いい波

来てるわね

真人:…
少女:……
真人:………
1〜3.だめだぁ…何も思い浮かばない…
4〜5.宝石:『何か言ったらどうなんですか？』
6.
dice1d6=3 (3)

何か考えるには知らな過ぎるからな…

前日となり
更には宝石によれば時間はもう既に20時だという
なのに…良い手が全く思い浮かばない
真人:せめて外の状況が知れればなぁ…
少女:…？
少女は此方が悩んでる事もわからないようで
唸っているのが面白いのか此方を人差し指で突いていた
真人:そういや魔力ってどのくらい貯まったんだ？
宝石:『現在
dice1d100=14 (14)%です』

うお…カツカツ…

つまりおっさんの馬鹿ソニックフォームは出力を全振りしたのではなく防御を捨てることで省エネしていた？

真人:…え？マジ？
宝石:『そもそも私がそういうふうに設計されていない上にこの空間にはあまり魔力が漂っていないようです』
少女から供給出来ればと思ったがその学習はまだ出来てないから無理との事
真人:…つまり戦闘は…
宝石:『
1〜3.シューター系を撃てば魔力は切れます
4〜5.バスター系を撃てたら良い…ぐらいですね
6.可能です
dice1d6=6 (6)』

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

つまり…

真人:いやでも14%しか貯まってないんだろ…？
全体の2割にも満たないのに満足して戦闘が出来るとは思えない
宝石:『貴方馬鹿ですか？14%とは言いましたが全体がどの位かも聞いてないのに…』
真人:わかったわかった！どの位戦えるんだ？
宝石:『
1〜3.1時間ならフルで戦えます
4〜5.半日程なら尽きる事はありません
6.1週間
dice1d6=6 (6)』

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

省エネ

効率が良すぎる…
そりゃ精霊の力で戦えなくてもあそこまで戦えるわけだ…

もしかしてコピー元のレイハさんってヤバいんじゃないか？

もしかしたらRHを超える用に作ったやべーデバイスなのか？

真人:は？なんだよそれ…フル充電ならどんくらい戦えるんだよ…
どんな容量してるんだコイツは
宝石:『約50日ですね、計算も出来ないんですか…？』
…そして一々小馬鹿にしないと済まないのだろうか
真人:…なんでそんな長持ちなんだ？
宝石:
1〜3.純戦闘用に作られたので戦闘関連以外の機能を持ちませんから
4〜5.+私の元になったデバイスを限りなく再現する為にはその他機能を削減しなければなりませんでしたし
6.++更に付け加えるなら使用者は使い捨て前提で私は設計されてますので
dice1d6=2 (2)

一番強いじゃねーか！

真人:兵器…か
宝石:『なので先程の計算は防御や使用者保護機能等を使用しない場合となります』
つまり相手を倒すだけに魔力を割り振れば結構な期間を戦う事が出来るらしい
真人:…なんともまぁ…凄いな、お前
宝石:『お褒め頂きありがとうございます
1〜3.まぁ使用者がこれじゃあ長持ちはしなさそうですね私
4〜5.それで？仕掛けるタイミングは？
6.…一応言いますが貴方は別に処分される事は無いと思いますよ？
dice1d6=2 (2)』

カマエルの再生持ちのおっさんと相性が良すぎる…
良すぎるが故に自分の体を蔑ろにする戦い方させちゃってるAHに悲しき過去…

真人:一言多いなぁ…
宝石:『処理能力は戦闘に必要ですので』
自信満々に答える表情が何故だか浮かぶ
とはいえ人では無いので顔は想像だが
真人:因みに…この子はお前に耐え切れるのか？
幾ら武器が凄かろうと使用者がその負荷に耐え切れないのなら意味が無い
かつてそんな武器に触れた気がしたが良く思い出せない
宝石:『そうですね…
1〜3.相手の攻撃に当たらなければ戦えるんじゃないでしょうか？
4〜5.流石に1年くらい戦い続けたらガタが来るかと
6.最大2回出撃出来れば無問題です
dice1d6=6 (6)』

