「トレーナー君、今夜君の部屋にお邪魔させて貰えないか。折り入って相談したいことがあるんだ。それこそ君にしかできない様な」 「……ルドルフ?」 放課後のトレーニング室。最愛の皇帝の急な申し出に驚く。 「外泊許可は取ってある。だめ、かな?」 シンボリルドルフ。最愛の女性である彼女にその様な顔をされて、断るなどという選択肢は最初からなかった。 流石に、全生徒の模範たる彼女が夜、部屋に来るなんて驚いたがそれだけの理由があるのだろう。 「分かった」 「! ありがとうトレーナー君!」 彼女の願いならなんだって叶えたい。惚れた弱みというものだ。 (それにしても、一体どうしたのだろう) ふとよくよく考えてみれば、ルドルフの雰囲気がいつもと違った。威厳に満ちた空気が漂うのはいつもの事だが、彼女自体は気さくな女性であり威圧的ではない。 実際に彼女と言葉を交わせば自然と空気は和らぐ。 (だが今日は……) どこか空気が硬かった。別に彼女が威圧的にふるまった訳ではない。……むしろ彼女自身がどこか緊張していた?まさかルドルフが一体何に?寮の自室でルドルフを待つ間、答えの出ない考えに沈む。そうしている内にインターホンが鳴った。 「夜分遅くに失礼する」 「ようこそおいでくださいました」 わざとらしく恭しく出迎える。シンボリルドルフはくすくすと笑っている。 (良かった。いつもの彼女だ) 今日一日彼女を取り巻いていた空気と違い、いつもの周りの人間を魅せる雰囲気に満ちていた。 「お茶でも飲む?」 「いや、大丈夫さ。ありがとう」 少しの間、沈黙が続く。 「急に押しかけてしまってすまない。その……見てもらいたいものがあるんだ」 シンボリルドルフはどこかためらいがちに羽織っていた外套を脱ぐ。ふわりと広がる香り。それは彼女がつけている香水の香りと―――――― 「……え?」 彼女のブラウスの胸元を濡らすほどしたたる母乳による、濃厚な甘い香りだった。 「ウマ娘特有のホルモンバランスの乱れに伴う母乳分泌か……」 まさか、皇帝たる彼女の身に起きるとは思ってもみなかった。そして、ふと先ほどの疑問の答えが浮かぶ。 「そうか、だから今日どこか緊張しているかのような空気を醸し出していたのか」 「流石にばれてしまうか。トレーナー君の目はごまかせないな。それで相談というのはこのことに関してなんだ」 (ウマ娘の異常な母乳分泌。その治療方法。知っているが、まさか……) 「君に……私の胸を搾ってほしいんだ」 「ルドルフ、それは……」 愛バは流石に恥ずかしいのか最初目をそらしていたが、向き合うと 「君にだからお願いしたいんだ」 はっきりそう言った。そう言われては引くわけにはいかない。『彼女と共に歩む』そう決めたあの日から、少なくとも自分から彼女の手を放す事は決してないのだから。 シンボリルドルフはボタンを一つ一つ外し、ブラウスを脱ぐ。衣擦れの音にいかがわしい感情がもたげそうになるが耐える。 Aubade A'Lamourのハーフカップブラは丸く張りのある彼女の肌を優しく包んでいる。レースブラジャー故に透けて見える彼女の素肌は蠱惑的で、ありすぐにでも理性が崩れ去りそうだ。 皇帝の名を背負う最愛のウマ娘。その彼女が自分の前でブラしかつけていない、その事実が否応なしに興奮させる。 「その、トレーナー君……そこまでまじまじと見られると流石に少しばかり恥ずかしいな」 「すっ、すまない!!」 「ふふっ、君に情熱的な視線を向けられること自体は決して嫌ではないんだ。ただ、まだ外さなければいけないものが残っていてね。背中のホックをお願いできるだろうか」 興奮と緊張で手が震えそうになるが何とか耐える。