「じゅっ、ぐぶっ、じゅっじゅっ」 肉棒を咥えこんだルナは頭を上下させながら、肉棒をストローに見立てて吸い上げる。 唇をカリ首にひっかけ、舌を亀頭に巻き付け、時折休むために根本まで飲み込む。 氷菓子を溶かしていくように緩急をつけて俺の弱点を攻めたてる彼女の舌技には白旗を掲げざるをえなかった。 「あ…う…で、出るっ…」 喉奥に精液がかけられる準備させる間もなく、彼女の口の中で果てた。 「んっ♡んぐっ♡んぶぅぅぅ♡」 「んぐ♡、んじゅるる♡、ふう…♡」 目の前がチカチカするような快感と同時に、しぼんでいくような脱力感を覚えながら、ルナを見るとうっとりとした表情で精液をこぼすことなく味わっている。 スタミナイーター。 本来、レース中に使用されるこのスキルを、ルナは俺に対して使っている。 詳しい原理はよくわからないが、俺が射精するときに一緒に体力を吸収している…らしい。 スキルを使った彼女は調子が良くなる――朝の目覚めだけでなく、タイムすら上がる――のに対して、使われた俺は疲労、倦怠、空腹に襲われるわけでまったくありがたくない。 だが、発動時に得られる快感に、吸収する彼女はともかくされる側の俺までも虜になってしまい、取り決めした3回という回数さえ守るのならば、と彼女の"食事"を受け入れてしまった。 おかげで睡眠時間もそうだが、食事量も随分増えた。まあ後者に関しては自分が責任を取ると言って食事の用意をしてくれるようになったが。 射精後もルナは肉棒を離そうとしない。 尿道の中に残った精液も残さず飲み込もうと口をすぼめて、両手で陰嚢を揉んでほぐしている。 そんな彼女を見ながら夢心地になりつつも、ルナの耳の付け根を親指と人差し指の腹で、クイクイと軽く押しつぶすように揉み、彼女の食事――奉仕に答えてやると、耳への愛撫に身体をビクンと震わせ尻尾を揺らす反応がひどく可愛らしい。 「んちゅ…♡はむ…♡」 ルナは敏感になっている亀頭を、舌で飴玉のように転がし、時に思い切り吸い上げてくるとまた射精しそうな感覚に襲われ――。 「ぷはっ」 俺がイきそうなのことを察したのか、ルナが肉棒から口を離すと、硬度を失わないそれはピンと跳ねて、先端を天井に向け残滓を垂れ流しながら時々脈打つ。 ルナは、そんな俺の肉棒を見て悪戯っ子のような笑みを浮かべると、脚を広げて入れてとせがんでくる。 さすがにゴムを、とサイドテーブルに手を伸ばすがルナが制止してくる。 「今日は大丈夫だから」 そう言うとルナは寄ってきて、両脚を俺の腰に回して逃げられないようにしてくる。 「ほら」 ルナの微笑みを見ていると、良いじゃないか入れてしまえば、と幻聴すら聞こえてきて。 喉を鳴らし、彼女に誘われるがまま、ルナの濡れそぼった膣口に肉槍をあてがう。 「んっ…♡」 何の抵抗もなくルナの膣肉は俺を優しく受け入れてくれて、おねだりしてくるような、くすぐったい快感を与えてくる。 腰を引くと柔い膣壁が閉じてゆき、押し込んでかき分けると、肉ひだが亀頭を、竿全体を愛撫してくる。 「あっ♡ はっ♡ うぅ……っ♡ 」 膣の浅い部分を擦り上げるたびに徐々に締め付けが強くなる。 「もっと奥、奥突いてぇ」 ルナに乞われるまま膣の最奥を突いて、子宮口に肉傘の先端がキスをする。 「あ゛っ♡・・・そこぉ♡、深いぃ・・・♡」 奥を突くようになると、膣内は一変して、キュッキュッと圧迫感が強くなり、子宮口はちゅぽんと吸盤のように吸い付いたり離れたりする。 射精するまで引き抜くことを許さないといわんばかりで、気を抜けば一気に精液を引き抜いてきそうな圧迫感。 「ルナの中、気持ち良すぎて…っ」 「出して♡ルナの中に♡」 腰を打ち付ける速度あげると、 形の良い乳房も射精を誘うように上下に揺れ、肉と肉がぶつかり粘膜と粘膜が絡みあう音までもが、射精を促す。 「ルナっ……ルナぁっ」 子宮口を突いたタイミングで射精すると脈動を促すように、膣内が入口から奥にかけてぎゅっぎゅっと締め付けてくる。 「うあぁっ♡んぉ♡……精液びゅって、跳ねてっ……♡」 射精の解放感で、目の前が真っ白になり同時に脱力感にも襲われて、ルナの唇を吸いつき、余韻に浸る。 そんな俺をルナは、強く抱きしめてきて、心臓の鼓動も、呼吸も、なにもかも彼女と一体になるように溶け合う。 2回も射精すると辛くなってきている事に気づいた彼女は、俺を横たわらせてその上にまたがる。 ルナが俺の肉棒を飲み込と、先ほどとはまったく異なり膣全体がまるで生き物のように締め付け、吸い付き、射精を強請る。 子宮口は鈴口を攻めて、つぶつぶの肉壁が亀頭を、肉竿を、男のモノのどこが弱点なのかを、知っているかのように膣壁の蠕動運動が攻めたててくる。 そこに腰を上下に振るピストン運動が加わり肉棒全体を扱きあげるだから、捕食活動そのものだ。 パンッパンッと肌と肌が打ち合う音が、部屋に鳴り響く。 「ルナ、もっと…もっとゆっくり…っ」 それを聞いたルナの腰は精液を搾りあげるために動きが速くなる。 「ほら♡出してっ♡出せっ♡せーえき頂戴っ♡」 肉槍がルナの蜜壺奥深くまで分け入り、子宮口が亀頭を咥えこんだ瞬間だった。 「~~~~~~っ」 3回目だというのに煮えたぎるような精液を昇り上がってきて子宮奥にたたきつける。 自分の体が彼女の中に精液を送り届けるポンプになったかのような感覚。 「あっ…♡はぁぁ…♡出てるぅ…♡」 子宮が精液を音を鳴らしながら飲んでゆく感覚が、肉槍を通して感じられて、ただそれだけでお互いにまた絶頂してしまう。 絶頂に耐え切れずルナが倒れこんできて彼女の柔らかい胸が当たった。 「とれーなーくん♡」 焦点のあっていない、アメジストの双眸。 恍惚した顔で甘えてくるルナに口づけをして舌を絡ませる。 「んちゅ…好き♡…ちゅっ・・・」 ルナから甘い甘い唾液が、流れ込んできて深く繋がりあったまま、絶頂の余韻を共有するように唾液の交換しあう。 「ん、ぷっ……ちゅ、好き♡好き♡、んちゅ、んぁ……ぷぁ……♡」 「っはぁ…♡」 満足したのかルナが腰を上げて肉槍を抜こうとした時だった。 「トレーナー君♡、もう1回、もう1回だけ♡」 そういうと彼女は俺の上にまたがったまま、まだ精液を搾ろうと腰を振り始める。 逃げようにも3度も吸われて体力がないうえに、そもそもウマ娘に力でかなうはずがない。 それでも抗議の言葉くらい、と彼女の顔を見た時だった。 ああ、あの目だ。男に甘える女の目とは違う、捕食者の目。 傷ついて動けなくなった獲物の首に牙を突き立てようとする肉食獣の目。 諦めを悟った俺の表情を見て、彼女は耳元でささやく。 「君を手放すつもりは毛頭ないのだからね」