ろ
「今回はちゃんとツインだから…!」
シュヴァルがそういうのも無理はない。前回の旅行では手違いでセミダブルのベッドに二人で寝ることになってしまったもの。
変な期待はしていない。ここはシュヴァルにとって大事な思い出の場所、それを上書きしてしまうのは申し訳ない気がした。シュヴァルの思い出の一節に、サトノクラウンの名前を書き加えてくれたならそれでよかった。
「……カーテン、閉めるね」
「ありがとう、シュヴァル」
ベッドの中は広いのに狭くて、狭いのに広い。そんな矛盾を感じて仕方なかった。
「クラウンさん……あの、よ、良かったら……この動画、一緒に見ない?」
いつの間にやら、シュヴァルは起き上がってベッドに腰掛けていた。ええ、わかってる。一緒に寝よう、って話じゃない。
「ええ、見せてくれるかしら?」
隣に腰掛け、一緒に同じものを見るだけ。わかっている。シュヴァルはこの街の紹介動画を開いていた。そうね、明日は一緒に街を見て回るのもいいかしら。
ベッドが二人分の体重を柔らかく受け止める。シュヴァルの尻尾が、私のそれにそっと絡まった。
2224/08/29(木)00:08:26No.1226999853+
1杯奢らせてもらえるかな?
2324/08/29(木)00:11:02No.1227000634そうだねx2
このまま、二人で横になるまで一緒に動画を見ていよう。それで、どちらかがベッドに背中を預けたらもう片方もきっとそうしよう。
笑いながら顔と顔を近づけ、狭い画面を分け合おう。
2424/08/29(木)00:11:33No.1227000809そうだねx2
シュヴァちやるじゃん


1724852865288.jpg