二次元裏@ふたば

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1355435 B24/03/04(月)00:18:03No.1163933421+ 02:04頃消えます
疲れた。
出張から帰って来たブルーはマサラへの帰り道でため息をついた。
今回は長引きすぎた。
徹夜までして眠気にも襲われている。
身体もぼろぼろだ。
机仕事ばかりで、腰も肩も痛い。
何より、彼氏が恋しい。
彼と離れて過ごす時間は辛い。
せっかく同棲も始めたのに、そこから離れて違う場所で過ごす。
それが心にもダメージを与えてくる。
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
124/03/04(月)00:18:20No.1163933550+
「おかえり、ブルー」
「…え?」
幻聴かと思った。
聞きたいはずの声。
こんなところでいるはずのない恋人。
でも、目の前に現れた彼。
レッドが、実際にいた。
「レッド!」
たまらなくなって、彼に駆け寄って抱きつく。
ちゃんと触れられる。
抱きしめ返される。
幻覚ではなく、本当に彼がいる。
224/03/04(月)00:18:40No.1163933720+
「会いたかった…!」
「ああ、オレも。待ちきれなくて迎えに来たよ」
「嬉しい…!」
目元から涙が溢れる。
唇を突き出すと、彼が重ねてくれた。
してほしいことをしてくれる。
辛い時には側にいてくれる。
そんな恋人にさらに惚れてしまう。
「疲れたし、運んでくれる?」
「いいよ。お安い御用だ」
324/03/04(月)00:18:59No.1163933849+
レッドに抱えられる。
お姫様抱っこされ、そのまま歩き出された。
人1人抱えてても、全くふらつく様子もなくしっかり抱きしめてくる。
彼に安心して身を委ねる。
「このアタシ専用のタクシー、乗り心地最高ね」
「たはは、それくらいならいくらでもしてやるよ」
そのまま、抱えてられて自宅にまで連れ帰られた。
424/03/04(月)00:19:22No.1163934013+
「着替えさせて」
帰宅して早々、お願いしてみる。
「いいよ」
あっさりと同意させられる。
スムーズに服を脱がせられ、下着姿になる。
そんな格好になっても、レッドは狼狽えずに服を用意して着替えさせてくれた。
いつもの格好になり、安心する。
暖房の効いた部屋なら、慣れた姿の方が落ち着く。
524/03/04(月)00:29:16No.1163937579+
ご飯も作ってくれた。
「あーん」
口を開けると、箸で料理を運んでくれる。
野菜炒めのソースの絡んだキャベツや人参の味が染み渡る。
米もふっくらとした炊き具合で、自分好みで嬉しくなる。
「たまにはレッドにご飯作ってもらうのも、食べさせてもらうのもいいわー」
「ブルーに比べたらまだまだ下手だけど、そう言ってもらえたら嬉しいよ」
ティッシュで口元を拭いてくれる。
624/03/04(月)00:35:37No.1163939872+
ワガママも聞いてくれる彼氏。
優しく、包容力のある人。
レッドがそうしてくれて、とても嬉しい。
「レッド、大好き」
「ああ、オレも」
突然言われても、笑顔で返してくれる。
すでに交際しているのに、また愛しくなる。
疲れ切ったはずの心身に活力を与えてくれる。
「じゃ、あーん」
また口を開けて、食事を再開してもらう。
食べ切るまで、ずっと彼にそうしてもらっていた。
724/03/04(月)00:43:26No.1163942690+
食事を終えると、マッサージもしてもらう。
固まっていた肩や腰、脚の筋肉がほぐれていく。
「痛いか?」
「ううん。これくらいの方が効くわ」
確かに痛みはあるが、効き目はあるという実感はある。
「胸とかも、ほぐしてくれていいのよ?」
「…今はいいかな」
少し葛藤していた。
さっきの着替えでは平気そうだったが、そこには動揺していて安心した。
824/03/04(月)00:52:55No.1163945796+
風呂でも、彼に世話になる。
脱がしてもらい、身体も洗われる。
長い髪も丁寧に解かされ、シャンプーやトリートメントで綺麗にされる。
「上手くなったわね。こういうのも」
「結構してるしな。
最初は女の子の髪ってどうしたらいいかわからなかったけど、ブルーが教えてくれたし」
髪が終わると、身体もされる。
ボディソープの染み込んだタオルで、身体の隅から隅まで汚れを落とされる。
924/03/04(月)00:59:40No.1163947883+
「なんか、誰かに身体洗われるって新鮮」
「そうなのか?」
「うん。子供の頃はママにしてもらったと思うけど覚えてないし。
