タイシンにちんちん挿れる ―――タイシンがURAファイナルズで優勝を修めてしばらく経ち、主要な重賞レースもひと段落したある日、タイシンと付き合うことになった。 きっかけは先日の海合宿。 ファイナルズチャンピオンのトレーナーとして、理事長からデビュー前のウマ娘たちのコーチを頼まれた。 タイシンが自主トレをする一方で自分は新人たちのトレーニングを指導していたのだが、その最中、数人のウマ娘たちから熱烈に言い寄られてしまった。 新人たちは皆優秀なバ体をしていて、挑発的なアピールをしてくる娘もいたが、こちらにそんな気は全くなかったので、きゃいきゃいはしゃぐ娘たちをぴしゃりと諫めてトレーニングに戻った。 しかしそんな光景を遠目からタイシンに見られていたらしい。 トレセンに戻った日の夜、タイシンは神妙な顔でトレーナールームにやってきた。 タイシンの分のコーヒーを淹れ、ソファに座って秋の重賞の予定やBMWの近況など雑談を交わした。 そのうちに、ゆくゆくはチームも作ってみたいな、とこぼすとタイシンは少し黙ったあと俯き加減に言った。 「――アンタはさ、優秀なトレーナーだし…この先も色んな娘を担当していくんだろうね」 「この間の合宿で気づいたんだ。アンタが他の娘に囲まれてると、イヤな気持ちになって、不安で…『アタシだけのものになればいいのに』って、多分ずっと前から思ってた。でもアタシはスタイルも悪いし、性格もこんなだから」 タイシンの声は震えていた。 「ゴメン、アンタのことにとやかく言う権利なんてないのに。」 「ホントゴメン。今言ったこと全部なかったことに――――――」 言い終わる前にソファを立って去ろうとするタイシンの肩を、咄嗟に掴んでいた。 驚いて振り向いたタイシンの赤い目元を見たら急に愛おしくなり、思わず抱きしめた。 自分の朴念仁ぶりと都合の良さに呆れながらも、『一生一緒にいてほしい』と告げた。 タイシンは無言で抱きしめ返してくれた。胸元がじわりと温かかった。 それから数ヶ月たち、初めてセックスに挑んだのが先々週のことだ。 あの菊花賞前のトラブル以来、自分たちにとって目下最大の問題はそこで起きた。 タイシンにちんちんが挿入らない―――― タイシンは経験がなかったようだが、自分で弄ることはあるらしく、それなりに濡れやすかった。 しかし、やはり体格が小さいだけに膣口も狭いのか、平均より大きめらしい自分のチンポを挿れるにはギリギリといったところだった。 その上、いざ怒張したブツをみるとタイシンは萎縮してしまったようで、口では『いいから挿れて💢』の一点張りだったが、体は強ばり膣内は濡れにくくなり、少し挿れようとするだけでもつらそうな様子だった。 初めてで無理をしてもいいことはない、少しずつ慣らしてまたリベンジすればいいとタイシンを宥め、結局その日は挿入を諦めることになった。 「ゴメン。」 腕の中でそう呟くタイシンの表情は暗かった。 ――――その日以来、タイシンは思い詰めているようだ。 いつかのように過剰に食事を摂ってみたり、何やら調べごとで夜更かしをして目にクマを作ってみたり… 先週、リベンジに臨んだが結果はさほど変わらなかった。やはりすぐにという訳にはいかないようだ。 それでもタイシンはショックだったようで、この前は決意したような顔でアグネスタキオンのラボへ入っていくところを見かけた。 妙な薬を飲まされたりしないといいけれど… セックスだけが愛し合う手段ではないし、焦って無茶をすることはないと思いつつも、これはタイシンの矜持にかかわることでもあるため、強く口を出せずにいた。 