二次元裏@ふたば

画像ファイル名:1712036048047.jpg-(355816 B)
355816 B24/04/02(火)14:34:08No.1174129204そうだねx1 16:56頃消えます
こんばんは、そしておはよう
村雨令音だ
帰りたい世界
グダったり原作から外れるだろうしGM権限を発動するかもしれないけれど許して貰おう

そんなわけで夜と朝の運勢
dice3d13=10 7 3 (20)
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/04/02(火)14:37:30No.1174129909+
帰れない世界…
224/04/02(火)14:41:00No.1174130650+
今まで出会って来た精霊達、その力を用いて士道はウェストコットのいる場所まで突き進んで行く
それに追従するような形で真人は飛翔する、弟だけに任せる訳にはいかない
最後まで支えるのが兄だと言う様に
そして────
真人:あと少しだ!踏ん張れよ、士道!
士道:ああ!っ────なんだ!?
突き進む士道に飛来する二つの機影
モビルスナッチでは無い、バンダースナッチ…それのプロトタイプ
真人:まさか────!?
アイク:君はこの舞台に相応しく無い、代わりに彼等の相手をして貰おう
真人:あの野郎…!
プロトタイプバンダースナッチ×2/真人
dice2d100=34 81 (115)
324/04/02(火)14:41:44No.1174130807+
勝つんだな…
424/04/02(火)14:42:46No.1174131035+
戦艦の管制AIにされてた同型機…
524/04/02(火)14:46:42No.1174131864+
2倍をものともしない強さだ…
624/04/02(火)14:49:34No.1174132431+
ハナミ:兄さん!
真人:ハナミ!コイツらは…!
ハナミも気付いたのだろう、2機のバンダースナッチに搭載されている物の正体に
ハナミ:…申し訳ありません、ですが止まらないというのなら…私は!
この程度の性能なら倒す事はできなくは無いだろう…しかし
真人:ハナミに手を下させるかよっ!
あの子達をハナミが墜とすなんて事、そんな事だけはさせる訳にはいかない…!
ハナミを押し除け刻々帝〈ザフキエル〉を取り出す
《狂三》:(…宜しいですわね?)
真人:ああ!刻々帝〈ザフキエル〉────一の弾〈アレフ〉!
そして勝敗は…呆気なく、着いてしまった
724/04/02(火)14:55:50No.1174133835+
ハナミ:兄さん…ッ!
真人:ごめん…ッ!こうする事でしかお前を止められなくて…!
2機のプロトタイプバンダースナッチが重力に従い落ちてゆく
これで…DEMに手渡してしまった全てのAIユニットが無力化できた筈だ
ハナミ:…まだ、直せるかもしれません、回収してきます
真人:…ああ、ごめんな…
決着が着くと同時に少し離れた所から大きな音が響く
そちらを振り向くと…
士道:うおおおおおおおおおおおおおお────ッ!
士道が渾身の力を込めた拳が、ウェストコットを…第二の始原の精霊を殴りつけた瞬間だった
真人:
1〜3.…カッコいい所、取られちまった
4〜5.おお…!良いパンチだ…!
6.やっぱり、士道はカッコいいな…
dice1d6=5 (5)
824/04/02(火)15:01:47No.1174135134+
妹達…
924/04/02(火)15:04:16No.1174135704+
これで全部が…
1024/04/02(火)15:04:34No.1174135777+
澪:…………っ!
振動が、澪の全身を通り抜ける
しかし、それは輪廻楽園〈アイン・ソフ〉が永劫瘴獄〈ベリアル〉に競り負けたわけでも、敵に攻撃を受けたわけでもない
空の中心
二つの魔王を従え浮遊していたウェストコットを、士道が天使の力を以て殴りつけたのである
その凄まじい衝撃は空気を伝い、輪廻楽園と永劫瘴獄が形作った鳥籠の中を駆け巡る
周囲にいた精霊たちも、ハッとした様子で士道の方を見た
アイク:────か──っ、は────ッ
ウェストコットの苦悶が響くと同時、彼の背後に生えていた大樹が、頭上に浮遊していた花が、ぎしりと軋みを上げ…崩れ落ちてゆく
それはまるで落葉の如し、絶対なる魔王の至る所に、次々とひびが入っていった
それも仕方のない事だろう…なにせ、天使10体分、そして澪の力を込めた一撃を叩き込まれたのだ
如何にウェストコットが始原の精霊の力を持つとはいえ、ただでは済まないだろう
士道が血の湖む拳を握り直し、皆に勝利を示すように天に突き上げた
1124/04/02(火)15:07:20No.1174136445+
刻々と終わりが近づいていく…
1224/04/02(火)15:09:18No.1174136924そうだねx1
十香:おお……っ!
美九:きゃぁぁぁ!だーりぃぃぃんっ!
澪:……ふう
辺りから精霊達の声が響く
澪もまた輪廻楽園にかかっていた負荷が軽減したのを感じて息を吐いた……しかし
真人:…っ!気を抜くな!まだ奴には…!
最後の魔王が────と真人が叫ぶ
それに呼応する様にウェストコットが口を開く
アイク:ふ……はは────、は、はは──、見事だ──イツカシドウ

