シロッコ

ミネルヴァ:なん…これ、は…？
目や口、耳から血を噴き出しミネルヴァは膝を突く
美紀恵:…これが…
ハナミ:そう、これが処理限界…ミネルヴァとアルテミシアの差です

>ハナミの戦法は兄譲り
えっ…あのバイオレンスアタック兄直伝なの…怖…

ハードの差がな…

ミネルヴァ:差…だと…！？
ハナミ:アシュクロフトシリーズは強大な力を持っていますが…コアとなる顕現装置で処理しきれない部分は装着者の脳を補助に使う…つまりは貴方の持つ脳みそではアルテミシアと同じような力を行使する事はできないと言う事です
レオノーラから受け取ったレオンを纏いながらハナミはミネルヴァと対峙する
ミネルヴァ:ふざ、けた…ことを…！
ハナミ/ミネルヴァ-72
dice2d100=74 19 (93)

相手がマイナスになってる

ミネルヴァ:ぐ…ぁ…！
頭を突き刺すような痛みは止まらず…ミネルヴァは頭を抑え蹲る
ハナミ:貴方は一つ勘違いをしている
一歩ミネルヴァに近づくごとにミネルヴァの声が大きくなる
ミネルヴァ:あ゛…あ゛ぁ！
ハナミ:例え貴方がアルテミシアと同じ力を持とうと
ミネルヴァ:ぎぃ…ぁああ！
ハナミ:アルテミシアになろうと
ミネルヴァ:ぎゃあああ！！！

ハナミ:私には勝てない

>相手がマイナスになってる
前スレのミネルヴァの出力そのまんまマイナスになってるな…

そりゃ処理能力で人間が勝てるわけないよな…

ハナミの膨大な処理能力を見たらそりゃ勝ち目がね…

この時既にアリスとユニコーン、チェシャー・キャットの出力はカットされており…
ミネルヴァに掛かる負荷はジャバウォックとレオンだけだった
しかしハナミの処理能力全てをレオンが担ったことによりその分の負荷をリンクしたミネルヴァが背負ってしまったのである
一方的にリンクすると言う事は…裏を返せば切る事が出来なければ延々と負荷を引き受ける事になる
そして現在ハナミがレオンを通じて行なっている事はミネルヴァはおろか
アルテミシアさえも耐えることのできない処理だった

一体どんなエグイのぶん回してるんだ…

ミネルヴァ:ぁ…あ…
ハナミ:おやすみミネルヴァ、良い夢を
そしてその処理を終えると同時にミネルヴァの意識は落ち、地面に倒れる
美紀恵:…ぁ
ハナミ:気絶しただけです、脳細胞の保護は私の随意領域でしてましたので死ぬ事は無いでしょう
美紀恵:…
1〜3.終わったん…ですか…？
4〜5.…ベルが、ハナミさんと話したいと
6.『ハナミ…貴方は…』
dice1d6=2 (2)

>脳細胞の保護は私の随意領域でしてましたので死ぬ事は無いでしょう
便利システムすぎる

ハナミ:はい、現時刻をもってDEM第一執行部、セオリカス12との戦闘を終了…周辺の状況確認が完了次第作戦を完了と致します、お疲れ様でした

それから数時間が経ち…ASTの医療用顕現装置〈メディカルリアライザ〉で治療を受けたセシル達は談話室に集まっていた
勿論内容はアシュクロフトシリーズについて
其処にはハナミと美紀恵、日下部に…アミュスもいた
1〜3.ハナミ:さて…アルテミシアも時期に目覚めるでしょうし貴方達も帰国の準備を
4〜5.アミュス:しっかしDEMがこんな物騒なもん作ってたとはな…コンペ落ちしたくせに
6.日下部:ハナミのお友達から連絡、「無事に片付けが終わりましたのでご安心を」とのことよ
dice1d6=4 (4)

