前スレのイメージ
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《狂三》:良い景色ですわね…
真人:ああ…
2人揃って湯船に入り、外の景色を堪能する
まだ2月だからか雪がそこそこ残っており、遠くに見える山も雪化粧をしていた
真人:…
1〜3.ずっと《狂三》と…こうしていたいな…
4〜5.…そろそろ、上がるか
6.《狂三》:真人さん
dice1d6=1 (1)

スケベすぎる…とんだことだよ…

《狂三》:それは…先程の事ですの？
真人:え！？いやそれだけじゃないよ！？
言い方間違えた！と慌てふためく真人を眺め《狂三》は笑みを見せる
《狂三》:ええ、ええ…《わたくし》も同じ気持ちですわ
1〜3.でも…そうもいかないのが《わたくし》達ですわね
4〜5.真人さんが望むのなら…《わたくし》は貴方を連れて何処へでも行きますわ
6.…
dice1d6=5 (5)

>前スレのイメージ
むっっっ！？

>4〜5.真人さんが望むのなら…《わたくし》は貴方を連れて何処へでも行きますわ
ああ…全てが終わった今も真人と一緒だもんな

真人:それは…
《狂三》:きっと士道さんが未来から来た事で現在(いま)は変わり始めていますわ
《狂三》は真人の側に寄り、手を重ねて肩に頭を置く
《狂三》:…怖くなったら逃げても良いのです、真人さんはもう十分頑張りましたわ…だから…っ
震える《狂三》は目尻に涙を浮かべながら真人の顔を見上げる
1〜3.一言言ってくださいまし！「一緒に逃げよう」と！
4〜5.《わたくし》は…《わたくし》は真人さんが戦いに身を投じる事が嫌ですわ…！
6.《わたくし》は…っ、真人さんを失うのが…怖い…っ
dice1d6=6 (6)

言えたじゃねぇか

真人も《狂三》を喪った時に生きる意志が消えかけてたしな…《狂三》が真人を喪ったら…

《狂三》:今まで上手く行っていても…ある日突然全てが崩れ去ってしまうかもしれない…いいえ、現に明日崩れ去ってしまう…
肩を抱き、嗚咽を漏らしながら《狂三》は恐怖に怯える
真人:大丈夫だ、《狂三》…俺は────
《狂三》:そうではありませんわ！
真人の言葉を遮り《狂三》は叫ぶ
《狂三》:真人さんが死なないのは…《わたくし》も信じておりますわ…でも…っ

1.《わたくし》は、貴方を残して消えてしまった…！
dice1d1=1 (1)

顛末も知ってるのか…

真人:《狂三》
おいで、とゆっくり手を広げ…《狂三》はその胸へゆっくりと近づく
士道が話した過去に…《狂三》は存在しなかった
生き残っていたのは折紙と狂三と真那、そして自分
ASTの者達も生き延びてはいたものの…《狂三》は…

知ってるのは士道視点だからどう死んだのかは知らないんだろうが…

《狂三》:貴方を失うのも、自分が消えるのも…《わたくし》はどちらも嫌ですわ…！
死にたくない、死んでほしくない
我儘と言われようと《狂三》はその望みを口にせざるを得なかった
真人:確かに…俺も死にたくないし、《狂三》に死んでほしくない
1〜3.でもそれは士道達もなんだ
4〜5.俺を大切に思ってくれてる人が自ら危険を犯して戦っている…まだ幼い子供だってのに
6.俺はそれを放ってはおけないんだ
dice1d6=1 (1)

そうだな…皆守りたいもののために戦うんだ…

《狂三》:折紙…
ショートヘアの優しい少女が目に浮かぶ
折紙だけでは無い、真那も、狂三も、十香達も…みんなみんな大切な人達だ
真人:…本当だったら俺は此処で《狂三》を安全な場所に居させてあげるべきなんだと思う
真人は悔しそうな顔をして、だが…と言葉を続ける
真人:俺は…《狂三》に一緒に戦って欲しい、俺だけじゃ…出来ないんだ

自分だけなんて真人は言えないよね

真人:だから…んっ────
言い終わる前に《狂三》は身を乗り出してキスをする
それは暫く続き…
《狂三》:────っは…ふふ、もし真人さんに封印する力があれば…きっと《わたくし》は何もかもが真人さんに封印されてしまいますわね
1〜3.…《わたくし》も戦いますわ
4〜5.いつまでもナヨナヨとしていたら…狂三に笑われてしまいますもの
6.行きましょう、真人さん…《わたくし》達の未来を守る為に
dice1d6=4 (4)

