頭頂部に獣耳を備えた人型の小柄なシルエットが二つ ベッドで仰向けになり足を左右に広げ並んでいる 狐と兎の耳と尻尾を持つ異なる種族の二匹は スカートが似合う愛らしい顔立ち 兔の獣人は穏やかに寝息を立て無防備な姿勢で眠っている一方で 狐の獣人は道具によって手足を拘束され恐怖に怯えていた その姿を見下ろすユーザの視線は 彼が下着を脱がした二匹の股間に注がれている 兔と狐の二匹の間で見るからに大小の差異はあるが パンツから露になった突起状の性器は クリトリスではなくオスの生殖器 女装をし股間さえ見られなければ性別を偽ることは容易いほどの 少女に見間違う麗しい容姿の二匹 その正体をユーザは今しがた知った というわけではない 兔の獣人は以前からの友人で 趣味や性格も違うが何故か気が合う間柄であり 何故このような恰好をしているかの理由も聞いてはいたし 狐の獣人については ユーザがよく利用している性風俗に所属するキャスト チナヨというメスの狐獣人から 苦々しい表情でもしもの場合を踏まえ情報を貰っていた この二匹に共通するのは 同性愛に欠片も興味がないヘテロセクシュアルで 獲物である女性を性の標的にするため 警戒心を下げる偽装目的で女装しているという偶然 より悪質なのは狐の女装獣人が 標的にした女性の飲み物に薬を混ぜてまで 酩酊させホテルに連れ込み意識のない間に犯すということだ チナヨがその周囲で被害を認識したため 見かけて悪さをしているようなら…とユーザに伝えたところ その後日 偶然にも犯行の最中に出くわしたのだ 兔の獣人を女だと思い込んだまま標的にし 酔わせ連れ歩いている狐の女装獣人が向かった先 そこを自分がよく利用するホテルだと気付いたユーザは ホテルの従業員の中でチナヨの顔が利く者に 状況を説明し協力を仰いだ そして今に至る 狐の獣人が怯えているのは 犯行の現場を抑えられ介抱しているという言い訳も通じず拘束され それだけでなく 自分の性別を知っているはずのユーザが ユーザの友人に害を為した怒りを向けるに止まらず スカートの中に邪な視線を注いでいるという事態を理解したからだった 二匹はヘテロセクシュアルで男に対しての性的嗜好はない だがユーザは違うのだ 互いに友人だと思っていることに嘘偽りはないが 友の体を慮り薬で万が一があってはと効能を聞き出した際に効果時間を知り 今、薬で眠らされた男友達の美しい寝顔を見て 性に奔放ながら自分に対する友人が内心で抱えた感情に気付かない純粋さも併せ持つ そんな兔の獣人への欲望が蓋を開けて溢れ出していた ユーザが取るべき選択肢は二つに一つだった 一線を超えない 友人は友人のままで そして犯罪者には罰を与える …友人の寝顔を眺めながら女装した狐の獣人を隣でオナホにして欲望を吐き出すか 犯罪者をチナヨに引き渡し 薬が切れるまでの間 傍らで友人の安全を見守る …女装した兔の獣人が何も知らぬまま時間いっぱいまで体の隅々まで堪能するか 女装した獣人の雄が二匹いる… 〇狐の獣人を犯す 〇兔の獣人を犯す *OnBoot 「は、早くしろよぉ…」 そう言ってロミトがスカートをたくしあげる。 あの日から狐獣人の少年はユーザの言うがままだった。 ロミトがユーザの友人に薬を盛った事実は明るみになっていない。 それどころか、加害者と無自覚な被害者の二匹はユーザを挟んで友人となっている。 共通の知人という潤滑剤でユーザが関係を構築してからは、食事を一緒に楽しむほどだ。 いや、ロミトだけは楽しめていなかった。今日も『それ』が常に邪魔をしてくるのだ。 外面だけ用意すればよかったかつての女装では、身につけることのなかった女性モノの下着。 その下にユーザの手によって装着された貞操帯が、今もロミトのペニスを苛んでいる。 ロミトのものは勃起しても最大で6、7cmと非常にミニマムなサイズの男性器。 非勃起時は更に小さく、その大きさに合わせ構造も小ぶりな貞操帯は、 下着の股間を膨らませはするものの、布地の中に綺麗に収まっている。 ユーザに犯行を止められて以来、ロミトは泥酔姦等の犯罪を起こしてはいない。 当日の犯行も未遂で処理され、これ以上被害が出ないのなら…と、 何かを察しながらもチナヨは事件の解決を良しとした。 チナヨの所属する風俗店、 『ラブリフレックスデリバリー』のキャストの多くを占めるメスの獣人は、 公になってはいないがSBHという特殊な種で、性欲が非常に強い。 ロミトはそのキャストの一匹の血を引いており、 オスとして生まれたがやはり性欲が非常に強い。 ユーザはSBHについての知識を持ち合わせておらず、 成長の早い獣人もいるのだという認識程度だったが、ロミトの性欲の強さを把握できていた。 だからこうして『躾』をしている。 食事を終えもう一匹と別れ移動したホテルの一室。 口を使ってのコンドームの装着と、 フェラチオでユーザを射精に導いたのはロミトに施された『躾』の成果のひとつだった。 