−鶏の照り焼き−

材料：鶏もも肉、片栗粉、塩、胡椒、醤油、砂糖、料理酒、みりん

�@鶏もも肉の凸凹を無くすため、包丁を入れる。（切り分けず切り込みを入れて開く）こうすることで、火の通りが均一になる。
�A開いた一枚肉に塩、胡椒で下味を付け、片栗粉を満遍なくまぶす。
�B油を敷いて熱したフライパンに鶏もも肉を投入。皮目から焼くとパリッと仕上がるのは有名な話。
�C全体的に火が通り、肉がパリッと仕上がったら料理酒、みりん、醤油、砂糖を投入。ふつふつと沸くまで熱し、アルコールを飛ばす。
�Dアルコールが飛んだら火を弱め、肉と調味料を絡めていく。照りが出たら完成。

※醤油の代わり、もしくは量を減らしてめんつゆを入れても美味しく仕上がる。

「じゃ、いただきます」
弁当箱の中にはキャベツの千切りが敷かれ、その上に鶏もも肉一枚を贅沢に鎮座させた照り焼き弁当。贅沢、と言っても鶏肉はものにもよるが一枚単価がリーズナブルである。かと言って不味いというわけでもなく、量、質、価格と三拍子揃った自炊の強い味方なのだ。
そこにインスタントの味噌汁でも加えれば、ちょっとした定食なのよね。
「うん、美味い」
甘辛くジューシーな鶏もも肉は非常にご飯が進む。濃い味に疲れたらキャベツの千切りで口の中をサッパリとリフレッシュさせる。さらに味変用にマヨネーズも添えてあり、飽きることなく食べ進められる。合間合間にインスタントの味噌汁でホッと一息。
「うーん、照り焼きに切り替えて正解！トップロードに感謝だな！」
「呼びました？」
「うおぉっ！？」
背後からぬっと現れたトップロードに驚いたトレーナー。あわや喉に鶏肉を詰まらせそうになった。
「な、何でこんな所に…？」
「こんな所って…学園の敷地内なら私がいても変ではないでしょう？」
「それもそうだな…で、何か用？」
「はい！トレーナーさんが何か美味しそうなものを食べてそうな予感がしたので探してました！」

やっぱりこの子エスパーなのでは？トレーナーは思った。
「いや、そりゃお昼休憩だから昼飯食べてるけどさ…」
「わーっ！鶏の照り焼きですね！美味しそう！」
言うや否や、トレーナーにキラキラとした視線を送るトップロード。
「何だよその目は…」
「………」
「何なんだよその目は…」
「………」
「おい、無言でにじり寄って来るな！」
追い詰められたトレーナー。万事休すか？ところが…

「はい、これ」
「これは…？」
「君用のお弁当。こうなるんじゃないかって思ってさ、予め作っておいた」
何とトレーナー、トップロードのおねだりを見越して予め彼女の分も作っておくファインプレー！
「いいんですか…？」
流石のトップロードもそこまでさせてしまっては少しバツが悪かった様子で。
「さっきまでの押しの強さはどうした。いいんだよ、食べな」
「あの…お隣で食べても？」
「ん。味噌汁も飲む？」
「…いただきます。あの、トレーナーさん」
「何？」
「そういう所、すごくすごい大好きです」
「…俺もお前さんが美味そうに飯食ってる顔、好きだよ」
斯くして、仲良くお昼を食べた2人。トレーナーの金欠は続く……

✌☺✌

みんなお前さんの笑顔が見たいんだ

甘いなぁ…

>甘いなぁ…
（照り焼きの味付けの話だろうか…）

味噌汁はわかめと豆腐のシンプルなのかな

素直に飯を出されるとちょっと尻込みするの何なんだ

こういうお弁当用意してた系はこなかった時どうするんだろう…て気持ちになっちゃう

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美味しいよね鶏の照り焼き

金欠の人に飯をたかるな

トプロが養えばいいのでは？

財布が一緒なら…

分かっちゃいますよ私エスパーですから

>素直に飯を出されるとちょっと尻込みするの何なんだ
（食べたい！無い！食べたい！のやりとりがしたい部分も否めないんです…）

覇王世代なのに健全じゃねえか…

お前さんは新シナリオも出てないだろう？

>こういうお弁当用意してた系はこなかった時どうするんだろう…て気持ちになっちゃう
さ
し
す
せ
そんな時は次回の約束を取り付けます！

強いなこの娘