･前回のあらすじ
>いつものようにモデルの仕事を済ませ、里見メディカルセンターへとやってきた｢｣は、一人の少女とぶつかった。
>｢あっ……ごめんなさい！｣
>｢あー……全然大丈夫。そっちはどんな？｣
>｢あっ、えっと……私も大丈夫です｣
>その少女こそが、環いろはだった。

夢女子
はじまります

ﾎﾎ…

ある程度進行している癌か、或いは間質性の肺炎だったりするかもしれないが、何にせよ入院や介助が必要不可欠な身体となっている祖父母の為、病院に通っていた｢｣。
生まれつき病弱で、難病を抱えている為に病院という世界の中で生きる事が当たり前となっている妹を、それでもいつかは快復に向かうと信じて献身的に支えるいろは。

多少年齢こそ離れているが、立場的には近い面のある二人は、この遭遇をきっかけとしてお互いの存在を認識した。
それから、
①何度か顔を合わせるので自然に
②うい達が地図を作り始めた流れで
③いろはが｢｣がモデルだと気付いた事で
④｢｣の方が根詰めているいろはを心配して
dice1d4=4 (4)

>この夢女子ほんま……。

自分の指へし折りたくなってきた

外に友達という呼べる人も無ければ、全面的に頼れる相手もおらず、いろははういとその友達である灯花とねむの為に自分に何が出来るのかと、ずっと悩みながら日々を過ごしていた。
自分の事も投げ出し、毎日のように足繁く病室へと通う日々を過ごすいろはの姿を時折見ていた｢｣は、どうにもその根を詰めきっている様子が見ていられず、思わず声を掛けた。
それが、いろはと｢｣が会話をするようになったきっかけらしい。

まずその金ぴかの悪趣味なダイス投げ捨てた方がいいよおねえちゃん

>自分の指へし折りたくなってきた
おねえちゃんが生み出した夢女子だよ？

それで具体的にどういう話をしていたのかと言うと、
①｢｣がモデルをやってるという話とか
②友達がいない同士だね〜とか悲しい共通点で盛り上がったりとか
③どこそこの栄養食品が良いとか器具が効果あるとか
④天気とかその日の事とか本当に他愛ない話だったり
⑤｢そういえば私の家ってさ、結構歴史ある感じらしくて｣
⑥｢実は最近、うい達にどんなお弁当を作っていくのがいいか悩んでて……｣
dice1d6=5 (5)

｢歴史……ですか？｣
｢うんうん、なんか〜……なんだっけ？どっかの深い山の奥の集落がルーツだとか何とかって、おばあちゃんが言ってる感じでさ。それでおばあちゃんがまあメチャ強くて、武術の師範代だったの｣
｢師範代！すごいですね、｢｣さんのお婆さん！｣
｢ま、病気してからはあんまり動けなくなっちゃった感じだけどね〜｣

｢それでさ……
①環さんもちょっと興味無いかなーって話があって
②いろはちゃんもさ、ういちゃんとかに使ってみて欲しいんだけど
③環ちゃんにも応用できそうな技があってさ
④いろはって、いつも人の顔ばっかり見てるでしょ？
dice1d4=2 (2) ｣

あれは…トキメクラン・ジツ奥義！？

おねえちゃんが七転八倒しているところは横からみても楽しいね！

そうして｢｣が切り出したのは、彼女の祖母から教えられたある技の話だった。
｢相手を目でしっかり見るのが大事、どんな小さな動きも見逃さないで、相手の事をよーく観察する感じで｣
｢えっと……それをういに使うって言うのはどういう……？｣
｢なんていうかさ、ほら。私もモデルとかやって色んな人の顔とか見てきたからだけど、人の思ってる事とかって顔とか動きに出るじゃん？いろはちゃんが……確か"目付け"って技？を覚えれば、ういちゃんの小さな変化とかも分かるんじゃないかなって感じ｣
｢確かに……ういって時々、私の事を心配させたくなくてちょっとしんどいのを誤魔化そうとしたりするんです。それがもし出来るようになったら、もっとういの為にすぐに動いたりできるかも……！｣

はい、まあつまり。
いろはちゃんが｢｣とやちよを見分けられたのは、この時｢｣が目を使って相手をよく観察するというヒントを与えていたからなんですね。
いがいたい。

まあそういう感じで、いろはとも結構病院で話すくらいの仲だった｢｣は、
①あくまでいろはとしか会話した事が無い
②うい達の事は写真では知っているし、いろはも病院組との会話に出した事はある
③何度かは会った事がある
④｢やっほ〜、いろはちゃんいる？｣
dice1d4=3 (3)