そもそも誰かとお風呂一緒に入るのもレッドくらいしか覚えないわ」
弟も脱走する頃には自力はしていたのでそこまでは世話をする必要はなかった。
「レッドは出会った頃から、アタシを見捨てないでくれた。
あんなに悪いことばかりしてたアタシをね。
だから甘えたくなるし、甘やかしてあげたくなるの」
1024/03/04(月)01:09:57No.1163951121+
見捨てられても仕方のなかったあの頃の自分。
それでも優しくしてくれたレッド。
今度は自分が優しくしてあげたいし、また優しくしてもらいたい。
なんだってしてあげたいが、してももらいたい。
贅沢な願い。
でも、彼なら受け入れてくれる。
ワガママも聞いてくれるし、聞いてもあげたい。
それでも、聞いてみたい。
例え返事がわかっていたとしても。
1124/03/04(月)01:12:15No.1163951776+
「ねえ、レッド」
「なんだ?」
「アタシのワガママ、ずっと聞いてくれる?」
「ああ、一生聞くよ」
予想通りの返事。
こうくるのはわかっていた。
でも、涙は出てくる。
この人は自分の思っていた通り。
優しく、強い人。
自分を愛してくれる人。
それが確信できて、胸が歓喜で埋めつくされる。
1224/03/04(月)01:18:34No.1163953560+
風呂から上がって、寝室。
「ん…」
唇を重ねて、舌を絡ませる。
抱きしめあい、裸の身体を密着させる。
久方ぶりの触れ合い。
溜まっていた情欲を、互いにぶつけ合う。
髪をかき上げられ、耳たぶを甘噛みされる。
「ひゃっ!?」
普段されないような箇所への行為に、思わず身を震わせる。
「イヤか?」
「ううん。びっくりしただけだから」
1324/03/04(月)01:25:21No.1163955266+
「そっか。よかった」
鼻にも額にもキスをされる。
愛しくなって、抱き寄せると口にもされた。
「ブルー」
「ん?」
「…愛してるよ」
その言葉を聞いた瞬間、ブルーは目を見開いた。
好き、まではよく聞いている。
だが、愛してるまでは初めてだった。
突然の衝撃。
殴られたような感覚になり、意識が浮ついてしまう。
1424/03/04(月)01:31:09No.1163956645+
「んんっ…!」
接合され、腰を打ちつけられる。
戸惑っているうちに、膣内に入れられていた。
彼にペースを握られている。
それも嬉しくなる。
挿入の快楽も、愛の囁きも。
ブルーを強制的に昂らせる。
「レッド、アタシも…!
アタシも!あなたを、愛してる!」
「ああ!」
ぐちゃぐちゃになった頭で、どうにか先程の愛に返答した。
1524/03/04(月)01:35:59No.1163957706+
「ああ、あぁっ…!!」
自分でも、何を言っているかわからない。
言語が乱れる。
よだれが溢れてしまい、胸にかかる。
レッドにそれを舐めとられ、唇も奪われる。
興奮が増していく。
彼にしてもらうこと全てが、ブルーを乱していった。
「はぁ、あぁぁぁぁっ!!」
達すると同時に、彼からも射精された。
1624/03/04(月)01:40:44No.1163958827+
「ふふ…」
性行為を終え、ブルーはにやけを止められずにいた。
「どうした?」
「レッドに愛してるって言われて、すごい嬉しいの」
顔がへにゃりとなる。
抑えられないほど、嬉しさが止まらない。
「あ、うん…」
照れながら、彼が頭をかく。
「録音したし、しばらくはこれで堪能できるわ」
「そんなことしなくても、聞きたいならまたオレが言ってあげるのに」
1724/03/04(月)01:43:35No.1163959454+
また、身体が熱くなる。
言ってもらえるとわかると、期待と興奮が止まらない。
「もう!そんなこと言ったらまた惚れ直しちゃうじゃない!
大好き!愛してる!」
その場のテンションで、彼を抱きしめて喜びを表す。
「ちょ、ちょっと。苦しいって…」
胸の中で言いつつ、レッドもまんざらではなさそうだった。
「えっと、愛してる」
また言ってもらい、余計に力強く抱きしめて返答の代わりとした。
1824/03/04(月)01:43:47No.1163959511そうだねx2
以上です
閲覧ありがとうございました
1924/03/04(月)01:46:34No.1163960095+
前回ラブホに行かせておいてエロやらなかった反動で今回はエロやりました
あとレッドに甘えきって介護してもらうブルーも案外書いてなかったのでたまにはと
2024/03/04(月)01:47:19No.1163960253そうだねx2
今回も良かったよ…


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