真人:わかったって…凄いな
まさか何なのかがわかるとは…正直そこまでは期待していなかった為思わぬ収穫に驚いた
宝石:『ルーチェの改良のお陰でネットワークにアクセス出来るようになりましたので…早速地球のデータベースで対象を検索してみたら判明した次第です』
真人:それでこの紙はなんなんだ？
端の方を掴んで持ち上げ、ヒラヒラとしてみる
僅かに紙の匂いがするが…それ以外はしなかった

1.宝石:『それはおみくじ箋という物らしいです、神社などで手に入る物だそうで』
dice1d1=1 (1)

ああ…大吉…

真人:おみくじ…じゃあこの大って文字は大吉って事か
宝石:『……大凶の可能性は考えないんですね』
勝手に決めつける真人に呆れる宝石
とはいえ確かにどうせなら大吉だと思いたい気持ちはわからなくもない
真人:
1〜3.でもなんで無限書庫にあったんだ…？
4〜5.うーん…でもこれどこの神社とかは…
6.…これ、俺が引いたのかな
dice1d6=3 (3)

運命は真人の味方でいてくれるのか…？

おみくじだと聞いたら大吉だと出てくるから断片的な地球の文化の記憶は残ってるのか

宝石:『さあ…掠れているという事はだいぶ古い物でしょうし誰かが遊び半分で入れたのかもしれません』
おみくじ自体昔からあるようですし
そう言ってフヨフヨと浮き始めて廊下へ行こうとする
真人:何処行くんだ？
宝石:『そろそろルーチェ達が上がる頃ですし様子を見に行こうかと』
真人:
1〜3.そっか
4〜5.なんか腹減ったなぁ…
6.…まさか着替えを覗くのか？
dice1d6=4 (4)

宝石:『確かに、もう晩御飯の時間ですね』
真人:そういやルーチェが作るって言ってたっけか…
風呂に入る前にそんな事を言っていた気がする
だとすればもう少し待ってればご飯を食べれるだろう
真人:…なんか何から何までルーチェに任せっぱなしだな…
1〜3.何か手伝えたら良いんだが…
4〜5.宝石:『今の貴方の状況からすれば仕方がないかと』
6.ルーチェ:じゃあちょっとご飯作るの手伝ってくれる？
dice1d6=5 (5)

何食うのかな

まあ何もかも分からない異世界人だからな…

爆弾が仕込まれてるとはいえ爆弾を起爆できる人間が居なければ時間的猶予はあるかもしれない

真人:そうなんだけどさ…やっぱり何も出来ないのは嫌っていうか…
宝石:『状況を冷静に受け止めた方が良いですよ、此処は貴方の住む世界とは全く異なるのです…下手に動けば返って迷惑ですよ』
真人:くっ…今回ばかりは反論のしようがねぇ…
1〜3.そうだ！ちょっとお前の機能見せてくれないか？
4〜5.…出来る事…あっ、ミッドチルダ語の勉強でもするか
6.なぁ、ルーチェが言ってたんだけどさ…
dice1d6=4 (4)

すぐに覚えそう

宝石:『それは確かに大事ですね、良い着眼点かと』
ミッドチルダの言語をディスプレイに投影して真人に見せる
宝石:『まぁコツコツと進めればいずれは覚えられるでしょう』
ちゃんと覚える事が出来たらルーチェ達の助けになれるかもしれませんし、と宝石は真人を応援しつつわかりやすい言葉から教えようとするも
真人は黙々とミッドチルダ語の書籍と日本語の書籍を見比べていた
真人:
1〜3.…うーん…すまん、教えてくれ
4〜5.まぁまぁ似通って…る所はあるな
6.ベルカ語の書籍あるか？
dice1d6=5 (5)

分かるのか…

宝石:『此方も照らし合わせてみますので少々お待ちを、地球出身の魔導士も居ますのできっとわかりやすい覚え方もある筈です』
兎も角焦らすゆっくり覚えていきましょうと言われたので取り敢えず挨拶の言葉ぐらいは覚えておくことにした
ルーチェ:ふぃ〜さっぱりした、あれ？真人君それ…もしかして勉強中？
真人:ああうん、流石に覚えておいた方が良いかな…って
ルーチェ:そっか…勉強熱心なのは良い事だと思うよ！
1〜3.私はご飯作ってるからあの子達の事見て欲しいな
4〜5.真人:あ、そういやこの紙、おみくじの紙なんだってさ
6.そういえば此処の住み心地はどう？
dice1d6=1 (1)

