二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1720181401974.jpg-(315029 B)
315029 B24/07/05(金)21:10:01No.1207868373そうだねx7 22:12頃消えます
デジモンの怪文書書きました
うちの子がよその子に絡みに行く後編です
fu3693891.txt
こっちは前編
fu3693896.txt
うちの子 399シュヴァルツ
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絡んだ相手 393オブシディアナ・アルケア
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行った場所 セイントモール
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このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/07/05(金)21:13:31No.1207870104そうだねx1
深夜の一室は薄暗く、燭台を模した夜灯のオレンジに近い光が室内を照らす全てとなる。
調度品も天蓋付きのベッドも禍々しいニュアンスの形状で纏められいるのは、部屋の主であるアルケアの要望を極力反映して設えた結果だ。
その若干オーバーサイズ気味のベッドの中心にアルケアが横たわる。緻密なデザインを内包した黒いショーツとブラジャーも彼女のオーダー……なのだが、普段は服の背中から見えてしまうためブラジャーの方は着用できない。
「……」
横になりながらもアルケアは虚ろげに瞳を開き続けている。その光彩を照らすのは青白い光、ディーテクターの画面が点いたまま英数の羅列を表示していた。
「本当に、良かったのかな……」
文字列から思い浮かべるのは、温泉宿で再会した黒い瞳の少年の表情。二人で卓球を楽しんで、本人も何故か驚いていたが、あれよあれよと連絡先を交換してその片方がここに表示されている。
224/07/05(金)21:13:51No.1207870295そうだねx1
それが初めての体験、というわけではない。ただ、まだ然程彼のことを詳しく知らなければ、何を送信すべきか、先ずこのアドレスは持ち続けるべきなのか、定まらないままに持て余してしまう。
「……寝よ」
纏まらない考えを沈めたくて、抱き枕にぼふりと顔を埋めた。

From:Obsidiana
To:Schwarz
Title:かの地で待つ
324/07/05(金)21:14:18No.1207870539そうだねx1
「―――久しいな!我が好敵手よ!」
「……まだ4日しか経ってないけど?」
人造トレイルモンが停まる駅の一つが待ち合わせ場所だった。
題名のみのメールを送られ、今日は休みだったが朝早くから呼び出されたのは黒い瞳の少年シュヴァルツ。服装はいつものBV戦闘服、ではなく私服。
ファッションに関心を持てないまま適当な雑誌から真似しただけで、よく言えば無難、悪く言えば芸がない明るめのカジュアル。少なくとも黒づくめの戦闘服よりは不審ではない。
対し、呼び出した側のアルケアはいつも通りの自信満々の笑み。いつもより早起きで来た銀髪の少女はこれまた私服。そして隣には"すみませんうちの子が"のような表情が板についたプレイリモン。
普段とは対照的にロングスカートにアウターを被り、全体的に肌の露出を押さえている。しかし色遣いはいつも通りのモノクロで、この時期には少し黒色が重い。
頭部には青いキャスケット帽。これが少し独特で、獣耳を中に収めるかのような突起があるデザイン。その空間に実際にツノを収めて隠そうとしているようだ。
424/07/05(金)21:14:41No.1207870717そうだねx1
実際は長さが足りず微妙に頭から帽子が浮いているように見えてしまうのだが、そこは優しい目で見れば十分に誤魔化せそうだった。
「それで、急にどうしたの?決戦の地ならアレ、前言ったけど行けないよ?」
決戦の地、大層な響きであるが、温泉宿でシュヴァルツが咄嗟に提案した逆さまの白い塔のことだ。
存在自体は事実だが、高度なセキュリティに護られている上にそれ自体が認識阻害の効果を持つ、侵入はおろか観測すら難しい。
そのことを後で思い出したシュヴァルツは、決着の約束が破綻したことを即座に謝罪したのだが、
返ってきたメールがあの謎の呼び出しである。どういうことだ、ここで戦るってのか。
「あぁその通り。汝は我を謀り虚偽を口にした、故に、その罰を受けねばなるまい?」
「いや、謀ったつもりは……嘘はついたけど。ごめんね。それで罰って?」
意地の悪い笑みを浮かべるアルケアにシュヴァルツが尋ねる。
「まずはこれを見るがいい」アルケアが手を振ると、プレイリモンが取り出したファイルを開いて見せた。
524/07/05(金)21:15:10No.1207870938そうだねx1