ﾁｯ

この時期のいろはちゃんとそんだけ仲良かったらまあ灯ねむういとも面識あってもおかしくないですよねそりゃ。
ちなみにそれぞれからの認識としては、
dice3d100=35 27 83 (145)
(左からうい、灯花、ねむ。高い程好感を持たれている)

むふっ

むふ…？

ういと灯花はそれぞれ、
①お姉ちゃんを取らないで
②良い人なんだろうけどあんまりノリが合わない
③年齢が上過ぎてなんとも
④外でモデルやってる人かぁ……と自分の状況と併せて悲観気味になっちゃう
dice1d4=2 (2)

ダイスミス！！！！！！！
dice2d4=4 4 (8)

羨望であったか

そりゃ…羨ましいよな…

嫌いとか苦手じゃなくていいなぁ…ってことか

ういも灯花も、別に｢｣の事を特別嫌っていた訳では無い。
だが、病院の中でこのまま短い生をいつ終えてもおかしくないという恐怖が付き纏う生活の中に、表の舞台に立って煌びやかな仕事をしている｢｣の存在は、自分達の将来を悲観させるものにしかならなかった様子。

ねむは「」の家の伝承とかで興味持ったかな

一方なんか結構好印象なねむは、
①どうあれ新しい話し相手が増えるのが嬉しい
②大人に近い年齢の割にちゃんと話を聞いてくれるので好印象
③ぬいぐるみを褒めてくれたから好き
④ういや灯花とは逆に、自分達からは最もかけ離れた仕事をしている｢｣に興味津々
dice1d4=2 (2)

そう…たとえそれが万年三位であろうとも…

時女一族という謎の伝承と流派が受け継がれる家系…興味持つよね…

「」ちゃんは会話上手であったか

どれほど頭が良かろうと、年齢的にはまだまだ子供であるねむからしてみれば、｢｣はいろはよりも更に年上の、大人と言っていい年齢であった。
だが、｢｣はその割には自分達の話にはちゃんと耳を傾けてくれるし、馬鹿にするような事も、子供だからと見下すような事も無い。
そういう意味では話しやすい相手として好印象は持っていたという事らしい。

まあそれで。
｢｣は結局病院組の立ち位置的にはどこに入るんで？
①いろはちゃんの知り合いで、病院組とも面識のある人
②いろはちゃんの知り合いで、病院組とも程々仲の良い人
③いろはちゃんと病院組両方の割と近い位置の知り合い
④いろはちゃんと病院組の理解者的立場
⑤いろはちゃんと病院組の友人
⑥いろはちゃんにとって親しい相手であり、病院組からしても友人
⑦いろはちゃんと病院組両方に親しい仲
⑧いろはちゃんにとっては親友であり、病院組的にもまあまあ親しい相手
⑨いろはちゃん的にも病院組的にも仲間と認められている
⑩万年桜には後から誰かを呼べるようにいくつかの自由席があってぇ……
dice1d10=6 (6)

夢女？

逆に一番夢女っぽい立ち位置

このちょっと控えめな立ち位置なのが逆に夢女子っぽさをね

10個も似たようなニュアンスの違う選択肢を考えた甲斐があった！！！！！
最後の一線は守られた！！！！！
守られてる？本当に？

総括すると、いろはちゃんにとっては病院に通っていた時期に色々と良くしてもらい、話なんかも聞いてもらった親しい相手であり、病院組的にも友人と言って差し支えない程度には交流のあった相手という訳です。
もうこれつらいから次行きます。

というか灯ねむが友達って思ってる時点でド重いだろ

>このちょっと控えめな立ち位置なのが逆に夢女子っぽさをね
ああ…本当は病院組の親友って設定にしたいけど読者からのコメントが芳しく無くなってきたから控えめにしてみたみたいな…

>というか灯ねむが友達って思ってる時点でド重いだろ
あのおガキ様達がだからな…すごい重力ではある

じゃあそんな大事な友人の仲間を計画のために殺しかけてる……ってコト！る

病院組が大なり小なり心を開くとはいのはとても重い出来事なのである

次に行くとは言ったがその前にちょっとだけ。
｢｣の方はういちゃん達に何かしたりしたんですか？
①普通に時々話し相手になったくらいのもの
②地図作りの時はひとつくらいうわさ作ったかもしれない
③空気を察してモデルの話とかはせずに三人がしたいようにしてあげたり
④たまに仕事先で貰ったお菓子だとかを持ってきたり
⑤祖父母が退院中も心配して来てたりした
⑥アジウス弁当のルーツ
dice1d6=1 (1)

>じゃあそんな大事な友人の仲間を計画のために殺しかけてる……ってコト！る
それでもちゃんと説明受けない限り分かるわけねえってこんなの
だって今七海やちよなんだもん

