琴里:それで…デートの約束は取り付けたのね？
令音とのデート
士道は十香に元気付けて貰ったのちに医務室にいた令音とデートの約束をした
(令音:…！私と、かい…？)
最初こそ困惑していた令音だったが…
(令音:そうか…！うん、わかった、楽しみにしているよ)
珍しく興奮気味な令音は士道とのデートを了承してくれた

令音かわいい

琴里:で、問題は十香達にどう伝えるかだけど…
と、そこで士道のスマートフォンが鳴る
画面には『鳶一折紙』の名が表示されていた
士道:…まさか
今までの折紙との交流
そして技術力
そこから編み出された結論は…
士道は通話のアイコンをタップして電話に出る
士道:…いつから？
折紙:『
1〜3.士道が琴里に相談を始めてから
4〜5.まだ自宅に居た頃から
6.いつでも
dice1d6=2 (2)』

おう…

琴里:ほとんど最初っからじゃない…
もう折紙に情報が筒抜けなのは諦めた方が良いのでは…？と思い始める
横では情報操作を駆使してこの事が漏れないように努力していたのに呆気なく漏れてしまった事を悔しがる鞠亜を鞠奈が慰めていた
琴里:…で、ここまで大ごととなると…みんな聞いてるってわけね
十香:『うむ！』
六喰:『むん』
十香と六喰を皮切りに他の精霊達も聞いていたと伝えてくる
士道:…
1〜3.やっぱり隠し事は苦手だな…俺
4〜5.兄さんには…どう伝えよう
6.…なあ、兄さん
dice1d6=3 (3)

鞠奈:折紙相手にそれはキツく無い…？鞠亜の面子丸潰れにして来た相手に苦手とかそんな次元？
いやーないわーと気の抜けた声で指摘する鞠奈
折紙:『ありがとう、これからも精進する』
琴里:これ以上何を…？
とはいえ説明する手間も、説明しようとする覚悟も省けたと考えた方が良いだろう
琴里は改めて作戦会議をする為に十香達とブリーフィングルームで集合する事に決める
勿論変に悟られない為に1人ずつ行動する事に
琴里:真人には…
伝える/伝えない
dice2d100=58 45 (103)

琴里:やっぱり、伝えましょう…澪に情報が筒抜けになる可能性はある…だけどやっぱり
士道:兄さんは外せない？
士道の問いに「ええ、」と答える
琴里:まぁあの義兄の事だし、どっかしらで情報を入手してるかもしれないけどね

真人:
1〜3.ふっ…よく気付いたな
4〜5.流石は司令、俺がハブられるといじける事をよくわかっている
6.まぁブリーフィングルームで待ってても良かったんだが
dice1d6=2 (2)

もう知ってるんですけどね！

琴里:なっ…！？
士道:兄さん！？
部屋に響く真人の声
しかし辺りを見回すも何処にもいない…
琴里:まさかまたフラクシナスのシステムに介入して…！
鞠亜:いえ、彼はシステムには介入してないようです
じゃあ何処から…と、士道と琴里の間に影が蠢き始め…

真人:…

仁王立ちした真人が影から現れた

ﾃﾞﾝﾄﾞﾝﾃﾞﾝﾄﾞﾝﾃﾞﾝﾄﾞﾝと勇ましいBGMが流れて来そうな登場をする真人
いくらなんでもシュールとしか言いようが無かった
琴里:…なにやってるの？
真人:ハナミから連絡を受けた、神蝕篇帙〈ベルゼバブ〉を通してお前達の話を聞いていたそうだ
士道:なっ…！？
真人:
1〜3.令音のデートを邪魔する事は無いだろうが…相当お冠だったぞ
4〜5.俺はそれの対処をする、お前達は令音をちゃんと守れよ？
6.…澪は令音じゃない、その逆もまた然りだ
dice1d6=4 (4)

琴里:いやなんでハナミが貴方に連絡してきたのよ…
真人:逆に聞くがあんな事があって敵味方に分かれてわちゃわちゃしてる場合か？
それは…と琴里が言葉に詰まるとまぁそれはそれとして、と話題を切り替える
真人:プランと言ってはなんだが…
1〜3.令音に澪の記憶は無い、お前色に染め上げてやれよ？士道
4〜5.俺的に外せないのは砂浜だな
6.いっその事五河士道にしかできない事をやってみたらどうだ？
dice1d6=2 (2)

士道:ああ、元からそのつもりだ
真人:澪についてはハナミが対処すると言っていたが…少し心配だ、俺も出来る事は無いか探っておくよ
琴里:お願い、ハナミがいるのはあのDEM…ハナミ抜きでもよからぬ事をやる可能性は十二分にあるわ
こうして令音攻略班と澪攻略班の二つにわかれ
其々が無事に明後日を迎える為に行動を開始するのであった…
士道:所でなんで影から出てきたんだ？
真人:
1〜3.カッコいいから
4〜5.《狂三》の提案
6.まぁちょっと影の中で作戦会議してたもんで
dice1d6=3 (3)

狂三:…それで、お話とはなんですの？
天宮市ビルの屋上
そこで狂三は自身を呼び出した相手と対峙していた
《狂三》:わたくし、《わたくし》は貴方に伝えなければならない事がありますわ
狂三:…勿体ぶらないで早く話して────
《狂三》:
1〜3.《わたくし》の中に埋め込まれた霊結晶〈セフィラ〉の欠片…お返ししますわ
4〜5.《わたくし》はもうわたくし達の悲願の為に働く事は出来ませんわ
6.《わたくし》はもう時崎狂三ではありませんわ
dice1d6=4 (4)