真人:ほーい
ルーチェにお願いされた為一旦ディスプレイを閉じて少女達の所へ行く
少女:あ！おじさん！見てー！ルーチェに結んで貰ったの！
とリボンをつけた少女が寄って来る
真人:おっ、良かったな…似合ってるぞ
少女:えへへ…
少女の姉:良かったね
1〜3.…私、此処に居れて良かったです
4〜5.あの、私も結んで貰ったんですけど…どうでしょうか？
6.…妹の事で話したい事があるんです、後で部屋に来てくれませんか…？
dice1d6=3 (3)

デアラ時代といいおっさんは疑似家族が似合うな…

よかったな…

少女:？
真人:どうしたんだ？急に
少女の姉:私は今までこんな事を知る機会が殆ど無くて…ずっと戦う事しか知りませんでした
寂しそうな顔をする少女の姉
少女はそれをみてすかさず姉の手を握って心配そうな顔をするも
姉は平気だと返す
少女の姉:でも妹が出来て…住む場所も、知らない事も教えてくれた…だから本当に今がとても楽しいんです
真人:そっか…
1〜3.ルーチェにちゃんと言ってやれ、きっと喜ぶからさ
4〜5.俺もルーチェに助けられっぱなしだ…アイツが居なかったら今頃どうしてたか…
6.俺も2人に感謝してる、2人が居たから俺は自分を探す事を始められたから
dice1d6=6 (6)

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

おっさん…

探すって言ってから前向きになったな…

少女の姉:そんな大袈裟な…
真人:大袈裟なもんか…結構大事な事なんだぞ？
そう言って2人の頭を撫でて立ち上がる
立ち上がると2人との背はだいぶ差があり
改めて幼い2人が戦う事を強いられていた事実に憤りを感じた
少女:ねぇおじさん…
1〜3.おじさんの名前ってどう書くの？
4〜5.私ね、ちょっと名前考えたよ
6.おじさんの中の人にもありがとうって、言って欲しいな…
dice1d6=1 (1)

真人:ん？俺の名前は…こんな漢字かな
紙とペンがあったので自分の名前を書いて2人に見せる
少女:へー…
少女の姉:これが…漢字ですか…
真人:うん、崇宮が苗字、家族みんなが持ってる物で…真人が名前、自分だけが持つ物だよ
少女:自分だけが…
少女の姉:家族みんな…
1〜3.少女:私この漢字が良い！
4〜5.少女の姉:ルーチェさんとは雰囲気が違うんですね…
6.少女:じゃあ私も崇宮なのかな…？
dice1d6=1 (1)

苗字が付いた

真人:…これ？
少女は真という漢字を指差し笑みを見せる
少女:うん！なんて読むの？
真人:確か…しん、とかま…とかかな？取り敢えずこの感じが入ってる名前で考えてみるよ
少女:うん！
少女の姉:わ、私もそれで良いですか…？
真人:2人が良いなら良いけど…
1〜3.…漢字で良かったんだろうか…
4〜5.ルーチェ:良いんじゃないの？私は良いと思うな
6.しん…シン…？
dice1d6=6 (6)

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

弟好きすぎか？

少女:おじさん…？
真人:…聞き、覚えが…
何故か何か「シン」という言葉に違和感を持つ
真人:なんだ…？何が…？
1〜3.…誰かをそう呼んでたのか…いや、誰かがそう呼んでた？
4〜5.多分、俺にも居たんだろうな…家族が
6.─さん
dice1d6=5 (5)

結構思い出してきたか

少女:おじさん…
真人:…多分だけどな！

そう言って笑う真人を少女は心配そうに見つめる
真人は平気だと言っていたが…少女は彼の顔が何処か無理をしているように見えるのであった…

という訳でこの時間は此処までよ！

記憶が掘り起こされてきたな

今のところとても順調
後はイレギュラーさえ無ければ…

良い感じにハナミと合流さえできれば…

お疲れ様です
メンタルは安定してきたけどいつ踏み込まれてもおかしくない状況ではあるんだよな

おっさんは踏み込まれないとダメなとこもあるのが面倒だ

踏み込んでしまえば今みたいに素直で良いんだけどね…
踏み込める人間が少ないし時間が経てば経つ程踏み込まなきゃいけない距離が大きくなっていく
アニレコ編なんか鶴乃がめちゃくちゃ踏み込んだのに駄目なくらいになっちゃってるからな

家族を守れなかったという最大の心の溝はどうやって埋めるか…