だが────一歩足りなかったようだね

真人/士道
dice2d100=17 90 (107)
1324/04/02(火)15:10:29No.1174137231+
0.アイク:〈◾️◾️◾️〉
dice1d1-1=1 (0)
1424/04/02(火)15:10:43No.1174137305+
真人が届かないか…
1524/04/02(火)15:13:18No.1174137919+
今の真人は届かない…でももう1人の真人なら…?
1624/04/02(火)15:15:27No.1174138397+
ケメティエル
口と鼻から血を流したウェストコットから放たれたその言葉は、真人の全身をぞわりとさせた
おそらくあれが澪のアインに相当する力
そして澪も同じくその力に気付いたのだろう、その魔王の権能を、恐ろしさを
鞠奈:様子がおかしい…まさか、制御出来てない────ッ!?
すかさす鞠奈から周囲のマナ、霊力の観測値が表示される
ウェストコットを覆う様に霊力の奔流が嵐の様に渦巻いている
恐らくは身体にダメージを負ったまま最後の魔王を顕現させた事による一種の臨界状態となってしまっているのだろう
このままでは発動せずとも…爆発した際の被害は甚大ではない
1724/04/02(火)15:16:23No.1174138625+
まさにユーラシアの時の様に…
1824/04/02(火)15:19:33No.1174139358+
瞬き程度の間に、澪は思考を巡らせる
自らの持つ権能、真人のCR-ユニット、士道の天使、精霊たちの助力、どれをどう使えばこの状況を打破できるのかを考える
どうすれば士道を…皆を無事に帰せるかを考え抜く
思えば、それは久方振りの感覚だった
30年前、真士の亡骸を前にしたときのような思考のスピード
けれど違う、あのときの自分には絶望しかなかった…だが──今は、まだ、士道が生きている、みんなという存在がいて…まだ何とかなる、だが一体何をすればいい?
何を────
1924/04/02(火)15:19:41No.1174139384+
この場を収められるのはもう一人しかいないねぇ…
2024/04/02(火)15:23:17No.1174140256+
もうつらい
2124/04/02(火)15:24:12No.1174140478+
と、そこで士道の背を見た澪…いや、令音はすうっと脳に思考が染み渡るかのような感覚を覚えた
それと同時、経路を通じて共有された、士道の未来での記憶が過ぎる
士道が時間遡行をする前の歴史、崇宮澪がその目的を達する寸前にまで至った世界
崇宮澪は…村雨令音はその未来の自分と分身の姿を、士道の記憶を通して見ていたのだ
けれど、いざ真士を取り戻そうとしているというのに、その澪は一満たされているようには…見えなかった
代わりにニベルコルと令音から全てを託された琴里
彼女の中から感じられた、自らの消滅の道を選んだ令音の感情は…清々しいもので────
嗚呼、そうだ