元々がヘテロセクシャルで、他人を見下す傾向にあるロミトが、男性器に口で奉仕する様。 それも善しとすべきだが、 「チ、チンポが苦しいんだよバカぁ…」 窮屈さに弱々しくも抗議し、貞操帯の解除を求める声こそ、 ユーザにとって望ましい成果を示していた。 ロミトの股間の檻は、ペニスを性行為に用いないためという側面もあるが、 海綿体の膨張を阻む狭さで作られている。 つまり、勃起すれば苦痛を与え、その反復学習で部位の切除なく去勢を行うのだが、 「えっ、なんで…苦しいのか、って…?」 貞操帯が機能するような性的興奮状態、今この状況であった性を伴う行為は、 ロミトが先ほどまでしていた、ユーザのペニスへの口淫奉仕以外にないのだ。 そのことを指摘され、狐獣人の女装少年は大いに動揺した。自覚がなかったのだ。 自分よりも優れた雄生殖器を見せつけられ、それをフェラチオさせられる屈辱的行為。 拙いながらも嫌悪感で舌の動きを緩めることはなく、 貞操帯の痛みも動きを中断せずに、むしろ時折びくんと跳ねる口舌が、 未熟な技巧に想定外の緩急を与えることでユーザを楽しませる。 雄として下の位置に押しやられている最中に興奮できる才能の開花。 素晴らしい学習成果だと、ユーザはロミトを褒めた。 「えっ、あっ?」 更に最初の貞操帯から徐々にサイズダウンし、取り換えていた事実をユーザは指摘する。 今よりも余裕のあった貞操帯で苦しんでいた初めての頃から、 サイズが小さくなったこの貞操帯で、その程度の苦しみですんでいる…。 興奮を得ながらもロミトの勃起が弱くなった最大時も小ぶりなクソザコオスガキチンポ。 それが他人の雄生殖器を舐めしゃぶって発情しながら非勃起のメスチンポに堕ちつつある。 「うぅ…っ、ううううう!」 『更生』は順調だと、ユーザはロミトの才能を褒め、ご褒美を与えることにした。 大きな指が貞操帯の装置を一部解除し、少年の亀頭部の鈴口を露出させる。 与えられた解放感にロミトが緊張を僅かに解いたその隙に、ユーザはそれを滑り込ませた。 つるりとした表面の細い金属製の管が、先走りで溢れた少年のスペルマを使い、 あっけなく亀頭の膨らみの割れ目に潜って尿道内へと埋没する。 「おお゛っ!? あっ、ふっ…おっ、おおっ? おお゛っ❤」 元々が小さく今や勃起の変化も僅かな少年のペニスの先っぽに、 挿入用に作られた器具…尿道用のブジーが侵入するためには時間を然程要しない。 掛けたのはロミトの急所を探り当てるための手間。 大まかに把握しているその周辺を擦って、挿入した金属管を肉壁に沿って動かしていく。 ユーザが指に力を加えるたび、少年狐は異なる声をあげた。 痛みや異物感に戸惑いながらも、暴れることはせず、ユーザにもたれ掛かる弱々しい姿は、 既に一人と一匹の関係性を雄弁に物語る。スカートの裾も少年の指につままれたままだ。 ロミトの急所が嬌声によって顕わになるまで、ユーザは余裕をもって作業を続けられた。 前立腺責め。それがブジーを用いて行われているこの光景だった。 「お゛っ❤ こりこりっ、されっ、おおお゛ッ❤」 前立腺を責められて弱くない雄はいない。 そこに攻め手や受け手のノウハウの影響はあっても、 生理的な構造から得られる快楽は否定できるもでのはないからだ。 あの日、ホテルでロミトを犯した時にユーザが経験から察したのは才能だった。 ロミトはアナルの才能があるのではなく、その先の前立腺で得る快感が並外れている。 ならばと、去勢も兼ねたペニスへの調教を始め、尿道経由での前立腺弄りを仕込んだ。 「やだぁ…ッ❤ ダ、ダメッ❤ うぐぅ…ッ!! やぁ…やめろぉ…やめろっ、お゛お゛お゛っ❤」 可愛らしい小ぶりの亀頭が紅潮し、先っぽの陰裂から尿道に残ったカウパーを絞り出す。 びくびくと震える陰茎も肉傘と同じようにその体表を扱かれることなく、 穿られた穴の奥を嬲られて性的快感を享受しているのだと訴えていた。 雌雄両方に備わった肛門ではなく、雄のシンボルであるはずの隆起した生殖器を、 挿入するのではなく挿入される側の穴性器として辱められながら、 射精を伴わない快楽が少年狐の体に雄としての立場とともに刻まれていく。 だがこれは『躾』であり、『ご褒美』ではない。 半端に膨らんだ水風船を思わせる使用済みコンドームの中身を、 スポイトがじゅるじゅると吸い上げていく。ロミトがフェラチオで搾り取ったユーザの精液。 それを十分な量まで貯め込んだスポイトが、尿道ブジーの尻部に当てられるが、 ペニスを内側から弄られているロミトは気付く余裕を持ち合わせていない。 「イけ」そう少年の耳元で呟き、ユーザは管で抉ると同時にポンプのゴムを握りつぶした。 ユーザのザーメンがブジーの管中で白濁の奔流となって押し出され、 ロミトのペニス内の肉壁を激しく叩き尿道前立腺を揺さぶる。 初めての尿道内射精によって前立腺アクメを迎えたロミト少年が堪らず表情を崩し叫んだ。 雄に屈服させられることに悦ぶ雌の顔で。