ここに来て急激に夢女子ポイントが低下してきたようなそうでも無いようなもう手遅れなような。
節度を持って交流しているようで嬉しいよわたしは。

普通に時々話し相手になっていたくらいでういちゃんはまだしも果たして灯ねむから友人判定されるのかどうかというのは些か疑問が残るが、それでも多分いろはちゃんの友人だし知ってる仲なら自分達にとっても友人という事で良いんじゃないか？くらいの扱いはされてるんだと思います。
……やっぱダメだろこいつ。

>それでもちゃんと説明受けない限り分かるわけねえってこんなの
>だって今七海やちよなんだもん
つまりいろはちゃんから聞いて…
楽しみなの…

いろはちゃんから親友判定されて灯ねむから友達はぁ…完全に夢女…

このままではあだ名が「」ちよじゃなくて夢女になってしまう

もう良い！！！

とにかくそんななんか結構ガッツリ食い込んでる事が分かったところで、結局イブもワルプルギスの夜も残ってるんですよ。
ぶっちゃけもう活躍度とか全部吐き出しきったんじゃないか？
後はこう……あくまで一人の強い魔法少女として頑張ったくらいで何とかならない？
とりあえず｢｣は10章では、
①イブとの戦いの為に合流した
②いろは達がイブと戦う中、｢｣達はワルプルギスの夜を食い止める方に回った
dice1d2=1 (1)

記憶の戻った灯ねむは今の「」を見てどう思う？

まあそんな設定になっちゃったならイブ戦に来ないのは嘘だよなあ！

10中1-9でワルプル止めに行ったとかにしないおねえちゃんの姿勢誉れ高い

天候が急激に悪化し、神浜の様子が変わる。
同時にワルプルギスの夜が引き連れてきた数多の使い魔達と、エンブリオイブが解き放ったそれとは異なる使い魔達が大挙して押し寄せ始めた。
｢｣はその片方、イブの使い魔達が北の山の方から降りてきているのを確認すると、チームみかづき荘の状況を確認するべく走る。
その最中、空を巨大な影が飛んだ。
恐らくはアレが件のイブであろうと踏んだ｢｣達は、その迎撃に参加し、いろは達とも合流する。

合流した｢｣は、あの半魔女こそがいろはが探し続けていた妹のういの成れ果てであると聞かされる。
そして、
①｢あの、｢｣さん……｣｢……環さん、話は後よ。今はあなたの妹を取り戻す事が優先でしょう？｣
②｢何とかして解放するわよ、あなたの妹さんを｣
③｢……ちはるがあんな事になって、環さんの妹まで……絶対に助ける｣
④｢｢｣さん！私、思い出したんです！｣｢……えっ？｣
dice1d4=2 (2)

好感度稼ぐー

いろはは取り戻した記憶について声を掛けようとするが、｢｣はそれを聞く前に、イブの方へと向かって駆けていく。
それで、
dice2d100=68 11 (79)
(左＞右でチームみかづき荘の勝利。イブに補正+90)

まずはそれだよね

補正が50なら！

ぐえー！

もちろんイブは実質ラスボスなので滅茶苦茶強い。
規格外の質量から繰り出される攻撃と、爆発的な魔力の奔流に加え、背中に生えた翅は飛行こそ叶わぬまでも、飛翔の為の羽撃きさえ災害級の衝撃を巻き起こす。
各地を飛び回りながらワルプルギスの夜を目指すイブを、一刻も早く止めるべくどうにか食らいつくが、単純な力の差が大きくままならない。

例え記憶がなくたってやる事は変わらない…

急げっ　夜食を手に入れろ
"もぐもぐ・ラッシュ"だ

いろは達が必死にイブを追い掛ける中、
①｢火力なら私に任せて頂戴……ありったけを撃ち込んでやるわ｣
②｢わたくし達なら出来るかもしれないでございます！｣｢今度はウチらが皆に恩を返す番！｣
③｢｢｣、合わせられる？｣｢ええ、やちよさん｣
④｢……｢｣、私は……今が使い時だと思うわ｣
dice1d4=2 (2)

しかしここで名乗りを上げたのは、キレーションランドの一件で大きな恩のある天音姉妹だった。
｢とはいえ上手くいく保証も、仮に上手くいったとして長く続く保証も無いでございますが……｣
｢少しくらいは役に立ってみせる！｣
｢｢笛花共鳴！｣｣
天高く跳び上がり、ワルプルギスの夜目掛けて突き進もうとしていたイブは、突然鳴り響いた音によって引きずり降ろされ、市内へと釘付けにされた。