そうは言っても、今の状況が続くのは望ましくないし、本音を言えば自分もタイシンとセックスがしたい。 内容が内容だけに誰かに相談することも難しくどうしたものかと思案をめぐらせていたある日、一人の来訪者があった。 「迷える娘を導けと両手の針が私に告げる!安心沢刺々美、見参よっ!!ワォ、あんし~ん☆」 ミーティング中のトレーナー室に唐突にやって来た自称笹針師の安心沢さん。 不審者だが、過去に絶不調期のタイシンが施術を受け、(偶然かもしれないが)調子を取り戻す助けになったことがある。 あの時の感謝を述べつつ、何の用でここを訪れたか尋ねる。 「たまたま校内を徘徊してたらトレーナーさんがやけに渋い顔してるから気になっちゃって!あなたたち、ズバリ今お困りでしょ?顔にそう書いてあるわよぉ~」 タイシンと顔を見合わせる。2人とも思うところは同じのようだ。 しかしこんなことをこの不審者に話していいものか、小声で話し合い、最後にタイシンが言った。 「でも…少しでも可能性があるなら、相談してみたい。」 もしかしたら解決の糸口を掴めるかも、というのは自分も同意見だった。 デリケートな話だけれど、変質者でも医療従事者(たぶん)だし、何より以前タイシンのファンだと言ってくれたのは嘘ではないと思う。 おそらくプライバシーを漏らすようなことはしないだろうと肚を決めて事情を話す。 「なるほどね~この業界にいるとよく聞く悩みね!私にまかせてあんし~んよっ!」 そう言うと診察と施術を行うからと自分は部屋の外に出されてしまった。 若干の不安を感じつつ、中断されたミーティングの内容確認をして気を紛らわせながら待つ。 十数分後、安心沢さんが部屋から出てきて言った。 「タイシンちゃんの体に問題はないわ。アソコも少し小さめなくらいね。でも体を柔らかくする秘孔も突いたからビッグサイズでもあんし~んして大丈夫よ!」 ただ、と安心沢さんは続ける。 「問題は気持ちの方ね。初めてで失敗したのがトラウマになっちゃってるみたい。その時のことを少し聞いただけで、体がすごく緊張してたわ。 タイシンちゃん、元々体が小さいことがコンプレックスでしょう?自分が小さいせいだと思い込んでるフシもあるから、このまま挑戦し続けても多分悪循環ね。」 気持ちの問題と聞いて、どうしたものかと眉間に皺を寄せていると、安心沢さんがずいと顔を寄せてきて言った。 「そんなに難しい顔することないわよぉ~要はあんし~んさせてあげればいいの!不安になるスキがないくらい心も体もほぐしまくるのよ!」 自分にできるだろうか、と首に手を回す。 「むしろあなたにしかできないはずよ!でも見かけによらず遠慮がちみたいだから、お助けグッズを送っておくわね!それじゃ、がんばってね~~!!」 お礼を言う暇もなく、安心沢さんは走り去ってしまった。 トレーナー室へ戻ると、少し顔を上気させたタイシンがソファに座っていた。 変なことをされなかったか、と尋ねる。 「…ん、大丈夫。体が柔らかくなるってツボを押してもらったくらい。」 「アタシの体は平均的だから大丈夫って言われたけど、じゃあ具体的にどうしたらいいのって感じ。」 あんまり意味なかったかな、とつぶやいて耳を伏せるタイシンの肩を抱いて、大丈夫、と告げた。 翌日、トレーナー室にお助けグッズ?が届いた。 添えられたメモには「時には心を鬼にすべし」というメッセージと"ほぐしのコツ"が書き連ねられていた。 このメモとグッズは活かせそうだ。今度こそ、と週末タイシンと自室で過ごす約束を取りつけた。 土曜日の夜、タイシンが作ってくれた料理を食べ終わり、ベッドに寄りかかりながら一緒にゲームをする。 