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来年新作も出るコロニー運営サバイバルシミュレーションゲーム「Frostpunk」はPCやPS4などで絶賛発売中です
スチームパンクでポストアポカリプスな、極寒の世界を生き抜いてみませんか？

○前置き
今回は、原作『Frostpunk』のメインシナリオを追いかける形で構築された偽書をお見せします
問題全体の難易度は低めですので、お気軽にご参加ください

それでは、始めましょう

○Story:Frostpunk
【西暦1886年。原因不明の急速な寒冷化が進行し、世界は氷で覆われてしまいました】
【それは隕石の落下によるとも、火山の噴火によるとも言われていますが、今となっては理由も定かではありません】
【全球凍結、スノーボール・アース。最も温暖な時でさえ気温零下20度を上回ることがなくなったこの世界は、まさに凍てつける地獄と呼ぶに相応しいでしょう】
【しかし、チャールズ・バベッジ卿の解析機関発明から連なる蒸気文明の進歩は、人類に「蒸気核」という新たな技術を齎しました】
【そして、気温低下が本格化する以前に開発されたのが、蒸気核を用いて膨大な熱と動力を生み出す新型機関、「ジェネレーター」でした】
【未開発であり大規模な石炭の埋蔵が見込まれた北極圏付近に建設されたそれらは、この地獄に灯された希望の光でした】
【水陸両用の巨大砕氷船「ドレッドノート」に乗って、それらが故障すれば徒歩で、脚が凍りつき動かなくなれば這ってでも】
【多くの人民がジェネレーターを目指して旅を続けました】
【極寒の世界の中で、生き延びる道を求めて】

【その中に、英国のロンドンから脱出した一団がありました】
【彼らもまた、ドレッドノートが事故で動かなくなったのち、徒歩でひたすら北への旅を続けていました】
【北方に建設されたというジェネレーターを備えた理想都市、ウィンターホーム。全てはそこへと至るための必要な代償でした】
【仲間たちが倒れても、そこへと至る道筋を見失ってしまっても、北へ、北へと歩みを進めます】
【そして、見つけたのです。凍りつき、巨大な氷塊と化した森の中に佇む、使われていないジェネレーターを】
【古き時代の支配者、その誇りと栄光は失われました。進歩の輪は極寒に覆われ、動きを止めました】
【人類の残してきた轍が雪の中に消え、作り上げてきたと信じたものを捨てて、それでも、人々は辿り着いたのです】
【理想都市へと到達する足がかりとするため、とうとう彼らは安息の叶う土地を得ました】
【時は来ました。今こそ、ここに地球最後の都市を築くのです】

○問題文
【ジェネレーターに辿り着いた人々は、まず、目下の問題に着手することになりました。ジェネレーターの起動です】
以前ここにいた人々が残していったものでしょうか、【あたりには幾らかの石炭パイルがあります】
【石炭をジェネレーターに燃料として焚べて起動すれば、人々が凍えずに済む程度の熱は確保できるはずです】
しかし、問題もあります。【石炭は現段階で300kgありますが、ジェネレーターは1日につき100kgの石炭を消費します】
【新たに地下から石炭を掘り出す目処自体は立っていますが、その作業完了までには4日かかるのです】
【ジェネレーターは燃料がなければ直ちに機能を停止し、その状態で夜を迎えると、住人たちは忽ち凍えて死んでしまいます】
このままでは新たな石炭確保までの間に住人たちは凍死してしまいそうですが、そうはなりませんでした
人々の指揮を任されたリーダー……キャプテンは、奇跡を引き起こして見せたのです
【人々は誰一人死ぬことなく4日目の石炭確保を実現することができました】

○魔女幻想定義
石炭を確保できないはずの人々が凍えずに生き残れたのは、きっと人々を憐れんだ神のご加護がキャプテンにあったからなのでしょう
そうではないというのであれば、どうぞ私に青き真実で真相を示してみてください
それでは、スタートです。【都市は生き延びなければなりません】

復唱要求「この盤では燃料は石炭のみ」

>復唱要求「この盤では燃料は石炭のみ」
【それを認めます】

『夜以外を石炭なしで耐えた』

…アレ？よく読んだら『四日目に石炭を確保すればいいので四日間かかっても五日目割り込まなければセーフ』じゃないか？

『夜でなければなんとか生き残れたので、夜だけジェネレーターに燃料をくべた』
省エネ！

来たか…！復唱要求「【ジェネレーターは燃料がなければ直ちに機能を停止し、その状態で夜を迎えると、住人たちは忽ち凍えて死んでしまいます】を24時間ジェネレーターが停止していれば住人は凍えて死ぬと言い換えて良い」