1.答えは────既に示されていた
dice1d1=1 (1)
2224/04/02(火)15:26:23No.1174140989そうだねx1
この覚悟の上で消えた未来の兄に生かされる澪滅茶苦茶地獄では
2324/04/02(火)15:27:25No.1174141234+
あの令音も記憶の中に生きている…
2424/04/02(火)15:28:36No.1174141491+
これから兄の全てを奪った自分が当人に生かされるんだよな…
2524/04/02(火)15:30:09No.1174141845+
真人:な……
空の中
真人は愕然と目を見開いていた
全身を凄まじい悪寒が通り抜ける
周囲の温度が一瞬にして下がるかのような錯覚
その感覚には覚えがあった

大切なものが消えて行く感覚
離れた所で真士の死を知った時の感情
真人の予想を示すように、ウェストコットの前に闇が集い、植物の種子のような、小さな塊を形作る
あれが放たれては不味い
それを認識すると同時、真人は士道を助けるべくCR-ユニットの推力を最大にして飛び立つ…が、────間に合わない
真人:くそぉぉぉぉ!!!
そうして士道は闇に呑み込まれようとし…
2624/04/02(火)15:31:54No.1174142247+
奪われない為に手を伸ばすんだ
2724/04/02(火)15:31:56No.1174142262+
1.令音:──駄目だよ、士道…君には、待っている子達がいるじゃないか
dice1d1=1 (1)
2824/04/02(火)15:34:40No.1174142810+
令音の事だって待ってる人がいるんだ…
だから…
2924/04/02(火)15:38:49No.1174143709+
ここで令音が出てくるの良い…
3024/04/02(火)15:38:53No.1174143728そうだねx1
士道が、令音によって後方へ引っ張られる
士道の腹部に絡みついた輪廻楽園〈アイン・ソフ〉の枝が士道を投げ飛ばしたのだ
令音:…兄さん!
令音の言葉に、反射的に体が動く
投げ出された士道の手を掴んで、令音が居た方向を向く
既に彼女は、ウェストコットの元へ向かっていた
真人:令音!何をする気だ!?まだ策があるのか!?
令音:────霊力が暴走している…あれを放置しておいたら、辺り一帯を消し飛ばしてしまうだろうね…それこそ、余波だけでユーラシア大空災の比じゃない────でも、アインで相殺して対消滅を起こせば、あるいは────
士道:な────んだよそれ……ッ!そんな事したら…っ!兄さん!!
真人:ああ!
そんな事はさせない、急いで令音の元に飛翔し────

令音+999/真人
dice2d100=32 89 (121)
3124/04/02(火)15:40:23No.1174144053+
出目は高いのに…
3224/04/02(火)15:40:55No.1174144189+
また数値の暴力
3324/04/02(火)15:43:13No.1174144671+
士道にも令音にも届かないの無情過ぎる
3424/04/02(火)15:43:40No.1174144763そうだねx1
ガコン、という音と共に急速に推力を失って行く
士道:これは…!?
輪廻楽園〈アイン・ソフ〉の枝が…真人のCR-ユニットに突き刺さり、顕現装置〈リアライザ〉を破壊していた
真人:令音…!お前…っ!
いくら真人とてCR-ユニットが使えなければ落下してしまう、《狂三》が慌てて外に出て真人を士道の代わりに支えるが…その間に令音は更に離れ、士道が今から向かっても届かない距離に行ってしまった

令音:───士道…君は本当に素敵な人だ、私は…君の事が大好きだ
3524/04/02(火)15:44:37No.1174144955+
1.令音:約束、守れなくて────ごめんね…っ
dice1d1=1 (1)
3624/04/02(火)15:45:08No.1174145059+
ああ…
3724/04/02(火)15:45:55No.1174145226+
ハナミ…これがハナミの望んだ結末なのか…?
3824/04/02(火)15:51:32No.1174146259そうだねx1
ハナミ:これで────
始原の精霊は、消滅する
この世を脅かす最悪が消える
ハナミ:ふ、ふふ、あはは────
これでもう安心だ
アレさえ消えればもう誰も死ぬ事はない
ハナミ:はは、は…
なのに、何故だろうか