自分の宿舎は間取りが小さく、自分の足の間にタイシンが重なる形で床に座るのがお決まりになっていた。 「アンタ、全然上手くならないね。」 ゲームで惨敗した自分に、呆れたような勝ち誇ったような口調で言いながら、タイシンが耳でぺしぺしと首元を叩いてくる。 自分も上達しているけど、タイシンも上手くなってるから差が縮まらないんだ、と本人がわかっていることを知りつつ恨み言を言う。 やがて連敗が数えきれなくなった頃、コントローラーを放り出し、悔しさに悶えながらタイシンを後ろから抱きしめる。 「早く上達してくれないと、こっちは飽きちゃいそうなんだけど。」 やれやれといった様子で、しかし少し顔を赤らめながらタイシンが言う。 勝つまで何度でも練習するし、付き合ってもらうさ、と言いながらタイシンのお腹を撫でる。 タイシンはピクンと反応し、体を強張らせる。 「…するの?」 タイシンが小声で言う。 外泊許可を取るのにも限度があるし、こっちは早く成功させなきゃな、と軽口を返すと裏拳が飛んできた。 今日は徹底的にやるつもりだ。ベッドにはさりげなく吸水シートを敷いてあるし、水分補給用にペットボトルも完備した。 お助けグッズはタイシンに使用を拒否されそうなのでベッドと壁の隙間に隠してある。 タイシンはタイシンで、実は安心沢さんから何かもらっていたのだろうか、荷物をごそごそとやっている。 準備が終わり、お互い服を脱いで、さっきと同じ体勢でベッドの上に座る。 「また失敗してもさ…飽きないでいてくれる?」 タイシンが不安気に言う。 『大丈夫、信じて』と言ってキスをする。 「んっ……ちゅっ……ふっ」 キスをしながら右手でタイシンの秘部を包み、掌で揉むように愛撫を始める。 触れた瞬間、タイシンの体が強張るのを感じる。できるだけ力を抜くように伝えて、右手を動かす。 「ふっ…ふっ…ふっんうっ♡」 くちゅくちゅと水音がしはじめたところで親指で軽くクリトリスをなぞると、タイシンの声が高くなり、より体が強張る。 深呼吸して、リラックスするように囁いて、右手で刺激を続けながら左手でタイシンのお腹を撫でる。 「ふっ…ふーっ、すーっ、ふーっ、あっ♡やぁっ♡…ふっ…これ…へんっ♡な声でるっヤダぁっ♡んっ♡」 普段行為中恥ずかしがって声を押し殺しているタイシンの、初めて聞く嬌声が新鮮に響く。 タイシンが少し脱力したところに、すかさずもっと聞かせてほしい、可愛い、愛してると歯の浮くような言葉を並べる。 すでに右手の平には水溜りができている。頃合いをみて中指を膣に入れ上側を少し強めに擦る。 「あ゛っ♡…それダメっ♡なん、っかくっる♡ぅ゛っ」 タイシンが小さく体を曲げると、マンコからちょろっ♡と透明な汁が噴き出した。 どうやら軽くイけたらしい。 この調子なら今日はいけそうだな、と頭を撫でながらペットボトルの水を差し出す。 「んっ…ぷはっ…でもこれ、恥ずかしすぎるな…」 空を見つめながらタイシンが言う。 今日はまだ先は長いぞ、と告げると、タイシンは少し後悔したように顔を引き攣らせた。 「すーっ…♡ふーっ…♡あっダメっ♡またイ゛くぅっ♡」 小一時間じっくりと前戯を続け、今日何度目かの甘イキを達成したタイシン。 小ぶりな胸は乳首がツン♡と上を向き、マンコは既にかつてないほど濡れている。 しかし、強めの快感を受けた時にはまだ半分意識的に体を緊張させているようだ。 このままではいざ挿入となっても前回の二の舞になるかもしれない。 確実に成功させるためにも、体が完全に脱力するまで、意識が飛ぶくらい徹底的にほぐす。 