黒羽根:…さっきの話さー
少女:えっ？
ハナミと別れ、フェントホープの一室で休憩中にひょっこりと黒羽根が現れ話しかけてくる
黒羽根:いや、ハナミ様の話…どんな感じだったのかなぁ…って
少女:…なんで休憩室に貴方が居るの…？
先程自分より先にハナミの部屋から出ていたような…
黒羽根:
1〜3.えーっとね…貴方が私に気付かなかっただけ、最初からここに居ました
4〜5.いや…やる事なくて…
6.うん？だって貴方が呼んでるってさっきあそこの子が…
dice1d6=2 (2)

少女:えぇ…
黒羽根:だって貴方考え事しながら入って来たじゃ無いですか…
ぶつぶつ言いながら俯いて入ってくる様は中々不気味な感じで…
と話す黒羽根に余程怪しかったのかあんまりああ言うのは怖がられるとまで言われてしまった
少女:…そんなに？
黒羽根:そんなに
1〜3.…兎も角、ハナミ様の事でしょ？
4〜5.…私程じゃ無いけど…貴方もハナミ様にゾッコンね
6.…ハナミ様の事、もっとよく知りたい
dice1d6=3 (3)

待ってた

昼寝のし過ぎは夜眠れなくなるのが難点だ

少女:…うん
確かにハナミは強い
だけどその強さがあっても救えなかった人がいる
それとも救えなかったからこそあの力を手にしたのか…
1〜3.…ハナミちゃんの過去を知ってる人…
4〜5.あんまり、深追いしない方が良いのかな…
6.
dice1d6=3 (3)

あの女性か
おっさんか

この強さは兄を追うためでもあるが

黒羽根:知ってるのはハナミ様のお兄さん…
少女:もう一人いる
黒羽根があの人に会うのが1番手っ取り早いのかな…と付け加える前に少女はあの怪しげな少女を思い出し、口にする
黒羽根:えっ…！？
少女:多分、あの子も過去を知ってる…
1〜3.けどやっぱり1番会いやすいのはハナミちゃんのお兄さんだと思う
4〜5.…ハナミちゃん、私があの子に会ってたのに気付いてた…？
6.いや、むしろあの子が…？
dice1d6=4 (4)

さて

少女:あの時フードを確認してたのはその為…？
黒羽根:何々！？ハナミ様の知り合いなの！？その子！
まさかのハナミ様の関係者！？と興奮しだす黒羽根を落ち着かせ、話を続ける
黒羽根:そんな事が…
あった当時の話を聞き終えた黒羽根はその人物に会うのは危険なのでは？と勘づくも…
少女:
1〜3.会えるかわからないけど…探してみよう
4〜5.ハナミちゃんに聞くしかない…よね
6.…ん？あそこにいるのって…
dice1d6=6 (6)

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

見つけちゃうか

まさか…

水色髪の少女:
1〜3.探しているのは私の事かな？
4〜5.ハナミは随分と君達に支えられているみたいだね
6.…君達がハナミの過去を知って、それでどうにかなるのかい？
dice1d6=6 (6)

黒羽根&少女:『っ…！？』
瞬間、辺りの景色が変貌する
フェントホープの洋風な雰囲気から…白と黒のタイルが敷き詰められたかのような無機質な空間へと
水色髪の少女:彼女の過去は誰でも知って良いわけじゃ無い…その過去を知って、君達は何をする？
…彼女は魔法少女なのか？今彼女が行っているのはまるで魔女では無いか
何故彼女はあそこまで不機嫌そうな雰囲気を纏っている…？
1〜3.少女:貴方は、ハナミさんの知り合いって…言ってましたね…本当にそれだけなんですか？
4〜5.黒羽根:私達はハナミ様に救われた！なればこそ私達にできる事をして、ハナミ様を支えるまで！
6.少女:まさか、貴方がハナミさんの友人を────
dice1d6=6 (6)

あまり深入りすんな

やぶへびだぁ…

悠然とした態度を水色髪の少女は…謎の少女は取りつつ、笑みを浮かべる
少女:っ…！
許さない、あの優しい少女から大切な人を奪った事が…私達を救ってくれた人を傷つけた事が
黒羽根:…ダメだ、『アレ』には勝てないよ…っ！
見ただけでわかる、『アレ』は魔法少女よりも異質で…キュゥべえよりも不気味な存在
自分達が何人居ようと…敗北は揺るがない
謎の少女:
1〜3.…あまり、この件には深入りしない事をお勧めするよ…ハナミは君達に復讐の手伝いをして欲しい訳では無い筈だ
4〜5.君は、何故抗おうとするんだい？君に私を倒せるとは思えないけれど
6.君達は知りすぎた
dice1d6=3 (3)

どの面…

これならまだ助かるか

少女:人を殺しておいてよくそんな事を…！
謎の少女:私には成さなければならない事がある、それがハナミの兄…私の兄との約束
黒羽根:…うん？ハナミのお兄さんが…貴方のお兄さん…！？
なんかサラッととんでも無い事を…！？と黒羽根が興奮じみた声を漏らすも…少女の顔は依然謎の少女を睨んだまま
謎の少女:…ハナミの側に居てあげて、それが君たちができることの中で一番の事だから
少女:…
1〜3.…わかり、ました
4〜5.…貴方の名前は
6.
dice1d6=6 (6)

