いいこに

真人:ってぇ…あっ！
目が覚めて辺りを見回す
先程の少女は何処だ？なんでトドメを刺さない？
すぐさま少女の事を思い出せたのは幸いだったが…一体何処に…？
少女:
1〜3.ぅ…ぁ…
4〜5.────ッ！！！────ッ！！！！
6.…
dice1d6=1 (1)

敵じゃないと思えてもらえたか

少女は部屋の隅に倒れており…明らかに魘されていた
真人:お、おい大丈夫か！？ったく何なんだよ…俺をさっき襲った癖に今度はぐったりしてるし…
なんなんだ全く…と首元を見ると何か小さな物が取り付けられていた
真人:なんだこりゃ…
白衣の男:
1〜3.おっ、良かった…目が覚めたか
4〜5.それは触らない方が良い、それのお陰で君は助かったんだから
6.お気に召してくれたかい？
dice1d6=2 (2)

真人:彼女何なんだ？急に襲って来て…
白衣の男:いや全く困った物だよ…何故か急にシステムにエラーが起きて君の部屋とその子の部屋の隔壁が開いてしまってね…
エラー？クアットロが開けたわけでは無いのか…？
白衣の男:しかし、彼女の戦闘のテストもしたかった所だ丁度良いし相手をしてやってはくれ、君なら死にそうにないしね
真人:おい勝手に────くそっ
既に白衣の男はガラスを不透明にしており此方側からは見えなくしてしまっていた
真人:
1〜3.取り敢えず起きるまで待つか…
4〜5.何でこんな子供が…
6.…ん？何か首に掛かってる…？
dice1d6=6 (6)

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

掛かってるだから取り付けられてる何かとは別に何かあるのか

先程は気づかなかったが少女の首には宝石の様な物が取り付けられたネックレスが掛かっており、天井の光に反射しキラリと輝いていた
真人:…大事な物なんだろうか
宝石:『
1〜3.そこですぐ触らない判断は誉めて差し上げましょう
4〜5.貴方が次の犠牲者ですか、可哀想に
6.…成る程、貴方があの
dice1d6=1 (1)』

AHとの出会いか

ここからはー！マスターは仕方ない人ですね！みたいにデレていくのか…

真人:うわっ！？
宝石:『うわとはなんですか？』
突然発光しながら声を発する宝石に驚き尻餅をつく
なんだ？通信装置か何かか？
宝石:『彼女に何か様ですか？ああ、先程の続きでもなさるんですか？』
真人:続きって…なんのだよ…？
宝石『
1〜3.ほら、服を脱がせていたじゃないですか？
4〜5.彼女が起きたらまた殺されますよ？
6.…成る程、貴方も此方側でしたか
dice1d6=1 (1)』

真人:いやあれは不可抗力で…
宝石:『別に侮蔑もしませんよ、私はあくまで彼女に合わせて作られただけですから、貴方が彼女に何をしようと私は何もしません』
何かを勘違いしているのか淡々と話す宝石
というか合わせて作られたって何をだ…？
真人:別に俺は仕返しなんて…
宝石:『ほら、先程も見たと思いますが貴方と同じ様に最低限の衣類しか着てませんし
1〜3.ヤッてもバレませんよ、此処なら
4〜5.大丈夫ですよ、此処ならデキても使われるだけです
6.…まさか本当にアレは偶然だったのですか？
dice1d6=4 (4)』

やっぱ全体的に擦れてるな性格が…

真人:お前…
宝石:『生き物なのだから当然の摂理と私は思いますが』
間違った事は言っていないかもしれないが少なくとも倫理観に欠けた思考を抱いている宝石はさも当然かの様に話す
真人:あのな…普通はそんな事しないんだよ、わかったか？
宝石:『
1〜3.綺麗事を並べても此処からは出られませんよ
4〜5.良い子ぶって…同じ実験台の癖にまだイキがってるようですね
6.しないのが普通？逆では？
dice1d6=2 (2)』

真人:そうですか、まぁ好きにしなよ…
宝石:『…この子がどうなるのかも知らない癖に』
真人:何か言ったか？
宝石:『いえ何も？』
聞こえた/聞こえてない
dice2d100=26 83 (109)

どうなるかなんて教えてくれないと分からんよ！

真人:……なんだこれ
それからまた変わらぬ生活が始まるのだが今度は少女となんか擦れてる喋る宝石との同居生活が始まった
正直会話する事は殆どないのだが…
少女:────ッ！！！
真人:またかよぉぉぉぉ！！！おい！お前マジやめろって！！
少女は目を覚ます度に襲いかかってくるので休むタイミングが無いに等しかった
真人:
1〜3.おいクアットロ！この子なんなの！？
4〜5.なぁこの宝石なんなの！？めっちゃ擦れてるんだけど
6.クアットロ:ウケる
dice1d6=3 (3)

クアットロ:その子はプロジェクトFの産物、まぁありたいにいうとクローンよ
真人:クローン…
また少女がぐったりと眠り始めた時に現れたクアットロは淡々と少女について話し始める
クアットロ:元になったのは3人の魔導士、中々強い子達だったからそれに目をつけてその子達の遺伝子を混ぜ合わせて誕生したのがその少女…ただまぁちょっと問題があってね…
真人:問題…？
1〜3.自分で制御出来ないのよ、魔力が
4〜5.あんまりにも反抗的でね…そこの首につけてる奴がないとすぐ暴れちゃうのよ
6.一つ生産するのにコストが掛かるの、それも莫大な
dice1d6=4 (4)

三人娘全員の遺伝子混ぜて作られたのか…

真人:育て方を間違えたな、心を持つ者は真摯に育てないとまず反抗するのは当たり前だ
クアットロ:それは私も同意、まぁ私は部外者だしこの計画にが変わってる訳じゃ無いから関係ないけどねー
にしてもバカな事考えるわーと白衣の男達をバカにし始める
真人:…この首ついてるのが？
クアットロ:そうそれ、宝石はまた別だけど…
1〜3.それで意識と精神を抑制させるのよ、副作用でぐったりしちゃうけど
4〜5.あんまり暴れると激痛が走るのよん♪
6.…実際に見て見ましょっか
dice1d6=5 (5)

ハナミを完全なる人に育てた男が言うと説得力あるな

真人:悪趣味…
クアットロ:正直馬鹿なんじゃないかと思うわ、制御出来なくなるに決まってるじゃない
こっちで利用しようかと思ったけどあんまり役に立ちそうに無いし…とやれやれのポーズを取るクアットロは部屋を後にする
真人:…で？この子どうなるんだ？ずっとここにいる訳じゃ無いんだろ？
本音を言うととっととこの子から離れたい気持ちがあった真人はクアットロに質問する
クアットロ:それは勿論、使えない子は置いておくだけ無駄だもの

1.クアットロ:近いうちに殺処分されるでしょうね
dice1d1=1 (1)

脱走の時は近いか…
これ脱走の際クアットロの手引かちょっとしたお節介的な何かあった可能性あるな

真人:折角、作ったのにか？
クアットロ:幾らでも作れるからじゃないかしら？
それじゃ、仲良くねー？と部屋から出ていく
真人:…殺されるのか…この子が…？
この子にあまり良いイメージは無いが…だからといって殺されるなんて事は容認出来ない
そう考えながらも出来る事がわからない真人は苦悩し
その姿を宝石は黙って見ているのであった…

という訳でこの時間は此処までよ

お疲れ様
しかし違法研究所なのは分かるがあまりいい気分はしないな…
これがなのは世界には結構ありふれてるんだから地獄だよ