>『夜以外を石炭なしで耐えた』
お見事です。【リザイン】とします

>…アレ？よく読んだら『四日目に石炭を確保すればいいので四日間かかっても五日目割り込まなければセーフ』じゃないか？
【毎日ジェネレーターをフル稼働させていると、3日目で石炭が切れて夜を越せなくなる】……と書くべきでしたね

>『夜でなければなんとか生き残れたので、夜だけジェネレーターに燃料をくべた』
【リザイン】です。よく読んでおられます

>来たか…！復唱要求「【ジェネレーターは燃料がなければ直ちに機能を停止し、その状態で夜を迎えると、住人たちは忽ち凍えて死んでしまいます】を24時間ジェネレーターが停止していれば住人は凍えて死ぬと言い換えて良い」
【夜間の間ジェネレーターが停止していると凍え死ぬ、というのが適切な表現でした】

それでは真相を開示します

○真相
【ジェネレーター抜きで夜を越せば住人が凍死するとは言いましたが、昼間に未稼働でも住人が凍死するとは記述されていません】
【キャプテンは、ジェネレーターの稼働を夜間に制限することで石炭の消費を抑えました】
【わかりやすく言えば、ジェネレーターを1日稼働するのに石炭を100kg使うということは、夜間を含む半日＝12時間稼働させるだけなら50kgで良いということです】

それでは、早速次へ行きましょう。難易度はこれより少し難しいくらいをイメージしてもらえれば大丈夫です

○Story:Are We Alone?
【喫緊の問題である燃料問題を解決し、キャプテンは、当面を暮らしていくことになるこの都市の生活基盤整備に着手しました】
【目的地であるウィンターホームを捜索するためのスカウト、偵察隊を編成し、極寒の世界で生き残った動物を狩るハンターを派遣し、資源を集める労働者を組織しました】
【医療を提供する救護所を設け、極寒の世界でも利用できる様々な産業技術を研究し、集団の生存に資するルールを制定しました】
【またスカウトは、捜索の過程で、逸れてしまった仲間や独自に北を目指していた人々、或いは極地の研究所に勤めていた人々なども発見しました】
【キャプテンは行き場のない彼らを都市に迎え入れ、それに応じて共同体を拡大していきました】
【仮の宿りとはいえ、少しずつ都市は大きくなっていきました。そして、ある種、楽天的なまでに、人々は考えています】
【「あとはウィンターホームを見つけるだけだ。それで私たちはこれからも生き延びられる」】
【……人々は目を背けているのです。捜索の過程で、ウィンターホームから放棄された施設を複数発見したというその事実から】
【不和の足音は、直ぐそこに迫ってきていました】

○問題文
【ウィンターホーム捜索の過程で、スカウトは雪原を彷徨う一人の男を発見しました】
【男は酷い凍傷を負っており、そのままでは確実に死亡してしまうでしょう】
【男を救うため、スカウトは彼を保護し、急ぎ都市へと帰還することを決断しました】
【しかし、スカウトの見立てでは、男はあと6時間以内に治療を施さなければ死亡してしまいます】
【一方、スカウトの現在地から男を伴って都市まで移動するためには、最低でも12時間を要します】
【スカウトは専門教育を受けていない労働者であるため、男に治療を施すことはできません】
【また、スカウトの移動時間をこれ以上短縮する術はありません】
【付け加えるのであれば、治療行為を行える人員を都市からスカウトの元に送り込む場合、所要時間は6時間を超えてしまいます】
男を救うことはできないのか。そう思われていた矢先、キャプテンはまた奇跡を実現しました
【男は治療を受け、凍死を免れたのです】

○魔女幻想定義
治療を受けるには残された時間が足りなかったはずの男が凍死せずに済んだのは、きっと人々を憐れんだ神のご加護がキャプテンにあったからなのでしょう
そうではないというのであれば、どうぞ私に青き真実で真相を示してみてください
それでは、スタートです。【都市は生き延びなければなりません】