改めて決心し、頃合いをみてお助けグッズの力を借りることにする。 「ねぇっ…そろそろ、」 肩で息をしながら言うタイシンを遮って、少しの間目を閉じるように頼む。 「…?わかった…。」 訝しみながらも素直にタイシンが目を閉じてくれている間に、素早く準備する。 はじめにタイシンの両足首に皮の足枷を嵌める。枷同士は棒で繋がっていて、足を閉じることができなくなる。 開脚バーという拘束具らしいが、これは棒が鋼鉄製でかなり太めに作られており、安心沢さん曰くウマ娘の力でも簡単には抜け出せない代物とのことだ。 「ちょっと…なにコレっ…」 眉を顰めるタイシンに心の中で謝りながら、残りのグッズ、ニップルカップと固定テープ付きのピンクローターを取り出して電源をいれる。 「それ…どうすんの?」 これから限界までタイシンをイカせ続ける。抵抗はできないし、スムーズな挿入のためには必要なことだからわかってほしい、と説明する。 「そんな拷問みたいなの、ヤダっんぅ!?」 同意が得られないことは分かっていたので、抗議に先んじて唇でタイシンの口をふさぐ。 舌を絡めたまま、ローターをクリトリスに貼り付けると、タイシンの体がビクンッと跳ねた。 「んむ゛う゛う゛う~~♡。っぷはっ♡やぁっ♡」 すかさずニップルカップを両乳首に取り付ける。 無機質なモーター音が部屋に響き、タイシンはより激しく反応する。 「や゛っ♡あ゛あぁっ♡こんなのっすぐイ゛っく♡」 これを好機とみて、玩具に負けじと愛撫を再開する。 玩具を外されないように片手でタイシンの両手を押さえ込みながら、もう片手でお腹をマッサージする。 イヤイヤと腰をくねらせるタイシンに、ここを押すたびにもっと気持ちよくなる、と言いながらぐっぐっとゆっくり子宮の上あたりを押してやると、ぞわぞわっ♡とタイシンの体が震える。 「これッ♡ヤバいっ♡きもち゛いいのとまんない゛っ♡♡ああ゛あ゛っ♡」 ぷしゃっ♡と潮を噴き、タイシンが絶頂する。 「もう゛イッたからぁ゛っ♡これっ♡止めてぇ゛っ♡」 イった後もローターとカップは容赦無くタイシンを責め続ける。 タイシンの懇願に聞こえないフリをして全身を隈なくほぐしていく。 強制アクメ状態を続けること暫く、タイシンの声は枯れ、反応も鈍くなってくる。 「ごめ゛んな゛しゃいい…♡もう、ゆる゛っしてぇ…♡」 意識が朦朧としているのか、悪いことなど何もしていないのに許しを乞い始めるタイシンを見てものすごい罪悪感が生まれる。 もういいだろうとローターを外し、仕上げに親指でクリトリスを潰しながら、2本指でGスポットを思い切り擦り上げる。 「あ゛っ♡?それ゛つよ゛すっ、ぎっ♡♡♡んやぁあ゛あ゛あ゛あ゛あっ♡♡」 獣のように一吠えして、大量の潮を噴きながらタイシンは気絶してしまった。 ちょろちょろと失禁するタイシンに、口移しで水を飲ませてやる。 少し意識を取り戻したタイシンが流し込まれるがままこくっこくっと水を飲み込む様子がたまらなく愛おしい。 だらりと脱力した下半身はひどい有様で、シーツからは濃厚なメスの匂いが立ち上る。 タイシンのマンコからは愛液と本気汁の混ざった白濁液がどろりと垂れ、開いた小陰唇がひくひく♡とオスを誘うように動く。 平静を装ってきたものの目の前の光景にこちらも我慢の限界であり、チンポもかつてないほどバキバキに勃起している。 いよいよ、とゴムに手を伸ばすと、 「待って、ぇ…」 「はじめてだから…ちゃんとしたいっ…」 タイシンがか細くつぶやく。 ごめんな、とタイシンを一撫でして、拘束を外してやる。 「……」 片付け終えると、タイシンは目を閉じて無言で口を突き出してくる。 