ただいまさやか…正直言うと壮大すぎてまだピンとこない点もあるが
目指すものはラプラスの悪魔だなんて実に大きくでたもんだ…！

おつかれさやか
何をやっているのかと何をやるのかは伝えられたかなとは思う…

さりげに…さ？ひめなに目薬なんて渡してたよねー？
…使ってくれてると良いね？

やっぱり全員にはいきなり知らせないみたいだけどね
そりゃーみんなびっくりしちゃうだろうし…

「」っしー？ねっ…だいじょぶ？（覗き込んでくるさやかの童顔）
…無理してない？顔色あんまり良いとは言えない感じに見えるけど

一部のリーダー格の子達には知らせるみたいな感じだな…
神浜ならなぎたんやみたまさん辺りは把握しただろう

俺の目の中ある何某かも取り除かないといけないから…まともな生活が出来ん！

>「」っしー？ねっ…だいじょぶ？（覗き込んでくるさやかの童顔）
>…無理してない？顔色あんまり良いとは言えない感じに見えるけど
俺としてもちょっと覚悟決める必要があるし、腹もくくらないとだからな？

それを「」っしーが言うと怖いのよ
ただでさえ体張ってるっていうのにさ？みんな好き勝手言うんだからほんと嫌になっちゃうわよ

ねむちゃんたちはなんだか想像してた以上にこちらのことも買ってくれているらしい
…だからこそ買いかぶりだと思わせたくないんだ

<なるほど…それをお手伝いする為にこの私が呼ばれたのですわね？
(ｶﾂ…と暗がりから現れる影)

現に…ねむちゃんからは人を寄越すから再び浄化システムにダイブしてくれと頼まれてしまった！
詳しくは聞かされなかったが…何かその人と一緒にシステム内で成すべきことがあるんだろう

（見滝原の成人男性宅の庭…その隅に植えられた苗木の前に立つさやかと成人男性だ）

とはいえ多少無理しないとこっちの要求も呑んでくれないからな
これも交換条件だ

><なるほど…それをお手伝いする為にこの私が呼ばれたのですわね？
>(ｶﾂ…と暗がりから現れる影)
この魔力反応…まさか（振向くと…その人物を前に目を見開くさやか！）

ういさんの頼みとあらば仕方ないわね…協力しますわよ、賢者殿
そう…このイザボー・ド・バヴィエールが(ﾆｨ…と口元が三日月型に)

…このような悪党に力を借りねばならん位には追い詰められているという事だろう

よりによってこいつだなんてあの子付き合う相手選ばなきゃダメよ絶対
あんたの好き放題にはさせないわよ？

あら、言うに事欠いて『悪党』呼ばわりだなんて…ふふ
貴人に対して礼を失するのではなくて？賢者殿
せめて『売国妃』と呼んで下さいな

ああこれは呉越同舟というやつかな？
あんたにとっても潰れたら困るんだろうこの世界が

それを自分で言うかね…それはそれとしても
確かにイザボーさんのパワーなら実際絶大…システムの中にいるキモチとも張り合えるかもしれん

この浄化システムを(ｽ…と苗木に触れる)
形作るういさん達の力、それは即ちキューブの力…この私が一身に収めた力
今の娘たちが生まれた頃の私ならばともかく、この私ならば正常に力を振るうこともできましょう

>よりによってこいつだなんてあの子付き合う相手選ばなきゃダメよ絶対
>あんたの好き放題にはさせないわよ？
ええ、もちろん…いつの日か魔女と成り果てた私が権勢を求め
『好き放題』をすれば世界は滅びてしまうけれど
今、これでもただの魔法少女である私の『好き放題』は…
>あんたにとっても潰れたら困るんだろうこの世界が
…この世界あってこそのものですものね

ねむの奴も人が悪いにもほどがあるわよまったく…

（そう！今ここに居るのは『魔法少女として全盛期のイザボー』なのである！）

大丈夫ださやかこいつは俺を殺さないだろう
仮に俺を殺したらまとまりかけてた何もかもが滅茶苦茶
象徴の魔女に一切対抗できずに世界が終わるんだ

>ねむの奴も人が悪いにもほどがあるわよまったく…
あの場で名前を出していたら微笑ましいお茶会が一瞬でぶち壊しでしてよ？

>…この世界あってこそのものですものね
その通り…女王の権勢っていうのはいわゆる下々の民がいてこそ成り立つものだから
王様以外誰一人として残らない、そして最後に王様も我を失うのは『滅亡』って言うんだ
…そうなるのはさすがの売国妃もさすがに困るとみえる！なら乗るしかない！同じ船に！