『中間地点ならば6時間で済んだ』

復唱要求「男は専門の知識を有する者から治療を受けた」

復唱要求「男は6時間以内に都市で治療を施された」

復唱要求「男は保護されてから6時間以内に治療に受けた」

>【しかし、スカウトの見立てでは、男はあと6時間以内に治療を施さなければ死亡してしまいます】
>【スカウトは専門教育を受けていない労働者であるため、男に治療を施すことはできません】
>【また、スカウトの移動時間をこれ以上短縮する術はありません】
『治療は出来なかったが、応急手当により男の死亡期限を６時間以上に伸ばす事は可能だった』

『スカウトと男も都市に近づくし、治療行為を行える人員もスカウトと男に近づいて行ったので4時間くらいで落ち合えた』

>『中間地点ならば6時間で済んだ』
>『スカウトと男も都市に近づくし、治療行為を行える人員もスカウトと男に近づいて行ったので4時間くらいで落ち合えた』
【スカウトの現在地から都市へ向かう道には治療を受けられるほど気候の安定したエリアが存在せず、治療を受けられる地点はありません】

>復唱要求「男は専門の知識を有する者から治療を受けた」
【それを認めます】

>復唱要求「男は6時間以内に都市で治療を施された」
>復唱要求「男は保護されてから6時間以内に治療に受けた」
まとめて【6時間以内に治療を施されました】

>『治療は出来なかったが、応急手当により男の死亡期限を６時間以上に伸ばす事は可能だった』
【応急手当てをした上で6時間が限界だったと考えて構いません】

『凍傷を負った男は専門教育を受けていたので、自分自身を治療した』
ブラックジャックでありましたね自分治すの
それです

『スカウトの見立てが間違っていた。６時間以内に治療を受けたとは保護して時からではなかった』

>『凍傷を負った男は専門教育を受けていたので、自分自身を治療した』
【男は専門教育を受けていないため、自己治療はできませんでした】

>『スカウトの見立てが間違っていた。６時間以内に治療を受けたとは保護して時からではなかった』
【スカウトの見立ては正確であり、男は6時間以内に治療を受けました】

復唱要求「治療を受けられるエリアは複数存在しない」

>復唱要求「治療を受けられるエリアは複数存在しない」
【スカウトの現在地、または都市以外に治療を受けられるエリアは存在しません】

『都市は人員よりも高速で移動可能だったので都市が近づいてきた』

>【しかし、スカウトの見立てでは、男はあと6時間以内に治療を施さなければ死亡してしまいます】
復唱要求「この時(６時間以内に死ぬと見立てた時)、治療可能な場所へ行くには６時間以上掛かる」

>『都市は人員よりも高速で移動可能だったので都市が近づいてきた』
【都市そのものは動きません】。移動都市をテーマにした映画が何年か前にありましたね

>復唱要求「この時(６時間以内に死ぬと見立てた時)、治療可能な場所へ行くには６時間以上掛かる」
【都市へ行くには12時間かかります】

復唱要求「問題文の男は常に同じ人物を指し一人」

『都市以外に治療可能な場所があり、そこには６時間以内に着いた』

『スカウトか男がその場で医療の知識を身に着けた』

復唱要求「スカウトは複数存在しない」

>復唱要求「問題文の男は常に同じ人物を指し一人」
【それを認めます】

>『都市以外に治療可能な場所があり、そこには６時間以内に着いた』
【都市以外にスカウトの現在地でも治療可能なことは先述のとおりです】
しかし【都市からスカウトの現在地へ人員を送り込む場合、所要時間は6時間を超えます】
これでは治療を受けられないのではないでしょうか？

『男は凍傷を負ったうえで、単独で移動すればスカウトよりも早く移動できたので独力で６時間以内に都市にたどり着き治療をうけた』
スカウトがモヤシだったんだよ！

>『スカウトか男がその場で医療の知識を身に着けた』
【新たに医療知識を身につけたものはいません】

>復唱要求「スカウトは複数存在しない」
【それを認めます】。真相には関与しないという意味ですが

『都市からではなく移動中の医者がいた』通りすがりの医者だ！

>『男は凍傷を負ったうえで、単独で移動すればスカウトよりも早く移動できたので独力で６時間以内に都市にたどり着き治療をうけた』
【男はスカウトに運搬されなければ移動できないほど酷い凍傷を負っていました】

