【キャラクター作成事項】 ①フルスクラッチにて初期130点スタート ②最大2個までのイージーエフェクト&〈運転〉〈芸術〉〈知識〉〈情報〉用のボーナス経験点を10点配布 ③ダークワン(ウィアードエイジ並びにモダンタイムス)や物の怪(平安京物怪録)や幻想存在(ホーリーグレイル並びにエピックヒーローズ)等の人外オーヴァードは、レネゲイドビーイングの作成ルールを適用する ④ステージ専用データ及びトレイルデータは基本的に使用を認めないものとする。どうしても使用したい場合は応相談 ⑤本キャンペーンでは基本的に公式のNPCや組織は登場しない。その影響は下記の通りである  ◆一部の専用DロイスとリレーションDロイスとリレーションアイテムとエンブレムは基本的に使用を認めないものとする。どうしても使用したい場合は応相談  ◆例外的にリレーションDロイス:発明品は取得可能とする。ただし、REC効果は使用できないものとする  ◆邂逅表は使用せず、PEの欲望表を使用する。PE未所持者には別途案内  ◆〈情報:UGN・FH・ゼノス〉は廃止し、その他の任意の〈情報:〉へ変更する ⑥基本ステージのパラレル世界が舞台であるため、アイテムの外見や名称を変更する『相当品ルール』を大いに認める 【特別ステージ『Color in Romance』】 概要:基本ステージのパラレル世界(19年前の輸送機撃墜によるレネゲイドウイルス拡散が起こらなかった)。ウィアードエイジ並びにOCのモダンタイムズを参考元にした伝奇作品オマージュ 舞台:1990年代~2000年代前半の現代日本の地方都市。ポケベル~ガラケー時代でネットアングラ時代 背景:参考元に準じ、オーヴァードは伝承に登場する怪物や怪人と捉えられており、レネゲイドの力は魔術や超能力の類だと認識されている。UGNやFHに相当する組織は存在する可能性はあるが、団体規模の介入は滅多にない。アンダーグラウンドではレネゲイドに関連する情報が漏出している 敵:野良モンスター的なジャーム及び黒幕、黒幕の同胞、黒幕による犠牲者 黒幕:詳細は最終話GMに委ねるが、最低限の設定として『ステージにやってきてジャームを増やしている』『外見や寄生先は変えられる』の2つがあるとする その他:黒幕の仕業でジャーム化した犠牲者はEロイス:ファイトクラブを所有させて救済の余地を作ることを推奨する 参考資料:魔法使いの夜-劇中1989年 空の境界-劇中1998年 月姫(同人版)-劇中1999年 Fate/stay night-劇中2004年 【用語集『Color in Romance』】 背教の力(レネゲイド):このステージではウィルス扱いされておらず、人理に背く超常的な特殊能力の総称となっている。名称はヴァチカンが考案したとされる。 超越者(オーヴァード):レネゲイドを行使するモノの総称。概ね基本ステージに準じる。 起源還り(ジャーム):湧き上がる衝動-起源-を全くコントロールできなくなったオーヴァードの成れの果て。概ね基本ステージに準じるが、ジャーム化すると上位種でなければ人間としての姿を維持するのが難しくなり、常時ワーディングが発動するようになる。 結界現象(ワーディング):概ねCRCに準じるが、エフェクトの自動取得によりPCもレベル1相当のワーディングを使用できるものとする。  ▼レベル0:エキストラのオーヴァードやジャームにより展開される。非オーヴァードはワーディングが発生している場所を無意識のうちに知覚しないようにし、知覚したとしても好んで入らない。このレベルでは非オーヴァードも行動に制約を受けることはない。  ▼レベル1:強大なオーヴァードやジャームにより展開される。対ワーディング装備のない非オーヴァードは無力化される。現実の物理法則が通用しなくなり始め、幻覚や心象風景が投影される。使用者の拠点はこのレベルで恒久的に守られている。基本ステージのワーディングに相当する。  ▼レベル2:非常に強大なオーヴァードやジャームにより展開される。対ワーディング装備があろうと非オーヴァードは無力化される。現実と夢や心象風景の境界線が曖昧になり、怪奇現象や悪夢を現実へ侵蝕させる災害クラス。脱出するには術者を討ち滅ぼすしかない。使用者はシーン中、自身の全ての判定のC値を-1(下限値5)する。固有結界や領域展開に相当する。  ▼レベル3:神の領域に等しいオーヴァードやジャームにより展開されると考えられる。重力定数は狂い、時間は巻き戻り、多元宇宙と直結する等が起こり得る歪められた時空間そのもの。使用者はシーン中、射程:視界 対象:シーン(選択)に対して“格別の慈悲”を持って、全ての判定のC値を11へ変更させ、振れるダイスの数を半減させる程度の能力。 再生現象(リザレクト):概ね基本ステージに準じる。 背教存在(レネゲイドビーイング):ヒトではないオーヴァードのこと。人狼や吸血鬼といった闇の者たち、霊や妖怪といった物の怪、妖精・ドラゴンのような幻獣やメデューサ・ミノタウルスのような魔物といった幻想存在らの総称とされる。 