>4〜5.いつまでもナヨナヨとしていたら…狂三に笑われてしまいますもの
本体も戦わないで欲しいと思ってそうなのがまた良いよね

ハナミや狂三は逃げても良いと言ってもくれそうだ

真人:よし！そうと決まれば！
《狂三》:ですわ！
ザバッという音と共に立ち上がってお互いの顔を見る
もう2人の表情に怯えも、迷いもなかった
真人:…きっと士道達が待ってる
《狂三》:サプライズと行きましょう？真人さん
風呂を上がり、身支度を整える
荷物は後で取りに帰れる筈と最低限の物だけを持って行く
《狂三》:…
指輪も…しっかりと付け、気合を入れる
真人:
1〜3.…よし！気合十分！愛も十分だ！
4〜5.《狂三》ニウムがちょっと足りない…
6.…っ！この感覚…澪か！
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>真人:
>1〜3.…よし！気合十分！愛も十分だ！
やっぱり繋がりが強い力になるんだな…

その頃、士道のデートも佳境へと差し掛かっていた
真人達とは逆に、先に露天風呂に入ってから海岸へ行き…お互いの想いを伝え合った
何気ない日常から…明日の事、戦いの事、友達の事…生き延びたいという想いを
令音:…
1〜3.私は、士道が好き
4〜5.この気持ちが崇宮澪に植えつけられた物だったとしても…偽りだとはいわせない
6.だって私は…村雨令音なのだから
dice1d6=6 (6)

この義妹もやっぱり義妹だよ…

肝心なところでしっかり6出しやがってますよ

言えたじゃねえか…もう分身ではないちゃんとした一人の人間だよ…

令音もまた選択をしたんだな…

真人がそれでも兄であるように
令音もきっとそうなんだ

士道:令音さん…
令音:きっと澪の事だ、明日の決戦で姿を現すだろうね…それと
堤防の上に腰掛けながら令音は士道に寄りかかる
令音:私の事はみんなと同じ様に…呼んで欲しいな
僅かに頬を赤く染めながら令音は士道の手を握る
士道:…令音
その大人な雰囲気に押されながらも、ぎこちなく士道は名を呼んだ
令音:うん、バッチリではないが…嬉しい
1〜3.負けないで、士道
4〜5.私も…頑張るから
6.一緒に…
dice1d6=2 (2)

キスするんか！

そして令音は士道に口付けをする
湧き上がる想いは真士のものでは無い
己の、五河士道としての想い
確かに士道にとって村雨令音は初めはどちらかと言えば保護者の様な感覚に近かった
だがそれは令音が士道を産み落とした崇宮澪だったから
令音として生き始めてからの感覚は異なるものだった
本音を言うと…士道もまた、令音に惹かれていたのである
やがて、触れ合った唇を介して、士道の身体に温かいものが流れ込んで────

令音/澪
dice2d100=40 71 (111)

0.澪:ごめんね、『私』
dice1d1-1=1 (0)

そんな

令音先生はどうか残してくれないか…

脳が破壊されてしまう

令音:ぁ────
ぞぷり、と自分の身を何かが貫く
咄嗟に士道を突き飛ばし…自身の胸を見る
士道:────！！！
士道が何かを叫んでいるが…聞き取れない
自分の胸を貫いた光る帯、それはかつての半身であった澪の物だった
澪:でも…シンを、私は蘇らせなくちゃいけない…だから…

おやすみ

嫌だ…

俺はつらい耐えられない

士道:令音！！！
澪に貫かれ、ぐったりと項垂れる令音に手を伸ばそうとするも…それよりも早く澪は令音の身体を取り込む
士道:ぁ…！
澪:ごめんね、でももうすぐだから
ゆっくりと士道に近づく
しかし空から重低音を響かせながら何かが現れ、澪は動きを止める
士道:なっ…DEM…！？
澪:神蝕篇帙〈ベルゼバブ〉か…待っててね、シン…すぐに終わらせてくるから
無粋な魔術師〈ウィザード〉や機械人形に、此処の風景を壊されるのも、面白くないと…澪は空へ飛翔していく
後には…士道だけが残されていた

あんなに幸せだったのに気が狂いそう

令音が澪に取り込まれた
士道はその事実に押しつぶされそうになる…だが
(令音:負けないで、士道)
士道:…っ！
負けるわけにはいかない、まだ諦めるわけにも…いかない
令音に託された想いを胸に士道は立ち上がる
まだ、自分の戦争〈デート〉は終わってないのだから

という訳でこの時間は此処までだ