>『都市からではなく移動中の医者がいた』通りすがりの医者だ！
膝を打つ屁理屈ですが、【医療行為を実施できる人員は都市にしかいません】

復唱要求「都市は動かない」

復唱要求「医療が可能な場所が移動することはない」

>【都市以外にスカウトの現在地でも治療可能なことは先述のとおりです】
>しかし【都市からスカウトの現在地へ人員を送り込む場合、所要時間は6時間を超えます】
>これでは治療を受けられないのではないでしょうか？
『雪崩を起こして現在地そのものを都市に近づけた』

『治療可能なロボットを派遣したので人員が移動するより高速に移動できた』
医者は…ロボなんだろ…？

『現在地に初めから人員がいた』

>復唱要求「都市は動かない」
>復唱要求「医療が可能な場所が移動することはない」
【それを認めます】

>『雪崩を起こして現在地そのものを都市に近づけた』
【現在地の絶対座標は動いていません】

>『治療可能なロボットを派遣したので人員が移動するより高速に移動できた』
治療行為を実施可能で人間より早く動くオートマトンは確かに登場するのですが、【治療を行ったのは人間です】

>『現在地に初めから人員がいた』
【治療行為を実施可能な人員は都市にしかいませんでした】

復唱要求「男は現在地から移動せず治療を受けた」

復唱要求「男は都市で治療を受けた」

復唱要求「本問題において、スカウト、凍傷を負った男、治療可能な人員のうち乗り物に乗ったものはいない」
まだチャプター２だぞ…なんか見落としてるのかな

>復唱要求「男は現在地から移動せず治療を受けた」
そうですね、もう良いでしょう。【それを認めます】
どうにかして医者が6時間以内に男の元に辿り着いた、ということです

復唱要求「保護時点ではまだ都市にいない」

『スカウトと男が同じ場所にいるとは赤で示していない。男はそもそも都市または都市に近い場所にいた。遠隔で保護していた』

>復唱要求「男は都市で治療を受けた」
【男は現在地で治療を受けました】

>復唱要求「本問題において、スカウト、凍傷を負った男、治療可能な人員のうち乗り物に乗ったものはいない」
真相のみ考えるのであれば【それを認めます】

>まだチャプター２だぞ…なんか見落としてるのかな
>【都市へ行くには12時間かかります】
>【付け加えるのであれば、治療行為を行える人員を都市からスカウトの元に送り込む場合、所要時間は6時間を超えてしまいます】
【ここに注目してみましょう】

>復唱要求「保護時点ではまだ都市にいない」
【それを認めます】

>『スカウトと男が同じ場所にいるとは赤で示していない。男はそもそも都市または都市に近い場所にいた。遠隔で保護していた』
【スカウトと男は同じ位置にいました】

『治療マシンを送り込んだ』

>>【付け加えるのであれば、治療行為を行える人員を都市からスカウトの元に送り込む場合、所要時間は6時間を超えてしまいます】
>【ここに注目してみましょう】
『都市以外の待機所から医者が存在していたので間に合った』

>『治療マシンを送り込んだ』
【医療行為を実施できる人員を送り込まなければ男の治療はできません】

『都市からスカウトの元へいく所要時間は道なりに行った場合であり、道を無視してショートカットすれば短縮可能だった』

『男とスカウトのいる場所はある程度広さがあり、男ははじっこにスカウトは真ん中にいた。真ん中のスカウトの元に医者を送り込む場合6時間を超えるがはじっこの男までなら6時間かからなかった』

>『都市以外の待機所から医者が存在していたので間に合った』
【医者自体は都市にしかいませんでした】

……ところで、所要時間とは「○○するのに必要な時間」という意味ですね

『送りこまれる以外の方法なら6時間未満の時間で到着できた』

『送り込むには純粋な移動時間だけでない手続きなどの時間が含まれていた。純粋な移動時間だけなら６時間以内で医者の移動は可能』

>>【付け加えるのであれば、治療行為を行える人員を都市からスカウトの元に送り込む場合、所要時間は6時間を超えてしまいます】
『来るのは速い、治すのも込みで６時間以上だった』

『送り込むには6時間を超えるが向こうからくる分には早かった』

>『都市からスカウトの元へいく所要時間は道なりに行った場合であり、道を無視してショートカットすれば短縮可能だった』
【「所要時間」はそういったショートカットなどを使っても変化しません】