踏み込み過ぎるな！

この少女と黒羽根強さ以外に因果振ってるな…

1〜3.少女:なら、いつか必ず…ハナミさんに謝って下さい…自分がやった事を
4〜5.ハナミ:崇宮澪ぉぉぉぉぉぉっ！
6.
dice1d6=4 (4)

>ハナミは君達に復讐の手伝いをして欲しい訳では無い筈だ
そもそもハナミは復讐の為に戦ってるとは限らないんだよね

あっ

>4〜5.ハナミ:崇宮澪ぉぉぉぉぉぉっ！
ああ…あの時みたいだ…

でも今度は間に合ったぞ

>そもそもハナミは復讐の為に戦ってるとは限らないんだよね
澪からしたら復讐されて当然って思ってるだけな可能性はあるんよ

なんとかなれ

少女の悲鳴染みた絶叫が鳴り響く
澪:ああ、来てしまったんだね
ハナミ:っ…ぁぁぁぁあああああ！！！
あの時の光景
息絶える少女達
そして…笑みを浮かべる少女
忘れたくても忘れられない
あの瞬間
それがフラッシュバックしたハナミは…珍しく冷静さを欠いていた
少女:ハナミちゃん！
黒羽根:っ…逃げよう！ハナミ様が抑えてくれる間に！
澪:…

澪:
1〜3.…またね、今度は兄さんと一緒だと良いな
4〜5.…くっ
6.…っ？
dice1d6=2 (2)

こいつ…

逃げるなぁぁぁぁ！！！

澪は虚空へと消え、ハナミの持つ斧の切先はフェントホープの床へと突き刺さった
ハナミ:はぁっ…はぁっ……っ！
息切れを起こしながら上を見上げ…胸の内から込み上げてくるものを必死に押し留める
黒羽根:ハナミ、様…
少女:…
ハナミ/少女/黒羽根
dice3d100=75 75 96 (246)

！！！１１９６

同値と96羽根…

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

何が起こるんだ

少女と黒羽根の様子を見て、ハナミは己の掌を見る
怒りに呑まれ、怯え、力を振り翳した手を
ハナミ:…少し、一人に────
そんな自分をこれ以上見られたく無いと、ハナミはその場を去ろうとする…が
少女:…
そのハナミの手を、少女は掴み…離さなかった
ハナミ:色々と怖い思いをしたでしょう…大丈夫です、アレはもう此処には来ないでしょうから…
だから、その手を離して欲しい

1.少女:…ハナミちゃんは大丈夫じゃない、全然大丈夫じゃないよ…！
dice1d1=1 (1)

状況が状況だったから仕方ないんだ…

澪マジでお前…

この少女何かあるんじゃないか？名前に九って入ってない？

怖くて仕方がない
あんな得体の知れない者と遭遇して…平気では居られなかった
それでも、震える手でハナミの手を掴んだ
ハナミ:離して頂けますか…
少女:離せません
ハナミ:離して下さい…
少女:ハナミちゃんの顔を見るまで…離せません
ハナミはビクッと体を震わせるも…少女の方へは向かなかった
ハナミ:後でなら幾らでも、だから離して下さい…！
少女:離せない、今のハナミちゃんの顔を見てからじゃないと…離せないっ
段々とハナミの声に怒気が篭る、何故言う事を聞けないのだと…自分の今の表情を見せたくないと

ハナミ:離してと言っているでしょう！
少女:離さないッ！だって…だって…っ！

1.少女:泣いてるハナミちゃんを…1人には出来ないから…ッ！
dice1d1=1 (1)

泣ける様になったんだな…

悔しかったんだろうな…あの時からずっと…

ずっと悲しくて悔恨で辛かっただろうに

ハナミの手を引き、無理矢理体の向きを変える
ハナミ:あっ────
瞳から溢れる涙は勢いで宙を舞う
その光景が…ハナミの怯えた表情が…少女の目に焼きついた
そしてそのまま抱き寄せ…離さない
少女:大丈夫、大丈夫だから…っ！
その様子を見た黒羽根も側により…ハナミを背後から抱き締め、少女と黒羽根とで挟む
黒羽根:私達は此処に居ます、だって…ハナミ様が守って下さいましたから
ハナミ:ぁ…！
守れた
それを認識したハナミの涙腺は決壊し…か弱い声が漏れる
ハナミ:ごめんなさいっ…！ごめんなさいっ…！
黒羽根:…何を仰られるか…謝るのは────いえ、今はどうか…側に居させて下さい
ハナミ:…ぁ…っ…っ！
そしてゆっくりと…ハナミはその言葉を言う為に口を開いた

ディズちゃんといい守るのが重要なワードなんだ

1.ハナミ:ありがとう…っ！
dice1d1=1 (1)

今度は間に合って…守れたの…