ピーヒョロ姉妹にも出番があって嬉しい

そこにマミの引き連れてきた羽根達や、神浜の魔法少女達もやって来て、強制落下の衝撃からすぐに立ち上がれずにいるイブに集中攻撃を仕掛けていく。
みたまによって弱点が共有された事もあり、イブは少しずつダメージを蓄積させていく。
dice2d100=50 61 (111)
(左＞右でチームみかづき荘の勝利。イブに補正+50)

……思ったけどこれ後もうムービーみたいなもんだし戦闘判定必要なんだろうか、どうなんだろう。

ダイス一回で済ませるのもアリだと思うの
何かイレギュラーがなかったかの確認くらいの

何とか拘束に成功したイブに対し、続けざまに浴びせられる攻撃。
いろはは遂にその心臓部たる巨大な宝石目掛けて矢を放ち、ヒビを入れる事に成功するが、同時に集束の始まった大量の穢れと、それによって発生した爆発によって町は燃え上がる。

なんかイブ戦いままでほとんどやって来なかったからアドリブ極まりない事するけど申し訳ない。
後ざっくり見ます。
｢｣はこの後残りのイブ戦……って言ってももう小さなキュゥべえが触れるまでだけど、そこまでの間には
dice1d100=51 (51) くらい活躍しました。

だいたい万々歳な活躍

うん！普通！
①群がってくる使い魔達をやちよ達と共に抑えたり
②自分とやちよの二人で槍の道を作っていろはを走らせたり
③イブのピンチに駆けつけたマギウスを全力で抑え込む
④いろはを爆発から庇ったのが｢｣
dice1d4=1 (1)

｢環さん、あなたは行きなさい！｣
｢ここはワタシ達が抑えます！｣
｢妹を……ういちゃんを取り戻すんでしょう！？いきなさい、いろは！｣
爆発の後、群がるように現れた使い魔達や、様子を見にやってきたマギウスを相手取る極めて普通の範囲の活躍でした。

約万々歳

そして、小さなキュゥべえがイブの宝石に触れ。
ういの因果が再び繋がって。
｢｣もまた、
①記憶を取り戻す
②記憶を取り戻す
③記憶を取り戻す
④イレギュラー
dice1d4=2 (2)

イレギュラー無し！

あとはイレギュラーさえなければ……！

ういの復活によって、灯花とねむの記憶が取り戻されたように。
｢｣もまた、いろはや病院組との交流の記憶を取り戻す。
……そういえば結局｢｣がやちよになってこの世から存在が抹消されたのは、
①｢｣の契約までの流れにういの消滅による交流の喪失から来る無気力感が影響していたから
②｢｣自身がいろはや病院組の因果に絡んでいた事で、ういの断ち切られた因果に引き摺られた形だった
③その為、存在しないものの影響を受けて自分も存在が無くなるというイレギュラーに陥った
④そういうのとは関係なく｢｣がなんかおかしい
dice1d4=1 (1)

あちゃあ…

この三日月荘ⅹ2もそのせいか……

結局の所、｢｣は何故七海やちよになったのか？
より正確には、なぜその過程で｢｣という人間の存在が抹消されたのか？
その理由には、うい達との交流が深く関わっていた。
本来、｢｣は
①同じ願いを叶えても、七海やちよ"のよう"になるだけだった
②願いを叶える機会も無く、いろはやうい達の死と避けられない祖父母の死を前に呆然とするだけの人生だった
③全く異なる願いを叶えて魔法少女になる予定だった
④自分の芸能人生の終了と、病院組の死に連鎖するように起きた祖父母の死に耐えきれずに自殺するはずだった
dice1d4=3 (3) のが、いろは達の契約とういの消滅によって因果が縺れていたのである。

ういが絡んだイレギュラーだったのね

これ環姉妹が知ったら引きずるやつじゃん…

本来、｢｣は七海やちよになるという荒唐無稽な願いを口にせず、他の願いによって魔法少女になるはずだった。
それは祖父母の延命だったかもしれない。
若しくは、芸能界での再起を願うものだったかもしれない。
或いは、全部忘れてしまいたいというものだったのかもしれない。
何れにせよ自分に失望し、苦しみを一時でも分かち合えた事も忘れ、ただ漠然と先の見えない将来と近付く家族の死という現実を前に、半ば逃避するかのように"七海やちよ"のようになれたら……などとは考えなかったはずだった。

どうして…

｢｣は願いを叶え、七海やちよになった。
その過程で｢｣が書き換えられる際、因果の断絶によってこの世から消滅したはずの環ういとの因果的接続が参照されていた事でエラーが発生し、｢｣の存在は世界にあってはならないものとして葬られた。
当人達が知る由もないが、それこそが｢｣が"七海やちよ"になった真相だったのである。

そんなぁ…！それじゃ「」さんは永遠にヤチヨ02ってことなんよ…！？