《狂三》:ごめ、なさ…《わたくし》、は…っ！
自分で自分の手を押さえる《狂三》
抑えられた手は青年の方へと伸びていた
青年:君は…僕の事を知って…るの…？
《狂三》:っ…
知ってる/知らない
dice2d100=58 94 (152)

青年を思うからこその嘘をつく…

《狂三》:いいえ、いいえっ…《わたくし》は貴方の事など存じ上げませんわ…！
泣きじゃくりながら《狂三》は青年の言葉を否定する
青年:
1〜3.そう…ですか…
4〜5.本当、に…？
6.…わかった
dice1d6=6 (6)

ｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬｶﾁｬ

すなおちゃん

青年は優しく《狂三》の涙を拭って頭を撫でる
青年:《狂三》がそういうのなら…それで大丈夫だから
《狂三》:ぁ────
既に青年の瞳に怯えは無く…《狂三》の良く知る眼差しをしていた
青年:…
1〜3.《狂三》が泣いちゃうのは…嫌なんだ
4〜5.僕を心配してくれてありがとう、それだけでも僕は救われたよ
6.ごめん、やっぱり────
dice1d6=2 (2)

そうだよな…愛する女の泣く姿なんて見たくないよな…

《狂三》:ぅ…あ…！
青年:ごめんね、いっつも心配ばかり掛けて…けどもう────
《狂三》:違、う…《わたくし》、貴方、を…！
《狂三》は自分自身を責める青年の手を握って首を横に振る
貴方のせいじゃ無い、貴方は悪く無いと
青年:でも、やっぱり僕はみんなを放って置けない…
朧げながらも脳裏に浮かぶ誰かの姿、その姿は鮮明では無いながらも大切な誰かなのは良くわかった
1〜3.君を僕に守らせて、きっとそれが僕に出来る事だから
4〜5.…手伝って欲しいんだ…僕に出来ない事を
6.《狂三》:ダメですわ！！
dice1d6=5 (5)

《狂三》はどうする

そうやって手伝ってと言えるだけ普段よりはるかにマシなんだがな…
逆に言えばここまで精神が素にならない限り一人で抱え込むんだろうなこいつ

青年:お願い、します
《狂三》に向かって頭を下げてお願いをする
《狂三》:狡い、ですわ…！
そんな事をされてしまってはもう《狂三》に断る事など出来なかった
青年:
1〜3.ありがとう
4〜5.ごめんね…
6.…むぐっ！？
dice1d6=6 (6)

キスしたんか！？

《狂三》:…ぷはぁっ
青年:え、えぇっ！？
2人の間に出来た銀の糸は《狂三》の方へ垂れ…《狂三》はそれを舐めとりながらニヤッと笑う
《狂三》:
1〜3.おかえし、ですわ
4〜5.嫌、でして？
6.ひゃっ…む、ぅ…！
dice1d6=5 (5)

隙あらばイチャイチャ！

ここぞと攻める

青年:そんな事は無いけど…けど僕は君の事を…
忘れて…と言葉を紡ぐ前に鼻をピンッと突かれる
《狂三》:本当はこんな事したくない…でも、貴方が望むのなら…《わたくし》は望むままに側に寄り添い続けますわ
涙の跡がくっきりと残っていながらも《狂三》は気丈に振る舞う
そんな《狂三》をみて青年は自分にできる事を探し始めるのであった…

令音:それじゃあ…彼は今自宅に？
スマホを片手に令音は壁に背を向け寄りかかる
《狂三》:ええ、記憶はあまり戻ってはいなさそうな為、取り敢えず連絡しても大丈夫な相手を探して同じく記憶喪失の経験がある令音を頼ることとなった
令音:ふむ…
1〜3,わかった、取り敢えず琴里達については私が対処しておこう
4〜5.無理に戦わなくても大丈夫だ…戦うだけが君に出来ることじゃ無い
6.…
dice1d6=4 (4)

少々離席…

了解

時間的にここで終わりかな