―――セイントモールデジタルワールド一号店、アマリリス出店記念セール。
そう書かれている、商業施設のチラシのようだった。成程そこに新しい花屋が入るらしい。
「かの地に可憐なる華々が咲くとの報せ、汝にはその旅路に力を尽くしてもらおう!」
「えっと、穴掘りだとちょっと遠いから、アスタモンの輸送ルートを貸してほしいなって」
ばーんとシュヴァルツに指を指す。そのアルケアの足元で、プレイリモンが要約した主旨を伝えてきた。
彼女達の拠点からだと結構な遠出になるらしい。それにセイントモールは最近デジタルワールドに進出したばかりで本来はリアルワールド側の施設、この一号店の他に店舗はまだ無いのだ。
624/07/05(金)21:15:24No.1207871056そうだねx1
「あーはいはい、ちょうどそっちに仕入れる商品がありましたからねェ。すぐ乗れますよォ」
で、意外と不便な交通の便にこのデジモン。幾つもの輸送業を束ねる社長のアスタモンである。
駅に停車した巨大な鉄塊は、正にそのセイントモール向けの商品も積み込んだ輸送用のトレイルモン。その貨物と相乗りして直行しようという算段だ。
「ごめんねアスタモン。迷惑かけちゃって」
「ま、商品の方に変なことしなけりゃァ構いませんよォシュヴァルツ。ただ乗り降りはバレねェようにお願いしますねェ、ウチ人体の輸送は許可取ってないんで」
「あの、本当にごめんこのお礼はいつか……行こ、アルケア。大丈夫?」
「問題ない、いざ向かうとしよう!」
724/07/05(金)21:15:48No.1207871241そうだねx1
輸送用のトレイルモンは本来客車の箇所がそのまま貨物車へと置き換えられている。
上に乗せられたコンテナは一つ一つが内部環境を安定化させ、商品を劣化させることなく目的地まで保管する役割がある。当然ながら、中に誰かが入っては品質保証が台無しだ。
というわけで、
「うわぁ、すごい……!!」
「ちょっとアルケア!?落ちないでね!?ホントに落ちないでね!?」
目の前には無限大の窓、限りなく広がり流れていくデジタルワールドの景色。
いつもの口調も忘れ、コンテナの上に直接座る露天席でアルケアは青空のダイナミズムに感嘆の声をあげた。落下を心配するプレイリモンを他所に。
「大丈夫大丈夫、命綱はつけてるから最悪引きずられるだけだよ」
「それ大丈夫じゃないんじゃないかな!?」
「死ななきゃ安いよプレイリモン、安全保護具ってそういうもん」
シュヴァルツの指摘の通り、二人と一体の腰につけられた綱でコンテナとは繋がっている。とりあえず足を踏み外さないに越したことは無いが。
824/07/05(金)21:16:13No.1207871453そうだねx1
「あぁ、そうだ。ボクも向こうで買うものあるけどいいかな?本屋だけど」
「え?あぁ、構わぬが」
「何を買うんだいシュヴァルツ、漫画とか?」
「いや、漫画じゃなくて……あぁでも、新刊出るんだっけ紫影」
その単語に、少しだけアルケアの眉が寄せられた。
「どうしたの?アルケア」
「いや、何でもない。……汝、斯様な物語を好むのか」
平静なつもりだったが、少し声が強張ってしまったかもしれない。その自覚にアルケアは内心でさらに眉を顰める。
紫影、紫影の階。今界隈で話題になっているダークファンタジー作品で、近年アニメ化の企画も立ち上がるなど時流に乗った作品の一つ。
それだけなら、むしろアルケアにとってこそ好みの作品と言えるかもしれない。彼女―――黒沢葵の父の執筆でなければ。
元来、父の作が短命に終わっていた頃から葵は彼の作風を好んでいた。だが、
924/07/05(金)21:16:28No.1207871576そうだねx1
「でもセレスティアの方は明後日なんだよね。ボクそっち読んでるから」
「む?あ、あぁ。確かにあれは良い。我の趣味には……ちょっと難解……いや、趣味とは外れるが」
「へー、どんな話なんだい?」
「紫影と同じ雑誌でやってるSFモノだよ。ものすごく巨大なダイソン球の外殻が舞台で……」
話が別の漫画に切り替わる。だが、アルケアの思考は中途半端に浮いたまま、プレイリモンとシュヴァルツの会話に混じっていった。
1024/07/05(金)21:16:51No.1207871756そうだねx1
そろそろ到着が近い頃か、そう思って進行方向を見やると、まだ目的のセイントモールは遠くに見える。
件の漫画の、穴掘りがいのありそうな巨大構造物の美術を推してプレイリモンに3巻までの購入を布教し終わると、脱線していた話は一周して戻っていった。
「そういえば結局買うものってなんだったっけ」
「教科書だよ、公民とか色々」
プレイリモンの質問に対して、シュヴァルツはテキストのメモ書きを二人に見せた。社会科や言語に関する教本、タイトルからして中学生向けと思われるそれがリストで並べられている。
「BVでも勉強は教えてもらうことあるけど、まぁその、偏るからね……特にこの辺は絶対教えて貰えそうにないから」
頭を掻くシュヴァルツの表情は若干の徒労を感じさせた。理数系などはエキスパートから指導される環境があるが、元々彼にもその辺りの知識は十二分に備わっている。
