二次元裏@ふたば

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16469 B21/09/25(土)21:35:23No.849698598+ 22:35頃消えます
秋風がすうとレース場を駆け抜け、肌寒く私たちの皮膚を刺激する。WDT、その本戦が今日ここで行われようとしていた。トゥインクルシリーズで何度も走り、何度も勝ちを飾った所での最後の大舞台。待ち受ける強敵や戦友たち、そして愛しき友人たちと鎬を削れるのも恐らくこれが最後だろう。この中には私から勝ちを簒奪し次なる一歩へ歩もうとする者もいるのかもしれない。ただ不思議と、勝ちを譲る気は毛頭なかった。ふふ、と口元を緩めながらゲートに収まり真っ直ぐ直線を見つめる。そして係員が離れ、ガタンという音と共にレースが始まった。
おおよそスタンダードに進んだレースは最終直線へ向かい、最後の攻防が始まる。ぶつかり合う闘志、全員の意地が対等にぶつかるこの瞬間。実況の声も遠く聞こえ、ただ見えていたのはゴール版と数々の思い出。一挙手一投足にターフを蹴り上げ、柄にもなく目を鋭くぎらつかせながらゴールに向かっていくと、横から走り抜ける見慣れた影を捉えた。そこでようやく耳に入ってきた、一つのフレーズ。
『皇帝ルドルフをテイオーが交わした!』
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
121/09/25(土)21:35:44No.849698774+
気付いたときにはテイオーに先を越され、僅差の2着ではあるものの敗北を喫した。ただ不思議と落胆や遺憾はなく、彼女の頑張りにただ拍手を返した。息を整えながらも皇帝としての威厳を保ちながら、彼女が帝王となる瞬間をこの目に焼き付ける。世代交代、という言葉が現実味を帯びてきたなという意味を込めた苦笑を漏らしながら、トレーナー君の待つ地下バ道へ戻る。よく頑張った、という意味の一撫でを頭に貰いながら少しだけ彼に甘えることにした。ライブが近づいてくるとそうもしていられず、トレーナー君に手伝ってもらいながらある程度見た目を整え彼の声援を背に腕を振って応える。全てが終わり、トレーナー君の車に乗って学園へ帰る最中、ふとこんなことを口にした。
「…トレーナー君は、私が卒業した後の計画は決まってたりするのかな?」
「ん。…そうか、ルドルフもあと少しで卒業なんだっけね。そうだなぁ、特に考えてなかったかな。」
221/09/25(土)21:36:03No.849698953+
スピードを落としてやや遠回りのルートを通りながら、トレーナー君はそう答えた。てっきり次の担当の事を露程であっても考えていたのだろうか、そう考えていた自身の愚考を恥じながらそれを隠すように窓の外に目を見やる。流星のように過ぎていく電灯を見遣りつつ次の言葉を探して紡いだ。
「私とてずっと学園に在籍しているわけではないからね。いくら君との出会いが一期一会であったとしても、会者定離がないわけではないから。」
「…まあ、そうだね。考えるとしたら、うーん…」
運転から集中を切らさずに考え込む彼の横顔を見ながら、形容できない笑みを零す。自身でもどういう感情でどう感じながらそうしたのかの理由もつかなかった。そうしているとトレーナー君はいつものあっけらかんとした表情で元気にこう返した。
「…ルドルフが良ければ、だけど。俺はずっと一緒に居たいかな。」
交わされた告白、しかしそれに乙女らしく恥じる私はいない。あるのは当然のようにそれを受け入れる皇帝と、その恋人のみであった。得てしてこのようなものが成就することなどはないが、この時だけは違った。
321/09/25(土)21:36:22No.849699146+
「…ふふ、それは愛の告白かな?」
「愛の告白でもあるし、素直に君に抱いている感情の吐露でもある。」
「それはそれは。ならば私も皇帝として応えなければならないかな。」
冗談めかしくそう言うと、彼は路肩に車を停めて私の目を真っすぐと見つめた。辺りを走る車は少なく、ちょうど綺麗な星空が窓から見える所だった。
「皇帝としての君じゃなくて、女性としてのルドルフからの返事が欲しい、と願うのは傲慢かな。」
「…いいや、なるほど。ふふふ、そうだったな。女性として、の私からの返事は…3ヶ月後にお預け、ということでどうかな?」
「それはどうして?」
すう、と息を入れて心のうちを落ち着かせる。余裕綽々で振る舞える皇帝は今や穏やかじゃない心情で慎重に言葉を選んでいた。
「…私が私足りえるために、私を磨く時間が欲しい。もっと、君の想像を大幅に超える私にならせてほしい。その時なら、幼稚な答えを出さずに済みそうなんだ。」
それを受け取るとトレーナー君は砕けた笑いを零しながらエンジンを再点火させる。振られたわけじゃないなら、と少しだけ聞けた言葉を胸に抱いて、柄にもなく車内で瞼を落としていった。