こんな風に甘えてくるのは珍しいな、と思いながらキスをした瞬間、 タイシンの口から形容し難い味の液体を流し込まれ、驚いてそのほとんどを飲み込んでしまう。 直後、食道や胃が灼けるように熱くなり、心臓がバクバクと跳ねる。 軽いめまいを感じながら、なんだこれ、と尋ねる。 「…アタシばっかり余裕ないの、ムカつくじゃん。油断したな…バーカ♡」 ぷるぷると震える手で、"トレーナー用"のラベルが貼られたシロップ薬の容器を眼前で得意気にふるタイシン。 枕元にでも隠していたのだろうか、おそらくタキオンに作ってもらった興奮剤か何かだろう。 油断もなにもないだろう、と思っているうちに、血流は勢いを増し、下半身に熱が集まるのを感じる。 意識が遠のきかける。チンポはさらに一回り大きく張り詰めている。 蕩けた顔で微笑む目の前のメスを犯すこと意外何も考えられなくなる。犯す。犯す。犯す。犯す。 「いいよ…挿入れて♡」 ぷつん、と理性の途切れる音がした。 ――――――どちゅんっ♡ 「お゛ッ!?―――はっくぅう゛ううん♡♡♡」 コントロールを失った体が、タイシンの腰をがっしりと掴み、ほぐれきったマンコの奥まで一気にチンポを突き挿れる。 びゅっ♡びゅる♡♡びゅぶうう~~~っ♡♡ 「ひっう゛ぅっ♡♡はいってっ♡びくびく♡してるっう♡♡あ゛っイ゛っぐぅ♡♡♡」 挿入と同時に始まった射精は膣奥に到達しても止まらず、どぷっ♡どぷっ♡とタイシンの子宮に子種を流し込む。 タイシンのマンコはぷしっ♡と潮を噴き、膣から溢れた精液や血が混ざり合ってチンポを伝っていく。 「はーっ♡はーっ♡はーっ♡♡」 真っ赤な顔をへにゃへにゃにしてタイシンがこちらを見つめてくる。 射精欲は一向に治まらず、挿入れたまま抽送を再開し、首を曲げてタイシンの唇を貪る。 「ふっ♡!?むっ…ちゅ…♡れろ…♡ぷあ♡」 体を起こしてタイシンの胸を乱暴に揉みながら、さらに激しく腰を打ちつける。 どすっ♡どすっ♡と突くたびにぐちゅぐちゅ、びちゃびちゃと結合部が淫靡な音を立て、タイシンの反応も激しさを増していく。 「きもちいい♡きもちーよっぉ♡♡もっとっお…♡」 金玉からザーメンがせり上がるのを感じて、タイシンの頭と腰を引き寄せ、ピストンを早める。 射精が近いことを伝え、『一生一緒にいるから』と告げると、タイシンは足を絡めて応じてくれる。 「アタシも…一生いっしょにいてほしい…♡」 どびゅうっ~~~♡びゅくびゅくっ♡どぷっ♡びゅくびゅくびゅくっ♡♡♡ 「あ゛あぁあ゛あっ♡♡♡すきっ♡すき♡すきっ♡♡だいすきっっい♡♡♡っっくぅ♡♡」 とぷっ♡とぷぷっ…♡ぴゅっ♡ このまま止まらないかと思うほど長い射精を終えて、軽くキスをするとそのままタイシンの上に倒れ込み、繋がったままで2人同時に眠りに落ちた。 翌朝、乾いた体液でガビガビの体で目覚める。 気怠い体を持ち上げ、後片付けをすませ、まだ眠っているタイシンをお姫様だっこしてバスルームへ運ぶ。 向かう途中で目を覚ましたタイシンに恥ずかしい💢と蹴りを入れられて降ろす。 いっしょにシャワーを浴び、いつもの姿勢で湯船に浸かる。 うまくいってよかった、と言うと、 「もう無理やりするのはナシだから」 とタイシンに足を抓られ、無茶させてごめんな、と謝る。 少し沈黙があった後、タイシンがざばっとこちらに向き直って言う。 「あっあのさ…」 「アタシも、アンタのこと…信じてるから」 一瞬間をおいて、にやけ面を抑えきれないまま、『わかってるよ』と告げる。 タイシンは赤くなってまた後ろを向くと、そのままずっと水面でぶくぶくと泡を立てていた。 おわり