一方で、特に現代社会の知識常識良識となると、はっきり言ってBVのメンバーからの教えで修得することは至難の業と言うほかない。周囲の非常識に振り回される日々でそれは身に染み付いていた。
1124/07/05(金)21:17:09No.1207871901そうだねx1
「えっと……学校か、家で教わるものではないのか?」
だから、アルケアの指摘も尤もであるのだが、
「無いなぁ。親や家族ってものは存在しなかったから」
こともなげに、シュヴァルツはそう返した。
特定可能な過去は何もない。自分が攫われたのか捨てられたのかすら特定できない。出生の事実と今の彼の存在は完全に切り離されて、二度と繋げることはできない。
ともすれば失ったという感覚すら持てず、彼は家族という概念自体を欠くデジタル上の孤児の一人であった。
とにかく現実の問題として、普通の社会に出るには通常より多くのステップを必要とされている。それが全てであった。
「それは―――寂しくはなかった?」
アルケアはそう問いかけて、それは違う、と頭の奥から否定された。
忙しいとか面倒くさいとか、そういった思考ならシュヴァルツには存在するだろう。それを労う言葉をかけても良かったと思える。
だが、寂しい、は、
「いや、特にはなかったかな。今は騒々しいぐらいだし、昔は―――そう、寂しいって言葉自体が無かったと思う」
1224/07/05(金)21:17:27No.1207872032そうだねx1
ほら、やっぱり。
概念を持ち得なければ、それに不満を抱くことはない。親が存在しないこと、家族のいない生活を彼が寂しいものと認識しているというのは、アルケアの想像上の話でしかない。
「ご、ごめんなさい。変なこと聞いちゃって」
飛躍した思考が恥ずかしくて、うまく演技を取り繕えないままに謝罪した。
「でも、寂しかったかもしれないね。自分が気づかなかっただけで」
微かに影を帯びたシュヴァルツの言葉が返ってきて、現実の感覚に引き戻された。
「ありがとう、結構優しいことも言うもんだね、君は」
「えっ……?いや、私は……ではない!我を優し……慈悲深いなどと、あの程度ありきたりな応対に過ぎん」
その先が思いがけなくて、アルケアは動転した気分で言葉を返してしまった。思わず顔が熱くなり、シュヴァルツのいない向こう側を振り向いてしまった。
「シュヴァルツー、そろそろ到着なんで降りてきてくださいねェ。バレねェように適当なコンテナの隙間に隠れてから下車してください」
「あ、じゃあ二人とも降りよっか」
車掌、ではなくアスタモンからの連絡を合図に、露天席の旅は終わりを迎えた。
1324/07/05(金)21:17:47No.1207872194そうだねx1
"アマリリス"はリアルワールドに存在する老舗の園芸店で、活動規模は小さなものだったが取り扱う種の豊富さや品質に一定の評価を得ている。
近年になってデジタルワールドに進出し、植物育成において勝手の違うこの環境でも既存のノウハウをうまく活かして対応してみせた。
その腕を見込まれ、この度セイントモールのデジタルワールド1号店に店を構えることになったそうだが、
「はー……これは……」
語るより見る方が早い。呼吸を感じるほどに鮮やかな赤、黄色、青。店舗はそれ自体が森を模したような造形になって、自然の中で息づくように並べられた花々の美を演出してみせていた。
花は花、それ以上の認識を持ち得なかったシュヴァルツも、これを見るとただ圧倒されるばかりであった。
「前ロードナイト村に来てから良い場所を探してたんだけど、そこでここがオープンするって見つけたんだ。こんなにすごい場所とは想像してなかったけど……」
以前、アルケアとプレイリモンはロードナイト村という場所で行われたウェディングイベントに参加していて、そこで花畑の手伝いをしながら何人かの親交を得た。
1424/07/05(金)21:18:08No.1207872342そうだねx1
その縁もあって、新しく開かれた花屋に興味が移ったのが今回の経緯である。当のアルケアはというと、言葉もなく夢中になって花々を眺めて回っていた。
「汝は、花のことは?」
「うーん、あまり詳しくはないかな?アスタモンが運んでるの手伝ったりはしたけど……でもそうだね、やっぱり写真で見るよりも全然違うもんだねぇ」
息づかいとはまさにそのことなのだろう。技術が進めども、写真からは色の彩度も香りも十分には伝えられない。
デジタルワールド上のこの花も情報の断片ではあるのだが、重要なのはそこにどれだけ多くの情報を、その花の本質を詰め込む熱意の結果だ。
その点で、"アマリリス"の仕事は、本当に好きだったのだろうとしか言いようがない。価格に見合わないと思えるほどに、精緻な工夫が施された特級のデータの結晶だった。
「結構普通の仕事もしてるんだね彼。てっきり危ない感じかと思ってたけど……」
「そうだね、基本は真っ当な仕事だよ。ヤバいのはバレないようにやるってさ」
「やっぱりぃ……?」