>『男とスカウトのいる場所はある程度広さがあり、男ははじっこにスカウトは真ん中にいた。真ん中のスカウトの元に医者を送り込む場合6時間を超えるがはじっこの男までなら6時間かからなかった』
【地図上に打たれた一点＝スカウトの現在地＝男の現在地であり、三者のいずれに向かうとしても移動に必要な時間は変わりません】

>『送りこまれる以外の方法なら6時間未満の時間で到着できた』
【最終的に都市からスカウトの現在地に辿り着ければそれらは全て送り込むという行為に含めます】

>『送り込むには純粋な移動時間だけでない手続きなどの時間が含まれていた。純粋な移動時間だけなら６時間以内で医者の移動は可能』
【所要時間は移動時間を含めずに6時間でした】

>『来るのは速い、治すのも込みで６時間以上だった』
【リザインです】。思った以上の高難易度になってしまいました

>『送り込むには6時間を超えるが向こうからくる分には早かった』
【治療行為の完遂まで6時間がかかったということでした】

○真相
【治療行為を行える人員を送り込む場合の所要時間は6時間ですが、それが「何についての所要時間」なのかは書かれていません】
【この部分は、「人員が現着して相応の治療を完了し容体が安定するまで」が6時間という意味であり、人員の到着自体は6時間よりも短い期間で可能でした】
【治療用の設備が整った都市ではなく雪原の只中で行う治療に時間や手間がかかるのは、ある種当然のことでした】

それでは、早速次の問題へ行きましょう

○Story:The Last Flame
【ウィンターホームは、既に崩壊していた――――】
【治療を施した男が目覚めて真実を語ったのと、男を都市に送り届けて再出発したスカウトがウィンターホームの残骸を発見したのは、ほぼ同時でした】
【「人類最後の希望」、ウィンターホーム。その金看板は、生存を求める多くの民衆にとって、あまりにも魅力的すぎたのです】
【気温の急落後、本来想定された定員をはるかに上回る人民が殺到したことで、希望の街であったはずのウィンターホームの都市運営は破綻しました】
【食糧が底を突き、医療体制は崩壊し、やがて不満と絶望が統治者に対する反乱を惹起しました】
【しかも、都市の内乱が収まったかと思いきや、ジェネレーターに致命的な欠陥が発見されたのです】
【ウィンターホームの人々は、ジェネレーターが爆発事故を起こす前に街を捨て、何処かへ去っていったといいます】
【この事実は、都市の人々を混乱に陥れました。生き延びるために理想都市を目指していたのに、既にその都市は滅んでいたなどと、誰が想像できるでしょう】

【やがて、絶望の中から、思想の芽が生まれます。ウィンターホームですら滅ぶというのなら、新たな都市に希望などない。長い旅路となろうとも、ロンドンへ帰ろうと】
【不和は分断を産み、失われた希望が束ねていた団結を崩し始めていました】

○問題文
【都市の分断を食い止めるべく、キャプテンは新たな法律を制定しました】
【人々を厳然たる秩序によって統率し、古き良き信仰で慈しみを取り戻す。それは、生存という行為に、目的を持たせるためのものでした】
【生存の意味に沿って生きるのならば、きっと未来は良いものになる】
【そんな希望を人々に与えることで、ロンドン帰還を主張するロンドン主義者に対し、無謀な旅を止めさせようとしたのです】
【しかし、にも関わらずロンドン主義者達は、頑迷にその主張を曲げることなく、帰還の準備を進めました】
【そして準備が完了したある日、ロンドン主義者達は堂々と都市を去ることを宣言し、都市の外へと向かい始めました】
【ロンドン主義者達が今日出立を取りやめさえすれば、彼らを説き伏せる自信がキャプテンにはありました】
【が、今日この日（＝「ある日」）の間、彼らは他者からあらゆる干渉を受けても出立を取りやめることはありません】
【また、彼らを物理的に押し留めようにも、そのための人員は不足していました】

無理に押し留めることも説得のために時間を稼ぐこともできないのでは、彼らを見送ることしかできないように思われますが……キャプテンは諦めませんでした
【ロンドン主義者達は出発を取りやめ、都市に残ることを決断したのです】

○魔女幻想定義
止める手立てがないはずのロンドン主義者達を止めることができたのは、きっと人々を憐れんだ神のご加護がキャプテンにあったからなのでしょう
そうではないというのであれば、どうぞ私に青き真実で真相を示してみてください
それでは、スタートです。【都市は生き延びなければなりません】

