新時代の扉観てきました! 競り合いの果てにグチャグチャになる演出とか十字のキラメキとかTRIGGERあじを強く感じてたら制作協力にクレジットあってクスッとなりました いやぁ凄い映画でしたね…アクションやひとつひとつの画面にものすごいコストをかけていました…一人称視点で騎手の視点っぽくするとことかすごい良くなかったですか?そして逆に抽象的なエフェクトで省力を図るところも演出の力でものすごい迫力でした!「幻影と本能」最強とは何か」というテーマを元にそれぞれのキャラクターをしっかり描き切ってて構成や脚本の手腕が光りますねぇ…皆に消えない残像を焼き付けたと思っていたタキオンさんが今度は自身が劇しい光に焼かれるのが因果の終着って感じでとてもよかったです 「アグネスタキオン」が残した衝撃と残光がどれだけ劇しいものなのかをつまびらかに解体していくとPTSDになりかけたポッケさんが残るというのは新発見でしたね…傷のついたプリズムはもう二度と元の輝きには戻らない…でもそれでも輝くことをやめないでいるから劇しい光を放つ…あのプリズムのネックレス結構高そうですよね それはそうと正統派ヤンキー主人公なポッケさんかわいいですね…古典的なギャグ作画が似合うウマ娘ランキングの上位に一気に躍り出てきましたよ!そしてそんな彼女がダービーを経てフジさんの感謝すら虚しく響くほどに敗北の幻影に追い詰められるとは…ダービーの時の叫びを思い返すとどこか雄叫びというより何かを振り切りたい慟哭に聞こえるのは白眉でした でもそこから自身のオリジンを振り返りジャパンカップで強者の空気を身に浴びて幻影を砕くのはまさに最強と呼ぶに相応しい姿でした…置いてかれた側がむしろ「先に行くぜ」と言外に(待ってるからよ)と匂わせながら行くのが対比構図が効いててホントにかっこいい…「新時代の扉をこじ開けた」に相応しい正統派主人公でした あとカフェさんやダンツさんといった同期がタキオンさんとポッケさんというふたつの劇しい光を見届けながらも尚も辿り着くべき場所へ足へと伸ばすのもよいですよね!ふたりだけの世界ではなくみんながいる青春があの時代なんです カフェさんの言う『お友達』が激しい雷雨を伴う積乱雲で表現されていたとこにもそう来たか!と膝を打ちましたね…劇しい閃光であるタキオンさんとニアリーイコールの存在でありながらそれ以上に荒々しいナニカ…ということで「タキオンさんが土足で踏み込める領域にいたナニカ」としての表現として的確でした フジキセキさんとトレーナーのナベさんもよかったですね…指導者と頼れる先輩かくありきって感じでした…そこからフジさんが競技者としてバチバチに火がついてしまった瞬間も美しかったです…ポッケさんの先輩してる時は「ナベさん」呼びで一人の競技者に戻ると「トレーナーさん」になるのめっちゃよくないですか???まだ育成したことありませんがこの期に育成したいなと思いました…あとあの勝負服大画面でお見せして大丈夫なやつですか? そしてオペラオーさんがめっっっっちゃカッコよかったですね…有馬記念のぶち抜きもメチャクチャ気合い入ってましたしジャパンカップの「タキオンの残光とはまた違う劇しい光」としての強者描写がバチバチに決まってました ジャパンカップの出場者全員が「強者」のニオイを漂わせる中それでも一際大きな輝きを放つ彼女達…その全てを経て闘争心に火をつけるポッケさん…そりゃタキオンさんも走り出したくなるってもんですよね 何百回も何百億回でも一緒に闘いてえってなるのがライバルですよね…被験体?自身の夢の代替品?そんなんじゃない!劇しい光に焼かれたタキオンさんがフジさんがまた走り出してしまった理由がそこにあったと思います