1524/07/05(金)21:18:43No.1207872625そうだねx1
プレイリモンが想像に青ざめる。アスタモンのモットーは契約第一。そこに十分な対価と納得できる合意があれば、その仕事を実行するための手段に躊躇はない。というのが彼の考えらしい。
「では、汝も運び屋が生業ということか」
「そういうわけでもない……かな?一応BVからも活動資金は出てるから、今はそっちが仕事……っていうと微妙かも」
尋ねてきたアルケアに対して、シュヴァルツは少し回答に困った。BVの組織構成員なのは事実だが、それが仕事かと言われるとあまり業種という感覚を得られない。
「そういえば、結局どのような場所なのだ。ロイヤルナイツが率いているとのことだが」
「変な人しかいない」
「そ、そうか……」
これは即答できる。
上から下まで、境遇・経緯・人格・身体、どこかしら何かしらが変としか言えない。そんなメンバーに振り回された結果、集まるべくして集まった人間の巣窟という認識だけは確信があった。
「ただ、騒々しいしまとまりもないけど、それでも結構悪くないところだとは思うよ。少なくとも居場所ではあるから」
1624/07/05(金)21:20:41No.1207873670+
シュヴァケア好き好き…いいわぁ…
1724/07/05(金)21:22:55No.1207874759+
甘酸っぺぇ青春だ…
1824/07/05(金)21:25:19No.1207875950そうだねx3
>一方で、特に現代社会の知識常識良識となると、はっきり言ってBVのメンバーからの教えで修得することは至難の業と言うほかない。
そうだね…
1924/07/05(金)21:28:06No.1207877388+
キテル…!
2024/07/05(金)21:28:33No.1207877598+
二人がすごい眩しい
アスタモンもプレイリモンも良い具合にサポートしてくれてる…
2124/07/05(金)21:31:25No.1207879065+
まともな教師役を探さないと…
2224/07/05(金)21:32:20No.1207879531+
>>一方で、特に現代社会の知識常識良識となると、はっきり言ってBVのメンバーからの教えで修得することは至難の業と言うほかない。
えっ…?
2324/07/05(金)21:36:31No.1207881584+
>一方で、特に現代社会の知識常識良識となると、はっきり言ってBVのメンバーからの教えで修得することは至難の業と言うほかない。
知識…すごく得られる
常識…ない
良識…ない
2424/07/05(金)21:36:37No.1207881639そうだねx1
読んでくれてありがとう
>白いブーゲンビリアは、「熱心な気持ち」「あなたは素敵」という花言葉を持っています。
後編ということでここで終わり この後黒白くんからのメールを受け取る流れになります
アルケア公式ごめんなさい 本当にアルケアちゃんってこうかな?な描写まで踏み込んでいるところがありますがやれるだけを尽くしました
それとドキュメントの説得のところでもシュヴァルツが想いをぶちまけてしまっています
>>>一方で、特に現代社会の知識常識良識となると、はっきり言ってBVのメンバーからの教えで修得することは至難の業と言うほかない。
>えっ…?
まともなBVの人もごめんなさい
2524/07/05(金)21:37:18No.1207881940+
未成年と犯罪者と異文化人とデジモンと…倫理観△の巣窟だし…
2624/07/05(金)21:38:38No.1207882581そうだねx2
そこの茂みに潜んでた公式だけど影さんはまともじゃないから安心していいよ
2724/07/05(金)21:39:04No.1207882780+
>知識…すごく得られる
>常識…ない
>良識…ない
>倫理観…△
2824/07/05(金)21:39:41No.1207883068そうだねx1
相手方を毎度真剣に考えて書いている姿勢がすばらしい
2924/07/05(金)21:41:30No.1207883940+
影さんもダメなのか…
3024/07/05(金)21:42:57No.1207884676+
常識と良識をちゃんと教えらそうなのが外部契約者の華蓮ちゃん(バーサーカー)と名無鬼(殺し屋)なの酷すぎる
3124/07/05(金)21:46:32No.1207886237+
ドゥフトモンがSMしてるの見て家出したサトミちゃんもまともだと思われる
3224/07/05(金)21:49:29No.1207887635+
>影さんもダメなのか…
ブチギレかまして街一つ焼くようなヒトですよ知識としての良識は兼ね備えてても使われない知識とは体に染み付いてるわけないですからね
3324/07/05(金)21:56:12No.1207890740+
ロードナイト村でドゥフトモン様に勧誘されてたマイトもマシな方だと思う


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