ハナミの心は、少しも晴れる事は無かった
3924/04/02(火)15:53:02No.1174146519+
しかもこのまま澪が…精霊の力が消えれば真人も《狂三》も消えるんだよな…
4024/04/02(火)15:53:10No.1174146546+
兄の大切なものを奪って晴れる心なんかねえんだ
4124/04/02(火)15:55:09No.1174146931+
なんなら十香も消えるからな…
4224/04/02(火)15:55:49No.1174147077+
ハナミ…
4324/04/02(火)15:59:18No.1174147735+
激流の加く渦を巻くマナの流れの中心で────〈精霊〉令音と〈魔術師〉アイザック・ウェストコットが対峙する
ウェストコットは令音の姿を認めると、口元の血を拭うこともなく笑みを浮かべてきた。
アイク:……〈デウス〉か、介添人が君とは豪華なことだ…私としては、ここでイツカシドウを消しておきたかったのだがね
令音はそんな言葉を目を伏せながら聞くと、ぽつりと零すように返した
令音:きっと、これからの世界にいてはいけないんだ…君も、私も…ちょうどいいじゃないか、厄介者を纏めて処理できるだなんて
令音は水色髪の少女を思い浮かべ…笑う
彼女の恐ろしさは…ある意味己以上かもしれない
アイク:は、は、は───
その言葉にウェストコットは大仰な調子で肩を揺らすと、額に手を置き、天を仰いだ
アイク:どこだ?一体どこで私は間違えた?魔術の秘奥を漁り、精霊術式に辿り着いたというのに…顕現装置を作り上げたというのに…────今こうして、始原の精霊の力を手にしたというのに
ウェストコットの言葉に、令音はすっと目を細めた
令音:……そもそも精霊など、生み出すべきではなかったんだ…顕現装置もね?こんな力、人間には過ぎたものだよ
4424/04/02(火)16:00:13No.1174147921+
そうだな
4524/04/02(火)16:01:04No.1174148075+
ただただ衝動に突き動かされてただけでこれだからな…
4624/04/02(火)16:05:15No.1174148900+
令音:ただ、まあ────そうだね、もしもそれ以外に君の不運があるとするなら────
令音はふむ、とあごに手を当ててから、言った
令音:────君は、私の好みではなかった
その言葉に、ウェストコットは一瞬呆然とするように目を丸くし、
アイク:は、はは、ははははははははははははははははははははは────っ
やがてが楽しくて仕方ないといった様子で、笑い始めた
アイク:なるほど、なるほど……それでは仕方がないな
ウェストコットは笑い疲れたように身体を揺らめかせると、ゆっくりと右手を前に向けてきた
アイク:〈◾️◾️◾️〉
その言葉に応ずるように、彼の目の前に出現していた漆黒の種子から、闇が滲み出る
令音は同じように手を前に突き出すと、最後の天使の名を唱えようとする
嗚呼、これで、命は尽き、死────

1.────死ぬ?
dice1d1=1 (1)
4724/04/02(火)16:07:03No.1174149253そうだねx1
誰が?

何が…?

私が────?

