「また……そんな意地の張り方をするんですね」
　自らの弱さを呪ったのは、この時が初めてで、そしてこの生涯で最後だろう。
「認めません、そんな」
「そんなスグリくん……見たくありません」
「カキツバタが言っていましたよ」
　彼は傷付いた。
　自らが届かない最奥の景色を見た。
　屈辱と悔恨のその先に才能という夢を見た。
　もう二度と、そんな思いを飲み込んでほしくは無い。
「世界で一番俺が不幸だって言いたげなその顔を、ぶん殴ってやるからエントランスで待つ。って」
　ごめんね、スグリくん。
　わたし、君に負けて欲しい。
　カキツバタに勝って欲しい。
　もしアイツが劣勢なら、わたしはそっちに加勢したいほどに。

　君の。
　　　ｱｵ
　君の呪いを消し去りたい。
「わたしの目を見てください」
　黄玉の瞳がわたしを見る。
　動揺と緊張と困惑と、少しの好奇心。
　わたしも君も、口内に広がる泣き出しそうな血の味に気付いていないフリをして。
「これで最後ですね、スグリくん」
　ああ。
　目を丸くしている。
　驚いている。
　わたしの意図を汲んでくれている……！
　でも、君は、無意識に左手を腰のベルトに被せている。ポケモントレーナーだから。

「君が……！　君が特別になるための戦い……！　その前哨戦！！」
　目尻の涙を歯軋りで振り払って。
「ブルーベリー学園、ブルベリーグ四天王」
　届かなくてもいい。
　勝てなくてもいい。
「子ーストエリアの四天王、タロ」
　君の口角か歪む瞬間を、わたしは見逃しませんよ。……こんな心踊る役割、あのクソ野郎一人に任せてなるものですか。
「さあ、エルフーン……マホイップ」
　心に刻んでみせます。
　君の傷になってみせます。
「チャンピオンバトルですよ！　気合い入れていきましょうね」
　わたしの。
　わたしたちの全力で。
　このカワイクナイ男の子をぶっ殺してあげましょう！

うーん
ちょっと待ってくれる？？？

貴様赤字の怪異だろ

タロスグ怪文書半年ぶりに見た

目が滑る！！！

滅茶苦茶大事な台詞で誤字ってる・・・

シチュエーションだけなら好きだよ

タロスグ怪文書久々に見た

良い感じのところで終わりました感出すな
続きを書け

お目汚し失礼でした

タロスグ久々に見た

本編の70倍くらい重いなこのタロ…

誤字修正してからtxtにまとめて

タロはスグのなんなの…

うおおでかしたぞ！俺以外のスグタロ怪文書！
ありがたい！ありがたい！