421/09/25(土)21:36:46No.849699366+
起きると寮の自室で、オグリキャップが食べ物の寝言を呟きながら寝ているところだった。時計を確認すると早朝のようで、どうせならとこのまま起きて始業までの時間を有意義に過ごそうと考える。早めの起床、見たことのない景色、胸を躍らせるものが沢山ある朝の学園を、ひとしきり楽しもうと心に決めて自身の体操服に手をかけた。
周囲を軽く走りながら、白い息の漏れる寒さにやや悶えつつ冬の土手を走る。朝練でもこんな早い時間に外に出たことはなかったので、目に入るものすべてが目新しく感じた。時間も忘れる程に楽しむと、朝練の子たちと思しき影とすれ違うことが増えていき、挨拶を交わしながらその朝を過ごしていく。流石に走りすぎもよくないか、と冒険もそぞろに切り上げて登校のために自室へ戻った。オグリキャップはまだ夢の中に居たが、気にせずに制服に着替え朝食を摂りに早めに学園へ向かう。途中エアグルーヴと合流し、共に思い出話に花を咲かせながらカフェテリアに足を運んだ。
521/09/25(土)21:37:06No.849699588+
WDTを過ぎれば光陰如箭、年の終わりから年の始まりへ、目まぐるしく移り変わる季節に想いを馳せる暇もなく卒業の時がやってくる。生徒会長としての引き継ぎも終わり、後は最後にスピーチをして私の学生としての活動は修了する。足取り軽く臨んだ卒業式では、私の小粋なジョークに全員笑みを零し大成功を収めた。やや呆れたような顔をしていたブライアンに目を向けつつ、壇上を降りて式は終わりを迎えた。皆各々に涙や笑いを共有し合う場面を眺めながら、かつて私を支えた生徒会役員たちに挨拶をする。話が弾んでしまいトレーナー君のもとに行く頃には陽は夕方を射していたが、彼は嫌な顔一つせずに車に腰掛けて私を待っていた。
「お帰り。式、とてもよかったよ。特にジョークの所がさ。」
「そうだろう?私の自信作なんだ。寝ずに考えたものでね。」
「…それに、大人になったねルドルフ。以前からまた一段と。」
「褒め言葉として受け取っておくよ、ありがとう。」
621/09/25(土)21:37:25No.849699801+
そんな言葉を交わしながら、誘われるがままに乗車し行き先も分からないまま揺られて何処かへ向かう。トレーナー君はやや緊張した面持ちだったが、陽が沈む頃には覚悟を決めた表情を浮かべていた。
キキ、と車のゴムが擦り切れる音がし車を降ろされた。空を見上げると、月は隠れているものの中々に良い空のある自然の中だった。冬の足跡の残る風に身を震わせながら、トレーナー君に誘導され隣に座る。
「…ルドルフ。」
「何かな?トレーナー君。」
「月が、綺麗ですね。」
雲に隠れた月を見上げながら、色々な感情が雑多に混ざった声色で私にそう告げた。目を伏せていた自分の顔を上にあげ、すすと横に沿いながら手を握り、寒さの中で温もりを求めながら私はこう返した。
「…私にとって、月はずっと綺麗だったよ。」
指を握り返しながら、寒空の下トレーナー君の肩に頭を乗せて過ぎ去る時間を忘れるようにゆっくりと過ごす。それを抱き寄せるように撫でる彼の手を握りながら、私たちは今の時間を飲み込むことにした。
721/09/25(土)21:37:44No.849699977+
長く過ごしすぎたかな、と冷えゆく体を起こしながらトレーナー君と車に戻り今後の予定について話す。トレーナー君は学園を辞めて、私の立ち上げる協会で働くことにするそうだ。いつまでも君を支えたいからね、と子気味いい笑いを漏らす彼に彼らしさを感じ、また異性としての意識も一新する。卒業後から数週間後、親族友人のみを集めた小さい結婚式を開き祝福を受け、そして初夜がやってきた。男性の好みなど知らぬまま過ごしてきたので、トレーナー君が私で満足するかという一抹の不安が頭を過る。しかしそれは次の瞬間に、杞憂に終わることとなった。
「…やあ、トレーナー君。ど、どうかな?どこか変じゃないかな?」
普段は着ない、エアグルーヴに勧められて購入した下着をつけながら寝室に来たトレーナー君にそう声をかける。下半身に巻いたバスタオルから見えた鋭い突起が、私の内に眠る雌を呼び覚ます。
「…綺麗だよ、ルドルフ。こう言ってはなんだけど、ずっとこうしたかった。」
ゆっくりと押し倒すその力に、彼の優しさを感じながらぽふりと枕に頭をつける。すると、彼が耳に手を伸ばして、ぞりと擦った。
821/09/25(土)21:38:15No.849700260+
「ひぅ…んっ♡」
「可愛いよ、もっと声出して。」
「ひゃえっ…んひゃっ…♡」
いつもの態度が崩れ、為されるがままにトレーナー君に蹂躙される。かと思えばトレーナー君の荒い男らしい息遣いが、私で興奮しているという事実を叩きつけてくる。余裕もない、ただ一人の女性としての私を、トレーナー君は受け入れてくれた。それに思わず微笑しながら涙を流す。
