『ﾁｮﾍﾞﾘｸﾞ〜！』
（くそっ、マブ―め……俺たちの野菜を……！）
（ダメですトレーナーさん！抑えて下さい！）
マブ―。野草や肉類には目もくれず、人間が丹精込めて作り上げた野菜だけを食べる害獣である
ヤツらは人間をエサどころか敵とも見做していないが、それは決して友好的な意味ではない
『ﾊﾞｯﾁｸﾞ〜！（ﾊﾞｷｯ）ﾀﾞｯﾁｭ〜ﾉ！（ﾎﾞｺｯ）ﾒﾝｺﾞﾒﾝｺﾞ〜！（ﾋﾟｮｰﾝ）』
（ああっ、高い塀と扇風機がやられた！高かったのに……）
（ジャンプ台もあまり効いてませんね……でも、だいぶ疲れてきてるはずです！）
ヤツらは野菜を食べること以外に興味がなく、回り道や代用品を選ぶという思考に行きつかない
道が無かろうが突き進み、障害物があれば破壊する。トラップの代わりに人がいても同じことをするだろう
畑に現れたマブ―を前にして人間に出来ることは野菜の無事を祈り、ただ見守ることだけなのだ
（ずいぶんやられたけど畑を守る最後の砦、落とし穴ならきっと……）
（お願い……かかって……！）
『ﾀﾞｲｼﾞｮｰ……ｶﾞﾋﾞｰﾝ！』
「「やったぁ！！」」

それまでのトラップで集中を切らしたのか、畑を前にして油断したのかは分からない
俺たちは多くの犠牲を払ってマブーを落とし穴にかけ、野菜たちを守ることに成功したのだ
『ｶﾞﾝﾊﾞﾙﾝﾊﾞ！ｶﾞﾝﾊﾞﾙﾝﾊﾞ！ｶﾞﾝﾊﾞﾙﾝﾊﾞ！……ｹﾞﾛｹﾞﾛ〜』
「追い払うどころか捕獲に成功するなんて……フラワー、どうかした？」
「えっと……このマブーさん、今もう少しで落とし穴から出そうになったような……」
「……ああ、分かっているよ。とりあえず今日のところは俺たちの勝利だ」
「で、ですよね。トレーナーさん、花マルあげちゃいます！」
マブ―の真の恐ろしさ、それは個体の枠を超越した学習能力の高さにある
トラップにかかればかかるほどヤツら対策を身に着け、しかもどういう訳か人里に現れる全てのマブーに共有されてしまうのだ
俺たちも今はまだ負けていない。しかし、いつかは……
「……トレーナーさん。大豊食祭、ぜったいに成功させましょうね」
「ああ、約束だ」
『ﾓﾝﾀﾞｲﾅｯｼ〜ﾝｸﾞ☆』
絶望の未来を前にして、その言葉にどれほどの説得力があるかは分からない
せめて心が折れてしまわないよう、俺たちは支え合うように固く誓うのであった

何者なんだマブー…

最終的に食わせてもいい野菜を育てるようになるんだよね…

>最終的に食わせてもいい野菜を育てるようになるんだよね…
（デコイをスルーして本命を食べるマブー）

宇宙規模の害獣を気軽に召喚するな

大丈夫？最終的にバカみたいな野菜の品評会にならない？

馬の訳はバもマも使われてるんだしバブーはバブーでいいだろ！？

>馬の訳はバもマも使われてるんだしバブーはバブーでいいだろ！？
ﾁｮﾍﾞﾘｸﾞ〜！

元ネタは退化のアルゴリズムが間違っててひたすら強化されるんだよな…

>元ネタは退化のアルゴリズムが間違っててひたすら強化されるんだよな…
難易度高い言われてるイメージあったけど原因そんな理由だったの…

手がつけられないくらい成長したらどうするんです…？

>手がつけられないくらい成長したらどうするんです…？
食わせてもいい野菜を育てて囮にする
>（デコイをスルーして本命を食べるマブー）

>>元ネタは退化のアルゴリズムが間違っててひたすら強化されるんだよな…
>難易度高い言われてるイメージあったけど原因そんな理由だったの…
正確にはちゃんと退化もするけど想定よりかなり遅いから進化の方が早くてパーフェクトバブーになっちゃう