また言われてる

>コンペ落ちしたくせに
擦りまくられるコンペ落ち

まぁ真人たちはコンペ参加して競ってた側っぽいしね…言いたくもなるよね…

日下部:…なんでダメだったの？あんなに強かったのに
結構私達ボコボコにされたわよ？とコーヒー片手に尋ねる日下部
アシュクロフト関連はもう殆ど片付いたので気楽な雰囲気を纏っていた
アミュス:そりゃあカッコよくな…じゃなくて
1〜3.一芸特化とか誰も欲しがらないし…量産に不向き過ぎたからな
4〜5.人の脳の情報吸い上げて作る機体に将来性とかないからなぁ…
6.状況に応じて換装した方が良いって結果が出たからかな？…要するに俺の妹は優秀ってわけ
dice1d6=5 (5)

このシスコンがよ…

内心6も思ってそうなの笑う

脳の情報吸い上げてって手間も危険も多いだろうしな…

アミュス:だいたいアシュクロフトの脳の情報吸い上げるなんて案コンペに出せるわけないだろうから俺達が発表見た時は顕現装置〈リアライザ〉の性能不足でまだ作れませんだったからな？そんなガラクタよりも既存の性能でここまで戦えますって装備を発表した方が採用されるに決まってるだろ…だいたい────
日下部:はいはい、技術者の話は話半分に聞いておくのがだいじよー
俺はまだ話し足りないのに…！という表情のアミュスを置いて日下部が話を始める
日下部:
1〜3.取り敢えず…アルテミシアさん、目を覚ましたそうよ
4〜5.ハナミのお陰…って言って良いのかしらね
6.首謀者を討伐しながらアシュクロフトのデータをアルテミシアさんの脳内に転送するなんて…何食ったら思いつくの？
dice1d6=3 (3)

洗脳されてるのかな

何だかんだ日下部隊長ともいい関係築いてるのいいな…

ハナミ:情報です
即答するハナミに談話室は静まり返る
アシュリー:(えっ、冗談だよな？)
レオノーラ:(情報って食べれるの…！？)
セシル:(物理的…ではないわよね)
美紀恵:(一体ハナミさんは何を目指してるのでしょうか…)
日下部:(こわぁ…)
そんなハナミの発言になんか満足そうに頷くアミュスを除き…他の面々は恐れ慄くのであった…

話が飛んでないか？

あれダイス3なのに6で進んでる？

全部言ってるって奴だ

このハナミって未来のラタトスクの精霊の名前とかデータ全部頭入ってるんだよな…

>このハナミって未来のラタトスクの精霊の名前とかデータ全部頭入ってるんだよな…
正確には折紙編途中当たりまでのデータだね
それでもアドバンテージとしては大きすぎるほどだけど

そして…場所は変わりイギリス
DEM本社付近のビルではミネルヴァと共にアシュクロフトシリーズを作り、ウェストコットの失脚を狙おうとしていたエドガーが声を荒げていた
エドガー:そんなことはいい！！すべての資料を今すぐ引き上げろ！！……そうだ！ラボも跡形なく消してしまえ！！私の関与が絶対にバレないようにだな…ッ！

:なにやら穏やかでない話をしているようだね…

エドガー:…誰だっ！今忙し…

1.ウェストコット:やあ、エドガー
dice1d1=1 (1)

ﾋｯ

邪悪な社長！

エドガー: しゃ…しゃ…社長....！？な…なんの御用で…
扉を開けて入ってくるアイクに恐れ慄きながら対応する
彼の眼には何も映ってはおらず…ただ暗闇が其処にはあった
ウェストコット: なあに、君が火消しに躍起になってると聞いてね…手伝いに来たのさ…
扉を開けて入って来てから一歩も動いていないというのにその威圧感は凄まじく…エドガーは滝の汗を流しながらアイクを見ていた
ウェストコット:君が進めていた計画…「アシュクロフト」計画だったかな？悪くない計画だ…採用されなかったとはいえ私にはない…まさに君ならではの発想だ

