あっ……。起きましたかトレーナさん~。 は、はいぃ……。貴方のメイショウドトウです~。 ここはどこか、ですか……?はい……ほ、北海道ですぅ~……。 お、覚えていますか……?はい、さっきまでトレセン学園に一緒にいました……。 わ、私がその時に『山羊』さん達と『狸』さん達に手伝ってもらいまして……。 はいぃ~……。トレーナーさんをここまで連れてきました~……。 どうしてこんな事を、ですか……?そ、それはトレーナーさんが人気だからでぇ……。 私、ここままじゃいけないなって思って……そこから行動に移りましたぁ……。 トレーナーさんが他の子に、目移りしないようにって、頑張りましたぁ……。 これもトレーナーさんのおかげですぅ……。あの相談で私、変われた気がするんです……。 はい……。覚えてますか……?あの時、オペラオーさんとの模擬レースで負けた後……。 ウジウジしてた私にトレーナーさんが声を掛けてくれたんです……。 このままじゃいけないって分かってるのに一歩を踏み出せない私をトレーナーさんは押してくれたんです……。 私、それがとても嬉しくって……。こういう人にトレーナーになって欲しいなって、思ったんです……。 でも現実そうは上手くいかなくって……。いつの間にかトレーナーさんは担当を持ってました……。 その時私の心のどこかで罅割れたような感じがして……。はいぃ……。 トレセン学園に戻る……?戻る必要なんてないですぅ……。 トレーナーさんのスマートフォンの位置情報も消しておきましたからぁ……。 ここは良いですよトレーナーさん……。なんのしがらみもなく落ち着けますから……。 お金や食料の心配も大丈夫ですぅ~……。憂いは私達がどうにかしますからぁ……。 だからずっとここにいましょう……。トレーナーさん……。ね。