トレセン学園新聞 2XXX年7月11日 発行 強制わいせつの疑いで注意処分を受けたのは、トレセン学園中等部D.Sさんで 今月7日、七夕まつり会場で担当トレーナーに『浴衣の帯が緩んでいるから締めなおしてあげる』と声をかけ、 近くの神社の境内裏で、担当トレーナーの下半身を触る、接触を強要するなどした疑いが持たれています。 生徒会によりますと、D.Sさんは『動くな アタシはウマ娘よ』などと言って脅し、 担当トレーナーに対してわいせつ行為を働いていましたが、目撃者の証言によって今回の処分に至ったということです。 取り調べに対しD.Sさんは『チラ見えする汗ばんだ胸板とうなじにムラっとしてやってしまった』などと容疑を認めていましたが、 担当トレーナーからの嘆願があったため、今回は注意処分となったそうです。 生徒会は「今後の参考として、任意での事情聴取に担当トレーナーともどもご協力いただく」とのコメントを出しています。 ―――――――― 事情聴取記録 2XXX年 7月12日 生徒会室にて ちょっと浮かれていたのかもしれないわ。 お互いに選びあった浴衣を着てお祭りに行こうって、トレーナーのほうからデートに誘ってくれて・・・ ちょっと早めに会場に着いたはずなのに、トレーナーはもう待っててくれてたの。 「今来たところだよ」だなんて嘘。だったらそんなに汗かくわけないんだから。 会場の提灯にぼんやりと照らされたトレーナーの顔は、いつもよりなんだか子供っぽく見えて。 暑さで上気した肌のせい?私の選んだ浴衣のせい?それとも、『トレーナー』じゃない彼の素顔? そんなこと考えてると、トレーナーがアタシの手を引いて「早く行こう!」だなんて言い出して・・・ それからはもうドキドキさせられっぱなし。 つないだ手から感じる彼の体温は、火傷しちゃうんじゃないかってくらい熱く感じるし。 アタシの入った冗談を真に受けて肌着を着てないせいで、汗ばんだ身体に浴衣が張り付いてるし。 動き回るせいで浴衣がはだけて、胸やらうなじがチラチラ見えてるし。 そんな中、今まで見たこともない子供みたいな満点笑顔で「スカーレットと一緒だからとっても楽しいよ」だなんて言われた日には。 ・・・アタシは耐えたほうだと思うわ。 帯が緩んでるからなおしてあげるって嘘をついて、境内裏に連れ込んだの。 ―――――――― 薄暗い境内裏を照らすのは、遠くで光る提灯と時折上がる花火だけ。 お社裏手の壁に、トレーナーの両手首を掴み磔にでもするかのように押し付け、欲望のままに唇へ噛り付く。 何か言いたげな視線。非難するようにもごもごと口の中で舌が蠢く。 「動かないで。アタシはウマ娘なんだから・・・怪我するわよ。」 荒い呼吸のまま、口を放して一言釘を刺し、お仕置きとばかりに乳首をひと噛み。 短い悲鳴のような嬌声が上がって、抵抗の意思も非難の視線も感じなくなった。 アタシはにんまりと笑って、彼の股間へ指を這わせる。指先にははっきりと固さと熱が感じられる。 「もー、アンタもその気なんじゃない♥」 つつぅと裏筋をなぞり、指先で先端を撫でながら彼を見ると、恥ずかしいのか紅潮した顔をぷいとそらす。 その瞬間、甘くしびれる麻痺毒のように、嗜虐心がゾクゾクと背筋を上ってくるのがわかった。 いいわよ。アンタがそのつもりなら、すぐにアタシしか見られないようにしてあげる。 トレーナーのはだけた浴衣をずりおろして上半身を露わにさせると、むわっと彼の汗のにおいが立ち上り、アタシの鼻腔をくすぐった。 胸いっぱいにそれを吸い込んだ後、汗でしっとりと濡れ、焼けた鉄板のように熱を持ったトレーナーの裸身へ舌を這わせる。 腹から始まって脇腹へ向かい、胸を通って中心の蕾へ音を立てて吸い付く。 しゃがみこんだ姿勢から徐々に立ち上がるようにして、べろりと一息に、しかし何度も舌を這わせ、彼を味わう。 アタシが彼の肌を犯すたびにあがるトレーナーの嬌声が、アタシの頭を猛烈に揺さぶった。 その間、手指は彼の剛直を苛め抜く。 てのひらに収まりきらないそれを包むように握って硬さと熱を楽しみ、アタシの柔らかさをトレーナーに自覚させる。 このか細く白い柔らかな手指にお前は屈服するのだ。お前はアタシの得物なのだと陰茎に教え込む。 ときに輪っかを作って雁首をちゅこちゅこと擦り、また陰嚢の重みを確かめるように揉みしだき あるいは根元から先端にかけてそれをなぞり、あるいは先走りの生じる先端を手のひらで握り包むようにして撫でる。 しだいに嬌声は悲鳴じみた喘ぎに変わる。このころになってようやく、視線を感じてトレーナーの顔を見た。 快楽のあまり息も絶え絶えに、歯を食いしばって半ば涙を流しながら、なにか懇願するような視線をアタシに向けている。 これだ。この顔だ。この人のアタシしか知らない顔。貪りつくして弄びぬいてようやくみられる、愛しい人の愛しい姿。 アタシは震えるトレーナーの瞳をじっと見つめて、歯を見せてにんまりと笑う。やっと、アタシだけ見るようになったわね。 彼の瞳に浮かぶ涙に映ったアタシの姿は、羽を広げた悪魔のように見えた。 「いいわよ。受け止めてあげる。」 赦しの言葉とともに彼の唇へしゃぶりつき、口腔を舌で犯しながら陰茎をこすりあげて絶頂へと導く。 トレーナーの身体がびくりと震え、アタシの口の中でくぐもった叫びを上げたかと思うと、 剛直から溶鉄のような熱の塊がほとばしり、竿を握るアタシの手のひらからあふれ出た。 「今日も寝かせてあげないから、覚悟しなさいよ・・・♥」 手に残った熱の飛沫を、見せつけるようにわざとらしく舐めとり、互いの乱れた着衣を直す。 トレーナーの顔を拭いてあげて、お祭りの時とは反対にトレーナーの手を引いて会場を後にする。 アタシの頭の中では、さっきのトレーナの嬌声が祭囃子よりもはっきりとこだましていた。 ―――――――― ・・・それで、あのとき神社でクワガタとりしてたウオッカに見られてたと・・ 『ウワーッ!』なんて音の花火もあるんだ・・・としか思ってなくて・・・ 今後は気を付けます・・・お手を煩わせてすいませんでした・・・ ・・・エアグルーヴ先輩?固まってどうしたんですか? ・・・ルドルフ会長?ブライアン先輩?