自身の企みが何者かの手によって全て明らかになっていると考えたエドガーはすかさず土下座し弁明を図る
エドガー:申し訳ありませんでしたァ！ですがこれはDEM社…そしてあなたのためを思ってしたことでしてッ！あなたを追い落とそうなど微塵も思ってはおりません！！ですからどうかお命だけは…っっ！
だがその謝罪に顔色ひとつ変えることなくアイクは歩み寄る
ウェストコット:…頭を上げたまえ、エドガー…人道に悖る発明？結構だ…私に弓引く謀略？素晴らしい…私は君の野心家ぶりを高く評価しているのだよ
アイクの反応にエドガーは乗り切れると確信した
例え失敗しようとも命さえ残っていれば後はどうとでも────
1〜3.だが
4〜5.しかし…そう思わない者もいてね
6.だからこそ、だろうね
dice1d6=5 (5)

ウェストコット:君は彼女のお眼鏡にかなわなかった
頭を動かしていない筈なのに視点が斜めになる
ウェストコット:彼女の機嫌を損ねてしまった
いや…これは落ちて…
ウェストコット:残念だよ、非常に
ここでエドガーの視界は真っ暗になる…最後に聞いたのは
ウェストコット:残念だ

失望の声だった

彼女…？

ハナミのことでしょ
アイクはハナミのことかなり気に入ってるっぽいし

気に入る余り人工精霊の教育係にするくらいだし…

そして部屋にはウェストコット、そして首から上の無い骸と…首を切り落とした張本人、アデプタス1…エレン・ミラ・メイザースがいた
ウェストコット:ご苦労…エレン、向こうの方はどうだい？
エレン: ラボは完全に制圧、アシュクロフトのデータも無事確保とのこと…流石はアデプタス3、手際の良さは私以上です
ウェストコット:新型顕現装置アシュクロフト…これからも大いに活躍させてもらうよ、君の遺産としてね…ではさらばだ、エドガー
そして2人が部屋から去り、真の意味でアシュクロフトを巡る一連の騒動は幕を閉じたのであった…

アシュクロフトシリーズが闇に消えること無くなってしまったのはやばそうだ

>アシュクロフトシリーズが闇に消えること無くなってしまったのはやばそうだ
実は原作でもアシュクロフトβとして精霊やラタトスクを苦しめるんだ…

実はアルティミシアも洗脳されたりするんだ

折紙が居なくてもなんとかなったな！

エレン:…はい…私ですよハナミ、どうしましたか？
そして帰還し自室へと移動したエレンに一本の電話が入る
電話の相手はハナミで…どうやら良い「人材」を見つけたとの事だった
エレン:確か…彼女は第一執行部の者では？はい、はい…成る程…ジェシカよりかは役に立ちそうですね
エレンとしてはそこまで強い人物ではないとの認識だったが…ハナミが言うのだ、化ける可能性を視野に少しその者に融通してやる事にした
エレン:わかりました、ではそのように…

人材か…

1.エレン:現在のアデプタス12を転籍し…ミネルヴァ・リデルを新たにアデプタス12としましょう…期待していますよ、ハナミ
dice1d1=1 (1)

何を…

ハナミ:…ありがとうございます、それでは
そして日本…美紀恵は学校の屋上でアルテミシア達から送られた手紙を読んでいた
内容は美紀恵達への感謝と…いつか必ず会いに行くとの事
美紀恵:ハナミさんも用事はお済みになりましたか？
ハナミ:ええ…アシュリー達、良かったですね
美紀恵:はい！
そして手紙と一緒に4人の集合写真も送られており…それを美紀恵は感慨深そうに眺めていた
美紀恵:よかった…本当に、みんな幸せそうで…

そういえば生きてたな…

でもアルテミシアって事件が起こったから今はリハビリ必要な状況だっけか…