『自然が干渉した』今日は吹雪いてて無理ですね…

復唱要求「日付変更線は真相に関与しない」

>『自然が干渉した』今日は吹雪いてて無理ですね…
【ロンドン主義者は天候如何を問わずに出立しようとします】

>復唱要求「日付変更線は真相に関与しない」
【それを認めます】

復唱要求「暴力、現実の現代基準に即した犯罪はない」
ラブ＆ピースでいこう

>復唱要求「暴力、現実の現代基準に即した犯罪はない」
【それを認めます】

復唱要求「ロンドン主義者はロンドンまで到達するのに充分な物資を保有しているとしてよい」

>復唱要求「ロンドン主義者はロンドンまで到達するのに充分な物資を保有しているとしてよい」
【それを認めることができます】

『都市の外へ向かう道を徐々に曲げてループさせ永遠に都市内をさ迷うように仕向けた』
チクタクバンバン的な

復唱要求「問題文の最初の方の法律はこの問題を解く上で必要ない」
ちょっと理解できてないから必要ないか確認させて

『物資の多寡や距離的な問題、気象的な問題など、ロンドン行きの問題点や不可能性を捲し立てて理詰めでやめさせた』

>『都市の外へ向かう道を徐々に曲げてループさせ永遠に都市内をさ迷うように仕向けた』
【その場合、ロンドン主義者は道を無視して無理にでも直進することで都市の外へ出ようとします】

『都市をロンドンに改名した』

復唱要求「ロンドン主義者達はこの日、自らの主張を曲げた」

>復唱要求「問題文の最初の方の法律はこの問題を解く上で必要ない」
【それを認めます】【物語部分の説明とご理解ください】

>『物資の多寡や距離的な問題、気象的な問題など、ロンドン行きの問題点や不可能性を捲し立てて理詰めでやめさせた』
【どれだけ理詰めで説得してもロンドン主義者は出立をやめようとはしません】

>『都市をロンドンに改名した』
【都市の改名は真相に関与しません】

>復唱要求「ロンドン主義者達はこの日、自らの主張を曲げた」
【ロンドン主義者はこの日、主張を曲げませんでした】

復唱要求
「出立＝出発でありロンドンへ帰還する旅をはじめることを意味する」

復唱要求「ロンドン主義者達は他者以外からあらゆる干渉を受けていなくても成立する」

復唱要求「その日、ロンドン主義者以外の都市民は都市を出ようとすれば出れた」

『巨大な壁や穴を掘って外に出れなくした』

『暴力で解決した』

『都市の外に向かい始めたが都市が広かったか移動のスピードが遅かったため都市の外にたどり着かなかった』

『改名じゃなく名もなき都市をロンドンと命名した』

>「出立＝出発でありロンドンへ帰還する旅をはじめることを意味する」
【それを認めます】

>復唱要求「ロンドン主義者達は他者以外からあらゆる干渉を受けていなくても成立する」
【ロンドン主義者達が他者からあらゆる干渉を受けていない場合、成立しません】

>復唱要求「その日、ロンドン主義者以外の都市民は都市を出ようとすれば出れた」
【それを認めます】

>『巨大な壁や穴を掘って外に出れなくした』
【物理的な障害によって出立しなかったわけではありません】

>『暴力で解決した』
【暴力は振るわれませんでした】

>『都市の外に向かい始めたが都市が広かったか移動のスピードが遅かったため都市の外にたどり着かなかった』
【そこまで都市は大きくありませんでした】

>『改名じゃなく名もなき都市をロンドンと命名した』
【名もなき都市がロンドンと命名されることはありませんでした】

『後日にロンドンに行く約束にしてその日は諦めさせた』

謎のスレ

『冷静に考えると、ロンドンがどこにあるか知らんかったので出発のしようがなかった』

『準備に思ったより時間がかかり、都市外に向かおうと家を出た時点でもう０時前ギリギリだった』
荷造り中に本とか読み始めたんだよねわかるよ

>『後日にロンドンに行く約束にしてその日は諦めさせた』
【ロンドンへ行く約束が交わされた事実はありません】

そろそろ次のスレッドの準備をしておきます
青き真実や復唱要求は引き続き出していただいて結構です