狂三:まぁ…そんな気はしていましたわ
二亜から得た情報を整理し終えた狂三は特に取り乱す事なく淡々と感想を言う
二亜:前から知ってたって言うよりかは…当事者の1人に聞いたって言ってたけど…誰の事なの？
始原の精霊についてはある程度情報をある人物から聞いていたと狂三は調べる前に話していた
二亜はその人物とやらが気になり尋ねる
狂三:
1〜3.崇宮真人…お会いした事は？
4〜5.…五河士道の兄、といえば誰だかお分かりになられるのではなくて？
6.貴方が最近傷つけた人物ですわ
dice1d6=1 (1)

二亜:っ…ある、よ…
顔を俯かせ後悔している様な表情をする二亜を見てなんとなく状況を察する
狂三:…貴方が今の状況に関わっている、というのはわかりましたわ…そしてそれをどうする事もできない事も
二亜:ぁ…ごめ、なさ…！
取り返しのつかない事をしたと椅子から離れて謝ろうとする二亜を狂三は止めて話を続ける
狂三:反省しているのならきっと彼は許してくれますわ
1〜3.所で…一体彼に何を伝えましたの？
4〜5.+…まぁまずは士道さんの所へお送りいたしますわ、その方が琴里さん的にも宜しいでしょうし
6.++っ…いえ、どうやらそんな悠長な事はやってられない様ですわね…！
dice1d6=3 (3)

はじまってた

二亜も孤立した人間関係でこの事件だから
追い詰められたあとの息の抜きようがない

二亜:それは────
二亜は一字一句違わずに真人へ伝えた事を狂三にも伝える
崇宮真人という名は調べても出てこなかった事
今崇宮真人と名乗る存在は人ではなく、霊力が人の形を模っているという事
それを聞き終えた狂三は────
狂三:
1〜3.崇宮…澪…ッ！！
4〜5.そう、ですの…わかりましたわ…ありがとうございます、二亜さん
6.澪さん…本当に落ちる所まで落ちましたのね
dice1d6=3 (3)

狂三は激情に駆られていた
士道の兄に対する仕打ちを
かつてファミレスで会った時に何故あそこまで自身を責めていたかの理由を
そして今までの事を思い出して…怒りに震えていた
狂三:何がしたいですの！？彼女は！さんざ人を傷つけて…挙げ句の果てにはご自分の家族まで…！
ダンッ！と床を踏み締めた狂三は拳を震わせながら暫く俯き自身の怒りを押し込める
狂三:はぁ…はぁ…
二亜:大丈夫、じゃないよね…
1〜3.ごめん…私のせいで…
4〜5.…その澪って人は…なんであたし達を精霊にしたんだろう…
6.きっと、私を恨んでる…他の子達は
dice1d6=4 (4)

狂三:人の心までは識れない、二亜さんはそう仰ってましたわね
二亜:そう、心までは…というか始原の精霊を人と定義して良いのか気になる所だけれど
狂三:あんなもの人と思いたく無いですわ
バッサリ切り捨てる狂三にオイオイオイと二亜は正気に戻って苦言を呈す
二亜:流石にその判断は色々とヤバいんじゃないかな！？
狂三:ふんっ！人の心があったらそんな事しな────
狂三は言葉を止めて顎に手を置き思案に耽る
まさか、なら「彼女」も識る事が出来ない…？
1〜3.二亜さん、追加で調べて欲しい事がありますわ
4〜5.人の心までは識れない…「人」、とは精霊にとってなんなのでしょうね…
6.二亜さん、今から言う「人」を調べてはいただけませんこと？
dice1d6=4 (4)

こっちは澪に矛先か

二亜:哲学だね…最も私は…
と二亜が話を始めようとした所でドタドタと足音が聞こえてくる
狂三:この感じは…士道さ────きゃんっ！？
狂三はなんとなく足音からして士道だと思ったが…突然作業室の扉が開き
入ってきた人物は狂三を避ける事が出来ず突っ込んでしまう
十香:おお！狂三ではないか！？すまぬ！
狂三:え、ええ…大丈────士道さん！？
なんと入ってきたのは十香と…グロッキー状態の士道だった
がっしりと十香に手を繋がれているのでおそらく引っ張られ、追いつく為に無理して走ってきたのだろう
士道:よ、よぉ二亜…
1〜3.ちょっと、心配でさ…様子を見に来たんだ…
4〜5.…ん…ぁ…く、狂三…さん…？
6.…
dice1d6=1 (1)

二亜:少年、私は…
自身のしでかした事に罪悪感を感じる二亜は心配なんてされて良い人では無いと言おうとするも…
士道:確かにさ…原因は二亜にあるのかもしれない、だけど俺は二亜を責めたりなんかしたくないんだ
息を整えた士道は二亜に一歩ずつ近づき自分の気持ちを伝える
二亜:…なんで！…なんでそうやって…！
士道:だって二亜は自分のやった事を反省して…そして謝った、きっと兄さんだって同じ事を言うよ
1〜3.俺は…二亜の事を頭ごなしに否定はしたくない、困っているなら助けたい…
4〜5.約束したんだ、兄さんと
6.だから、自分だけで背負い込もうとしないでくれ…！
dice1d6=4 (4)

いい流れだ

二亜:約束…？
士道:困っている精霊が居たら救ってやれ、俺は士道が救おうするならそれを助けるって…ちょっと一字一句合ってるかはわからないけど…そんな感じで
士道は二亜に手を伸ばし…二亜は不安げながらも震えた手で手を握る
士道:俺は二亜を助けたい、色々あったけど…そんな辛そうな顔をしているのを放っておけないんだ
二亜:っ…う…ぁ…！あ゛…！
涙を流し、士道の胸に顔を埋めて嗚咽を漏らす
自身の天使の力で周りの人の事を調べ…その結果人を信じる事が出来なくなってしまった二亜の心に…今の士道の行動は…強く響いていた
そしてその様子を見た狂三はやれやれといった感じで息を吐くも…こんな人だからこそ自分も信じたいと思ったのだと…少し自嘲するのであった…

という訳でこの時間は此処まで

お疲れさま

士道だけに任せられるか！(士道に怪我してほしくない)の理由だけで結構無茶するからね…

今まで色々あったせいで悪気が無くて悔やんでるなら許すし
苦しんでるなら助けるって行動に移せる士道は偉いね…

おつかれ
二亜と漫画とかはなくなったけど向き合えるの良いよね

二亜の件はそこそこラタトスクがやらかしてる所もあるのでそこが無くなると必然的に他の事に注視する流れになるよね
逆に本編だとあんまりラジエルの出番が無い

こんなに原型無くなってもちゃんとしてるの凄い

美九だって精霊に手を出したしはしてたし十香も肉体的には真人を死に掛けくらいまでダメージ与えたりはしてなからな…

ちゃっかり狂三の二亜への当たり方が柔らかいのが原作とは大きく違うな…

>ちゃっかり狂三の二亜への当たり方が柔らかいのが原作とは大きく違うな…
バカと青臭いののおかげで正義の味方をまた志しかけてるバタフライエフェクトいいよね

>こんなに原型無くなってもちゃんとしてるの凄い
序盤や狂三が二亜に接触してる所とかは原作に近いけどそれ以外はほぼほぼ知らない13巻…

>バカ
なんだとぉ・・

>>バカ
>なんだとぉ・・
バカ！クソボケ！死に急ぎ野郎！

士道:青臭い
真人:死に急ぎ野郎
真那:死に急ぎ野郎

《狂三》も青臭い組だ