その瞬間、全身が悪寒で包まれ…口が半開きのまま、動かなくなった
4824/04/02(火)16:07:14No.1174149291+
ここまでは決まっていた未来だ
4924/04/02(火)16:07:48No.1174149416+
覚悟しても死ぬのは怖いか…
5024/04/02(火)16:08:23No.1174149536+
誰だって死ぬのは怖いんだ
5124/04/02(火)16:12:16No.1174150293+
死ぬのは怖く無いと思っていた
今更許されることはない、許されようとも思わない
人類史における最大最悪の厄災にして、究極の絶対悪…それが自分だ
だからこれから訪れるであろう死は、必然であって…受け入れなければならないことだ
なのに、体の震えが止まらない
声が出ない…アインを唱えなければ士道が────皆んなが、死んでしまうというのに
そこで漸く理解した
これが恐怖なのだと、自分はこれから訪れる死を受け入れられなかったのだと
アイク:どうしたんだい?…ああ、やはり君とて死は恐ろしかったか
令音:っ…
令音の様子にニィ…と笑みを浮かべるウェストコット
絶対なる存在である始原の精霊でも恐ろしいものは人間と何ら変わらないという事に興奮を覚えているのだろう
その間にも闇は周辺を支配し、輪廻楽園〈アイン・ソフ〉で包まれた空間を染め上げて行く
もう、間に合わない
令音は我が身可愛さに大勢の想いを台無しにした事を悔やみ、嘆き────
5224/04/02(火)16:14:32No.1174150754+
言ったろ?何か困った事があったら言えって、そしたらお兄ちゃん…頑張って助けになるからさ!だから────
5324/04/02(火)16:15:44No.1174151001+
0.真人:後は、お兄ちゃんに任せろ
dice1d1-1=1 (0)
5424/04/02(火)16:15:57No.1174151043+
嗚呼…助けを求めてしまったのか…
5524/04/02(火)16:16:42No.1174151174+
あの時は守れなかった約束を今こそ…
5624/04/02(火)16:17:17No.1174151276そうだねx2
だからと言って時を超えて命懸けで助けるのはあまりにも頑張り過ぎだよ…
5724/04/02(火)16:19:31No.1174151679+
令音:兄────さん?
先程まで何も存在しなかった空間に真人が現れる
ありえない
彼は外にいて…輪廻楽園の中には入れない筈
そもそも空を浮かぶ事も出来ない
この濃密なマナの中心にいて…耐えれる体は持っていない
なのに────と
そこで令音は真人の髪の色が士道と同じ青色から変貌している事に気付く
青空の様な透き通った水色…それはまるで、己の髪の色と同じようだった
アイク:…君は、誰だ?
不可解な存在を見る様に、アイクは尋ねる
5824/04/02(火)16:21:52No.1174152128+
誰ってそりゃ決まってるだろ
5924/04/02(火)16:22:57No.1174152365+
自分の世界すら捨てて命を懸けて時間を遡って来るなんて凄いよ真人は…
6024/04/02(火)16:23:18No.1174152431+
0.真人':俺か?俺は真人、崇宮真人…崇宮家の、長男だ!
dice1d1-1=1 (0)
6124/04/02(火)16:24:35No.1174152683+
正史から外れ消えた未来から来たお兄ちゃん…
6224/04/02(火)16:25:21No.1174152842+
真人'に…
6324/04/02(火)16:26:16No.1174153032+
世界の異分子…
6424/04/02(火)16:26:32No.1174153091そうだねx1
令音の霊装と同じ色をした鎧を纏い、真人は最後の魔王を放とうとするアイクに突貫する
令音:兄さん!
それ以上先へ進めば無事では済まないと、令音は必死に兄の手を掴もうとするも…虚空を掴む様に、スルッと掴み損ねてしまう
令音:これは、私の力…?
真人の身体からは令音と同じ天使の力を感じる
それはまるで…己がもう1人いるかの様な感覚をさせられる程に
令音:何が、起きて────!?
6524/04/02(火)16:29:07No.1174153584+
始原になったのか…?!
6624/04/02(火)16:29:47No.1174153717+
もしかして…あの世界の澪のセフィラを譲り受けた…?
6724/04/02(火)16:31:08No.1174153990+
澪の力と十香のを除いた全ての霊結晶を宿してるの…?
6824/04/02(火)16:34:07No.1174154556+
真人'になにがあったんだ…
6924/04/02(火)16:34:28No.1174154618+
椎崎:『司令!あの繭の中に新たな霊波反応が!』
琴里:なんですって!?
繭の外では、尚も分析を続けるフラクシナスのクルーから想定外の情報が告げられる
幹本:霊波解析完了!これは…司令のものです!
琴里:は、はぁ!?私は此処に────
川越:待って下さい!その他の霊波反応も確認しました!
中津川:これは他の精霊の…!?
神無月:司令、一度お戻りを!
箕輪:えっちょっ…これ!見てください!司令!
訳がわからないとクルー達がざわめき、琴里は直様フラクシナスの艦橋に戻ってモニターを確認する
そしてモニターに映る反応に…絶句した
琴里:何よ、これ────
〈エンジェル〉、〈シスター〉、〈ナイトメア〉、〈ハーミット〉、〈イフリート〉、〈ゾディアック〉、〈ウィッチ〉、〈ベルセルク〉、〈ディーヴァ〉、そして…〈デウス〉
〈プリンセス〉以外の全ての精霊の反応が、まるまるもう一つずつ…存在していたのだ
7024/04/02(火)16:35:54No.1174154924+
0.真人':いくぞ!絶滅天使〈メタトロン〉────そして、破軍歌姫〈ガブリエル〉ッ!!
dice1d1-1=1 (0)
7124/04/02(火)16:37:13No.1174155211+
〈プリンセス〉だけ存在しないのが本当に辛い
7224/04/02(火)16:40:30No.1174155884+
光の鍵盤と金色の羽根が真人の周りに顕現され、アイクへ音と光を伴う攻撃が訪れる
髪の色はいつの間にか明るい緑色に染まっていた
令音:兄さん!兄さん!!
真人の声は此方に聞こえる
だが此方の声がまるで届いていないかのように無視されてしまう
アイク:ち────
ケメティエルを放とうにも真人から顕現した小規模の輪廻楽園〈アイン・ソフ〉の中にケメティエルは閉じ込められ、その中で効果を封じられてしまった
そして二つの天使の力で怯んだ隙に────真人は次なる手を編み出す
7324/04/02(火)16:41:39No.1174156144+
0.真人':囁告篇帙〈ラジエル〉!贋造魔女〈ハニエル〉!────さぁ次だ!覚悟しろよ!アイザック・ウェストコット!
dice1d1-1=1 (0)
7424/04/02(火)16:41:59No.1174156217+
この〈メタトロン〉は《狂三》でもあるのかな…霊結晶に人格は宿らなくてもそう思いたくなっちゃうな…
7524/04/02(火)16:42:36No.1174156351そうだねx2
それぞれ欠片に宿る精霊を一緒に使ってるな…
7624/04/02(火)16:43:42No.1174156567+
始原の精霊の出力で天使を行使するのは凄まじいな…
7724/04/02(火)16:46:32No.1174157135+
光を放つ本からはいくつもの紙片が飛び散り…負けじと極死祭壇〈アティエル〉で対抗しようとするアイクの闇の粒を打ち消して行く
アイク:く────
短い間隔で何度も手法を変えて立ち向かう真人に手を焼くアイク
いつの間にかケメティエルは贋造魔女〈ハニエル〉よって輪廻楽園で形成された殻ごと無害な光へと昇華されてしまった
僅かに濃い緑の髪色へと変貌していた真人は二つの天使を消して…更に姿を変えて行く