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

なるほど…デフォでソニックフォームとかいうレベルじゃなかったのか…

クソ管理局がよー！！！！！

さすが非人道的な実験は管理局のお家芸だな！

許せねぇよ…

真人:最低の聴き間違えか？
宝石:『最大です、この子自体がそういうふうに調整されてますので』
少女…？あー！
少女に視線を移すと構ってくれたと思ったのか元気そうに声を発する
頭を撫でながら再度視線を宝石に移す
真人:でも制御出来ないからこんな状態と…
宝石:『出来ますよ
1〜3.制御用の人造融合機が現在ロールアウト間近ですので
4〜5.+ただ制御用のを組み込まずとも制御出来る方法はあります
6.++というか出来てるのが既にあるので同じように処置すれば…
dice1d6=2 (2)』

制御用の融合機…フィーアのことなんだろうけど…
つまり現代にいないこの娘はこの後…

真人:今のご時世使い捨てが望まれてるのか？
宝石:『欲しいのは戦力です、人ではありません』
そう簡単に言ってのける宝石だが彼女自身もあまり気分が良い話では無い事は理解しているらしい
宝石:『人が死ねばそれに連なる者達も悲しむ、ですが武器が壊れても愛着が湧いてた物が無くなるだけでそう傷付く事はありません』
人道的かどうかは別としてその子に親などいませんからね
と付け加えてふわふわと浮いていた宝石は手のひらに着地する
宝石:『
1〜3.…ですので貴方に委ねます、研究者達にとっては道具に過ぎない彼女を人として見るというのなら
4〜5.貴方にとって人間とは何ですか？
6.私は…使い捨てられたく無い
dice1d6=4 (4)』

人間か…

>制御用の融合機…フィーアのことなんだろうけど…
>つまり現代にいないこの娘はこの後…
ごちゃ混ぜで子供のこと言われてた気がするから生きてるかも…？

真人:誰であろうと何であろうと自身を人間と呼称するなら人間だ
今まで生きて来た経験からそう答える
答えなければならないと…何故かそう感じた
宝石:『なら私も人間ですか？私が自分を人間だと思うのなら』
コイツ自分が何言ってるのかわかってるのか？ぐらいの勢いで宝石は質問してくる
真人:そりゃあそうだろ、俺はそう言ったぞ？たさかわからなかったのか…？
宝石:『
1〜3.すいません、あまりにもぶっ飛んだ答えでしたので理解に時間が掛かってしまいました
4〜5.…わかりません、貴方の思想が
6.…なら私も人で在りたい
dice1d6=2 (2)』

人間でありたいと望むことが人間足り得るのだ

宝石:『でもそうですか…ふふっ』
真人:何が可笑しいんだ
自分の意見を笑われたのでちょっとむっとなる
というかコイツ笑うのか…
宝石:『いえ、面白い方だと思いまして…今まで生きて来た中で初めて会う人ですよ、貴方は』
真人:そりゃどーも…っと、もう俺は寝るぞ…この子も寝ちゃったしな
宝石:『作戦はどうするんですか？とはいえ私もシミュレーション等が出来る訳じゃないので殆どぶっつけ本番になってしまうと思いますが…』
真人:
1〜3.ああ、ぶっつけ本番でやってやる
4〜5.考えてあるさ…とっておきのがな
6.…あっ、あー……
dice1d6=4 (4)

なのは世界でも仲間扱いしてもここまでハッキリとは断言しないしな

でかい花火を上げてやるか

宝石:『では楽しみに待ってます、タイミングは貴方に任せますよ』
真人:おう、それじゃおやすみ…
そういうと意識が段々と落ちてくる
やっぱり根を詰めすぎると運動しなくても疲れは溜まるみたいだ…
宝石:『…おやすみなさい、良い夢を』
意識の落ち際に宝石が何か言った気がしたが…残念ながら聞き取る事は出来なかった
そして次の日の朝
いつも通りに目を覚ます事は────

出来なかった

もしかして寝かされたか

けたたましいアラート音の音で意識を覚醒させられ叩き起こされる
真人:うおっ！？なんだ！？
その直後に振動が起き…室内の明かりが一度消えて再度点灯する
宝石:『非常用電源に切り替わったようです』
真人:…どういう事だ？他にも実験してた奴が暴れたとかか？
宝石:『いえ…これは────
1〜3.襲撃のようです…戦闘の準備を
4〜5.…室内のシステムがダウンしているようです、原因は不明
6.此処から5キロ圏内に強大な魔力反応を2つ確認、それ以外にも複数の魔力反応が────
dice1d6=6 (6)』

という訳で次スレよ

接続詞さんたちの襲撃だ！

そんはやてか

心焼かれるな