メタを抜く環境デッキを拝領したまえよ…

エレン相手はかなり不味いがどうなる真人と鞠奈

まぁ楽しいから良いんだけどね…

士道:…ここは…
影の中へと誘われた後
士道が目を覚ますと、そこは廃ビルの一室
とはいえ手入れはされている様で最低限人が住める様にはなっていた
狂三:わたくしのセーフハウスの一つですわ、話すのならわたくしのホームの方が良いのではなくて？
それ程までに狂三が打ち明ける過去は誰にも知らされたくないものなのだろう
白いベッドの上に2人とも腰掛け、狂三は士道に寄りかかる
そして刻々帝〈ザフキエル〉を取り出すと────

1.狂三:刻々帝〈ザフキエル〉、一〇の弾〈ユッド〉
dice1d1=1 (1)

自らの側頭に銃を当て、引き金を引いた

流れ込んで来るのは狂三が精霊になる以前の記憶
紗和という友人がいた事
ある日の帰り道に謎の怪物に襲われた所を崇宮澪という少女に救われ、その人物から精霊を倒し世界を救って欲しいと誘われた事
…その甘言に誘惑されて愚かにも手を貸してしまった事
刻々帝〈ザフキエル〉という力を手に入れた事により今までの生活は一変して行く
非日常、そして世界を救うという大義
いい様に扱われている事など欠片も知らず、時崎狂三は精霊を狩り続け…

真実に気づいた時には、全てが手遅れとなっていた

うわあ

(狂三:紗和さん…っ！？)
ある日
いつも通り精霊を狩り終え、帰路に着いていた狂三は紗和の家に澪を誘おうと踵を返して先程自身が精霊を倒した場所へ戻っていた
いつも精霊を倒した後、澪が後始末をしているので倒した精霊がどうなっているのかなど知りもしなかった

…自身と同じ、天使の力を埋め込まれた人間だという事に

霊結晶〈セフィラ〉という狂三に埋め込まれたそれは人間に適合させるには不純物が多く
通常の場合肉体が耐え切れず化け物と化してしまう
だからこそ何度も何度も人間の体に埋め込み、少しずつ濾過していく事で適合させていく仕組みだった…
要するに、狂三は殺人の片棒を担がされていたのだ

狂三が現場に戻ると
そこには血塗れになった友人の姿と…友人の胸の上に浮く、自身に埋め込まれた黒い宝石と似た赤い宝石
そしてそれを回収する澪の姿だった

1.澪:ああ、狂三…戻ってきてしまったんだね…────残念だ…君とはもう少し、いいパートナーでいたかったのだけれど
dice1d1=1 (1)

自らの手で友人を奪った事
多くの顔も知らぬ人の命を奪った事
そして化け物と見做していた者が自身と同じ存在だった事
それに耐える事ができなかった狂三は反転しかけるも…四の弾〈ダレット〉の時を巻き戻す弾のお陰で正気を取り戻す
…それが正しい行動だったのかは、今の狂三にはわからなかった
その後澪に記憶を封印され
他の精霊同じく空間震と共に隣界からこの世界に引き摺り出された狂三は精霊として魔術師〈ウィザード〉達に襲われる
慌てて影の中へと逃げ込み、そこで一〇の弾〈ユッド〉を用い…

全てを思い出した狂三は、今の狂三へと至ったのだ

練り物なんか目じゃないんだよね

練り物は公正な取引しているつもりだから

狂三:わたくしは、始原の精霊を…崇宮澪の誕生を無かった事にしてみせますわ
フラフラと立ち上がり振り返った狂三は
同じく立ち上がって狂三を心配する士道へしがみつく
狂三:だから…だから士道さんの霊力が必要なのですわ！片時だけでも構いません！貴方の霊力をわたくしに下さいまし！
士道/狂三/
dice3d100=92 84 19 (195)

よし

士道:狂三
狂三:お願い…お願いですわ…わたくしにチャンスを…
取り戻したい、友達の命を、奪ってしまった命を
士道:狂三…
狂三:その為なら命以外の全てをわたくしは士道さんに捧げ────
だからどんな事をされようと、いわれようと構わ────
士道:狂三っ！！
狂三:っ！？し、どぅ…さん？
士道は狂三を抱き締める
目の焦点が合い始め、正気を取り戻した狂三は士道の目を見つめた

1.士道:…我慢しなくて、良いんだ
dice1d1=1 (1)

狂三:何、を…っ？わたくしは何も…っ！
士道:大丈夫、大丈夫だから…
狂三の目が揺れる、引き剥がそうと動くも士道は離さない
狂三:わたくし、は…！
士道:此処には俺しかいないから、だから…
泣いても
辛いって言っても、大丈夫だ
狂三:あ、あ…！ああ…！あああああああ！！！
士道は今まで狂三が泣いた姿を見た事が無かった
それは狂三が強いからではない、ずっと我慢し続けていたからだ

狂三:紗和さん！紗和さん…っ！ごめんなさい、わたくしは…！
加減を忘れた狂三は強い力で士道を抱き締める
それを士道は受け入れ…優しく狂三の背中を摩る
狂三:どうして！？どうしてわたくしがこんな目に遭わなければなりませんの！？どう、してぇ…！
自分にも悪い所はあるだろう、だが今の狂三にそれを抑える事はとてもじゃないが出来なかった
狂三:ううっ…士道さん、士道さん…！
士道:
1〜3.俺は此処にいるよ
4〜5.…背負うって決めたんだ、全部
6.狂三、引き金は…俺が引くよ
dice1d6=2 (2)

6はやばい

狂三:士道さん…っ
士道:ごめんな…こんな事しか出来なくて
狂三:いいえ、いいえ…こんなわたくしには十分過ぎますわ…
泣き止んだ狂三は暫く士道の胸に顔を埋め
狂三のふわっとした良い匂いは士道の心も穏やかにする
それが暫く続き────
1〜3.？:あれ、お取り込み中？
4〜5.真人:…士道
6.
dice1d6=4 (4)

狂三:っ…！
士道:兄さん…！？
突然の声に士道から離れて霊装を纏う狂三
士道も何故此処に…と僅かに警戒心を強める
真人:…取り敢えず、窓開けてくれ
コンコンと窓を小突く真人
士道はゆっくりと扉を開け、真人を入れた
纏っているCR-ユニットは…
1〜3.片方の大剣が無くなってる
4〜5.飛ぶのもやっと
6.傷ひとつ無し
dice1d6=4 (4)

士道:一体何が…！
狂三:…
1〜3.《わたくし》の方は無事ですの？
4〜5.…余計な真似をしてくれますわね
6.お手数をお掛けしましたわね…
dice1d6=5 (5)

相手は強かった

真人:お陰で余計な心配せずに過ごせたんだろ？なら結果オーライ…ってわけにもいかないか
なんとも言えないな…とCR-ユニットを纏ったままやれやれのポーズをする
士道:まさか…！
士道が見た記憶は狂三の過去だけではない
真人:まそういう事…士道

1.お前は狂三がいなかったら今日、何回も死んでたって事だ
dice1d1=1 (1)

という訳でこの時間は此処まで
また夜に続きをやっていく予定だ

とはいえ生き残ってるから勝つには勝ったのか…？

お疲れ様

ハナミがずっと狙ってたのか…？

もしかして…アミュスと真人の記憶も見たのか…？