令音:ふふ…あまり食べ過ぎは良くないと言われてしまったが…
ある日の夜、フラクシナスの休憩室の冷蔵庫…の奥にある隠しスイッチを押して隠された棚から買い置きしていたラ・ピュセルのスペシャルパフェ(高カロリー)を取り出して机に置く
DEMとの戦いを終えてから1週間、まだ色々とバタバタしていたが前程の忙しさではなくなった…気がする
現に自分もこうしてパフェを食べる時間もあるものだし…
令音:
1〜3.1個で流石に十分か
4〜5.2個…食べても大丈夫だろう
6.3個食べても…運動すればきっと…それに私は精霊だし…
dice1d6=3 (3)

令音:…んぐんぐ…やはりカロリーがある分美味しい…
あっという間に平らげてしまい、気付いた時には空の容器が…2個あった
令音:────え？
おかしい、自分が取り出したのは1個だけのはず
勘違い？いや…流石にそんな事は…
仕方が無い、こんな事はしたく無かったが鞠亜に頼んで監視カメラを見てもらうしか…
令音:まり────あぐっ！
鞠亜の名を呼ぼうとした瞬間、体に激痛が走る
内側から何かが出てくる様な感覚
さらにこの感覚、は…
令音:私…？

◾️:
1〜3.ごめんね
4〜5.でも、約束の為なんだ
6.だから…少しだけ、力を分けてもらうよ
dice1d6=4 (4)

地味に澪も食べてるっぽいの笑う
お茶目かよ

令音の胸を貫いて…澪が這い出てくる
自重に耐え切れず、床に倒れるそして全身が令音の上に現れた
幸い令音という霊力の体から出た為貫かれた事による出血は無かったが…暫くは痛みで動く事は出来なさそうだ
令音:どうして…君は…
◾️:君は令音、崇宮澪じゃ無い、だから────

1.澪':私が代わりに、崇宮澪になってあげる
dice1d1=1 (1)

！？

消えた筈…

パフェ勝手に食ったならもう少し穏便にだね…

懲りねえ女ァ！
まぁこの後蓮に諭されたり色々あってぶれぶれになるんだけどな

なんで澪'が存在してるんだ…？

真人'との約束ってなんだろう

────改変前の世界
澪':…兄さん
真人':アイツは、士道は行っちまったよ
瓦礫が散乱する天宮市の戦場
士道は既に六の弾〈ヴァヴ〉によって時間を巻き戻り
後は世界が書き換えられるまで待つだけ…
真人':なぁ澪、取引しないか？
澪':取り引き？
真人'の提案に耳を貸す澪'、別に真人'の事を大切に思ってないわけでは無い、極力叶えようとも思っていた
真人':実はさ俺、ずーっと黙ってた事があるんだよ…ぶっちゃけ言ったらアレだな…ってさ
澪':大丈夫だよ、此処には私しかいないから
…そして、意を決して真人’は口に出した

1.俺、やっぱり真士に会いたいんだ
dice1d1=1 (1)

そりゃそうだよな…会いたいよな弟には…

澪':兄さんは願った、シンに会いたいって…でも叶わなくなっちゃった、だって願った兄さんはみんなを守って…死んじゃった
倒れる令音を見下ろし、言葉を続ける
澪':だけどそう簡単に霊結晶〈セフィラ〉は消滅しない…しなかった
令音:な、に…？

1.澪':どんな未来かは知らないけど…兄さんは精霊の力を宿して新たな生を受けたんだ、願いはまだ────潰えていない
dice1d1=1 (1)

(ここら辺で研究所に収容されてるおっさん)

ごちゃ混ぜで会いに行ったのが…

>澪':兄さんは願った、シンに会いたいって…でも叶わなくなっちゃった、だって願った兄さんはみんなを守って…死んじゃった
真人はシンには会えたのにね

澪':兄さんは私自体を取り込んで…そして十二の弾〈ユッド・ベート〉で巻き戻った、後は消滅する兄さんの代わりに私は君の中で潜伏していたわけさ
それじゃあね、と澪'…いや澪は倒れ伏す令音を置いて去っていった
その後、監視カメラの映像を確認した鞠亜により令音は直様救助され…それと同時に消滅した真人'の生存の可能性がある事を士道や精霊達は知らされる事となったのだ