はい♪ご同乗願いますとも(ｷﾞｭｯ…と両手を握りしめる)
では早速ボンボヤージュと参りましょうか…ふふ

ええ、ええ…その通りですわよ賢者殿…！（ﾆｨ…💜）
あなたたちの箱船建造に私たちも一枚噛ませて下さいませ

それであんたは何をしてくれるってのよ？
中をのぞいた時にお宝をかすめ取らないという保証もないし…

では…！（変身するイザボー…大胆に肌を見せた黒い衣装へと変わる）

>ええ、もちろん…いつの日か魔女と成り果てた私が権勢を求め
>『好き放題』をすれば世界は滅びてしまうけれど
>今、これでもただの魔法少女である私の『好き放題』は…
>>あんたにとっても潰れたら困るんだろうこの世界が
>…この世界あってこそのものですものね
そして恐らくは･･･それこそが、ミヌゥの狙いに思えてならないんだよ、俺は
あの女は今のあんたを「解釈違い」などと抜かしていたらしいからね･･･並行世界のあんたはアイツの思い通りに動きやしないだろうさ

そうだな・・・さやかはしっかり見張っていておくれ
しかし何かをやらかしたらその時点で関係は破綻するわけだが

ふふ…いい子ね、さすがういさんから生まれた力
おいでなさい…(苗木から伸びる触手を受け入れている)

>それであんたは何をしてくれるってのよ？
>中をのぞいた時にお宝をかすめ取らないという保証もないし…
現状の自動浄化システムの言わば『再起動』ですわよ（苗木に手をかざすイザボー）
今、システムのコアとなっているサクラコの安否は不透明なのでしょう？
サクラコの現状を確認し、キモチを退け彼女を解き放ってあげるのよ

（しかしこいつはタダでは動かん奴だ…何かしらの見返りがどこかにあるはず…）

ｼｭﾙｯ…ｼｭﾙｯ(全身を這い回る極細の根)
ﾓｿﾞﾓｿﾞ…ﾋﾟﾀｯ！(服の中にまで入り込んでいるようだ)

>ふふ…いい子ね、さすがういさんから生まれた力
>おいでなさい…(苗木から伸びる触手を受け入れている)
あれ？なんか…ひめながされたみたいに襲われてるって感じはしないような…？
むしろ同調できてる…あたしだって木の根っこに足首掴まれて引きずり込まれたりしたのに

んっ……ずいぶん甘えん坊な子ね？よしよし…
>むしろ同調できてる…あたしだって木の根っこに足首掴まれて引きずり込まれたりしたのに
あら、そんなに驚くことかしら？
おそらく、姉であるいろはに対してもこの苗木は今と同じようになったでしょうね

どうやら、苗木そのものは私たちを受け入れてくれるようね？
さぁ賢者殿にサヤカ、供を命じますわよ

（だから恐ろしいんだ！得体の知れないものですらもあっという間に制御下に置く…！）

ｶﾞｼｯ

>どうやら、苗木そのものは私たちを受け入れてくれるようね？
>さぁ賢者殿にサヤカ、供を命じますわよ
っ…（少し身をすくませるさやか）
「」っしー…（不安げに成人男性を見上げる…）

確かに…恐ろしいし得体は知れないけども
今はその制御が完全に近いものであることを信じることにする…！

…おっけー
かしこまり！売国妃サマ！（悪の女王と今、手を繋ぐさやか！）

しかし…これは…んっ
話には聞いていたけれど、本当にとんでもないところに入ってくるのね…(ﾓｼﾞﾓｼﾞ)

（再び苗木が視界にズアッと迫り…ダイブ・イン！）

＜けん……どの……んじゃ…の…
＜……賢者殿、賢者殿…！

…賢者殿！！（ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾝｯ！と女王のビンタが成人男性を張り倒す！）

