「ルビー、どうした……！」
ダイイチルビーのトレーナーが、苦悶を浮かべているダイイチルビーを捉えて声を漏らした。
――合宿の成果が出ていないのか？　それとも足の故障か？　確かに自分は彼女とのコミュニケーションは満足に取れていないのかもしれない、信頼されていないのかもしれない。
それでも調子の良し悪しを見逃してきたつもりは無かったと思っていたのだが、トレーナーは己の能力の低さを悔やむばかりであった。
「ルビー……ルビー、頑張れ……！　ルビー！！」
この場で応援することしか出来ない自分の、何とも情けないことか。トレーナーは僅かな希望を信じて、ルビーに声援を送る。
傍らで、ダイイチルビーの走りをつまらなそうに見ていた分家のルビーたちは静かに首を振った。

「あのような無様な走りを披露してしまうとは……本家のくせに何とも情けない」
「やはり一族のしきたりが枷になっているのでしょう。走りだけならば、私たちのほうが余程速い」
「ですが、一族の輝きを見せなければならないのは本家である彼女の勤め」
ダイニルビーは隣に立っているトレーナーの袖を小さく摘まんだ。憎たらしいダイイチルビーではあるが、彼女が成果を出さねば隣にいるトレーナーは解雇されてしまう。
そうなれば自分とトレーナーの時間も終わりを告げてしまう。それだけは避けてもらわなければならない。
ダイサンルビーとダイヨンルビーも、思惑はあれどダイニルビーと同じ想いではあった。

「仕方がありません。本人は不満に思うでしょうが、力を貸すことにしましょう」
「これも一族の未来のため」
「トレーナーさんが悲しまないように」
三人のルビーの指先から光が放たれ、走り行くダイイチルビーのリボンに集約されていく。
すると、ダイイチルビーのリボンが輝きを放ちはじめた。信じられない光景に、レースを見ていた観客全員が驚きの声をあげた。
「レインボールビーだ……！！」
ウマソウルの凄まじい力の奔流がダイイチルビーの全身から溢れ出てくる。周囲のウマ娘たちはダイイチルビーのウマソウルの波動を受けて、その走りを鈍らせる。

ダイイチ家の本家だけに許されたパワーアップ形態となるその力を感じ、ダイイチルビーは歯ぎしりをした。
『面白くないでしょうが、あなたの無様な走りが見ていられないので力を貸したまでです』
『一族の名に傷が付いてしまうと、トレーナー様が解雇されてしまう恐れがあります。私たちはそれを望んでいません』
『本来ならば分家の者全員の力を集約させる形態ですが、今のあなたであれば私たち三人の力だけで十分でしょう』
――ふざけたものだ。誰のせいでこんな状況になっているとも知らずに。
全ての能力が数倍に跳ね上がったダイイチルビーは凄まじいスピードを発揮し、他のウマ娘たちを完全に置き去りにしてゴールラインを通過していく。
勝利に思う所は無く、ダイイチルビーは己の不甲斐なさにただ怒りを覚えるだけだった。
トレーナーは奇跡とも思えるその光景を、ただ呆然と見ていることしか出来なかった。

カタログからもううるせぇ！

やっぱすげえぜ…ダイイチ家！

合体ウルトラマンじゃねえか

レジェンドルビー

何の何の何？

ダイイチルビー　トライストリウムレインボー

立て逃げスレまたは荒らしのお仲間のスレッド

あーここ無管理スレか

スレ画の圧が強すぎる

ダイイチゲーミング

>『本来ならば分家の者全員の力を集約させる形態ですが、今のあなたであれば私たち三人の力だけで十分でしょう』
ダイ何ルビーまでいるんだ…

第一の人格ダイイチルビー
第二の人格ダイニルビー
第三の人格ダイサンルビー
第四の人格ダイヨンルビー

本家ルビーは分家ルビーたちから嫌われているのか

暑いからね
お水飲んで寝ろ

もうやってることが劇場版で力を貸してくれる敵のそれなんよ

まさかこのスレ画を2度目の目撃する事があろうとは

裁決委員は何も言わないのか…

指先からビーム出てるの草

レース中に念以外のものを送ると降着になったりしません？

まあ実際に送ってるのは念みたいなものなんだろう
効果が実際にあるってだけで

ヘリオスに一人持って帰ってもらえばいい

自分の強化だけじゃなくてしれっと周りにデバフ与えてるのが酷い

ルビーが合体するのはとりあえず良いとして3人のルビーから懐かれてるルビトレは何をしたんだ