それは、灼爛殲鬼〈カマエル〉の力を手にした欠片が天宮市に来る…3日前の事だった

〈ゴースト〉が天宮市に！？ミッドじゃなく！？

一部終わってミッドで六課助けた後におっさんが士道と会った時のことでしょ

1部後のあの砂浜か

ゴーストはあくまで力に宿る意思っぽいもので欠片自体はおっさんのことを示すんじゃねえかな

でもリリハナのためにハナミをミッドに送ってる筈だから3日前だと勘定が合わないのでは…？

それぞれの地球で時間の流れが違うんでしょ

────3日後
琴里:つまり…認識としては真人のままだった…という事ね？
天宮市…正確には少し離れた場所、僅か10日前に激戦を繰り広げた場所に真人と思わしき存在が現れ…何処かへ去ってしまった事が士道によって琴里に伝えられる
琴里:無理矢理にでも追えと言いたい所だったけど…
1〜3.どう？行った場所…調べられる？
4〜5.並行世界…本当、面倒な事になったわね
6.……
dice1d6=6 (6)

おっさんが来てよしのんと再会して欲しいな…

>でもリリハナのためにハナミをミッドに送ってる筈だから3日前だと勘定が合わないのでは…？
おそらく時間の流れが異なってると思われる

また話がややこしくなりそうなところで6出すんだから…

時間が滅茶苦茶だって？ごちゃ混ぜのせいだな！

ｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬ

琴里も思うところが…ない訳ないよね…

>琴里も思うところが…ない訳ないよね…
折紙狂三四糸乃琴里はそりゃね…二亜ももちろんだし…

これこの後にさらに士道と四糸乃とかはごちゃ混ぜに巻き込まれるっぽい感じか…

琴里:最初は幻覚と思ったけど…当の士道がその並行世界とやらに行ったんだから、信じる他無いわよねぇ…
はぁ…とため息を吐く琴里
酷く疲れた様子だったが…それもその筈
士道は今から1日前に忽然とこの世界から姿を消し…そして戻ってきたのである
それも士道だけでなく、四糸乃と八舞姉妹そして…十香、なのだが…
琴里:
1〜3.何であの子達だけだったのかしら…
4〜5.ハナミも、改変前とはね…
6.…
dice1d6=1 (1)

確かになんでこの四人だったんだろうか…

想像以上にごちゃ混ぜがターニングポイントに…

次会った時はおっさんがザドキエル持ってるだろうしよしのんに驚いて欲しいな…

ただおっさんがアニレコ編でもザドキエルを一切使ってないのがね…

士道:なんで…何だろうな
琴里:一応真人'が使用してた天使は灼爛殲鬼〈カマエル〉だけだったのよね？
士道:ああ、今更だけどあの令音さんは…澪だったんだろうな
令音:全く…人の事は言えないが諦めの悪い子だね
士道:…
琴里:…
令音:すまない、ジョークのつもりだったんだが
琴里:んっんん…兎も角
1〜3.私達がやる事はただ一つ、澪が何をしようとしてるのかを突き止める事！
4〜5.その為には並行世界に行く方法を確立しないといけないけど…六喰の封解主〈ミカエル〉で試してみるしか無いわね…
6.まぁ取り敢えず、今日は真人'に再び会う事が出来ただけでも前進した事にしましょう
dice1d6=2 (2)