《狂三》…

狂三:どういうつもりですの？
《狂三》:伝えたい通りですわ、《わたくし》は真人さんの為に生きると決めましたの
狂三:…そう、ですの
1〜3.なら、霊結晶〈セフィラ〉の欠片は返して頂かなければなりませんわね
4〜5.ならとっとと去りなさい、二度とわたくしの前に現れないでくださいまし
6.…
dice1d6=5 (5)

狂三…なんて優しいんだ…

もう〈ナイトメア〉なんて呼べないよ…

この後すぐに再会しそう

《狂三》:なら霊結晶〈セフィラ〉を────
狂三は《狂三》に銃を突きつけ引き金に指を掛け睨み付ける
狂三:去れと言ったのが聞こえませんでしたの？
《狂三》:わたくし…
狂三の意図を理解して頭を下げ、《狂三》は影へと消える
狂三:あら、あら…
狂三:よろしかったんですの？
狂三:
1〜3.ふん、あんな指輪を見せつけて…あの状況で殺す方が愚か者ですわ
4〜5.《あの子》はまだ…優しい世界を見れる子ですわ
6.わたくしは士道さんが好き、《あの子》は崇宮真人が好き、それで良いではありませんの
dice1d6=3 (3)

狂三:ふふふ…
狂三:そうですわね…
狂三:差し詰め、崇宮《狂三》ですわ
狂三:…
《あの子》はもう時崎狂三ではない、崇宮真人の側に居続ける事が彼女にとっての願い
ならばその道を邪魔するわたくしがいるだろうか
狂三:どうかお幸せに、《狂三》
同じ存在でありながら別の人生を歩んだ自分
彼女はこの瞬間自分では無くなったのだと…時崎狂三は納得した
狂三:…さ、わたくし達はわたくし達の成すべき事がありますわ
1〜3.士道さんの為にも、わたくしは負けられない
4〜5.崇宮澪はまだ、生きておりますもの
6.…
dice1d6=6 (6)

こちらが改善されていくほどに真人が辛い

なんでこう…肝心な時に6が…

1.真那:こんばんは、時崎狂三…真那の姉様が世話になったみてーですね
dice1d1=1 (1)

この二人も因縁だよな…
全てが終わりに向かっていくな…

こいつ気が早すぎる

既に姉扱いかよ！義姉くらいにしとけって！

真那の身体どうするんだろうか

狂三:姉様！
狂三:姉様って言いましたわよわたくし！
狂三:わたくし！孫の顔が見たくなってきましたわわたくし！
狂三:ちょっと黙ってて下さいまし！？あと孫ってどういう事ですの！？
あーれーと影に呑まれていく狂三を尻目に真那は話を続ける
真那:相変わらず賑やかでやがりますね…まぁ兎も角、兄様が2月20日から帰ってきやがりました
狂三:…となると、崇宮澪には敵わなかった…と
真那:はい
1〜3.まぁそこら辺は各々対抗策を用意してるみてーです…DEMの方も
4〜5.ハナミさんも独自で動こうとしやがってます…
6.…ていうか場合によっては同じ顔した姉様が2人とかになったりするんですかね真那は
dice1d6=2 (2)

アイクが始原の精霊になったかは不明なんだよなアイクと相討ちしたのは間違いないけど

狂三:ち、どう足掻いてもしつこい相手ですわね
真那:それには真那も同感でやがります
どの場面でもちょっかいを入れてくるものだとお互いにため息を吐く
狂三:真那さんはどういたしまして？
真那:兄様が令音さんとデートするようなのでその結果次第、でやがりますかね
狂三:記憶を失えど中身は始原の精霊…悪く無い案ですわね
色々と懸念は残るものの、対抗手段が限られてる故にその道を強いられてるようにな気もしなくはない…と真那は愚痴る
真那:まぁ兄様達を信じましょう、それじゃ真那はこの辺で
1〜3.狂三さん
4〜5.時崎さん
6.狂三
dice1d6=3 (3)もあんまり根を詰めすぎないように！

狂三さん…むしろ親しみを感じるな…

狂三:ええ、真那さんも気をつ────
待て、今彼女はなんと言ってた？
(真那:狂三さんもあんまり根を詰めすぎないように！)
(真那:狂三さんもあんまり根を詰め…)
(真那:狂三さんもあんまり…)
(真那:狂三さんも…)
(真那:狂三さん…)
狂三:っ！ああっもう！どうしてこうわたくしの周りは…！
まさかあの真那にああ言われるとは思わなかった
あの表情からして煽りでもなんでもなく純粋な思いなのはわかるが…
狂三:あんな、あんな狂三さん？ですって？わたくしそんな呼び方されても…！

もしかしてごちゃ混ぜの澪は記憶や力について思い出した令音だったりするのかな姉妹が先生と慕ってたし

1.(紗和:狂三さん)
dice1d1=1 (1)

うわっ

バレットもやるのかな

重なって見えちゃったか…

狂三:紗和さん…
かつて同じ様に自分の名を呼んでくれた友達の姿が過ぎる
きっと全てをやり直せば山打紗和は死ぬ事はなく…犠牲となった者達も戻って来るだろう
だが…
狂三:士道さん、真那さん…
澪によって生み出された士道、DEMに囚われなければ此処には存在しない真那
2人との出会いも…十香達との思い出もなくなってしまうのだろう
狂三:わたくしは…
見上げて夜空を見る
漆黒の闇には数多の星々が輝きを放ち続けていた…

この時間はここまで
続きは夜予定だ

《狂三》も存在しなくなるだろうしな…

悲願が近づいても迷うなんて本当にどこまでも優しいなぁ…