混血(コンタミネーション):ヒトとレネゲイドビーイングが交わった産物と、その子孫のこと。データ上では通常のオーヴァードとなる。 組織(オーガニゼーション):レネゲイドに関連する秘密結社の総称。オーヴァードの寄り合いから、レネゲイドを極秘裏に利用する公的機関や民間企業だけでなく、各国の軍隊や警察における対オーヴァード部隊をも含める。  ▼このステージでは、②ハンドアウトの一族という“組織”が幅を利かせていることで、他の“組織”による介入を抑止している。 ガス爆発事故(カバーストーリー):爆発や火災といった直接的な戦闘行為によるものから集団昏倒事件といった間接的なものまで、その多くがオーヴァードの存在を秘匿しようとする“組織”によって『ガス会社による事故』として処理される──らしい。 翼竜(ワイバーン):話しの途中によく出現するという迷惑なジャーム。展開に困ったらGMは登場させるといいかもしれない。Mエネミーの忌まわしき狩人やシャンタク鳥あたりが似つかわしいだろう。 【ハンドアウト】 キャンペーンを通じてのPCの出自と方向性を示すものでカヴァー/ワークスは省略する ①ハンドアウト(覚醒者) ロイス:覚醒の契機となったモノ 推奨感情 P:連帯感/N:恐怖 キミは日本の地方都市で普通に暮らしていた。 ある夜、キミが散歩をしていると目に前に“それ”はいた。 見て見ぬ振りが出来なかったのか、魔が差したのか……キミは思わず手を触れてしまう。 刹那、キミの中で何かが蠢く。 その鐘の音が、昨日までの当たり前の日常に別れを告げるものとも知らずに。 (補足説明) 第1話でオーヴァードへと覚醒するハンドアウトです。 ロイス先はDロイスの対象となる賢者の石や遺産や発明品であったり、他PCや黒幕となります。 いわゆるPC1ポジションではありますが、第2話以降に於いて、その限りではありません。 ②ハンドアウト(名門後継者) ロイス:己が一族 推奨感情 P:傾倒/N:食傷 キミは脈々と受け継がれた有力なオーヴァード血族の末裔であり、この地の影の権力者の跡取りである。 幼少期からオーヴァード訓練を受けているキミは、単独でジャームを駆逐している程の熟練者と言えるだろう。 最近、どうもジャームの出現頻度が増えているのがキミの悩みの種だ。 何かが起こる前触れなのだろうか? (補足説明) 土着のオーヴァード一族出身のため、基本ステージでいうUGN支部長のポジションを兼ねています。 神社だったり御屋敷だったりの棲家はPC達の拠点の1つとなることでしょう。 親族に関しては、当該PLを筆頭に参加者一同で相談して、ご自由に設定ください。 ③ハンドアウト(追跡者) ロイス:黒幕 推奨感情 P:執着/N:敵愾心 キミは“組織”からの命令か、或いは自らの因縁で黒幕を長らく追っている。 どうやら黒幕は、日本のとある地方都市に逃げ込んだらしい。 その痕跡を辿ってやってきたキミは、潜伏して一矢報いる刻を待ちかねていた。 (補足説明) 黒幕の追跡という一番わかりやすい動機があるハンドアウトです。 このハンドアウトはレネゲイドビーイングを可とします。 このハンドアウトは複数人いてもいいものとします。 “組織”所属の場合、基本的には単独任務の扱いとなります。“組織”の詳細は当該PLが設定してください。 ④ハンドアウト(降臨者) ロイス:召喚者 推奨感情 P:興味/N:不安 キミは何者かによって、この場所に招かれてしまった。 右も左もわからない未開の地ではあるが、ひとまずは目の前にいる相手に問うしかない。 その相手が、キミと契約を結ぶに相応しい存在なのかどうかを。 (補足説明) このハンドアウトは自由枠の1つです。 「──問おう。貴方が、私の」ハンドアウトです。 このハンドアウトはレネゲイドビーイングを可とします。 召喚者がNPCの場合、召喚者は当該PLの制御下となり、一般アイテムの『使用人』と『対ワーディングマスク』を特別に常備ポイントなしで取得とします。 ⑤ハンドアウト(記憶喪失者) ロイス:自分の記憶 推奨感情 P:執着/N:猜疑心 キミは目が覚めると見知らぬ場所にいた。 それだけでなく、自らの記憶を失っていたようだ。 しかし何故だか超常的な力は使えるらしい。 魔物が徘徊するこの街で、一体何があったというのだろう? (補足説明) このハンドアウトは自由枠の1つです。 中盤以降で実は〇〇だった、とやるために少々難易度の高いハンドアウトです。 全員が認める場合、多少のリビルドを認めていいかもしれません。 ⑥ハンドアウト(既覚醒者) ロイス:ステージ 推奨感情 P:慕情/N:不安 キミは、この街に暮らす孤高のオーヴァードだ。 己に備わる超常の力を自覚しているが故に、それ隠すように過ごしてきた。 しかし、その偽りの日常は音を立てるように崩れてゆく。 (補足説明) このハンドアウトは自由枠の1つです。 俗にいうPC5のポジションのため、能動的な動きを求められる難易度の高いハンドアウトです。