「……ぁっ…」
「苦しいかい？苦しかったら反応してくれ。声以外でもいいから」
ヒトの力はウマ娘に比べれば弱いものですが道具を用い弱い部位を狙えば容易く壊すことができます
気道は圧迫され酸素の供給が足りないことを脳が伝えてくるのを感じました
「ウマ娘の力があれば俺の細腕など容易に撥ね退けることが出来るはずだ」
「どうして一方的に締められるままでいる。このままでは取り返しのつかないことになるぞ」
「力を持ちながら行使しない。強者の余裕か？…どうなんだカフェ」
白んでゆく意識のなか、耳元で囁くトレーナーさんの声だけが私の頭の中を満たしていきます
あと少し、あと少しで……というところで私の脳は酸素を取り戻し、現実を突きつけてきました
「……ぇほっ！！げほっ…はぁっ…っはぁ……！」
「苦しかったら反応してくれと言っただろう」
「…はっ……はぁっ…す、すみません」
「分かっている。これが君の信頼の表し方なんだろう」
トレーナーさんは私が寄りかかるのを支え、息がしやすいようネクタイを緩めてくれました
暫くして呼吸が整うと今度は少しだけきつめにネクタイを締め直しパドックに出る準備は完了です

「今日はGⅠレースだ。１人として弱い子は居ない、気を引き締めて行こう」
「はい。行ってきます、トレーナーさん」
「頑張りすぎて怪我しないように、それと…」
そう言ってトレーナーさんは私の肩を引き、小さな声で耳打ちしました
「勝利を持って帰ってこれたら『ご褒美』だ。期待しているよ」
「…っ！！……お任せ下さい。必ずやレースを制してみせましょう」
ポンと背中を押され振り返ったときにはトレーナーさんは優しい笑顔で見送ってくれていました
きつく結ばれたネクタイに手を添えるたびトレーナーさんの言葉が私の心を甘く締め付けるのを感じます
私は期待に胸膨らませつつ、タイツに染みが出来てしまわないか心配しながらパドックに向かうのでした

「…という夢を見たのですが」
「どうしたんですか急に」
凱旋門賞から帰国後、私は滞在中に見た夢についてマチカネフクキタルさんに相談していました
彼女は(自称)占いのプロフェッショナル。夢占いもかじっていると聞いた覚えがあります
「帰ってきたチームメイトにいきなりそんなことをカミングアウトされる私の気持ちにもなって下さい！」
「す、すみません…ずっと気になっていたものですからつい」
あまりに気になりすぎて帰りの飛行機で一睡もできず、私は今日も寝不足でした
なお隣の席に乗っていたトレーナーさんはよく眠れたものの今度は時差ボケに悩まされているようです
今日もミーティングなのですが時間になってもまだ来ていないみたいでしたから
「そうですねぇ…結論から言いますと大凶です」
「そ、そんな！？どうして…」
「むしろいい方に解釈するほうが難しくないですか！？まあ最大の理由は…」
フクキタルさんが口ごもりながら視線を向ける方向に私もつられて向き直ります

するとそこには……入るタイミングを失ってドアの前で立ちすくんでるトレーナーさんの姿が

せっかくのフクキタル・カフェの連続モノだったのにあんまりイチャイチャしてなかったなと思ったので書き足した蛇足です
su4880752.txt
これは昨日までの分です

お前のイチャイチャは過剰なんだよカフェ！！！
あと先輩を困らせるのやめなさい！

トレーナーさんにはプレイに付き合ってもらいなさい

何その改行

カフェは少し倒錯しすぎてないかい？

首締めはちょっと…

身体能力で完全に上回るからこそ生殺与奪の権を差し出すのが愛情というか…

もしかしたらカフェさんの願望が夢となって表れたのかもしれません
トレーナーさんはどう思いますか

実装されるまでカフェにどんどんアブノーマルな性癖が足されるじゃん
首絞めいいよね…

>もしかしたらカフェさんの願望が夢となって表れたのかもしれません
>トレーナーさんはどう思いますか
俺に振らないでほしい

>もしかしたらカフェさんの願望が夢となって表れたのかもしれません
>トレーナーさんはどう思いますか
5分くらい前までの記憶を飛ばしてほしいかな…

トレーナーさんに首を絞められて悦ぶカフェ
私の性癖には合っていますよ

最低だよカフェも…トレーナーさんも…

フクカフェ怪文書の続き来たと思ったらどこぞのマゾ豚グラスの因子継承しているカフェで駄目だった
フクちゃんがキレてにゃーさん投げつけるレベル

グラスちゃんは尊厳を破壊されたいけどカフェは暴走する本性を見抜かれた上で飼い慣らされたい感じがある

トレーナーは歪んだカフェの責任取らないとね…

取り返しのつかないことされたい女の子いいよよ…

とりあえず次はフクキタルの夢を占うか…