そこで、ライスシャワーが畑の一角を見ていることにタキオンは気づく
「ああ、あそこの一角は薔薇が植えられているんだよ、それも特殊な品種」
「とくしゅ？」
「そう、正式な品種名は知らないが青い薔薇ってやつさ、つぼみを見たまえ紫がかった青だろ？」
「あのコレって…」
「今君が持っているその絵本のものとそっくりだろ？前に君のトレーナーがそれを植えているのを目撃したよ」
「お兄様が！」

アグネスタキオンの言葉に目を見開いて食らいつくライスシャワー
その食いつきに若干押されながらもさらに説明するアグネスタキオン
「この青い薔薇ってやつは人類が必死に作ろうとして長い間･･･それこそ有史以来望み続けた代物なんだ、
だからライスシャワー君の事も望まれていることを知ってもらいたいという思いで君のトレーナーはその花を植えたんだよ」
「お兄様が私を望んでいる…」

感極まったライスシャワーにタキオンは伝えるべきか少し迷ったが、重要事項であるがゆえにさらに伝える
「ちなみに、品種名には喝采・賞賛と言う名前が入っていて、花言葉は「夢がかなう」だと君のトレーナーは言っていたよ」
トレーナーの想いを受け止めたライスシャワーは思わず涙が溢れるのが止められなかった
そんな様子を見ていたタキオンはそのバラの昔の花言葉がなんであったのかとか、トレーナーが内緒にしておいてほしいと言っていた事とか
そういう補足を入れようとして…止めた、藪蛇はつつくべきではないと

数刻後、落ち着いたライスシャワーと別れ大量のハーブティーの材料を抱えながらラボに戻るタキオンは一人考える
ライスシャワーが喜びという感情から涙を出してしまったという事象について
本来喜びという感情から涙が出るはずがないと考えていたので予想と違う状況になったのは彼女からすれば驚きに値したからだった
生い立ちの違い？脳内の構造のほんのちょっとの違い？タキオンは考察を続ける…が
「サンプルが足りないねぇ、モルモット君に協力してもらうしかないようだね」と呟きながら
午後のハーブティーとトレーナーにする実験に思いを寄せながらラボの扉を開け入っていった


なお、その夜にライスシャワーが自身のトレーナーの部屋に押し入り、トレーナーがナニカサレタの言うまでもなく言うほどの事でもないが
アグネスタキオンにはあずかり知らない話である

ライスはさぁ……感極まったらすぐ体捧げるウマ娘？

ウワーッ！逆ぴょい案件！

>ライスはさぁ……感極まったらすぐ体捧げるウマ娘？
こういうのも捧げるって言うのかな…？

脳内に毒電波を受信したためアウトプットされてしまったよ
何とか毒が抜け始めたのでこれにて失礼する

>そういう補足を入れようとして…止めた、藪蛇はつつくべきではないと
その判断くだすの遅くない？

ライスもウマ娘だからね……人間は勝てない

>ライスもウマ娘だからね……人間は勝てない
ウマ娘の中でもパワーある方だからな
あの腹筋とか

ライスの細腕に勝てなくて自信がへし折れるトレーナーかわいそう

[ウワーッ！]されてる…

ガチのステイヤーなライスに勝てるのは本当に限られたウマ娘だと思う…

モルモットの私にも満足な出来でした！ありがとうございます！

>脳内に毒電波を受信したためアウトプットされてしまったよ
>何とか毒が抜け始めたのでこれにて失礼する
素晴らしい毒電波だ
もう一回行こう📡

葵バラが気になって調べたらサントリーが出てきた

その漢字はよくないねぇ…

>何とか毒が抜け始めたのでこれにて失礼する
毒電波は常に降り注いでいるんだよ
こうしている間にも僕たちに降り注ぎ
そして脳にたまっていくんだ

これは、ライストレーナーが内緒にしてっていうのを重要事項でないと判断したほうのタキオン

俺もこんな毒電波キメたい…書きたい…

不可能から奇跡に変わった青い薔薇の花言葉いいよね

人間はウマ娘には負けない
ﾌﾟﾝｯ

>>何とか毒が抜け始めたのでこれにて失礼する
>毒電波は常に降り注いでいるんだよ
>こうしている間にも僕たちに降り注ぎ
>そして脳にたまっていくんだ
フフフ…うまぴょい

その時、閃いた！