ところで…想像したことがおありですか？
誰もが魔女にならずいられる世界を…

むむ……俺は…？（システム内で目を覚ます成人男性…そこへ！）
>…賢者殿！！（ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾝｯ！と女王のビンタが成人男性を張り倒す！）
グワーッ！？　はっ！ここは！

ｷﾗｷﾗ…✨(相変わらず宇宙めいた空間が広がっている)

あぁ、よかった…思っていたよりも寝ぼすけさんですわね賢者殿（くっくっ）

(肩のあたりから影がかかっている姿のイザボーに抱き抱えられている)

あーっ！ちょっとイザボーさん！？
なにもビンタしなくてもウチの人は目を覚ましそうでしたけどーっ！？
>ところで…想像したことがおありですか？
>誰もが魔女にならずいられる世界を…
そりゃぁ、そうなったら良いなと思うけど…ってか、そのための浄化システムなんでしょ？

浄化システム…魔法少女たちは滅ぶこともなく、願いの結果だけが降り積もり続けていく…

・・・っ！それと今の何の関係があるというのよ！

>そりゃぁ、そうなったら良いなと思うけど…ってか、そのための浄化システムなんでしょ？
その通りですわよ、サヤカ…魔法少女になった人間にとって、それはまさに悲願
キューブに願い、それを叶えてもらい本来の摂理をねじ曲げる…それはまさに奇跡ですが
言ってしまえばズルでもありますわよね？

だからあなたはクロエ…だったかしら？彼女を利用して石を投げさせた
そうすればほら、大人であるあなたがお役御免になることはない…このようにね(超空間の真上を指差す)

ウフフ…サクラコの停止した理由と無関係ではないからよ？

でも、だとしても…そのズルを経てもなお、私たち人間が結局最後にたどり着く思いは
……『死にたくない』
これにつきます、魔女に負けて死にたくもないし
魔女などと言うバケモノに成り果てて死にたくなんてないのですわよ

でも賢者殿は今乗っている船に自らの手で穴をあけるわけにはいかない…そうでしょう？

よりによってあんたに言われたかなかったよ！
またったく…それよりもあんたの仕事をしてもらおうか
そして俺たちに何をさせたい

あらあらお気に触ってしまったかしら？御免遊ばせ（ﾆﾔｧ）

そして死にたくないからこそ、浄化システムを作りあげて、これからも人であろうとする
それこそが今のあなたたちであり、そして……この私、イザボー・ド・バヴィエール…
>よりによってあんたに言われたかなかったよ！
ごめんあそばせ？ものものしく言ってしまったけれど、つまるところはこう
…私だって死にたくはないのだし、あのキューブに見下されたままじゃ居られないのですわよ

…（完成させてしまったらいつかどこかで魔法少女があふれちゃう…こいつはあたし達がどっかで目を背けてきた事を言った…！）

>そして俺たちに何をさせたい
あれを(そこいらに浮かんでいるホログラムめいたものを指差す)
どれからでも構いません、触れてみてくださる？
我が魔力はキューブの権能…これを苗木に与えている間はあなた達の存在を隠蔽できるので

さて、サクラコを開放しましょう？
ウワサなどではなく一個の生命体となった彼女を

そう！必ずいつかキューブと対等に……いいえ、あのキューブでさえも従えてみせましょう！
『女王』として…！（キュゥべえの目めいたアイビットを展開するイザボー！これが魔力を苗木に送っているようだ）

…ﾎﾟﾀｯ！(「」の頭に雫のようなものが垂れ落ちる)

まあ今は黙っていようじゃないか
あんたの根っこはやはりあいつらと似ている

>あれを(そこいらに浮かんでいるホログラムめいたものを指差す)
>どれからでも構いません、触れてみてくださる？
>我が魔力はキューブの権能…これを苗木に与えている間はあなた達の存在を隠蔽できるので
じゃ、じゃあ……（青髪ショートヘアのホログラムへと手を伸ばす「」）

>じゃ、じゃあ……（青髪ショートヘアのホログラムへと手を伸ばす「」）
ちょっとー…それ、あたしのやつじゃん…///
まぁそうなるだろうなっていうかだけどさー…あんま変なことしないでよー？