それはまるで、人の姿を捨てて行くかの様だった
7824/04/02(火)16:46:48No.1174157186+
もう真人'に振り向く理由はないからな…
7924/04/02(火)16:47:53No.1174157412+
0.真人':これ以上その魔王は使わせない!行くぞ颶風騎士〈ラファエル〉!封解主〈ミカエル〉!
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8024/04/02(火)16:48:51No.1174157641+
>もう真人'に振り向く理由はないからな…
もう戻る道はないじゃない
8124/04/02(火)16:49:39No.1174157815+
戻る世界も待つ人もいない
たった一人のヒーロー…
8224/04/02(火)16:52:00No.1174158317+
色が抜け落ちたかの如く、真人の髪は白く染まって行く
ウェストコットが永劫瘴獄〈ベリアル〉で世界を再び侵食するその速度を超えて真人は令音が作り出した輪廻楽園〈アイン・ソフ〉の繭の中を自由自在に移動する
風のように舞い、穴を通じて予測不可能な動きをする真人
ウェストコットが背後を振り向いた瞬間、真後ろに穴を通じて移動した真人は、颶風騎士〈ラファエル〉の鎖でウェストコットを縛り、槍で貫いた
8324/04/02(火)16:54:04No.1174158776+
0.真人':氷結傀儡〈ザドキエル〉…灼爛殲鬼〈カマエル〉!さぁ、これで終わりだ…!ウェストコットォォォ!!
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