士道:真那！？
真那:はい！真那でやがりますよ！兄様！
ボロボロのヴァナルガンドを纏った真那は2人を掴むと一目散にその場から離脱する
そしてそれを皮切りに澪に向かって閃光弾やスモーク弾が大量にばら撒かれる
日下部:1秒だけでも良い！出来るだけ時間を稼ぐわよ！
AST隊員:『了解！』
この瞬間を待っていたとでも言わんばかりに隠れていたASTの隊員達が目眩しを澪に向かって仕掛ける
澪/AST隊員
dice2d100=14 41 (55)

さっきからダイスでは負けてる

澪:…無駄だよ
先程まで澪を覆っていた光や煙が一瞬にして消える
まるで最初からなかったかの様に…
日下部:出鱈目にも程があんでしょうが…っ！
しかし此処で折れる日下部では無く
直様第二陣として澪に向けてスモーク弾を撃ち込み続ける
その隙に真人達は真那によってぐんぐんと距離を離され…そこには────
狂三:
1〜3.お待ちしておりましたわ
4〜5.グッドタイミング、ですわね
6.…《わたくし》は、最後まで生きておりまして？
dice1d6=3 (3)

そこには霊結晶〈セフィラ〉を抜き取られ、フラクシナスに回収された筈の狂三がいた
真人:な、お前…！
生身である狂三がこんな所に居てはタダでは済まない
急いで逃げる様促そうとするも…
折紙:士道！真人！
CR-ユニットを纏った折紙が舞い降り、その言葉は口に出る前に引っ込んでしまった

士道:狂三！折紙！無事だったのか！？
狂三:無事…ではありますわね
折紙:《狂三》は…？
お互いに失った物の重さを受け止め、悲痛な顔付きになる
真人:…
静かに首を振る真人
折紙はそれが意味する事に耐え切れず士道の胸に抱き付き嗚咽を漏らす
士道:これが、兄さんの作戦なのか？
1〜3.…何をするんだ？
4〜5.狂三達はもう精霊じゃないんだろ？
6.これでまた追いつかれても…俺達は
dice1d6=2 (2)

狂三:ねぇ士道さん、六の弾〈ヴァヴ〉の力は覚えてまして？
士道は折紙を抱き締めながら狂三に視線を向ける
士道:あ、ああ…でも…いや、まだ俺の中にあるのか！？
士道がDEMに殺された時、狂三は士道に封印された六の弾〈ヴァヴ〉を用いて時を繰り返していた
士道が殺されていない今ならまだ士道の中にある筈、と狂三はいう
狂三:
1〜3.まだゲームオーバーではありませんわ
4〜5.こんなクソッタレなエンド、どうか変えて下さいまし
6.…それと
dice1d6=3 (3)

士道:…むぐっ…！？
狂三は士道に口付けをする…勿論唇に
それは少しの間続き…
狂三:ぷはっ…ふふ、最後に良い気分になれましたわ
どうせ頑固なわたくしの事、直ぐにはキスはさせて貰えませんでしょうし…だったらわたくしが先に士道さんの唇を奪いますわ
真人はこれから向かう過去の自分に嫉妬してる場合か！とツッコミを入れようとするが…やめておいた
真人:急げ士道、澪が何しでかすかわかんないからな…！

士道:…刻々帝〈ザフキエル〉！
そして士道に応えるように短銃が士道の手に顕現する
折紙:士道…お願い、《狂三》を
真人:…過去の俺に宜しくな、士道
それに士道は頷くと側頭に銃の先端をくっつける
士道:じゃあ…行って来る！

6.士道:刻々帝〈ザフキエル〉────六の弾〈ヴァヴ〉！
dice1d1+5=1 (6)

そこへ、澪が現れる
真人:なぁ澪…士道は過去にいっちまったからお前の計画はおじゃんだ…けどな
変わりゆく未来の最中、真人はある一つの頼み事を澪にする
真人:俺だって真士に会いたいってのは嘘じゃない────だから一つ、取引と行かないか？

これから先の運命を大きく左右する取引
真人は、それに賭ける事にした

そして、士道は2月18日へと遡る
この時はまだ、士道は自宅におり…みんなも、生きていた
まだ、まだ終わりではない
真人や狂三達が繋いでくれたこのチャンスを無駄にするわけには行かない
士道は焦る気持ちを抑えながら、明後日の状況を打破する為の作戦を考えるのであった…

という訳で済まないが急用が入ってしまったので一旦中断だ

了解

さてどんな取り引きか

暫く士道の独壇場か…