ルドルフが自分を頼ってくれたのに情けない様をみせられない、その一心で震えを抑える。後ろからホックを外し、肩ひもをゆっくりとスライドさせる。 彼女は外されたブラを胸に押し当てている。 「ルドルフ」 「うん……」 一瞬のためらいの後、隠していた胸を露わにした。 「おお……」 ブラをとったことでプルンと震える、丸く、みずみずしく実った彼女の胸は見ごたえのある曲線を描いている。そして蜜が滴るその頂は―――― 「あれ?」 威厳に満ちた彼女とは真逆にその乳首は恥ずかし気に隠れていた。所謂陥没乳首というものだろう。 「その、やはり可笑しいかな……?」 普段と異なる彼女の不安げな様子にハッとする。彼女を支え、彼女の杖足らんとするならば……!! 「そんな事はないよ。とても綺麗で可愛らしい。ただ、搾りやすいように少しマッサージするね」 彼女の豊満な胸はしっとりと手になじむ。ルドルフが痛くない様に乳輪を押し出し乳頭を突出させる。優しく乳輪を横に広げるように伸ばす。 「んっ……」 恥ずかしがり屋な彼女の乳首を優しく引っ張りそのまましばらく維持する。 「あぁ……んん……」 いろんな方向から乳輪を押し出し、彼女の乳頭を押し出し左右に引っ張る。 「うっ、ん……♥あぁ……」 可愛らしい乳輪がだんだん表舞台に現れると同時に、乳汁がこぼれる。彼女の悩まし気な吐息と共に紡がれるアルトボイスが実に心地よい。 「トレーナー君……♥」 「ルドルフ……」 「トレーナー君、ルナと、呼んでくれないか?」 「可愛らしいよ。ルナ」 彼女の耳元で囁く。 「あっ♥ んぅ♥ トレーナー君……♥」 より乳汁の量が増えた気がする 「その、トレーナー君、胸を吸ってくれないかな」 「よろこんで。それじゃあ、ルナ。頂くよ」 「うんっ♥ あうっ♥ トレーナー君、トレーナー君♥♥」 彼女の濃厚な味が口の中で広がる。温かみのある味わいに魅了されますます力強く吸ってしまう。 「ん、ぎぃ……♥ はぁっ、はぁっ……んんんん~~~~~♥♥♥!!」 痙攣しつつ多くの母乳をまき散らしながらいとしの愛バは果てた。 だいぶ母乳の量が減った。これならもうすぐ治まるだろう。 「大丈夫かい?ルナ」 「トレーナー君……その、こちらも鎮めてもらえないだろうか」 もどかしそうに太ももをすり合わせつつ、彼女はスカートを脱ぎショーツが露わになる。リバーレースで拵えられたショーツは、持ち主にふさわしい繊細で上品な気品を有している。 そのショーツが今はたっぷりとつゆを吸い下着の役割を放棄している。ショーツの向こうに透けて見える彼女の恥毛は整えられ、美しい栗色をしていた。 「よろこんで……というかごめんね。俺ももう納まりつかない」 「その、お手柔らかに……♥」 その後、絡み合うつがいが眠りについたのは翌日、日が昇ったころになってからだった。 「すまない日曜日とは言え、暴走しすぎたな……」 「いやかまわないよ。その……休日だから、私は期待していた。それこそ普段からああいった肌着をつけている訳でもないからね」 「持ち主にぴったりな、上品で蠱惑的な下着だったよ」 「そう言ってもらえるなら、一生懸命選んだかいがあったよ」 扉の前でしばしの別れを惜しむ。月曜からまた顔を合わせるといえ、今この時間を手放しがたい。 「ルナ」 「ん……♥」 周囲に人の目が無いのを確認し、最愛の皇帝に口づけする。 「これからもよろしく。最愛の皇帝陛下」 「もちろんさ。以前も言ったように君を手放すつもりは全くないからね」 シンボリルドルフとの間に、 かけがえのない絆を感じた ひとときだった……。