ヘンなことなら！さやか本人にバッチリするから大丈夫だ！

>ヘンなことなら！さやか本人にバッチリするから大丈夫だ！
おバカーッ！！！////（ﾑﾊｰｯ！ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾝ！！！）
サムズアップしながら言うことじゃないでしょ！

ふむ…これが浄化システム構築に際して吸い上げられた魔力の塊と…(まじまじ)
しかしすごいわね、両足を抱え込むようにひっくり返されて…あら、舌まで突き出して
本当にこうなっていたの？

見た目はこれ、さやかが触手に絡めとられているように見えるが
…これがおそらくシステム内における『さやかのタグ』であるのだろう
うむうむ…（ｻｽｻｽｻｽｻｽ…と頬に見事なビンタ跡を刻んだ成人男性がホログラムに触れる）
>…ﾎﾟﾀｯ！(「」の頭に雫のようなものが垂れ落ちる)
……んん？なんだ…？

>ヘンなことなら！さやか本人にバッチリするから大丈夫だ！
あらあら♪
これでは子を産んでからのインターバルを挟む暇も無さそうですわね？
勿論、貴方達にとっては全てに決着を付けてから出なければ、安心して彼女を孕ませられないでしょうけれど

うがー！余計な事言ってないで桜子を早く何とかしなさいよーっ！

>……んん？なんだ…？
『……あーは＿いひー￣うひひ』（巨大な蝶めいたキモチが「」の上に…居る！）
（今のはリングを咥えたように見えるその口？…めいた部分から垂れたものであったらしい）

……！！　き！キモチ…！！（息を殺す「」！）
やばい！まさか見つかったか…！？
>うがー！余計な事言ってないで桜子を早く何とかしなさいよーっ！
そうだ、桜子ちゃん…桜子ちゃんはどこに！

（キモチの頭部のような箇所に生体ユニットめいて埋まっている白い髪の少女）
（その頭のてっぺんには特徴的なツノめいたクセが付いている…）

今は動かないで、賢者殿…（しーっ…と人差し指を唇に当てるイザボー）
…キモチとの距離がちょっと近すぎるのだもの
派手に動かなければ我が権能の力であなたたちは隠蔽されます
下手にキモチを刺激せずに済むはずですわよ

>（キモチの頭部のような箇所に生体ユニットめいて埋まっている白い髪の少女）
>（その頭のてっぺんには特徴的なツノめいたクセが付いている…）
あれって…桜子…！！

あの眠り姫の手を取るだけ…それくらいはできるでしょう？

ふふ…管理している魔力の揺らぎに反応して来たわね？
失敗したら３人ともこのホログラムと同じ目に遭わされるのでお覚悟を…

そ、それくらいって……言われても…！
（※眼前のキモチ…『悦ぶサファイアの唇』の威容を前におののく「」）

わかった！桜子ちゃんの手を取るだけでいいんだな？
さやか！行くぞ！

ほ…ほんとに…今は襲ってこないんだな？イザボーさん…！
ほんとに襲ってこないんだな？あのキモチは…！

ええ…彼女とシステムを一度切り離すので、逃げ切れれば問題ありませんとも

ふふふ、それにもしも襲われたときは私たちもここのお仲間になるだけですわよ…💜
それも刺激的ですけれど…ですがそれは終わりを意味しますので…さぁ

さぁ！賢者殿…何を今さら恐れることがあるのかしら？
あなたには隣には…ほら、青き騎士が居るではありませんか
さぁ…さぁ！（イザボーの頬に汗が流れる…キモチに対抗するために魔力を放出しているのである）

あんたとの利害が一致してるってんならそうなんだろうね
「」っしー！背負って一気に飛ぶから桜子をひっつかんで！

おっけー…「」っしー、わかるわよ…だって、怖いんだもん
あたしだってキモチの前に立つと、すごいパワーを感じてビビっちゃうもんね？

だから…勇気が出ないなら！このさやかちゃんが一緒に寝ぼすけな眠り姫を引っ張り出してしんぜようっ！

了解！
あらほらさっさーーーー！！！

よし…よし！さやか！
行くぞーーーーーー！！！

（（ガシッ！！と掴まれる桜子の腕！））