「…ルドルフ?ごめん、嫌だったかな?」
「いや…違うんだ。トレーナー君が、私で興奮してくれていると思うと、不思議とな…。」
「…そういうところ、本当に可愛いよ。我慢できなくなってきた。」
そういうと彼はバスタオルをずり降ろし、私の顔ほどはあろうかというほど巨大な肉棒が目の前に突き出す。そこから漏れる透明な汁と淫靡な香りが私の脳をひどくかき乱し、だらしなく目を緩ませてくる。私も皇帝やルドルフである前に雌であることを、はっきりと刻印された。
「…は…す、ごい…な…?」
921/09/25(土)21:38:34No.849700461+
興奮、不安、恐怖。様々に入り混じった本能と理性のせめぎ合いが、私をどうしようもなく狂わせる。初めてだというのに、こなれたように濡れそぼるそこに手をつけ、感じる水気がさらに拍車をかけていく。
「ゴムあるから、するよ。」
それに静止をかけるように、トレーナー君の冷静かつ淫欲を混ぜ込んだ声がぴしゃりと響く。市販のものでもかなり大きめのものなのだろう、付けるのに苦労しているトレーナー君へ私の本能が邪魔をした。
「…ルドルフ?」
「…それは、使わないで、したいんだ。」
「…子供、欲しいんだ?」
「…こんな淫猥な女は、嫌いだろうか…?」
不安げに彼を見つめる私を、ゴムをゴミ箱に投げ捨てる動作で返事をするように示し、そして私を再度ベッドへ押し倒した。
「…いいや、大好きだよ。愛してるよ、ルナ。…子供、作ろうなっ…!」
「…それっ、ずるっ…いっ…あっ…!」
1021/09/25(土)21:38:52No.849700614+
ゆっくりと、彼のが私に沈む。ゆっくりと進み、奥に当たった証拠かこつんと音を立ててそれがすべて収まった。余裕なく息を吐く私の頭を撫でながら、慣らすように動かずに待ってくれているトレーナー君だったが、息を荒々しく上げる様子を見かねて私は次を懇願した。
「…子供を、作るんだろう?受精、させるためには…動かないと、な?」
「…痛くはない?」
「ああ。君のだからかな、とても…気持ちいいよ。」
「手加減できないかもしれないぞ…?」
「…いいさ。…君との子供、きっちり孕ませてくれ…♡」
それに興奮が乗ったのか、さらに中で大きくなるそれを感じながら彼の雄を存分に受け入れていった。私と彼の逢瀬は三日三晩続き、生活のほとんどを彼と繋がったまま過ごした。何度達したか、何度精を受け入れたかも分からないほどに交わり続け、何度も受精したのを感じながら二人で眠りにつく。後日産婦人科を受診したところ、2人の愛すべき結晶が宿っていることが分かった。幸せの到来とこれからの展望を考えつつ、4人家族のために楽しく計画を練っていった。
1121/09/25(土)21:39:15No.849700799そうだねx8
会長でめっちゃ濃いの出た
いままでの fu375051.zip
1221/09/25(土)21:41:42No.849702180そうだねx4
また名バが卒業後にトレーナーと一心同体になってる…
1321/09/25(土)21:42:41No.849702755そうだねx4
こいつら生ぴょいしてる…
1421/09/25(土)21:43:53No.849703368+
書き込みをした人によって削除されました
1521/09/25(土)21:44:04No.849703514そうだねx3
結婚までが早い!
1621/09/25(土)21:50:06No.849707231+
一発必中…
1721/09/25(土)21:57:02No.849711453そうだねx3
>結婚までが早い!
いいだろ?数年間共に支え合ったパートナーだぞ?
1821/09/25(土)21:58:30No.849712399+
初夜にて妊娠とかどこぞの銀河帝国皇帝みたいだな…
1921/09/25(土)22:00:07No.849713362そうだねx1
全てのウマ娘を幸せにするために
まず第一歩で自分が幸福にならないとね
2021/09/25(土)22:06:19No.849717143そうだねx1
いい…
2121/09/25(土)22:06:57No.849717505+
ウワーッ!
双子!
2221/09/25(土)22:07:39No.849717966+
ウワーッ力作!
2321/09/25(土)22:09:28No.849719112そうだねx1
卒ぴょいはもっと流行って欲しい
2421/09/25(土)22:14:48No.849722210+
フルゲート出走できるくらい子供産んでほしい
2521/09/25(土)22:23:25No.849727461+
ベッドの上では皇帝じゃなくてルナなんだ…
2621/09/25(土)22:28:04No.849730191+
導入良いですね…


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