>令音:全く…人の事は言えないが諦めの悪い子だね
>士道:…
>琴里:…
駄目だった

これは…ワンチャン二部でデアラ組が一部登場あるか…？
あるいは第二次ごちゃ混ぜ…？

シンに会わせるって言ってもアインソフでまたダブルデートすればいいんじゃないか…？

士道:並行世界、かぁ…
厨二心をくすぐられる出来事だったが…思ったよりハードな旅路だった
超巨大なエージェントに天才発明家のパワードスーツ
ほんの一例でも異常な事がよくわかる
士道は自宅に戻り、晩御飯を作ろうかと玄関の扉を開けるが…やけに部屋の中が騒がしい
何事かとリビングを確認すると…十香達精霊が何かと格闘を続けていた
士道:ただいまーって、何が起きたんだ？
十香:おお！シドー！丁度良い所に！
折紙:…狂三ならばと思ったけど…彼女ではダメだった、やはり《狂三》で無ければ
狂三:怒りますわよ！？
精霊達が格闘しているのは危険な化物でも何でも無い

ただの…3匹の猫だった

三匹の猫…？

七罪:だって狂三猫好きじゃん…
四糸乃:可愛い…です
よしのん:でもこの子達何処から来たんだろうねー？山猫っぽいし
六喰:ふむん？むくにはよくわからぬ…
耶倶矢:ふっ…この獣達からは何か唯ならぬ漆黒の幻影を纏っている様に感じる…
夕弦:翻訳、見たこともない種類で興奮してると耶倶矢は言ってます
翻訳雑じゃない！？と耶倶矢はツッコミを入れる
ただ…その中でも美九と二亜が真剣な表情をしていたのは士道的にはとても珍しく思えた
士道:どうしたんだ？2人とも
美九:あ！だーりん！実はですね…この猫ちゃん達からすごーく可愛い女の子の気配を感じるんです！だけど見た目はただの猫で…やーん！何が起きてるのかわからなくてドキドキしますー！
士道:お、おう…
二亜:…やっぱり変だ、囁告篇帙〈ラジエル〉調べられないよ、この猫達…本当に猫なの？
士道:それってどういう…？

？:ほう、その本…やはり貴様がこの世界の囁告篇帙〈ラジエル〉の所有者か

やっぱお前らかよ！

マテリアルズか

美九センサーきも

囁告篇帙〈ラジエル〉で調べられないという不可解な現象、美九の意見はまだしも…二亜の発言は聞き捨てられなかった
そんな二亜の疑問に答える様に…1匹の猫が声を発した
狂三:なっ…！
よしのん:しゃ、しゃべったよ！？
猫？:ふん、貴様らとて似た手は使えるのだろう？我等の場合は猫が本来の姿だが…
そうして3匹の猫はソファから隠れて様子を見る七罪を見つめた
七罪:…え？私？
猫？:ねー！ねー！そろそろ良いんじゃない？イツカシドウも来たんだしさ！
猫？:そうですね、ネタバラシと行きましょう
そして猫？達は光を放ち…士道達と同い年かそれ以上の少女の姿となる
青、赤、灰、それぞれ特徴的な髪に鎧を纏う少女達は士道の方に近づき…灰色の髪の少女が握手を求める

マテ子いいよね

士道:な…！
ディアーチェ:自己紹介がまだだったな、我が名はロード・ディアーチェ
レヴィ:ボクはレヴィ・ザ・スラッシャー！
シュテル:シュテル・ザ・デストラクターです、以後お見知り置きを
狂三:貴方達は…？
狂三達が警戒する中、余裕を保ったディアーチェは士道に手を差し伸べたまま話を続ける
ディアーチェ:我等は貴様らの手助けをしに来たまでだ…我らの友、颶風騎士〈ラファエル〉と封解主〈ミカエル〉を持つ…アミュスの願いを受けてな
折紙:アミュス…！？
士道:…それは本当なのか
レヴィ:なんだよー、王様の言ってる事信じないのかー？
シュテル:はい、我々はハナミとも連絡を取り合っている仲です
七罪:士道…
七罪が心配するのも無理は無い、明らかに怪し過ぎる…だが、鼻から警戒し続けても…話は始まらない
士道:…わかった、信じるよ
そう言って士道はディアーチェの手を取るのだった…

そんな訳でエピローグはここまで
次回からは見滝原予定だ

お疲れ様

アミュスだけど真人じゃないの罠すぎる

ママテリアルズは欠片についてどこまで共有されてるんだろう
アミュス以外にも欠片がいるくらいなのか